自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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スタンフォード式 疲れない体  9  体を「2回」リセットする

2021-08-11 08:13:43 | 推薦図書


p.121 このように、体を回復状態に持っていける軽度の有酸素運動ですが、
   中枢神経を 刺激して体との連携をスムーズにし、体の癖をリセット
   するには、軽い運動の「前」と「後」が重要になります。

   疲労に効くとされる「軽い有酸素運動」の前後に、これから紹介する
   「リセット」 法を加えることで、「体の癖の矯正」をすると同時に
   「疲労回復効果」を高めることができるのです。

   これこそ、私がお伝えしたい「動的回復法」です。
   いきなり走ったり泳いだりする前に、「ビフォーリセット」を行いましょう。
   このビフォーリセットは、中枢神経を刺激し、体の癖をやわらげる効果が
   あります。

   慢性的な姿勢の歪みで生じた「体のズレ」に神経 レベルで働きかけ、
   体の癖をフ ラットに近づけてからのほうが、体から脳(中枢神経)に
   正しい体の位置や動かし 方をフィードバックしやすくなり、
   走る・泳ぐといった運動も無理なくできます。

   そして運動後は「アフターリセット」。
   運動すると筋肉は収縮するのですが、
   筋収縮が起きたままだと、体はまたバランスを崩しかねません。
   縮んで緊張状態にある筋 肉をほぐしてあげましょう。

   身体的リラックス効果によって,活動モードの交感神経〟から
   〝お休みモード”の副交感神経、への交替がスムーズになる、
   という副次的な効果もあります。

   「動的回復法」をまとめると、手順は次の通り。
   ①「ビフォーリセット」で、ついてしまった「体の癖」にリセットを働きかける

   ②「走る」「泳ぐ」など、ごく軽い運動(有酸素運動)を20分

   ③「アフターリセット」をして、収縮した筋肉を元に戻す
     (運動後1時間以内に)

   「会社から帰ってきたらもう時間がない。走ったり泳いだりなんて無理だ」
   というと きは、軽い運動はあきらめて、IAP呼吸法とビフォーリセット・
   アフターリセッ トをするだけでもOKです。

   体の癖への働きかけに加えて、横隔膜を大きく動かすことで、
   前述の通り就寝中に ストレスから生じる肩こりがやわらぐ効果があります。
   さらに、「横隔膜が内臓を刺 激し、便秘解消」という効果もあり、
   肩こり・便秘でお悩みの方にはおすすめです。

   


コメント
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