ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

坂元 @愛知県北名古屋市

2021年08月12日 | 愛知県(尾張)

北名古屋市の名岐バイパス(国道22号線)沿いに昔からあるレストラン「坂元」へ。横を通る度にその”昭和ドライブイン”を思わせる派手で大きな建物が目に入っていて、ずっと気になっていた。ある暑い日、目当ての店に2軒ほど振られ、そういえばと思い付いたのがこの店。道を挟んだ駐車場には車が沢山停まっている。ほう、人気なんだと中に入ると先客はゼロ(笑)。共同駐車場のようだ。店内は凝った造り。昭和の喫茶店の匂い(つまり煙草)が染みついている。奥にはゲーム卓が生き残っていた。奥に見える厨房はなぜかとても暗い。給仕の奥さまと2人でやっていらっしゃるのかな。メニューを眺めて思案。外看板には”名物ラーメン”とあったのでラーメンにしようと思っていたが、暑かったので「アダルトサマー(チャーシュー入冷し中華)」〔ママ〕にしてみることに。”アダルト”って…(苦笑)。こちらのラーメンのネーミングはちょっと変わっていて、とんかつは”ビジネス”と呼ばれるらしく、例えばとんかつ入りの味噌ラーメンは「味噌ビジネス」、チャーシュー麺は「アダルトラーメン」と独自の世界観で名付けられている(笑)。「マヨネーズ付けていいですか?」という問いに普通なら断るのだが、どんな物が出てくるか見てみたいという好奇心が沸いたので付けてもらった。

しばらくして運ばれた「アダルトサマー」は、楕円のガラスの器に盛られていた(すでに予想外)。具材は、きゅうり、レタス、もやし、かいわれ大根、ハム、春雨、茹で玉子、刻み海苔、紅生姜と盛り沢山。”アダルト”(=チャーシュー)は皿の縁に薄切りのものが並べられている。冷たい水の他に熱いお茶も用意してくれる気の使いよう。「あれ?マヨネーズは…」と思ったら砕いた茹で玉子の下に配置されていた。これが既製品ではないような口当たり。手作りしているのかな。たれは酸味があって玉ねぎが使われているものがかかっていて、なかなか旨い。すごく凝ってるなァ。辛子をちょこんと付けながらするするといただいた。俄然主人の作る料理が気になってきたのでまた寄ってみようっと。(勘定は¥850)

 

レストラン 名物ラーメン 坂元

愛知県北名古屋市宇福寺天神78

 

( 北名古屋 きたなごや さかもと ラーメン レストラン ドライブイン )

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爆王 @岐阜県関市

2021年08月11日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県関市の有名なラーメン店「白神」の系列店「爆王(ばくおう)」へ。この日は久しぶりに帰って来ていた娘と一緒に。ラーメンが食べたいというのは娘の希望だった。最初は本店か「二代目白神」の方へ行こうとしていたが、娘が未訪だというのでわざわざこの「爆王」まで車を走らせた。バイパスを降り、店の横の駐車場に車を停めて中へ。こちら辛いラーメンの専門店。娘が辛いのは大丈夫というので2人とも”誤爆玉”という真っ赤な辛味噌をのせた品を食べることに。券売機で「しびれベトコン誤爆全部のせ」を購入し、自分は大盛で、娘は普通盛で注文。席は小上がり席を案内された(最近尾骶骨に痛みがあって胡坐は嫌なんだけれど…)。

