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玉肌日記

2008年05月15日 | 玉肌日記
【那須湯本温泉(栃木)】
那須高原のオシャレな街道を走り抜け、茶臼岳の麓に辿り着くとそこには殺生石なる硫化水素噴出地域があり、硫黄の匂いが立ちこめる場所があるが、そこから下ったところにある源泉「鹿の湯」がそもそも那須湯本温泉の発祥の地。その鹿の湯には以前訪問したことがあるも、発狂的な混雑でそれを回避し、ゆっくりと白濁の湯に浸かって日頃の辛苦を癒すべく、その付近では温泉マニアに有名な”激安”自炊・素泊まりの旅館「雲海閣」に投宿。到着後に早速温泉に行くも、かなりボロい旅館にしては温泉マニアが多いのか、風呂は必ず誰かが入っているというなかなかの人気ぶり。ここは硫黄泉と明礬泉の二つの源泉から湯を引いており、ともに源泉掛け流しだが、双方とも素晴らしい内容。当然のことながら、露天風呂という以前の時流には抗したようで、内湯のみ、という姿勢を貫いて今日に至るのは感心。硫黄泉はかなり肌理細かい白色粒子が湯に溶け込んでいることから、非常に美しい白濁で新鮮なほど白濁具合が淡い。まさに温泉感充分な内容ながら、温度は結構熱め。特に気候等の自然条件に左右される模様で、人が入っている時は良いが、そうで無い時の温度調整はちょっと大変かと思料。もともと短時間浴の温泉で、出たり入ったりせず、長湯していると湯あたりするとのことながら、確かに入浴客を見るだに、ちょっと入浴しては上がって体を冷まして...ということを延々と行っており、短気なる当方はまだそれを行える域には達せず、大体1サイクルにて終了。白根山系温泉ほどではないが、強力な硫黄臭が毛穴にしみ込み、数日は抜けない。旅館だが自炊なので、夕食は付近の気取った仏蘭西料理風洋食店に行ったが、旅館では通常夕食は和食であるので、温泉に宿泊しながら洋食というアンマッチさがこれまた新鮮で、”定宿”となりそうな雲行き。
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