自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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筋肉のけいれん こむら返り 2

2017-06-15 06:01:26 | 健康法


「老けない体」は 骨で決まる  山田豊文・2012/12
という本に、原因と対策が書いてありました。
(著者・山田氏の見解だと思いますが)

P.48 筋肉の細胞にカルシウムがたまってしまうとけいれんが起きる。

   筋肉は細胞の内にカルシウムが入ることで縮み、
   マグネシウムによって細胞外に連れ出されることでゆるむ。

   これが正常な筋肉の動きだが、細胞内にカルシウムが居すわった状態では、
   この収縮・弛緩がおこなわれず、
   足がつったり、肉離れを起こしたりするのである。

   だからマグネシウムが正しく働いてくれさえすれば、
   筋肉のけいれんなど起こりようがないといってもいい。



P.49 ちなみに世間では、
   「カルシウム不足で筋肉がけいれんする」と認識されている。
   これは誤りであり、

   「カルシウムが居場所を間違えて筋肉がけいれんする」と認識しなければならないのだ。


話が前後しますが、
著者がこの本で言いたい主眼は、「骨とカルシウムの関係」のようです。

P.25 私たちの体内にあるカルシウムの99%は骨や歯に存在するが、
   残りの1%は血液や体液の中に含まれている。このわずか1%のカルシウムが、
   全身60兆個の細胞の生命活動を維持するうえで、実に重要な働きをしている。

   血液中のカルシウムはつねに一定の濃度に保たれており、
   筋肉の収縮や弛緩をコントロールしたり、情報の伝達にかかわったり
   出血を止めたり、血液や体液のpH(酸性/アルカリ性の度合い)を調節したり、
   ホルモンを分泌したりするなど、体内のありとあらゆる機能に関与している。


P.30(中略)血液中のカルシウムが不足すると、
   骨に蓄えられているカルシウムが使われる(脱灰)。

   用の済んだカルシウムは、骨に戻される(再石灰化)。
   この仕組みがうまくいかないと、
   骨以外の場所でカルシウムが蓄積してしまう(異所性石灰化)。

  
かなり難しい話ですが、結論は、

   カルシウムが体内にたくさんあっても、マグネシウムが不足していると、
   筋肉その他で不調が起きる。


ということのようです。


コメント
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