ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Reckless / Bryan Adams

2018年10月31日 | エイティーズ

Reckless / Bryan Adams (1984)

懐かしいなー。久しぶりに聴いてみたくなって、家のレコード棚にあるにも関わらず、安かったのでCDを買ってしまったブライアン・アダムス(Bryan Adams)の名盤。自分はこのひとつ前のアルバム「Cuts Like A Knife」で彼を知った。たしか小林克也の「ベストヒットUSA」のコーナー(「Star Of The Week」だったか?)でカナダ出身の気鋭の若手みたく紹介されてレコードを買ったんじゃなかったかな(あの頃のこの番組の影響力は凄かった…)。Tシャツにジーパンであばた面という青臭い青年のイメージそのままで、その飾らない風貌と少しかすれた声がなかなか良かった。当時でさえちょっとストレート(←真面目という意味で)過ぎて、気恥ずかしい感じもあったと記憶する。

このアルバムは、前作で世界に知れ渡った彼が満を持して発表したアルバム。自分は当時、前のアルバムが好きなあまりこのアルバムのかっちりした完成度の高さと、”メジャーに成り過ぎた感”が逆に鬱陶しくなって、その後は聴くのを止めてしまうのだが、今、改めて聴き直すと捨て曲が全く無く、アルバムとして隙が無い素晴らしい出来だ。当時は誰か知らなかったのだが、クレジットを見るとプロデュースは本人とあのボブ・クリアマウンテン(Bob Clearmountain)。エンジニアも同人で、マスタリングはボブ・ラドウィグ(Bob Ludwig)という鉄壁の面子。なるほど完成度が高い訳だ。ティナ(Tina Turner)とのデュエット「It's Only Love」はいつ聴いてもいい。ブライアンは少々路線を変えたりして今なお一線で現役。当時想像出来なかった程に息が長いアーティストになった。

ブックオフにて購入(¥108)

  • CD (1993/11/25)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : A & M
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丸初製菓本舗 @愛知県半田市

2018年10月31日 | 愛知県(三河・老舗)

愛知県半田市内を散策した折りに和菓子を買って帰ろうと寄ったのは創業明治26年(1893)という「丸初製菓本舗」。午前中にウロウロしていた時に見つけておいた店だ。店舗は交差点に建っているが昔はこの通りが街道沿いだったろうか。店に入るとガラスショーケースの中にはフルーツの入った大福を大フィーチャー。この時は”ぶどう”に”いちじく”なんてのが並んでいた。定番菓子の中に”半田名物・ちんとろ最中”というのがあったので、持ち帰りには最中が一番、と購入してみた。でも”ちんとろ”って何? 後で調べてみると上半田地区の祭礼の名前が”ちんとろ祭”らしく、お囃子の音などから名付けられたのだとか。

持ち帰った「ちんとろ最中」を開封。抹茶と小豆があったが、購入したのは小豆の方。最中種は何やら複雑な形。これもよく分からなかったので調べてみると、ちんとろ祭で使われる”ちんとろ船”の形を模しているのだとか。この船の上では子供による舞「三番叟(さんばそう)」も奉納されるらしい。船の胴の部分には”ちんとろ”の文字も。自分史上最も複雑な形の最中にかぶりつく。中は濃い色の粒あん。かなり甘め。最近は甘さ控えめな餡も多いので、これほど甘いのも久しぶりな感じ。抹茶を点てたので苦味とちょうど良く旨かった。(勘定は¥140/個)

 


 

↓ 隣の碧南市での近代建築散策の続き。中松町の「石川鋳造株式会社(旧・大浜火力発電所)」(大正12年・1923・建造)。えらく太くて短い煙突だなあと思ったら、上部は終戦間際の地震によって破損したのだとか。建物にはフェンスが巡らしてあり近付けなかった。

 

