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本自炊惹(ほんぢすいじゃく:本地垂迹) (5)

2021年04月10日 | 文芸批評
裁断済みの本はドキュメントスキャナーで読み込んでいきます。読み込み設定は各自のお好みで良いと思いますが、当方の場合、通常の本の場合はグレーのカラーモードを使用して300dpiで読み込み、PDF化します。白黒だと画面で表示した際に見にくく、挿入写真も酷くなってしまいます。自動判定の機能もありますが、ページごとにモードが変わることでガチャガチャしていてイマイチなので、全てをこの設定で統一してスキャンします。この設定であれば1冊300ページ程度の書籍で容量は60MB程度です(図表や写真によって異なる)。なお、文字検索可能なPDFにもできますが、実際に書籍名以外に文字検索をする機会が乏しいことに加え、OCR(文字認識)の精度も高くないので、単に処理時間とメモリを食うだけ…と思っています。しかし、このスキャンという作業が意外に時間がかかるものです。スペックでは20枚(1分間・両面)ですので、300ページだと全てスキャンするのに7.5分かかる計算ですが、横方向でスキャンすればさらに時間短縮にはなるものの、この際に大敵なのは「紙の重なり」。フィードする際に2枚同時にフィードしたことを検知してスキャナが止まってしまうという事態が意外に発生します。ピンチローラー等の消耗部品の限界が来ているのかもしれませんが、これが発狂です。原因は①静電気、②切断不足のためにノリで2枚ついているのが主な原因ですが、①ではなかなか良策がなく、スキャナの買い替え時かも知れません。ちなみに縦方向でスキャンした方が「紙の重なり」エラーは少ない一方で読み込む時間が要するので悩ましいところです。最後に出来上がったPDFのファイル名を「作者名_書籍名」に変更して完成。さらにファイル名一覧をエクセルにコピペで一括転写することで書籍データベースも同時に完成します。以降はこの書籍データベースを検索することで、同じ本を2度買ってしまうというミスも無くなります。(が、最近はタイトルと表紙絵を変えただけで再出版される書籍も多く、まったく油断はできません…)(完)
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