ドカンという盛りの「しびれベトコン誤爆全部のせ」の大盛が登場。最近は無料でも大盛を頼まないことがほとんどだが、たまには羽目を外したくなる。こちらには開業時から何度も足を運んでいるが、最初は”しびれベトコン”ではなく「麻辣麺」(マーラーメン)と呼んでいた。主人の郷土愛、地方愛から名前を変えたと聞いた覚えがあるが、使っている材料はともかく、これは”ベトコンラーメン”とは違うだろ、と思ったことを思いだす。ラーメン鉢の上に盛り上がっているのは、もやし、キャベツ、刻みネギ、ニラ、辛ミンチ、味玉、炙りチャーシュー、魚粉、そして”誤爆玉”と糸唐辛子。チャーシューはもうステーキといっていいような厚さの物が2枚。やっちゃったかな…(苦笑)。覚悟を決めて手繰っていく。麺は太縮れ。ブルンブルンと暴れる食感。しっかり辛いし痺れるが、それだけじゃない旨味もあるのがいいところ。誤爆玉がだんだんスープに溶け混んでいくと辛味が増し、さらに鼻水が…。娘は意外にもしっかり食べていて、食べ切れずにこちらに回って来たのはチャーシュー1枚のみ。普通盛とはいえこんなに多くて辛いのによく食べたな。もちろん自分もお腹ははちきれそう。娘に跳ねたスープで服が汚れるよと注意していたのに、自分のワイシャツに無情の赤い点が…(涙)。(勘定は¥2,720/2人)

ラーメン・つけ麺 爆王

岐阜県関市倉知4344-1

 

( 関 せき ばくおう 白神 はくしん ベトコンラーメン しびれベトコン マーラー麺 ごばくだま 大盛 )

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天秀 (2) @岐阜県岐阜市

2021年08月10日 | 岐阜県(岐阜)

久しぶりに岐阜市切通にある食堂「天秀」へ。実はこの日、すぐ横の和菓子屋「おきなや支店」に寄ったのだが、店に電気が点いて菓子も並んでいるのに急用で出掛けでもしたのか扉が開かず、呼んでも誰も出てこないので断念。昼がまだだったのでついでに寄っていこうと暖簾をくぐった次第。少し遅めの時間だったので、店に入ると主人が客席で新聞を読んでいた。「いいですか?」と尋ねると快く迎え入れてくれた。テーブル席に座って壁に掛かった黄色いプラスチック札の品書きから「カツ丼」を注文。

しばらくして女将さんが出来上がった「カツ丼」を運んできた。こちらの「カツ丼」は揚げたカツの上からとじた玉子をかける”後がけ”タイプ。一面にかかった玉子の黄色はやや薄め。つゆには玉ねぎの甘さが滲み込んでいる。大きめのカツはカリッと揚がっていて、そこに玉子とつゆの風味が加わる。つゆの量も下に溜まる程ではなくちょうどいい感じ。旨い。添えられた刻みたくあんをつまみながらガツガツと喰らっていった。次は「カツカレー」か「中華そば」+「チャーハン」にしてみようっと。(勘定は¥650)

以前の記事はこちら

 


↓ 市立長森中学校の敷地内に残っている「旧・陸軍病院東通用門・門柱」(建築詳細不明・移設)。設置されていた看板によると、この辺りには終戦まで陸軍歩兵第六ハ連隊があり、隣接して「岐阜衛戍病院」があったのだとか。それが現在の「岐阜県総合医療センター」と繋がっているとのこと。その歴史からいくと造られたのは古ければ明治41年(1908)ぐらいだろうか。

 

 

 


 

天秀

岐阜県岐阜市切通6-17-2

 

( 岐阜 ぎふ 切通 きりどおし てんひで 大衆食堂 麺類食堂 食堂 洋食 中華そば かつ丼 近代化遺産 近代建築 戦争遺構  )

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The Real Royal Albert Hall 1966 Concert! / Bob Dylan

2021年08月09日 | クラシック・ロック

The Real Royal Albert Hall 1966 Concert! / Bob Dylan (2016)