↓ 末広町の末広東公園内に建つ「平和用水記念碑(戦時記念碑)」(大正6年頃・1917・建造)。昭和50年まで使われたという灌漑用水の記念碑。大きくはないがなかなかの存在感。戦争とどういう関連か分からなかったが「戦時記念・耕地・整理・平和・用水・碑」の文字が刻まれている。

 

↓ 新川町の「全愛知県赤煉瓦工業協同組合」(昭和28年・1953・建造)。なるほど赤レンガな訳だが、現在は工事中だった裏の病院の現場事務所として使われていた。

 

 


 

丸初製菓本舗

愛知県半田市本町7-20

 

( 半田 はんだ 碧南 へきなん まるはつ まるはつ製菓 まるはつせいかほんぽ ちんとろもなか 和菓子 半田名物 近代建築 赤れんが )

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吉野 @滋賀県長浜市

2018年10月30日 | 滋賀県(老舗)

嫁と滋賀県の長浜までドライブ。若かりし頃は嫁も連れて朝(夜中?)早くから毎週のように琵琶湖でルアー・フィッシングに勤しんだものだが、一緒に訪れるのは本当に久しぶり。長浜に着くと駐車場にもなかなか入れないほどの人出。自分は既に経験していたが、この辺りが閑散としていた時代を知っている嫁は浦島太郎状態。「親子丼」を食べようと思ったが恐ろしい行列に断念し、人混みを掻き分け掻き分け、店を探す。

どんなものを食べたいか嫁の様子を伺いながら選んだのは創業明治9年(1876)というこのあたりでは最も古いうどん屋だという「吉野」。昔は普通の麺類食堂だったらしいが、今は御覧の通り洒落た造りのモダンな店に。店に入ってもかなり混雑していて、何だか不思議なバーカウンターみたいな席に案内された。こちら長浜名物の「のっぺいうどん」の発祥の店と言われている。でも「のっぺいうどん」は前回で懲りたので、食べようと思ったのはもうひとつの長浜名物「鯖そうめん」。店頭にも看板が出ていたので入ったのだが、品書きを見ても見当たらず、こちらでは全然推していない感じ…。バイトらしき若い女性に訊くと”売り切れ”なのだとか。困った。結局選んだのは「とろろそば」と「焼鯖寿司」。嫁は「近江牛うどん」を。何も出されないので給仕の女性にお手拭きを所望すると「何もお出ししていません。」のだとか。紙のお手拭きさえも?。手で寿司を喰う奴はいないのかな。

しばらくして運ばれた「とろろそば」は”冷たいの”をお願いしていた。とろろには黄身が落とされている。蕎麦は細切り。すっきりとしたつゆで、とろろと一緒にズルズルッとすする。うん、悪くない。添えられていた申し訳程度の量の山葵はもう少しあっても良かったかな。あっという間に手繰り終わり「焼鯖寿司」(2切れ)を嫁と分ける。押し寿司には酢飯に胡麻がかませてあり旨い。嫁のうどんのつゆを少し味見させてもらった。牛肉の出汁がしっかりと滲みている(でも嫁によると品書きの写真と全然違って肉の量が少ないとのこと)。何だかしっくりこないのは若干高めの観光地価格というだけではなく、歴史がある店なのに全く風情が感じられないのと、頼んでも紙のお手拭きひとつ出さないという割り切り…。ま、それもひとつの店の在りよう。(勘定は¥3,000程)

うどん・そば 吉野

滋賀県長浜市元浜町6-16

 

( 滋賀 しが 長浜 ながはま よしの めんるい吉野 麺類食堂 饂飩 蕎麦 のっぺいうどん 発祥 焼鯖そうめん 長浜黒壁スクエア 老舗 )

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ニュードラゴン @岐阜県岐阜市

2018年10月29日 | 岐阜県(岐阜)

