Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

散財日記

2005年08月27日 | CD批評
同じく新宿タワー、残り2枚の紹介。なぜか共にウエザー系。新宿タワーで毎回思うのは、ここについているエレベータの馬鹿さ加減。現代ではインテリジェント=エレベータなんて普通なのに、ここのエレベータは2台が同時に上にいったり下に来たりと、本当に頭が悪い。エレベータにお金をかけていないとビル自体も安普請なんだろうな、と思うのは僕だけだろうか。。。
●Jaco Pastorious&Word of mouth big Band「Live in New York」
ジャコのライブ盤。マイルスもそうだが、死んでから「これでもか!」と出る半ば海賊盤のような作品は毎回いかがなものか(宗男節)と思うのだが、誘惑に負けて購入するも、内容はかなりのもの。音質も隠し撮りではまったくなく(笑)、音質は粗いながらもバランスは良い。プレイの内容もなかなかで、メンツもブレッカー兄(tp)、アースキン(Dr)、ドン=アライアス(Per)、ボブ=ミンツア(Ts)等の15人程度で、本当のビックバンド。ハーモニカ(Word of mouthでは必須か)や、オーボエ、フルートまでいて、そこらの簡易ブラスセクションとは、音の厚みが違う。
●Joe Zawinul & The Zawinul Syndicate 「Vienna Nights Live」
キーボードで、音を聴いてすぐに演奏者が分かるといえば、もうザビヌルをおいて他にはいないと思われるが、このサウンドもさることながらお気に入りなのはその楽曲。ちょっとアフリア=フレーバー入りのそれは、クセがあって万人に好まれるものではないのかも知ないものの、当方にはハマり。何語だか全く分からない言語を叫んでいるものもあり、もちろんザビヌルおじさんご本人の声ではないと思われるが、よく分からないながらもイイ。気持ちは伝わってくる(笑)。2枚組だが、2枚目は1枚目とかなり趣向が違っており、ボーカル入りのものや、アコピを弾いているものもあり、「違うCDかけたか?」と思ってしまうほど指向が違う。