再開 私の色

 私の人生観を述べてみます

再開 私の色(198)

2009-04-27 23:56:07 | Weblog
 腰痛について考えてみました。(私の経験から)

 ぎっくり腰を含めた腰痛の対応とは       2009.4

 ぎっくり腰を経験し、それが慢性化した人も多いことでしょう。私は、その痛さ経験し、その時のことをよく覚えています。起床して外で体操し、家の中で背中を後ろにそらした時、痛みが強く走り、今まで経験したことのないものでした。結局2日間、ほぼ寝て安静に努めました。このぎっくり腰を含めた腰痛全般について考えてみましょう。


 

①腰痛に悩む(私の場合)
 ぎっくり腰は一般的ですが、長く腰痛に悩む人は増えています。私もその一人で、疲れがたまっている時や、急に不安定な姿勢などをとった時に痛みを覚えます。ある時、置物を取ろうとして、脚立を使い、物をおろそうとした時、姿勢が崩れ、後方に振りかえったら、背中から腰にずーんと重い痛みがはしり、「あ、ぎっくり腰だ」と思いました。
 そこで、ゆっくりと屈伸や、手を痛いところにあて、しばらく休憩していました。そうしたら、それ以上ひどくはならず、1週間程度で良くなりました。入浴の時は、すこし長い時間浴槽に入り、湿布をして寝ることにしました。それを繰り返すことによって、痛みは徐々に引き治りました。

 形成外科の先生によると、私の腰痛の治療には、「運動不足で、腹筋などを強くするように、そしてストレッチをすることによって回復しますよ」という助言をもらいました。そこで、私が実行しているのは、起床時、腰と下肢に少し力がかかるように屈指を10回しています。

 
②腰痛とつきあう人たち
 知人の男性(80代)は、若いころから自転車が趣味で、パンクをはじめ、ほぼ故障などは自分で修理する人です。若い時、修理中、、長時間座って、また不安定な姿勢をとり、腰痛になりました。現在まで医者にかかっていますが完治はしないといいます。
 3年前、自転車で横断歩道を通過しようとした時、ダンプが左折し、死角となり巻き込まれて事故に遭いましたが、奇跡的に軽症ですみ、約2年ほどの治療で以前の体の状態の戻りました。ただ、寒い季節などになると、今まで以上に腰痛がつらいといいます。
 「腰痛の完治は期待できないようだけど、ひどくならないように、できるだけ散歩するなどして体を動かしているよ」と腰痛とうまくつきあい元気です。

 以前ともに仕事をしたことがある男性(40代)は、事務所で、パソコンを長時間つかっています。腰痛は持病となり、コルセットをしています。医者には定期的に通っていますが、「重いものを持たない、不安定な姿勢をとらないなど気をつけています。しかし、持病のためにコルセットをはなせないですね」と話しています。

 


③腰痛の種類について
 私がお世話になっている形成外科の医師によると、腰痛はいろいろあるということです。どの点が重要なのか調べてみました。
 腰痛の理解のポイントは、脊柱(せきちゅう)と周辺器官からくる腰痛、整形外科的腰痛と、内臓と大動脈や腎臓などからくる腰痛の2つです。しかし、加齢現象や外傷などによって起こる腰痛もあります。
 特に、一般の人々がよく理解しているぎっくり腰(突発性腰痛)は、重いものをもったり、不自然な姿勢をとり、腰に痛みを覚えることはよくあることです。このぎっくり腰は、自然に治るとするのが専門家の見方です。ただ、1割程度は慢性化していくようです。ぎっくり腰の慢性化したもの、また、普通に発症した腰痛が長期続き、原因を特定できないものを慢性腰痛症です。

 ぎっくり腰は、脊柱からくるもので、その脊柱の役割は、神経の保護をはじめ、体幹を支えなどの役目を果たします。脊柱には、骨、神経のほか、椎間板、椎間関節、筋肉などの組織や器官があり、それらには神経終末が分布しています。それらに、圧迫や障害などが受けると腰痛が起こるという仕組みです。