店の前を通るたびに目に入る「当店自慢の味噌かつ定食」という看板文字が気になっていた喫茶店「ニュードラゴン」。東海地方以外ではどうなのかよく知らないが、コーヒーのみならずスパゲッティー、とんかつ、定食、丼物あたりまでカヴァーするのがこの地の多くの喫茶店の常識。そのクオリティーもバカに出来ず名物料理がある店も珍しくない。それはさておき、この日はどうしてもカツサンドをコーヒーと一緒にが食べたくて、どこかないかなと岐阜駅近辺を車でウロウロし、そういえばとここにたどり着いた。付近は繊維関係の建物が立ち並ぶ。店の横の駐車場に車を止めて中へ。店の冠は”レスティープラザ”(←どういう意味だ?・笑)。店内は白を基調として沢山のテーブルが並ぶ。電話ブースもあるところをみると結構古いのだろうか。日曜の昼前でモーニングには少し遅い時間だったが、近所と思しき年配の千客が何組か。給仕は初々しい若い男の子。何だかこの店に似つかわしくないなと思っていたら、お孫さんが手伝いをしていたようだ。メニューに「カツサンド」を確認し、コーヒーとのセットにしてもらった。見えなかったが奥で調理しているのは女将さんかな。

客が出入りするたびにけたたましいブザー音が鳴る入り口にびっくりしつつ待っていると「カツサンド」が運ばれた。トーストされていて縦3つにカットされている。パンの耳はそのまま。挟んであるのはカツの他にレタスのみで素朴。カツには甘めのソースが、パンにはマヨネーズが塗ってあるかな。サクッと焼けた1切れをつまみ、頬張る。無論不味い訳がない。この地方らしい濃いめのコーヒーを啜ると、そうそうこういうコーヒーで食べたかったんだと、自分の当初の希望が達成されて満足感でいっぱいに。メニューにはランチ、定食、カツ丼、チャーハンも。しかも値付けが安い。次は何にしようかな。やっぱり外看板でおすすめの「味噌かつ定食」かな。(勘定はコーヒー共で¥650!)

 

レスティープラザ ニュードラゴン

岐阜県岐阜市敷島町5-2-9

 

( 岐阜 ぎふ 岐阜駅 喫茶 喫茶店 純喫茶 洋食 ランチ ドラゴンランチ ハンバーグ 味噌かつ みそかつ コーヒー 珈琲 COFFEE ハルピン街 繊維問屋 ) 

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かきつばた @名古屋市中村区・名駅 (※閉店)

2018年10月28日 | 名古屋(中村区・西区)

とある夜にJR名古屋駅の中に居たので、帰路につく前に在来線1・2番線ホームにある「かきつばた」へ。利用していたホームは違っていたのでわざわざ階段を降りて、また上がる。こちら名古屋駅ではお馴染みのホーム上の駅麺屋でありながら、他店と違い酒と肴が充実していることで有名。千種駅にも同様の(経営は別)がある。もちろん立ち飲み。こちらの店を切り盛りするのは年配の女性2人。「純米酒セット」というのがあったのでそれを注文。酒は冷蔵してあり銘柄は「ねのひ」だったかな。「おでんは何がいいですかー?」と訊かれたので「大根」を。冷奴か枝豆が選べるので「枝豆」を。これで1セット。酒はコップ+枡でこぼしてくれた。

