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もっと猫背になりなさい!  堀和夫・著   2020/7

2021-03-14 05:53:49 | 図書メモ


著者はアメリカのライフユニバーシティを卒業後、
Dr. of Chairopracticの国家資格を取得。
人体を四次元で診ることで、従来の視診、触診、可動域検査などの
常識を覆した「4DS姿勢革命」を発表・・・・(裏表紙より)

何とも逆説的な、驚くべきタイトルで、度肝を抜かれました。
今どきは、どんな健康書でも美容関連書でも
「猫背を直せば健康になる!」の大合唱なのに、これはいったい???

読み終わっても、まだまだ疑問符だらけですが、
うなづける点もいくつかあるので、メモしておきます。

主張① 減腔(げんくう)の勧め
p.25 減腔とは、著者の造語。腹腔内の内臓を猫背にしてつぶすと、
   内臓の循環が良くなり、内臓機能がアップする。理由は、

p.26 (中略)内臓や脊柱の血管は縦方向の位置にあることが多い。
   だから(それらの血管を胸を張って縦方向に伸ばすより)
   背中を丸めて血管を縦方向につぶすと、血流がよくなる
   その結果内臓機能がアップする

   胸腔・腹腔はしっかりつぶしてあげることで、内臓は刺激され
p.27 内臓のむくみをとり内臓脂肪を取ることができるなどいいこと尽くし

主張②正しい肩甲骨の位置は「巻き肩」
p.33 (一般的に「良い」と言われている姿勢の写真やイラストの殆どは
   「胸を張った姿勢」だが、(中略)脱力した自然な肩甲骨の位置は、
   背骨から前方に30度の角度にある。

   (上記の脱力姿勢は)一般的な運動学の教科書には掲載されているのに、
   多くの整体院や整骨院では、この理想的な肩甲骨の位置を
   「前肩」や「巻き肩」と言って、胸を張るように矯正したり指導している

ここで、私の感想を述べます。
昔の職場では卓球・テニス・バレエボールの達人がたくさんいて、
建物対抗し合いの花形でした。そしてそのカッコいい彼らの殆どが
巻き肩でした。その頃は、「運動神経は抜群なのに、姿勢が悪いわね」などと
思って、変な感心をしていたのです。

つい最近も、敬愛するミュージカル・ダンスの先生が巻き肩であることを発見し、
そのことを言ったら「そうなの。巻き肩を治すように注意されるのよ」とのこと。

が、この本を読んで「う~~む。本当に巻き肩で良いのかも?」と思い始めて
います。ただし、「猫背」は絶対に承服できません。
   

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