④腰痛のしくみ・組織について
 ぎっくり腰(突発性腰痛)の原因は、組織損傷にかかわる痛みと考えられています。
背筋の肉離れをはじめ、椎間関節の捻挫(ねんざ)、背骨をつないでいる靱帯の断裂などがあげられます。
 次によく聞く椎間板ヘルニアは、椎間板の老化によって起こりやすくいとされています。年齢でいえば、20代から40代までに多く、せきやくしゃみで、腰痛が誘発されるようです。

 私がぎっくり腰になった40代のころ、形成外科の医者に診てもらった時、腹筋などが弱くなると、腰痛になりやすく、その筋肉を鍛えることが大切という助言をもらいました。 また、歩行、椅子に座っている時の姿勢が悪いと、腰痛になりやすいということです。私は歩く時、胸をはり、あごを引き、正面をしっかりと見て、歩くようにしています。この方法は、簡単で、誰にもお勧めできます。
 腰痛の種類はいろいろありますが、腰痛になる前に予防が大切です。正しい姿勢を意識することによって、腰痛を防ぐことができます。

 
⑤高齢者の腰痛について
 腰痛を訴える老人(65歳以上)は増えています。ある病院での調査によると、脊推症、椎間関節性腰痛症、脊推すべり症、腰部椎間板ヘルニアなどの腰椎疾患が60%を占める結果が出ています。老人の腰痛は、骨粗鬆症とそれに伴う椎体骨折を除いて、青年、中年とほぼ同じ原因です。

 多くの老人の腰椎部の姿勢は、腰椎の前弯が過度になっているものと、前弯が減少して後弯となっているものの大きく2つにわけられます。前者の体の外観上は頑丈ですが、腰部脊柱管狭窄症となる傾向が高く、後者は、一般に虚弱体質で、魚椎や胸腰椎部の多発椎体骨折のために円背となります。

 椎間関節症性腰痛症で、症状は夜間の痛み、起床時の痛みがあり、中腰や長時間の立っておこる腰痛が特徴です。
 腰部椎間板ヘルニアは、下肢の痛みが顕著で、夜間座位でしか睡眠がとれないことが多いとされています。このヘルニアには、椎間板内加圧注射が効果がある場合もあり、手術をする前に試みるケースもあります。

⑥注目されるストレス・心因性の腰痛
 神経症群、うつ病群、心身症群が加わって起こる腰痛が増えています。神経症群の中で、ヒステリー性不全麻痺は、抑圧された本人の心的葛藤が身体症状に転換して起こるものです。この腰痛を引き起こす背景をみると、職場でのストレスの増大をはじめ、学校や家庭などで対人関係の複雑などがあります。心にストレスがかかり、腰痛も腰椎椎間板ヘルニアなどと合併するとその治療は難しくなるというのが専門家の見方です。

 このストレス・心因性の腰痛の治療について。薬物療法、精神科医師との連携が必要です。薬物療法は、精神安定剤、抗うつ剤、非ステロイド性消炎鎮痛剤などを処方します。
 整形外科の治療では、心因性の診断があっても、今まで治療していた整形外科の治療を中止するのではなく、継続しながら、治療を続けます。薬物療法は、精神科医の処方を優先し、相談しながらの治療となります。

⑦職業と腰痛の関係について(1)
 私は今までデスクワークの仕事が多く、長時間パソコンに向き合っていますと、腰痛になりやすいのです。同じ姿勢を長く続けるのは腰にはよくないようです。では、どういう仕事が腰痛に深く結びついているのでしょうか。

 業務上の腰痛については、労働災害の対象となる「災害性腰痛」と「非災害性腰痛」に分けられます。災害性腰痛は、仕事などでしょうじた外傷やぎっくり腰のように急激な力が突発的に腰部に働いた急性腰痛があります。非災害性腰痛とは、腰部に負担を強いられる仕事に従事してきたために起こる慢性腰痛をさします。業務上で多いのは、腰椎捻挫やぎっくり腰が大半で、災害性腰痛の95%を占めています。

