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いよいよこの本の最後のメモです。
P.151 床掃除は「手で磨く」
ある整体の本に、「膝を伸ばしてタッタッと床を雑巾がけする姿勢は、
体のゆがみをとってバランスを整えるのに最高によい」と書かれていた……
(中略)なるほどその通り、5分も雑巾がけをしていると、呼吸はラクになり、
背中はシャキッと整って、体調が抜群によくなるような気がします。
(中略)家の土台である床を「今日も一日、支えてくれてありがとう」と
思いを込めて拭いていくと、なんだかおうちが反応してくれるようで、
拭いたあとは床全体がほんのり温かくなるような気がします。
この感覚は、禅の世界を思い起こさせます。
若い頃、何回か座禅会に出たり、念仏会に出た体験は、
<諸々を忘れ、掃除または何かに集中する>という生活禅に辿り着きました。
何かを求めて、回答を探すわけでもなく、
ただただ、その行為を味わっていると落ち着いてくる……という瞑想です。
瞑想は禅と違うのかもしれませんが、
「自分を無に近づけて、味わう」という点が似ていて、私は好きです。
P.185 幸せに「なる」のではなく、幸せは「ある」
まさに、<求めているうちは見つからず>
<今、手にしている、または足元を支えてくれている幸せに気づく>
こういう達観した言葉が、若い著者から発信され、世界に轟いたということが
単純に、嬉しいです。