ディラン(Bob Dylan)66年のイギリスはロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ録音が単独で発売。タイトルに”Real”とあるのは、かつて海賊盤初期の頃に”Royal Albert Hall”の名で盤が広く出回ったのだが、実際に収録されていたのはマンチェスター公演の音源だったため。しかも1998年、オフィシャル・ブートレグ・シリーズではそのマンチェスター公演を発売する際に、わざわざ”ロイヤル・アルバート・ホール”と題して悪ノリしたため、こちらが本当の”ロイヤル・アルバート・ホール”ですよという意味での”Real”。1966年の豪英仏米と回ったツアーは「The 1966 Live Recordings」というタイトルで36枚組(!)のボックス・セットが発売されたため、22公演もの音源を聴くことが出来るが、そちらにはこのロイヤル・アルバート・ホール公演は収録されておらず、正真正銘の初登場となる。

1966年の公演はどれも前半がアコースティック、後半がエレクトリックという構成。”フォークの神様”として神格化されていたディランがプラグド・インしたもんだから、フォーク原理主義者の怒りを買い、ブーイングや罵声が飛び交ったという曰く付きのツアーだ。実際に聴いてみると観客の反応はそこまで酷くないように思うが、ディランがステージ上から何度も投げやりに反論したりするところをみると相当堪えていたのだろう。

まず、前半のアコースティック演奏。もちろんディラン1人でフォーク・ギターとハーモニカのみの演奏だが、これが凄まじい。ものすごい緊張感の中、1人で演っているとは思えない音の厚みがあり、時折ブロウされるハーモニカは火を噴くよう。ディランのヴォーカルもひと言ひと言に力が入って凄い…。どの曲も名演と言っていい素晴らしい演奏だ。痺れるなァ。そして後半は問題のエレクトリック。バックの演奏はもちろんホークス(The Hawks)。つまり後のザ・バンド(The Band)。ただしドラムはリヴォン・ヘルム(Levon Helm)ではなくミッキー・ジョーンズ(Mickey Jones)。演奏が始まると荒々しく、パンキッシュと言っていいくらいの激しい演奏。エレクトリックな爆音に慣れていないフォーク・ミュージックを期待していた聴衆が腰を抜かすのも無理はない。全体としてはブートになった有名なマンチェスター公演より出来がいい気がする。確かめるために久しぶりに「The Bootleg Series Vol. 4: Bob Dylan Live 1966, The "Royal Albert Hall" Concert」も引っ張り出してこよう。

amazonにて購入(¥1,078)

  • Label ‏ : ‎ Columbia /legacy
  • ASIN ‏ : ‎ B07DR9VRTS
  • Disc ‏ : ‎ 2
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としちゃん @岐阜県下呂市

2021年08月08日 | 岐阜県(飛騨)

新馬の慣らし運転、また早朝から今度は41号線を北上してみた。雲はあるものの気持ち良く晴れ上がって、空いた道を走るのは気持ちがいい。朝食はどこかの喫茶店でモーニング・サービスでもと思っていたが、興に乗ってどんどん走ってしまい高山市の久々野まで。これ以上行くと高山に着いてしまうので帰りが酷暑の午後遅くになってしまう。Uターンして途中で寄ったのは小坂にある「としちゃん」。往きに回転灯が回っていたので営業しているのは確認済み。この辺りの店は大抵喫茶店も兼ねているので何かあるだろうと、バイクを駐車場に停めて中へ。中はカウンター席の他にコンロ付きのテーブル席が並んでいる。先客はやはりコーヒーとトーストらしきものをつまんでいる。ダメモトで「食事は出来ますか?」と尋ねてみると「出来ますよ。」と女将さん。品書きを見せてもらい、先頭にあった「トンチャン定食(豚肉)」をお願いする。まだ朝の9時前だけれど(笑)。

