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本自炊惹(ほんぢすいじゃく:本地垂迹) (4)

2021年03月20日 | 文芸批評
②カッターマットにこだわりはありませんが、大きい方が雑誌にも対応するため便利。コクヨのA3版のマットを使用しています。③金属定規ですが、通常の定規であるとカッターで次第に切れてしまって直線が出ないことから金属定規を使用します。TAJIMAのカッターガイドを使用していますが、接地面に滑り止めの発泡ゴムが付いており、安定感抜群です。これは非常に重要で定規が滑ったためにカッターで手をザックリ…というのは絶対に回避すべきです。この三種の神器を使って本をバラしていきますが、300ページ程度の本であれば1冊あたり2分ほどで裁断できます。まずは半分量(300pであれば150p)のページ部分にカッターで切り込みを入れ、本を2分割します。2分割したそれぞれの綴じ代を落としますが、金属定規を当ててカッターを引くこと数回。これで綴じ代が落ちます。残りも落とせば裁断は完成。この場合、(綴じ方にもよりますが)糊がハミ出てページが接着してしまっている場合もあるので、7~8mmほど落とします。実際多めに落としてしまっている感覚がありますが、文字さえ切り落とさなければスキャンにて十分に使用に耐えうる範囲です。これを気が向いた時や隙間時間にでも音楽を聴きながら裁断します。くれぐれも指を切り落とさぬよう。「自分でカッターで裁断」方式の利点は、「いつでも裁断できること」と「道具が場所を取らない」こと。ちょっと面倒ではありますが総合評価は最上と思います。「いつでも裁断できること」は意外に重要でありまして、これによって紙の本への抵抗感が一気になくなりました。従来はできるだけ電子書籍を選択し、電子書籍化されていない本はリストに残したまま数年も放置し、「いずれは電子書籍で…」と思っていたのですが、意外にもなかなか電子書籍化されない。読みたい本の4割程度は電子書籍化されず、それは紙の本しかないという感覚で、これまで2年ほど紙の本の購入を完全に見送っていましたが、これから遠慮なく紙の本も購入できる。さらには古本も、という具合です。これが「自分でカッターで裁断」方式の最大の利点かも知れません。
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