たまおのページ

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たいけんだん

2013年06月01日 | Weblog
 6月 1日

 体験談DVDを見ました。

 なんのDVDかというと、高所から落下した
人が、自らの体験を、ある集まりで講演したときの
DVDなんです。

 警察(交通事故)などでも、加害者が自分を
振りかえった話をしたりしていますよね。
 今回のDVDは、自分の責任で自分が負傷した
体験を多くの人の前で話した。
 ということで、そういう講演は少ないですよね。

 アタイもDVDではあるけれど、こういう話を
聞いたのは初めてですね。(自分が加害者に
なった。という話は聞いたことがあります)

 この人、安全対策をしないで高い場所で作業して
いて、5mの高さから落下したんですよ。
 んで、頭蓋骨陥没、背骨骨折などで、意識不明の
重体だったんだそうです。

 頭は2~3回の手術でほぼ回復(多少の後遺症
があるようです)。
 でも背骨はダメだそうですよ。人工的に補強
しているんですが、下半身は動かないため、車椅子
生活。

 歩けないのはもちろんですが、足の痺れ(長時間
正座していると、足がジンジン痺れてきますが、
24時間そんな感覚があるんだそうです)
 
 それから、膀胱に尿が溜まっても、オシッコが
溜まったからトイレに行かなきゃ。って感じが無い
んだそうです。

 ということで、2~3時間に一度定期的にトイレ
に入るんだそうです。放っておくと、膀胱で雑菌が
増殖して、その毒が体にまわるんだそうですよ。
 そういう感覚がなくなったのも、背骨といっしょに
神経系統が損傷した影響なんでしょねぇ。

 労働中の事故でしたが、労災保険を受けられる
条件が揃わなくって、適用外だったため、半年間の
入院・治療費(800万円以上)を自己負担。
(直接の金額だけなんでしょ。その後のリハビリ
とか、家族の生活費とかは別勘定だと思います)

 「事故を起こした私が言うのもおこがましいの
ですが、<自分だけは大丈夫>。と思っていたり、
<忙しい>からといって、手抜き(近道行動や安全
軽視)すると悔やむことになる。この会場の中にも
<オレだけは大丈夫>という考えの人がたくさん
いるんじゃないでしょうか?以前の私もそういう
考えでした。」という発言がありました。

 そうなんですよね。たぶん何度かヒヤリとする
ような体験があったと思いますよ。何年間も危険
作業をしていると。
 体験を生かして、シッカリ安全対策をしておけば
よかったんでしょうが、落ちてから「あのとき
ああしておけば・・・」って思っても遅いものね。
(でも、殆どの人が<自分だけは大丈夫>って
思っていますよね)

 この人、現在は親会社に雇用されているそうです。
まだ40歳前後ですから、先の人生も長いねぇ。
 ずぅ~と何度も思い出しては後悔するんだろう
ねぇ。
 でもまぁ生きていりゃ、それなりに楽しいことも
ありますよ。

 アタイ、月に何度か現場立ち合いに行きますが、
やはり本音は「立ち会っているときに事故が起き
ませんように。」だものねぇ。
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