奥で調理が行われ、座っていたテーブル席の火を入れた鉄板にトンチャンが運ばれた。たれが焦げる堪らない匂い。最初からうどんが入っているのが珍しいナ。他には多めのご飯に生卵、白味噌の味噌汁とたくあん。「卵はそのまま入れても、すき焼きのようにして浸けて食べても。」とのこと。空腹でもう匂いでやられていたので勇んで箸をつける。唐辛子が入っているので味付けは少し辛め。”トンチャン”はホルモンでなく豚バラ肉っていうのも珍しい。脂多めの部位で他の具材のキャベツ、玉ねぎをまとめている。旨いなァー。生卵はすき焼きのようにして食べてみた。もちろん不味かろうはずがない。終盤にはしっかり味の絡んだうどんをおかずのようにして。朝からたっぷりのごはんをいただき、腹が落ち着いた。またタイミングが合ったら寄ってみようっと。(勘定は¥1,000)

 

 


 

↓ 濃飛バスの引下というバス停の横にあった吊り橋「弘穂橋」の跡(建築詳細不明)。川岸の反対側にも同様に橋台が残っていた。横にある新しい橋は「小坊橋」。古い橋の読みは「こうぼばし」だが、地元の人も昔から「こぼうばし」と呼んでいたのだとか。

 

 

 


 

としちゃん

岐阜県下呂市小坂町門坂506-1

 

( 下呂 げろ 飛騨小坂 ひだおさか としちゃん食堂 大衆食堂 喫茶店 定食 とんちゃん けいちゃん 朝食 近代建築 橋跡 )

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ひらく @岐阜県岐阜市

2021年08月07日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市前一色(まえいっしき)のうどん店「ひらく」へ。店の前の道を通るといつも沢山の車が停まっている人気店。うどん屋なのに何だか喫茶店みたいだなと思っていたら、正面の入口を入ると右側が喫茶店、左側がうどん屋と分かれていた。今まで知らなかったが道路側は本当に喫茶店なのだった。調べてみると元々は喫茶店で昭和50年の創業。平成10年になって息子さんがうどん屋を併設させたのだとか。琴の音楽が流れる店内にはオープンな麺打ち場も作ってある。厨房の中に3人、給仕が3人という人数からも人気の程が伺える。暑かったこの日は「冷やしたぬき」を注文。そばでも出来るらしいが、初訪なのでこちらの基本のうどんでお願いした。

さほど時間がかからず「冷やしたぬき」が出来上がった。大きな平皿に刻みネギ、刻み海苔、細かい揚げ玉、細く切った揚げがのったうどんが盛られ、真ん中にねりわさびがのっている。つゆは徳利に。最初からダーッと回しかけ手繰っていく。水で締めたうどんは口当たりはふわっとしているがしっかりとコシのあるもの。麺線は長く、一部平打ちっぽい部分もある。旨い麺だなァ。具材を混ぜつつ啜っていたら、あっという間に無くなってしまった。(暑くなければ)このうどんで温かいのも食べてみたい。先客は暑いのにも関わらず「みそ煮込みうどん」を食べている人が多かった。そっちも気になる…。次はそうしてみるか、それとも喫茶店の方に入ってみようか。(勘定は¥880)

この後の記事はこちら (2)(3

 

手打ち うどん・そば ひらく

岐阜県岐阜市前一色西町11-7

 

( 岐阜 ぎふ ひらく 平工 饂飩 うどん そば 味噌煮込みうどん みそにこみうどん 手打うどん 手打ちうどん 喫茶 コーヒー )

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ミノーヴ @岐阜県関市

2021年08月06日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県関市の洋菓子店「ミノーヴ」へ。こちらは以前「フレシュール」という名前だった工場併設店(現在も社名は「フレシュール」のようで、大元は昭和7年創業の名古屋「清田産業」)。工場の一角に店舗がある。駐車場に車を停めると工場の方からは甘い香りが漂ってくる。大きな工場でコンビニ向け商品やOEMなどをしているようだ。店内にはケーキの他に焼菓子なども置いてある。”米・糀”と謳っているから米粉とかを使っているのかな。この日は焼菓子好きな妻に買っていこうと寄ったのだが、このまま自宅に帰るのでケーキ類も買っていくことに。購入したのは「ぱりぱりパイシュー」「関ぷりん」「米の器モンブラン」「ガレットブルドンヌ」「ガレットショコラ」など。

