宝塚バウホール、2014年1月21日マチネ、ソワレ。
美弥るりか、宇月颯、鳳月杏、珠城りょうを中心とした若手メンバーによるバウ・ショーケース。作・演出/三木章雄。全2幕。
プロローグのブルーと金のラテンのお衣装や、最終場のお衣装、主題歌などは花組と同じ。二幕アタマに今までのショーの主題歌メドレーがあるところや、トップ娘役格が「Amazing Grace」を歌うのも同じかな。
でも、なんとなく、ショーとして月組版の方がまとまっていた気がしました。それは過去のショーの名場面の再演シーンががっつりあったからだと思います。「ジャズマニア」のプロローグがそうだし、一幕のトシちゃんのGIジョーの場面とかもそうですよね。
私が最初にこの企画を聞いたときに、その組の過去のショーの名場面や名曲を再現する、と聞いて想像していたとおりのものがここにあったから、かもしれませんが…
だから花組でも『ジャンクション24』とか『ラ・ノーバ!』とか『ダンディズム』とか『EXCITER!!』とかもっととがっつりやってほしかったんですよ。全部ミキティじゃないですかそうですかすみません。
そういう聞き覚え、見覚えがある場面があまりなく、なんとなくパラパラした印象が残ってしまったんですよね、花組版は…
ただよくよく考えると、井上陽水の場面なんかは、だいもんの歌唱力、スター力あってのものだったんだろうな、とは思います。まあいい悪いじゃないのでいろいろやってみんな輝いてくれればいいし、なのでゼヒゼヒ雪、星、宙組でも続演していただきたいと思います。まだまだ育てられるべき若手スターはいっぱいいますよ歌劇団さん!!!
では各場面などの印象など。
まずのっけからマミちゃんの「情熱の翼」だ、板付きのみやちゃんにライトが当たって拍手して懐かしい歌が聴けて、盛り上がらないワケはない!
メンバー紹介を挟んでみやトシたまきちでの「Do you wanna dance?」は客席下りで大釣り堀大会。私が観た日は梅芸が休演日でマチソワとも『風共』組が大挙して来ていたので、絡む絡む盛り上がる(^^)。でもまだお客に対してはテレが見える気がするたまきちが愛しい…ウィンクがおずおずしていたぞ!(笑)
「ハーフムーン」はグレーのジャンプスーツのちなつがものっそいスタイル見せつけて踊りまくり、すがるちゅーちゃんをソデにしてウミちゃんにがっといくのですが、ちなつならふたりとも楽々面倒見られるだろう!と思いました(^^;)。
ここのリフト、よかったなあ。支えるちなつがけっこう動いていて上体もそらしている、ちょっと変わった形でダイナミックだった!
続く「クレセント・ムーン」はダイアナのゆうみちゃんが「月の光」を歌い踊ったあと『クライマックス』での編曲のまんまの「月光」でたまきちクレールが現れるという、全大空担があわわわわの場面。脳内で再生される「ハッ!」のかけ声をやりすごしながら観れば、銀と紫の長髪やこういうタイプのコスプレ衣装が似合うようになっているたまきちにうっとり。クレールはダイアナを絞殺してしまい、ひとりまた闇に帰っていくのでした…
「Blue Moon」はトシちゃんとはーちゃんのGI場面。キュートでした。
「ニュームーン」は一幕フィナーレ。「愛はるかに」は名曲だよね! 最後は真っ黄色の満月の中みやちゃんとゆうみちゃんが抱き合って幕。ただ実は今回私はゆうみちゃんにはあまりインパクトを感じなくて、ここは花組の一幕ラストのだいべーの輝くばかりのトップコンビ・オーラが忘れがたかったです。
二幕は「ごらんなさい、ごらんなさい」から始まる主題歌集の「ムーン・クロニクル」から。「ハート・ジャック」の「ワオ!」が可愛いったらない! 短いけど『WSS』の体育館ダンスがあったのも嬉しかった! 一度ハケたメイン四人がひとりずつ出てきてくれて拍手が入れられるのが嬉しかったの!!
からんちゃんやまゆぽんもソロをもらって、トシちゃんの「最後のダンス」は聴かせてくれて…「With a Song~」ではゆうみちゃんが夢々しいわっかのドレスで登場してくれました。
そしてラテン、まずは「ベサム・ムーチョ」、白いスリーピースにソフト帽のたまきちがラスボス感満載で登場…! 歌うと思っていなかったのでおお!という感じでした。そしてタコ足ダルマ足下ふわふわファー付きのちな子登場! なんじゃあの美脚美尻! あんなに形が良くて上がっている御尻はなかなかないよ!!
