再開 私の色

 私の人生観を述べてみます

再開 私の色(5877)

2024-06-11 21:26:09 | Weblog

 日ごろから、私は税がどう使われているのか、と関心をもっている。

 「税という社会の仕組み」著・諸富徹を読んで参考になったことを記しておきたい。

 福祉が手厚い北欧諸国は、税金が高いというイメージが浸透している。

 病気などで働けなくなった場合は、しっかりと救済があるが、健康になればしっかりと働き、税金などを納める政策だ。

 北欧の国の政策は、人材への投資を惜しまない。職業教育や訓練制度を充実させ、能力のある人を育て、働いてもらい、国の経済を成長させる考えだ。大学までの教育を無料などにしても、実力のある労働者を育成し、勤労してもらえれば、教育費なども十分に採算が取れるという。

 日本の税を考えると、最近では自民党の裏側問題など不正が多く、信用できない政権下で行政などが行われ、そのような状況では、だれでもが税は払いたくない、と思うのが普通だ。脱税が多いのも理解できる。会計検査院の調査で不正が多く摘発されるのも当たり前になっている。

 基本的に自分が支払っている税を点検することが大切だと思う。住民税をはじめ、所得税、消費税など一つずつチェックしていくことだ。自分の住んでいる市町村の財政なども、広報紙に掲載されており、しっかりと読むことだ。

 税が正しく使われていることは大切なことだが、多くは無駄になっているケースが多く、注意したい。なぜ無駄になっているのか。それは、納税者が税がどう使われているのか、と関心が薄いためではないだろうか。もっと言えば、国がやることに、大半の有権者は興味がないように思われる。自分に関係あることだけには注目するが、それ以外はほとんど無視している。それが現状であろう。

 国と、国民・有権者が乖離し、どんどんその差が拡大している。税ひとつ考えても、いろいろな政策につながり、少子化も関係してくる。税を納め、それが正しく使われているか、どうか、しっかりと点検したいものだ。

 

 


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