朝ごはん抜きで”おめざ”としてコーヒーを淹れ、いただく。「ぱりぱりパイシュー」は普通のシュークリームよりふたまわり程も大きく、サクサクのパイ生地で出来ているのが特徴。デカい。上手いこと出来てるなァ。かぶりつくのは無理だし、どこから崩していいものか。フォークでザックリとやると中にはみっちりとカスタードクリームが詰まっていた。崩れたパイ生地にクリームを塗りたくり口へ。旨い。翌日に食べた「関ぷりん」は最近メディアでの露出が多い低温殺菌の「関牛乳」を使ってあるそう。口の細い瓶に入っていてカラメルソースは下に沈んでいる。ひっくり返して出すことは出来ないから、最初からカラメルソースは後で口に入れる設定なのだろう。滑らかな口当たりで味は濃厚。これも旨いなァ。これでカラメルが苦かったらその味ばかりが口に残ってしまうが、マイルドだったのでちょうどいい感じ。また買いに寄ってみよう。(勘定は¥2,200)

 

米・糀 洋菓子 ミノーヴ

岐阜県関市東新町7-2-2

 

( 関 せき ケーキ 生菓子 洋菓子 米菓子 フレシュール シュークリーム 焼菓子 清田産業 関牛乳 )

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Dusty Hill (ZZ Top) 1949-2021

2021年08月05日 | クラシック・ロック

One Foot In The Blues / ZZ Top (1994)

ZZトップ(ZZ Top)のベーシスト、ダスティー・ヒル(Dusty Hill)が亡くなった。コロナ禍を経て現在進行中のツアーでは7月18日までステージに上がっていたのだが、急遽ツアーから降りてギターテクが代役を務めたという。股関節を痛めていて治療をしていたらしいが死因はまだ発表されていない。ネットに出回っている最後のステージの映像を見るとアンプか何かにずっと腰かけているし、心なしかベース・ギターの運指も怪しいので相当悪かったのかもしれない。

上は最近買ったものではないが「One Foot In The Blues」というコンピレーション盤。久しぶりに取り出して聴いてみた。タイトルには”Blues”と付いているがストレートな泥臭いブルース・ロックばかりではなく、選曲はバラエティーに富んでいる。スリー・ピース故にシンプルで、どれも彼らにしか出来ないオリジナルなブルーズ。でもやっぱりオリジナル・アルバムという方には値段も手頃なこちらをお勧め。2013年に購入したワーナー時代のオリジナル・アルバムを収録した10枚組ボックスセットの記事はこちら

自分は幸運にも今まで大好きになったアーティストのライヴを何度も体験することが出来たが、ZZトップは結局1度も観ることが出来なかった。1987年の来日公演は名古屋飛ばしだったし、1999年のフジロックフェスティヴァルは3日間開催で苗場に会場変更という仕事をしている人間には難しいスケジュールになっていた。今思えば無理してでも行くべきだったのは87年の大阪だったか(その頃はまだコンサートの為だけに中京圏を離れるという発想があまりなかった)。

ダスティーはステージではベースの他にサブ・ヴォーカル、一部の曲ではリード・ヴォーカルも担当。ビリーと違う少し高い声が特徴でいいアクセントになっていた。スリー・ピースとは思えないぶっといボトムを支えていたが、ずっとフィンガー・ピッキングだったのか指を伸ばして演奏する姿が印象的だった。これでデビュー以来のオリジナル・メンバーでのZZトップはとうとう最期になってしまった。ダスティーの遺志を継いでツアーは続くらしい。R.I.P.