かなりアクロバティックな振りも軽々やって、でも簡単そうには見えちゃわなくてちゃんとインパクトあってものすごかった! たまきちのガタイの良さとちなっちゃんの筋力あってのことだよね。ときどきひらりとだけ微笑むふたりもいい。途中たまきちが置いたマイクをちな子ちゃんが拾い上げて渡すのにも激しく萌えた! なんてかいがいしいの!!
最後のキスはやや甘かったけどね! もっとがっつりいかんかい!! ヒューヒューと大歓声で盛り上げる『風共』組が素晴らしかったです。
続いてみやちゃん客席登場で「黒き汝が瞳」。「エル・チョクロ」ではトシちゅーが踊るアルゼンチン・タンゴの影が後ろのスクリーンに映って、カッコいいのなんの!
そしてトシちゃんの「リベル・タンゴ」、ストイックで端正ででも色っぽくて緊迫していて、素晴らしかった! 個人的にメイン四人に並ばれるとトシチャンを観るのがラストになってしまうので、ひとりセンターになってくださると堪能できて助かります。でもホンモノのダンサーだし、もうまんちゃんとふたりでダンス・リーダーの学年だよねえ。素敵でした!
さらに「月下の蘭」は妖しいみやたまから。扉が開きました…! そこにゆうみちゃんが割って入るトリオ・ダンスになり、最後はのけぞるゆうみちゃんの胸にみやちゃんが顔を埋め、たまきちが逆さにゆうみちゃんにキスするという美しくもけしからんポーズに…!
ゆうみちゃんがみやちゃんと踊っているときに、たまきちが空の腕にゆうみちゃんがいるかのようにかき抱く振りがあったんだけれど、すっごいときめきました!
その雰囲気をがらりと変えてみせるちなっちゃんはすごい。舞台に置かれてピンスポの当たるトランペットに対してひとり踊るんだけど、なんかこう、ヤラしくてですね…(ほめてます)。
よくチェロとかを女体に見立てて絡むような、なんかそんなフラチさを感じてしまいました私は…
で、「ジャズマニア」プロローグ再現です。マミちゃんもリカちゃんも歌ったあの歌をみやちゃんが…鳥肌もの!
また順に四人の場面になって、たまきちの「That’s Life」は大空さんのものとは歌詞が違いました。カリンチョさんはどうだったかな? なかなか健闘していて感動。
みやちゃんからはーちゃんに歌い継いだ「If It’s Over」は圧巻でした! そしてバンド紹介を挟んで主題歌と客席下り、パレード。
ややグダグダしたトークも楽しいカテコもあって終演。楽しかったです。
ちゅーちゃん美人だなあ、あーさってどこにいてもわかるなあ…
あとはまだ覚えられなかったかな。蓮つかさくんとかの歌をもっとがっつり聴いてみたかったです。
***
備考というか…追記。
花組ではなかったようなのだけれど、月組では客席にうちわを持ち込む文化(?)があったらしく…
私も急遽、家にあったテキトーなうちわを持っていって、朝コンビニでビニールテープだけ買って、行きの新幹線でちまちま名前など形作りました。
私は手先が不器用なのですが、お裁縫とか意外に好きで、編み物にハマったこともあり…最初は恥ずかしいし一応作っていくだけだしテキトーでいいや、とか思っていたのですが、やり出したらおもしろくなってしまい、しまったもっとちゃんと道具とか用意するんだったよ、とか思ってしまいました。
見てくれるかもしれない、絡んでくれるかもしれないと思うとときめくし力入りますしね。
比べるなって話かもしれませんが、娘役さんが髪飾りとかアクセサリーを作るときに、もちろん自分を綺麗に見せるためにがんばるというのもあるけれど、組む相手役さんも素敵に見せたい、男役さんにほめられたいと思ってがんばる…みたいなことを言うじゃないですか、あの心理だな、と思いました。
で、結論としては、私のうちわはかなり地味で、見づらかったに違いない…ソワレはかなり良席だったのになかなか視線が捕まえられず、最後の最後に認識してもらってからはニコニコとアピールをいただけました。
楽しいよ、やる価値あるよ!!(笑)
美弥るりか、宇月颯、鳳月杏、珠城りょうを中心とした若手メンバーによるバウ・ショーケース。作・演出/三木章雄。全2幕。