おでんの「大根」は大きくしっかりと味も滲みていて旨い。酒はちょっと冷え過ぎくらい冷えている。こちら日本酒の1升瓶はしっかりと冷蔵庫に入れてあり、銘柄も意外と豊富(銘柄の入れ替わりもあるようだ)。自分の他にも呑んでる人が、というよりここでは呑まずに食べるだけの人はあまり見かけない。みな思い思いの酒をやっている。ビールのジョッキやグラスもちゃんと冷蔵庫に入っているし、おばちゃん達の注ぎ方も上手い。次はグランド・メニューに載っている以外の酒を。愛知(江南)の「勲碧」を選ぶ…、が残念ながら売り切れ。ではと岐阜(各務原)の「百十郎」の純米を。何気にこの地方の酒がちゃんとあるのも素晴らしい。温度が低いのでどれも似たような口当たりになってしまうが、これらも燗つけてくれるのかな?(燗酒機の銘柄は別にある)。普通の居酒屋と遜色ない程の数がある酒肴の中から「どて焼き」を追加。これも十分に旨い。だんだん本当に駅のホームの上で呑んでいるのだろうかと不思議な気分に…。本当は立って呑むのはあまり好きじゃないけれど、ここの魅力には抗えない。でも自分がもしこのホームを使って通勤していたら大変な事になりそうだ(笑)。そういえば在来線ホームでも新幹線ホームでも、とんときしめんを食べていないなァなんて思いながらも、締めは我慢して勘定してもらい、帰路についた。(勘定は¥1,380)

この後の記事はこちら

※平成31年3月27日を以って閉店されます

かきつばた

愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 名古屋駅構内 名古屋駅在来線ホーム1・2番線

 

( 名古屋 なごや 名駅 めいえき 名古屋駅 JR名古屋駅 名古屋駅構内 立ち飲み 立飲み きしめん おでん 酒場 大衆酒場 麺類食堂 駅飲み 閉店 廃業 )

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Q:Are We Not Men? A:We Are Devo, Devo Live / Devo

2018年10月28日 | パンク・ニューウェーヴ

Q:Are We Not Men? A:We Are Devo, Devo Live / Devo (2001)

オハイオ州アクロン出身のディーヴォ(Devo)。そのデビュー・アルバムと、81年にEPで発表された後フルアルバムに昇格したライヴ盤「DEV-O Live」のカップリングCD。ここに収録されているのはEP版のよう。デビュー盤はブライアン・イーノ(Brian Eno)のプロデュース。ボウイ(David Bowie)も「additional co production」としてクレジットされている。自分はアナログ盤で持っていて、そのジャケットはこの盤のように下のデザイン(写真下左)だったが、本国では違うデザインで発表されている(写真下右)。自分は小学生の時に読んでいた江口寿史の漫画「すすめ!パイレーツ」によく出てきたので、それで知ったのが最初だったか。

 

時代に衝撃を与え、一世を風靡したアルバムなので様々な逸話が伝えられているが、話題ともなったストーンズ(The Rolling Stones)の「(I Can't Get No) Satisfaction」を換骨奪胎したヴァージョンでは、事前に許可を得るためにミック(Mick Jagger)の前でライヴ演奏したのだとか(テープを聞かせたという説も)。今でも米ニュー・ウェーヴを語る時には欠かすことの出来ない名盤だ。

そして後半のライヴ。聴いたのはこれが初めて(録音は80年だそう)。このカップリングCDを買ったのもこれが目当て。イメージとしては”テクノ”っぽさもある彼らだが、ライヴ活動は当初から盛んだったし、演奏もほとんどが生演奏で意外とフィジカル。音だけではステージ上のコミカルな動きや衣装は想像するしかないが、ポップでユーモラスな楽曲がしっかりとした演奏力で疾走する。

オークションにて購入(¥382)

  • CD (2001/3/1)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : VIRGIN
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大福 @愛知県碧南市

2018年10月27日 | 愛知県(三河・老舗)

半田から衣浦トンネルを抜けて初めての碧南の地へ。ちょっと行き当たりばったりの行程だったが、見ておきたい近代建築は事前にいくつか調べてあった。スマホの地図を頼りに借りた自転車でウロウロ。その途中でおやつ代わりに寄ったのは創業昭和10年(1935)という「大福」。店は名鉄三河線の「新川町駅」の近くの路地にある。店内は喫茶店風情。でも小上がりもあり、メニューには「大福食堂」と書いてある。調理場では御年80という主人が調理。出前もやっているようだ。日替り定食やカツ丼にも惹かれたが、軽く食べたいだけだったので”創業80年の自信作”という「煮かけ」を単品で注文(定食もある)。”煮かけ”とは三河地方を代表するうどんなのだとか(信州では”煮かけ蕎麦”が有名)。こちらでは麺はきしめんが標準のようだ。

