Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

玉肌日記

2009年01月07日 | 玉肌日記
【鉄輪温泉蒸し湯(大分県)】
鉄輪と書いて「かんなわ」と読むのだが、鉄輪温泉のシンボル的な存在として鉄輪地区の中心にある蒸し湯(蒸し風呂)を訪問。個人的には蒸し風呂系は閉所恐怖症であることから、避けて来たのだが、そのままでは一生ブレイクスルーもないだろうと一念発起して入ることに。前述砂湯と同様に全他の上から浴衣を着て入浴するのだが、事前に公衆衛生上、前と後ろを洗え、とのこと。しかし、全身に掛け湯はするな、ということなので、その指示に従って早速入浴。通常のサウナより広いが天井が低く、屈まないと中を歩けない環境、さらに、人一人が屈んでやっと通れるというその出入り口を見るだけで閉所恐怖症としては、出られなくなる可能性を充分に想像してしまうのだが、奮起して入るも、あまりに熱い!サウナの倍の体感温度で、すぐに汗が吹き出てくる。事前指示とおりに、枕代わりの石にタオルをのせて横になるのだが、床に敷いてある薬草からはなんだか不思議な香り。通常のように鼻から呼吸しようとするも、鼻腔に当たる空気が熱くて断念、口呼吸へと切り替えるが、ゆっくり呼吸しないといけない状態で、フーーーー、フーーーーとなんだか情けないほど慎重に呼吸している冴えない姿は決して他人に見せられたものではないが、次第に周囲の薬草の匂いがそのまま干物の”くさや”の匂いのように感じられ、このままドアを封じられたら、そのまま干涸びて”人間版くさや”が完成するか、と思うと一瞬プチ=パニック状態にもなるが、なんとか堪えて係員のオバさんが一般的といっていた目安8分のアラームが来るのを待つ。そのうち今度は、前回指示によって前後ろを洗った時に足についた水で拭き忘れていたのが猛烈に加熱し始めて、足が沸騰。なんとか乾かそうと草の中でグリグリ、他方の足で拭いりするが、厳しい状態。慎重にフーーーー、フーーーーといっていたのが、いつも間にかハーーーー、ハーーーーとなって明らかに取り乱している。「掛け湯をするな」という指示にこの時点で合点が行く。体を捩っていろいろ工夫しているうちに8分経過のアラーム。「大丈夫なようであればあと1~2分入っていて良いですよ」という声に、もう1分程度がんばってやっと退出。体は大汗ながら、あまりの温度差で体は冷やされて非常に壮快。事前の写真ではギャルズなんかが皆でニコニコ入浴している様子なので、よっとナメていたが、かなり本格的なシロモノにビビる。
この記事についてブログを書く
« 本年もよろしくお願いします | トップ | 変態機材 »
最新の画像もっと見る

玉肌日記」カテゴリの最新記事