プロローグのブルーと金のラテンのお衣装や、最終場のお衣装、主題歌などは花組と同じ。二幕アタマに今までのショーの主題歌メドレーがあるところや、トップ娘役格が「Amazing Grace」を歌うのも同じかな。
でも、なんとなく、ショーとして月組版の方がまとまっていた気がしました。それは過去のショーの名場面の再演シーンががっつりあったからだと思います。「ジャズマニア」のプロローグがそうだし、一幕のトシちゃんのGIジョーの場面とかもそうですよね。
私が最初にこの企画を聞いたときに、その組の過去のショーの名場面や名曲を再現する、と聞いて想像していたとおりのものがここにあったから、かもしれませんが…
だから花組でも『ジャンクション24』とか『ラ・ノーバ!』とか『ダンディズム』とか『EXCITER!!』とかもっととがっつりやってほしかったんですよ。全部ミキティじゃないですかそうですかすみません。
そういう聞き覚え、見覚えがある場面があまりなく、なんとなくパラパラした印象が残ってしまったんですよね、花組版は…
ただよくよく考えると、井上陽水の場面なんかは、だいもんの歌唱力、スター力あってのものだったんだろうな、とは思います。まあいい悪いじゃないのでいろいろやってみんな輝いてくれればいいし、なのでゼヒゼヒ雪、星、宙組でも続演していただきたいと思います。まだまだ育てられるべき若手スターはいっぱいいますよ歌劇団さん!!!
では各場面などの印象など。
まずのっけからマミちゃんの「情熱の翼」だ、板付きのみやちゃんにライトが当たって拍手して懐かしい歌が聴けて、盛り上がらないワケはない!
メンバー紹介を挟んでみやトシたまきちでの「Do you wanna dance?」は客席下りで大釣り堀大会。私が観た日は梅芸が休演日でマチソワとも『風共』組が大挙して来ていたので、絡む絡む盛り上がる(^^)。でもまだお客に対してはテレが見える気がするたまきちが愛しい…ウィンクがおずおずしていたぞ!(笑)
「ハーフムーン」はグレーのジャンプスーツのちなつがものっそいスタイル見せつけて踊りまくり、すがるちゅーちゃんをソデにしてウミちゃんにがっといくのですが、ちなつならふたりとも楽々面倒見られるだろう!と思いました(^^;)。
ここのリフト、よかったなあ。支えるちなつがけっこう動いていて上体もそらしている、ちょっと変わった形でダイナミックだった!
続く「クレセント・ムーン」はダイアナのゆうみちゃんが「月の光」を歌い踊ったあと『クライマックス』での編曲のまんまの「月光」でたまきちクレールが現れるという、全大空担があわわわわの場面。脳内で再生される「ハッ!」のかけ声をやりすごしながら観れば、銀と紫の長髪やこういうタイプのコスプレ衣装が似合うようになっているたまきちにうっとり。クレールはダイアナを絞殺してしまい、ひとりまた闇に帰っていくのでした…
「Blue Moon」はトシちゃんとはーちゃんのGI場面。キュートでした。
「ニュームーン」は一幕フィナーレ。「愛はるかに」は名曲だよね! 最後は真っ黄色の満月の中みやちゃんとゆうみちゃんが抱き合って幕。ただ実は今回私はゆうみちゃんにはあまりインパクトを感じなくて、ここは花組の一幕ラストのだいべーの輝くばかりのトップコンビ・オーラが忘れがたかったです。
二幕は「ごらんなさい、ごらんなさい」から始まる主題歌集の「ムーン・クロニクル」から。「ハート・ジャック」の「ワオ!」が可愛いったらない! 短いけど『WSS』の体育館ダンスがあったのも嬉しかった! 一度ハケたメイン四人がひとりずつ出てきてくれて拍手が入れられるのが嬉しかったの!!
からんちゃんやまゆぽんもソロをもらって、トシちゃんの「最後のダンス」は聴かせてくれて…「With a Song~」ではゆうみちゃんが夢々しいわっかのドレスで登場してくれました。
そしてラテン、まずは「ベサム・ムーチョ」、白いスリーピースにソフト帽のたまきちがラスボス感満載で登場…! 歌うと思っていなかったのでおお!という感じでした。そしてタコ足ダルマ足下ふわふわファー付きのちな子登場! なんじゃあの美脚美尻! あんなに形が良くて上がっている御尻はなかなかないよ!!