しばらくして「煮かけ」が運ばれた。水面には、刻んだ揚げ、蒲鉾2枚、さやえんどう。刻みネギは別皿に。いわゆる名古屋的なきしめんとは表情が違う。乾麺を思わすようなプルンとした口当たりの麺。つゆは白つゆで、濃くも薄くもなくちょうどいい塩梅。代表的なきしめんのつゆで感じられるような甘さは無く、滋味深くて旨い。いい感じでスルスルと手繰り終えた。主人は洋食屋で修業をしたそうなので、オムライスなんかも食べてみたいなァ。何と食後にはアイスコーヒーのサービスも。近くだったら通うこと間違いなし。(勘定は¥480)

 


 

↓ 店のはす向かいにはもうとっくに閉店してしまっただろういい雰囲気の食堂も。どんな店だったんだろう。

↓ 衣浦トンネルを過ぎ碧南駅方面へ行く途中、音羽町にある「磯貝電機(旧・名古屋相互銀行碧南支店)」(昭和12年頃・1937・建造)。いかにも銀行といった感じの地味な建物。でも屋根下や入口庇にそれらしい意匠が残る。

 

↓ 一度は見ておきたいと思っていた「旧・大浜警察署(旧・岡崎警察署大浜分署)」(大正13年・1924・建造)。念願叶ってみることが出来た。カチカチっとして凝った意匠に、瓦屋根、まるで王冠を被ったような塔屋(汐見台)と、近代建築が好きだったら嫌いな人は居ないんじゃないかと思わせる素敵な建物だ。建物の状態も良さそうで裏庭までとても綺麗に整備されている。

 

 

 

 

 

↓ 敷地内には近くの「湊橋(現・港橋)」の架け替え前の親柱が並べてあった。

↓ 運河沿いにある音羽町の「八百品理容院」(建築詳細不明)。古い理容院らしい明かり取りの大きな窓も以前は木枠だったようだが現在は全てサッシに。でも玄関扉はなぜかまだ古いまま。リフォーム途中なのかな。

 

↓ 運河沿いで気になった建物(建築詳細不明)。”ESSO SERVICE”とあるのでガソリンスタンドだろうが、こんな狭い土地、しかも運河沿いに地下タンクがあったのかな。懐かしくも、とてもモダンな感じのする建物。

↓ 交差点で圧倒的な存在感を見せる浜寺町の「西方寺・太鼓堂」(建築詳細不明)。明治時代には校舎としても使われたのだとか。

↓ 「西方寺」から脇へ入った細い路地には有名な「九重味醂株式会社」の風情ある建物が見える。新しいショップやレストランで盛況。

 

 


 

お好みれすとらん 大福 (大福食堂)

愛知県碧南市新川町4-16

 

( 碧南 へきなん だいふく 大福食堂新川店 麺類食堂 大衆食堂 洋食 中華そば ラーメン ランチ にかけうどん 近代建築 セセッション様式 銀行建築 登録有形文化財 )

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孔明飯店 @岐阜県各務原市

2018年10月26日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜県各務原市の各務原市役所に近い裏通りにある中華料理屋「孔明飯店」へ。店の名前は知っていたが、どこにあるかは知らなかったので、店を探してその地味な外観に驚く。店に入るとすぐ厨房があり、その脇を通って奥の客席に向かうという変わった造り。奥にはテーブル席が2つ、小上がり席が3つあった。壁には一面にメニューのポップが貼り付けてある。テーブル席に座ってメニューを眺めるも、通常メニューの種類も多く、迷う。結局、壁に貼られたポップの中で一番目立つ品だったオリジナル・メニュー「四川飯(餃子)」を注文。”大辛”なんていうのもあったが、初訪で店の程度が分からないので見送った。

