ぼちぼちいこか

私の大好きな登山や水泳、ラグビーを中心に私が感じたことを書いていきます。

パシフィックネーションズカップ JAPAN vs Jrオールブラックス

2007年06月24日 | ラグビー
パシフィックネーションズカップ最終戦、対Jrオールブラックスとの試合が
秩父宮ラグビー場で行われました。
小雨がぱらつく生憎の天気にも関わらずスタンドはほぼ満員でした。

結果を先に書いてしまうと日本の完敗です。(3-51)
このシリーズを通して見違えるほど整備されてきたディフェンスもJrAB相手には
まだまだ機能しませんでした。

日本のキックオフで始まった前半はPGで3点を先制した後も15分過ぎまでは
ほぼ相手陣内でゲームを行っていました。
惜しかったのはSO安藤が比較的簡単な位置からのPGをひとつ失敗したこと。
その後は一進一退のゲーム展開となり、20分過ぎからはほぼ自陣に釘付けと
なりましたが、日本も激しくディフェンスしゴールラインを守り続けました。

32分にPGで同点とされた直後、ラックによる連続攻撃から最後は左PRの
ワイアット・クロケットに逆転のトライを許しました。

うーん、苦しい展開となってきましたがまだまだ十分に食い下がっていけそうな
雰囲気はありました。

ところが、後半開始直後の4分と6分、立て続けに同じようなパターンでトライを
奪われるとその後は一方的な展開となりました。後半だけで実に7トライと
いいようにやられてしまいました。

今日の敗因はラインアウト、スクラムのセットプレーだと思います。
特にラインアウトは敵陣へ攻め入った時、自陣ゴールライン近くまで
攻め込まれた時など肝心な場面でことごとく失敗し、リズムに乗ることが
出来ませんでした。
これはゲーム展開に大きく影響を与えていたと思いますがカーワンHCは
「今の段階ではラインアウトは心配していない。」と言っていたので
その言葉を信じたいと思います。

その他、シリーズの総括として・・・
このシリーズ中、前半我慢していたディフェンスが後半一気に破綻したのは
必ずといって良いほどSOの小野選手のサイドを抜かれるパターンでした。
原因は良く分かりませんが小野選手のディフェンスの出だしが回りに比べて少し
早すぎるのかもしれません。

また、ディフェンスに関してはかなり精度が高くなっていると思いますが
攻撃面はまったくだめです。
日本は1次攻撃だけで綺麗にゲインをしようとしているように感じられました。
国際試合では1次攻撃だけでゲインラインを切れるわけはありません。
1次攻撃で密集になった後どうするのか?といった意思統一はされているのでしょうか?

日本が海外の強豪国に勝つためには前回大会のスコットランド戦で見せた
激しくしつこいタックルと、フランス戦で見せた用意周到に準備された
鮮やかなオープン攻撃が欠かせません。

がんばれJAPAN!

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