かなりアクロバティックな振りも軽々やって、でも簡単そうには見えちゃわなくてちゃんとインパクトあってものすごかった! たまきちのガタイの良さとちなっちゃんの筋力あってのことだよね。ときどきひらりとだけ微笑むふたりもいい。途中たまきちが置いたマイクをちな子ちゃんが拾い上げて渡すのにも激しく萌えた! なんてかいがいしいの!!
最後のキスはやや甘かったけどね! もっとがっつりいかんかい!! ヒューヒューと大歓声で盛り上げる『風共』組が素晴らしかったです。
続いてみやちゃん客席登場で「黒き汝が瞳」。「エル・チョクロ」ではトシちゅーが踊るアルゼンチン・タンゴの影が後ろのスクリーンに映って、カッコいいのなんの!
そしてトシちゃんの「リベル・タンゴ」、ストイックで端正ででも色っぽくて緊迫していて、素晴らしかった! 個人的にメイン四人に並ばれるとトシチャンを観るのがラストになってしまうので、ひとりセンターになってくださると堪能できて助かります。でもホンモノのダンサーだし、もうまんちゃんとふたりでダンス・リーダーの学年だよねえ。素敵でした!
さらに「月下の蘭」は妖しいみやたまから。扉が開きました…! そこにゆうみちゃんが割って入るトリオ・ダンスになり、最後はのけぞるゆうみちゃんの胸にみやちゃんが顔を埋め、たまきちが逆さにゆうみちゃんにキスするという美しくもけしからんポーズに…!
ゆうみちゃんがみやちゃんと踊っているときに、たまきちが空の腕にゆうみちゃんがいるかのようにかき抱く振りがあったんだけれど、すっごいときめきました!
その雰囲気をがらりと変えてみせるちなっちゃんはすごい。舞台に置かれてピンスポの当たるトランペットに対してひとり踊るんだけど、なんかこう、ヤラしくてですね…(ほめてます)。
よくチェロとかを女体に見立てて絡むような、なんかそんなフラチさを感じてしまいました私は…
で、「ジャズマニア」プロローグ再現です。マミちゃんもリカちゃんも歌ったあの歌をみやちゃんが…鳥肌もの!
また順に四人の場面になって、たまきちの「That’s Life」は大空さんのものとは歌詞が違いました。カリンチョさんはどうだったかな? なかなか健闘していて感動。
みやちゃんからはーちゃんに歌い継いだ「If It’s Over」は圧巻でした! そしてバンド紹介を挟んで主題歌と客席下り、パレード。
ややグダグダしたトークも楽しいカテコもあって終演。楽しかったです。
ちゅーちゃん美人だなあ、あーさってどこにいてもわかるなあ…
あとはまだ覚えられなかったかな。蓮つかさくんとかの歌をもっとがっつり聴いてみたかったです。
***
備考というか…追記。
花組ではなかったようなのだけれど、月組では客席にうちわを持ち込む文化(?)があったらしく…
私も急遽、家にあったテキトーなうちわを持っていって、朝コンビニでビニールテープだけ買って、行きの新幹線でちまちま名前など形作りました。
私は手先が不器用なのですが、お裁縫とか意外に好きで、編み物にハマったこともあり…最初は恥ずかしいし一応作っていくだけだしテキトーでいいや、とか思っていたのですが、やり出したらおもしろくなってしまい、しまったもっとちゃんと道具とか用意するんだったよ、とか思ってしまいました。
見てくれるかもしれない、絡んでくれるかもしれないと思うとときめくし力入りますしね。
比べるなって話かもしれませんが、娘役さんが髪飾りとかアクセサリーを作るときに、もちろん自分を綺麗に見せるためにがんばるというのもあるけれど、組む相手役さんも素敵に見せたい、男役さんにほめられたいと思ってがんばる…みたいなことを言うじゃないですか、あの心理だな、と思いました。
で、結論としては、私のうちわはかなり地味で、見づらかったに違いない…ソワレはかなり良席だったのになかなか視線が捕まえられず、最後の最後に認識してもらってからはニコニコとアピールをいただけました。
楽しいよ、やる価値あるよ!!(笑)