 労働で起こる腰痛の原因は、作業内容をはじめ、作業環境、労働時間、個人の身体・精神的な状態が複雑にかかわっています。一方、スポーツ選手など、運動のやりすぎなどで、腰痛になるケースも増えています。腰痛の中で、腰椎障害は全体の25%、膝障害が30%というデータもあります。プロ運動選手などの長時間練習は腰痛を誘発します。

⑧職業と腰痛の関係について(2)
・作業内容 
 腰を圧迫する不自然な作業姿勢を長く続けることなどが問題です。原因をみてみましょ う。以下の原因を少しでも、取り除くことが腰痛を避けることになります。

 中腰、腰部を前傾する姿勢や、しゃがみ込む姿勢。立居や座位姿勢を長時間続けること。
 急激な、また反射的、飛び降りる動作などをする作業。
 重量物を持ったり、大きく、持ちにくいものの取り扱い。
 作業物を体から離して持ち上げたり、持ちながら腰を捻ったり、引っ張るなどの作業。
 作業速度が速く、仕事量が多いことなどがあげられます。

・作業環境
 机をはじめ、椅子、作業台などが作業者に不適切。
 作業場が狭く、暗く、騒音・振動などある場合。
 足場が狭く、滑りやすく、不安定で、凹凸などがあり足元がつまずきやすい。
 職場の人間関係がうまくいかず、精神的なストレスが多い所。

・労働条件 
 長時間労働や残業や夜勤が多く、勤務体制が不規則な企業。
 休憩時間が不規則で、休憩する場所がない所。

  
 

⑨職業と腰痛の関係について(3)
・個人の要因
 個人的な要因はさまざまですが、以下の点を少しでも取り除くことが腰痛を軽く、また なくすことができます。
 
 今までに腰痛や腰痛性の疾患。高齢や肥満体型。運動不足や過度の運動。偏った食生活 や睡眠不足。たばこの吸い過ぎや酒の飲み過ぎ。家庭生活がうまくいっていない、また 精神的な不安定。

・腰痛が発生しやすい職場
 建設業、林業、農業などは、前屈や中腰姿勢で重量物を扱うことが多いため、腰痛が起 こりやすいことが報告されています。また、製造業でも多く、自動車組立をはじめ、窯 業、造船などの作業で腰痛を訴える人が増えています。
 運輸業では、運送業や宅配便の運転手、客室乗務員など、保険福祉事業では、看護婦、 保母、介護職員など、そのほかの事業では、理容師・美容師、調理師、スポーツ選手な どがあげられます。
 
⑩私のぎっくり腰・腰痛の予防法
 40代でぎっくり腰を経験し、その後少し無理をすると腰痛を感じるようになりました。お世話になっている整形外科医からは、「ストレッチ、腹筋運動などを続けること」と助言をもらっていますが、なかなか実行できていません。私が実行しているのは、できるだけ歩くことです。エレベーターやエスカレーターなどを使わず、歩くことに徹しています。

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再開 私の色(197)

2009-04-27 10:45:58 | Weblog
 私は、公共図書館をよく利用する。しかし、本や雑誌が借主によって、切り抜かれたり、破られたりしているケースが増え、廃棄されているという新聞記事を読んで、残念であり、マナーがどんどん悪くなり心配だ。
 
 大阪市立中央図書館(大阪市西区)は、年間2000冊の本が破損させられ廃棄しているという。
 私がよく利用する大学図書館では、鉛筆の書き込みが多い。大学生・一般市民が利用できる図書館だが、情けない。

 本以外で、公共の施設や物はたくさんあり、大切にする道徳心を思い起こしたいなあと思う。

 公共のもの、つまり自分のものだととらえれば、随分変わるのだと思うのだが。
 公共のもの、私たちの税金で使われているのだから、もっとモノやお金を大切にしたい。

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