Broken Arrow / Neil Young with Crazy Horse (1996)
ニール・ヤング(Neil Young)22枚目のアルバムはお馴染みクレイジー・ホース(Crazy Horse)との共演。1996年というと一世を風靡した”グランジ”ブームがちょっと落ち着いた頃。一部では”The Godfather Of Grunge”などとも称されたニールだけに、音の手触りというか作りはまだ当時のグランジ・ロックを彷彿とさせる感じが残っている(特にディストーションの効いたギターの音)が、曲調は随分と大人しい感じになっている。そうなってくると歌詞の持つ意味をダイレクトに聴き取れないのがネックになってきてしまうなァ。
シングル・カットされた冒頭の「Big Time」は1990年の名盤「Ragged Glory」のセッションから出てきている曲のようだ。最終曲はあのジミー・リード(Jimmy Reed)の「Baby What You Want Me to Do」のカヴァー。ニールってこういうスロー・ブルーズをカヴァーするっていうイメージがほとんど無かったので新鮮だった。ライヴ演奏だが、シークレット・ギグでの録音だとか。観客の様子からすると内輪でのパーティ的な感じだろうか。遠いマイクからだけれどリラックスした歌声を聴かせるニールもなかなかイイ。
ブックオフにて購入(¥250)
- Label : Reprise / Wea
- ASIN : B000002N92
- Disc : 1