厨房には2人、給仕は1人と店の規模に比して人数が多い気がしたが、店員が別の客と喋っている内容からすると、店の主人が体の調子を崩し、ヘルプで入っているようだ。しばらくして大きな平皿に盛られた「四川飯(餃子)」が登場。スープが付いている。「四川飯」には辛味噌仕立ての餡がたっぷりとかかっており、かなりのヴォリューム。餡の中には、白菜、イカ、キクラゲ、ニンニクなどが入っており、揚げ餃子も中に入っている(カツが入ったタイプもあるようだ)。明らかにご飯の量に対して餡の量が多く、食べきれるかちょっと心配に。辛味噌餡はしっかりと濃いめの味付け。辛味もしっかり。こういう濃い味だと白いご飯で調節したくなるが、全て餡の海に沈んでしまっていてそれも出来ず、やおら単調になる。もちろん味の組み立ては悪くないのだがバランスが…。何とか完食。お腹いっぱい。どれも味が濃そうなので、次は単品料理とビールで行ってみたいナ。(勘定は¥770)

 


 

↓ 新装オープンした「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」へ何年振りかの訪問。若い頃はジェット戦闘機が好きで、飛んでいる自衛隊機のエンジン音で機種が聞き分けられたし、岐阜基地の航空祭には欠かさず通っていたが、最近はご無沙汰。昔はここの屋外展示スペースでもよく子供を遊ばせたものだった。マイナーだが日本が誇る傑作機、新明和工業のUS-1飛行艇(写真下左)。

 

↓ 特徴的なスタイルの戦闘機ロッキード「F-104J」通称スターファイター。自分は現役の頃を知っているが、飛行している姿も特異だった。でも好きだったな、この機体。あの頃にCanon A-1で撮った写真がどこかにあるはず…。毎月「航空ファン」を購読していた…。

 

↓ 初飛行で実は墜落寸前だった実験機、三菱「T-2CCV」(写真下左)。長く岐阜基地に在籍した練習機、富士重工「T-1」の810号機(写真下右)。これは記念塗装のままだが、通常塗装が好きだったな(810号機仕様でプラモデルも作った思い出が…)。

 

 


 

中華料理 孔明飯店

岐阜県各務原市那加織田町1-63

 

( 岐阜 ぎふ 各務原 かかみがはら こうめいはんてん 中国料理 中華料理 ラーメン ランチ 航空自衛隊岐阜基地 かがみはら航空博物館 )

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妻木屋 @岐阜県土岐市

2018年10月25日 | 岐阜県(東濃・老舗)

久しぶりに土岐市駅近辺を散策してみた。古い建物が取り壊されて更地にされると、以前何が建っていたのか途端に思いだせなくなるのが不思議。その駅前の道を路地に入った所にある麺類食堂「妻木屋」へ。最近まで知らなかったが、昭和5年(1930)創業で、現在4代目という歴史のある店なのだとか。暖簾をくぐって中に入ると土間に大テーブルがあり、その他は小上がり席が4卓ほど。昼はとうに過ぎた時間だったが先客は3組ほどおり、後からも2組ほど入ってきた。こちら「ころうどん」と「中華そば」を一緒に注文する”ころ中”なる符丁があるらしいが、食べ切れないかもしれないと「ころうどん」だけお願いした。

”手打ち”だという「ころうどん」がやや小さめの丼ぶりに盛られて登場。刻みネギと胡麻が散らしてある。つゆの色はかなり濃い。”ころ”ではあるがつゆはやや多め。麺はしっかりと角が立っている。手繰ってみると麺がかなりぬるくて驚いた。”ころ”でここまでぬるいのは初めてかも。でもそのぬるさが旨い。いわゆるコシのあるタイプとは違うふわっとした口当たりで、”やわ”でもつゆとの相性が抜群。いいなァ、コレ。別皿で添えられていた青く刻んだものは「あおと」というもの。”青唐辛子”のことかしらん。苦味はあるがさほど辛くなく、青臭さはシシトウみたいなかんじ。品書きには「カツ丼」もあったので食べてみないと。果たして土岐の戦前からの食堂のカツ丼は”てりかつ丼”なのか、そうでないのか。大正時代創業の「旭家」よりは新しいが「ちちや」よりは古い「妻木屋」。土岐のかつ丼の歴史の鍵を握るのはここかも(←大げさ)。(勘定は¥450)