 

       Dusty Hill (1949-2021)

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丸万 (3) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2021年08月04日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

暑くなってきたので冷し中華でも食べようと寄ったのは柳ヶ瀬にある和風中華そばの「丸万」。ここのところ休業日が変わったり、臨時休業と思われる日に訪れて、見上げるとアーケードにある回転灯(※東海地方では営業中の意)が回っていない日に当たることが多く、何度も食べそびれている。久しぶりに暖簾をくぐった。店内はいつ入ってもしっかりと地元の年配の客で賑わっている。愛されているんだなァ。この日は調理に若い衆の姿は見当たらずご高齢の主人夫婦のみ。給仕の女将さんに「冷やし中華そば」をお願いした。いつも店の外まで香る出汁の匂いにつられて「中華そば」ばかり食べているので、こちらの「冷やし中華そば」を食べるのは実は初めて。

しばらくして運ばれた「冷やし中華そば」は涼しげなガラスの平皿に盛られていた。麺はきっと中華そばと同じだろう細麺。具材が華やか。鶏肉を裂いたもの、キクラゲ、チャーシュー、カニカマ、細シナチク、絹さや、薄焼き玉子、きゅうり、紅生姜、などと色とりどり。どれも同じように細く刻んで下ごしらえがしてある。麺を手繰ってつゆを味わうと、基本的な組み立ては一般的なものとそう変わらないが、味わいはよりマイルドでやや甘さも感じるもの。付いていたレンゲですくってどんどん飲めてしまうくらい酸味は抑えめで飲み易い。旨いなァ。麺量は多くないのであっという間に終わってしまうが、また食べたくなりそう。(勘定は¥700)

※記事の内容は少し前の訪問時なのですが、つい先日この8月8日で店を閉められる事を知りました。

※令和3年8月8日を以って閉店されました。

以前の記事はこちら (1)(2

この後の記事はこちら (4

↓ 店舗や表のショーケースの写真はまだ「天ぷら中華そば」(下段左)があった頃のもの

和風中華そば 丸万

岐阜県岐阜市弥生町5

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 柳ヶ瀬商店街 まるまん マルマン ラーメン 中華そば 天ぷら中華 冷し中華 冷やし中華 冷やし中華そば 閉店 廃業 )

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クーちゃん @岐阜県岐阜市

2021年08月03日 | 岐阜県(岐阜)

以前に偶然見つけたお好み焼とたこ焼の店「クーちゃん」。店は岐阜市北一色の旧街道から南に入った住宅街の中にある。もちろんこの辺りに特に用は無いので何かの折にブックマークしてあった。店の裏に車が1台停められたので、停めて表に回る。暖簾をくぐると店内にはご高齢のお母さんが1人でやっていらっしゃった。テーブルは2つ。コロナ禍もあって最初は持ち帰ろうと思っていたけれど、店に先客が誰も居なかったので座らせてもらうことに。注文したのは「お好み焼・イカ卵」〔ママ〕と「たこ焼・10コ」。作り置きは無いので都度作ってもらえるようだ。

皿に盛られた「お好み焼・イカ卵」が出来上がった。賽の目にカットされていて「好きなだけかけて。」とマヨネーズはチューブ容器がそのまま渡された。作っていたところを見たが重ね焼きタイプ。どこのメーカーか知らないがソースは甘め。中に入ったイカが軟らかくて旨い。持ち帰りにしてもらった「たこ焼・10コ」は箱に入って下が平らな形をしたもの。上から鰹節がかかっている。この形のものには時々当たるが、粉っぽくてあまり好みのタイプではない(あれってどういう系統なのかな?)。食べてみるとやっぱり生地がもたっとして思った通りの食感だった。こちらにかかったソースも甘めだったので同じものかな。お好み焼にはメニューに「エビ入り」なんて珍しいのもあったので、次はそれを食べてみよう。(勘定は¥800)

 

お好み焼 たこ焼 クーちゃん

岐阜県岐阜市北一色6-3-12

 

( 岐阜 ぎふ きたいっしき くーちゃん おこのみやき たこやき お好み焼き たこ焼き 持ち帰り テイクアウト テイクアウェイ )

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