P.85 主に加齢などの影響で身体を支える筋肉が弱ってくると、
大腿の内側にある内転筋が働かなくなってくる。
大腿を内転させる薄筋、外閉鎖筋、短内転筋、大内転筋などの内転筋群は
膝下の内側の脛骨大腿の内側を通って骨盤の中に入り、
腸腰筋や脊柱起立筋につながる筋肉で、
身体の中心を支える、いわば、立って歩くために一番重要な筋肉です。
これが運動不測や加齢などが原因で弱ると、
大腿骨が外側と内側の2点で均等に脛骨面に乗っていた膝関節が、
内側ばかりに体重がかかるようになってくる。
著者の主張は、
P.87 膝が痛い方は、内転筋を鍛えるのが理屈にあっている
(内転筋を鍛えて動きのバランスを回復させることが、一番即効性あり)
で、著者のお勧めの鍛え方は、「四股踏み」と「足上げ腹筋」です。
私自身は、バレエのプリエの方が、優雅で好きですが、
自己流では逆効果の場合もあります。
この点、四股踏みは、誰でもできるから良いのかもしれません。
いずれにしても、気持ちよく、毎日できる動きを習慣的に取り入れることが重要。