この後の記事はこちら

 


 

↓ 駅前の通りにある商業ビル(建築詳細不明)。なんてことない建物だと通り過ぎようとしたが、軒下には何やらわざわざ着色された飾りが入っていた。

 

↓ 戦前からの医院「森川歯科医院」(昭和11年・1936・建造)。駐車場にポツンと古い門柱が残っている。建物の裏の方も凝った造りだ。この辺りもだんだん更地が増えてきた。

 

 


 

 

手打ちうどん 妻木屋 (妻木屋本店)

岐阜県土岐市泉町久尻580-9

 

( 土岐 とき つまきや 妻木屋本店 麺類食堂 大衆食堂 手打ち 手打 うどん 中華そば ラーメン ころちゅう あおと 丼物  カツ丼 亜種 近代建築 戦前 醫院 )

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富士 @名古屋市中村区・則武

2018年10月24日 | 名古屋(中村区・西区)

名古屋駅の太閤口側、駅西銀座で老舗銭湯の熱い湯に浸かり、しっかり汗を流した後に向かったのは、ほど近い中国料理の「富士」。以前からその昭和ルックスな店構えに惹かれていた。創業は昭和57年頃(1982)だとか。この辺りは以前あったアーケードは既に撤去されている。もちろん店先には明るく照らされたサンプルショーケース。ドアを開けると赤い円卓や赤い椅子。そうそう昔の中華料理屋はこの配色だ。年配のご夫婦でやっていらっしゃるよう。テーブル席に座って品書きを眺める。激熱の風呂に絞られたので喉の渇きを癒やすために何はなくともビール、ビール。つまみには「ギョーザ」を。

すぐにビール(キリンラガー大瓶)が用意され、キンキンに冷えた一杯を流し込んだ。「ギョーザ」は小振りなのが8個。軟らかい食感でしっかりと生姜が効いている。追加したのは「レバーニラ炒め」。カウンターの上に貼られた某ラーメン王(←こんな町の中華料理屋にも来るんですね)とやらの、こちらが赤面してしまうくらい下手な字の色紙を眺めながら(笑)、ゆっくりと待つ。レバー(豚)の量は少なめで濃いめ辛めの味付け。ビールとの相性はもちろん言うまでもない。もう少しもやしが多いともっとバランスが良かったかもしれないが。ここで終わってしまうのも悪くなかったが、銭湯後の酒は効くのでこの辺で。(勘定は¥1,600程)

 


 

↓ 名古屋市の登録地域建造物資産にも指定されている竹橋町の「金時湯」(昭和3年・1928・建造)。番台にはTVドラマのようにお婆さんが座る。モザイクタイル画は脱衣所のみに。木のロッカーの戸にはガラス板がはめ込まれている。浴場はさすがに年季が入ってくたびれているが、風情はたっぷり。客入りも多い。真ん中にタイル浴槽がある定番配置。これが激熱(笑)。慣れてくるまで熱湯に耐え、次第に気持ち良くなってくる。

 

↓ 昼間にウロウロした時に見つけた門構えも立派な下米野町の建物(建築詳細不明)。日本家屋+応接間の洋館。

 

 


 

中国料理 富士

愛知県名古屋市中村区則武2-32-3

 

( 名古屋 なごや 名古屋駅 駅西銀座 ふじ 中華料理 ラーメン 中華そば ぎょうざ 餃子 ギョウザ 近代建築 戦前 銭湯建築 )

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