にねんまえですねぇ

　３月　１１日

　もう２年ですか・・・

　昨年も「もう１年ですか、そうは思えないような
現状です。」ってカキコしたと思うんですが、２年
経っても同じような状況が続いていますよね。
（進んでいることのほうが多いんでしょうが、印象
としては進捗を感じられませんね）
　まだ１５万人が全国各地に避難したままです。

　２年前のあの日、アタイは仕事で関東の地方都市に
いました。
　いきなりドォ～ンと突き上げるような衝撃。低い
棚の上にあったプリンタ（ＰＣ出力用）が動いて
床に落ちそうになって、あわてて押さえましたね。

　古い建物の中にいたんですが、それなりの造り
みたいだったので、倒壊とか天井が落ちる。などの
心配はしていませんでした。

　すぐにＴＶをつけたら、東北地方で強い地震発生、
各地の被害状況が次々映像に。
　アタイがいたビルも余震のために何度も揺れが
繰り返していました。

　ビルの管理者から退避指令。
　アタイは駅に向かったんですが、やっぱ電車は動いて
いません。（道路、停電で交通信号機の代わりに
警察官が交通整理していましたね）

　しばらく駅にいたんですが、構内放送なども「電車が
動く見込みがない」というようなことを繰り返す
だけで、復旧などの進展なし状態。　
　駅前（駅近く）の喫茶店などはシャッターを下ろして
しまっていたので、待機・休憩もできませんでした。

　その時点で１６時ごろだったと思うんですが、
宿の確保しなきゃ。東京に戻れないんだから。って
ことで、ビジネスホテルへ急行。（そこまで急いて
いませんでしたけどね）

　１つ目は満室。少しランクの低い２つ目のホテルに
チェックインすることができました。
　そうだ次は食べ物だ！　ってことで、部屋に荷物を
置いて（荷物というほどじゃありません。カバンが
１個だけですよ）ホテルの隣にあるコンビニへ。

　食事用の食べ物は売り切れ寸前。それでもオニギリ
数個と弁当、食事の代用になるクッキー、ペット飲料
などをゲットできました。
　んで、下着（シャツ、パンツ、靴下）を買って
ホテルに戻ったらフロントは大混雑。
　（ほぼ満室で、断られている人が殆どでした）

　いつもはグズグズして、判断の悪い（間違う）ことが
多いアタイですが、この時ばかりは素早い行動だったと
自画自賛。

　ホテルの狭い部屋で、余震にビクビクしながら一人で
ＴＶを見ていました。
　多くの人が「これはサスペンス映画の一場面だろう」
って思ったんじゃないでしょか？　そんな映像が流れて
いました。（家も人も流れていました）

　２１時ごろになると、携帯メールがそれなりに使える
ようになってきたので、友人とやりとりしたりして
いましたね。
　アタイ、携帯電話の簡易充電器（乾電池で充電）を
持ち歩いているし、乾電池も常時カバンに入っている
ので、電池残量を気にしなくてもいいんです。

　次の朝、ホテルをチェックアウトしてから、隣の
コンビニをのぞいたんですが、飲料も食料も棚から
無くなっていましたね。

　この日も電車は動かないし、東京方面へ向かうバス
なども動いていないし、自転車を買って東京まで走ろう
と考えたんですが、とにかく開店している店はコンビニ
ぐらいだしねぇ。
　しょうがないのでタクシーに相乗りして私鉄駅
（かろうじで動いている路線の駅）まで。
　そこから電車を乗りついで、夕方には自宅に帰る
ことができました。

　国や自治体などの行政に頼り切りじゃなくって、
自分でも対策や対応をシッカリ考えておくことが
必要だよね。