自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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プロットを書く  2

2022-12-23 05:56:55 | 唄と踊り


今日は私(脚本家KoMaria)のためのメモです。

プロットの文章量
   プロットの文章量は、一般的に400字詰め原稿用紙で
   10~30枚程度です。もちろんケースバイケースで異なります。

プロットの形式
   プロットは文章形式で書きます。しかし、小説のようには
   書きません。抽象的な表現は避け、セリフや行動などを具体的に
   書きます。読者が映像をイメージしやすいようにイメージすることが
   大切です。

プロットとシナリオの違い
   プロットは、シナリオとフォーマットが異なります。シナリオは柱書き、
   ト書き、台詞という決まった形がありますが、プロットは文章です。
   プロットという骨組みに肉付けをしていくことで筋骨隆々な肉体、
   すなわちシナリオが完成するイメージでしょうか。

   また、プロットもシナリオ同様、映画製作者が読者です。
   プロデューサーなりがプロットに目を通し、行けると判断すれば
   シナリオに書き起こします。つまりプロットは、企画をGOして
   シナリオ化するかどうかの判断材料として使われるのです。

プロットの読者は関係者
   先述したとおり、プロットの読者は制作関係者です。主に、
   企画会議などの場面で読まれます。プロットで選考する理由は、
   シナリオでは長すぎるから。

   制作するかどうか決まっていない企画に、書き手も読み手も
   無駄な労力をかけたくありません。
   だから、シナリオより短いプロットで選考するのです。

プロットには「狙い」が必須
   プロットを書くライターをプロットライターと呼びます。
   彼らの目標は、プロットを通してシナリオ化、映画化にこぎつける
   ことです。読者に「シナリオに起こそう!」「映画化したい!」と
   思わせるには、狙いを明確にしなければなりません。

   「プロットの売りは?」「俳優の見せ場は?」「撮影場所はどこ?」
   「映画のスケール感は?」など、プロットの狙いが伝われば、
   読者から同調してもらいやすいからです。逆に狙いがぼんやりした
   プロットでは、何がしたいかわからないと思われてしまいます。

プロットを書く目的
   プロットはどのタイミングで書くべきか。一般的には、テーマを決めて
   大まかなストーリーを作った後、つまりシナリオを書き出す前です。
   一般的に、シナリオ制作は以下のように進みます。

   1. アイデアや思いつきからテーマを設定する
   2. テーマを起承転結に分けてストーリーを作る
   3. ストーリーに仕組みを加えてプロットにする
   4. プロットを更に細かくして構成を組む
   5. 構成を元にシナリオを完成させる

   プロットは作業全体の中心、肝心要のパートです。
   ここをうまく書かないとシナリオを書くことすらできません。

   例えば、単なる塊肉をドンッと目の前に置かれるだけでは
   買い手はつかないでしょう。「○○県産のA5ランクです」
   「きめ細かい肉質で触感が良い」などの魅力を明確にして、
   はじめて商品価値が生まれます。

   ストーリーも同様です。そのままでは簡素すぎるため、魅力が
   伝わりにくい。ここが魅力ですよ、この見せ場を見てください、
   という売りを明確にする必要があります。
   つまりプロットは魅力の寄せ集めです。

   プロットはシナリオ制作の可否を決定する判断材料の意味合いが
   強いですがそれだけではありません。脚本家自身が自分の
   アイデアの魅力を把握するためにも役立ちます。

   プロットを作り込んでおけば、シナリオを書きすすめるうちに
   迷走しても、いつでも原点に立ち返ることができるのです。

あ~~、もっと早く知っていれば、どんなに楽で、
もっともっと深い作品を上演できたのかも?????

でも、たらればは禁句ですから、
この悔しさをバネに、来年頑張ることにします。
牛頭先生、ありがとうございま~~す!
コメント
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