ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Bridges To Bremen (DVD+CD) / The Rolling Stones

2019年06月30日 | DVD

Bridges To Bremen (DVD+CD) / The Rolling Stones (2019)

76歳のミック(Mick Jagger)が心臓の手術をして4月からの北米ツアーが中止になっていたストーンズ(The Rolling Stones)。無事というかやっぱりというか、何事も無かったかのようにミックが復帰をして振替えのツアーが始まった。声も動きも変わったようには見受けられない。凄過ぎる。恐ろしや超人(=変人)。それとタイミングを同じくして彼らが1997年のアルバム「Bridges To Babylon」に引き続いて行ったツアーの中から1998年9月のドイツ・ブレーメンでのライヴ映像が同音源のCDを加えて公式に(えらくシンプルなジャケで)発表された。アルバムはしっかり聴いたし、「Saint Of Me」なんかは今でも好き。海賊盤CDを一番集めたのもこの時期だったかな。正式に発売された97年12月のセントルイス公演のDVD「Bridges To Babylon Live In Concert」も持っている(ジャケット写真下)。それでも何故か忘れてしまったが当時の来日公演には行かなかった(もちろん後悔している)。

最近の驚く程の解像度の映像を見慣れているので、正直映像はこの程度かという感想(ブルーレイなら違うのかもしれない)。そりゃもう20年以上も前だものなァ。オープニングは飛んできた火の玉(?)が円形モニターを突き抜けて飛び出すような趣向があったのだが、何故か引きの映像でなくスケールの分かりづらいキースへの寄り映像でスタート。もう充分歳をとっていたメンバー(当時50歳以上)だが、さすがに最近の彼らと比べると若い(ま、20年後も現役でツアーをやっているという今が異常・笑)。当時はロングコートが流行っていたようでキース(Keith Richards)もロニー(Ron Wood )もダリル(Daryl Jones)も、途中でのミックもみんなロングコート(キースのは日本人デザイナー作だそう)。正直個人的にはキースのヒョウ柄のコートはいまひとつ好きになれなかったなァと思いだした。流行りもの好きのミックはドラムンベースなど当時の音楽界にも充分目配せしていたようだけれど、ライヴ映像を見る限り結局ツアー現場ではいつものストーンズ。このツアーの見世物と言えばやはりBステージ。今では当たり前になっている演出だがツアーに採用されたのはこれが最初(のはず)。当時メインステージから実際に橋がせり出してBステージまで橋が架かる大掛かりな演出には驚いたものだ(高価なセットだったろうなァ)。

amazonにて購入(¥4,766)

  • Region Code : Region 2
  • Disc : 3
  • Label :Universal Music
  • 2019/06/21
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

万年堂 @名古屋市中区・新栄 (※移転)

2019年06月30日 | 名古屋(中区 老舗)

新栄の和菓子屋「万年堂」へ。創業は昭和24年(1949)とこの業種としては意外と古くない。ただし江戸時代から津市で和菓子を作っていたという事でその時代を計算に入れていないのだろう。京都の老舗「亀末廣」の親戚筋だそうで、そこの主人が店の名前を付けたのだとか。こちらで有名な菓子といえば何といっても「おちょぼ」。茶道の盛んな名古屋でも有名な干菓子なので、茶席などで目にした人も多いだろう。小さな小さな干菓子なのだが、女性の小さなおちょぼ口で食べている様子をイメージしているらしいた(大きな声では言えないが女性の〇っ〇いをイメージしているとばかり思っていた・恥)。自宅用なので一番簡素な包装の「袋入り」を購入して持ち帰る。

和紙に包まれた「おちょぼ」は、形としてはなんの変哲もない(逆さの)椀型なのだが、これが何とも繊細で儚く女性的。木型に入れてから1週間もかけて乾燥させるらしく、頂部の紅い点は”からす口”というペン先を使って描かれているらしい(社員は訓練してみな描けるそうです)。一口で口に含んだ時にさらっとすぐに溶けて、大きくないので和三盆の甘さがちょうどよく、お茶(煎茶でも抹茶でも)がより一層美味しく感じられる。小ささを感じさせない存在感。さすが銘菓と言われるだけある。他の菓子を買ったことがないので、次は季節の菓子や最中を買いに行こう。(勘定は¥864)

この後の記事はこちら (2

 

万年堂

愛知県名古屋市東区東桜2-17-21

※令和3年に千種区山門町2-34へ移転しました

 

( 名古屋 なごや 新栄 しんさかえ まんねんどう 和菓子 干菓子 おちょぼ 上生菓子 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森田屋 @岐阜県瑞穂市

2019年06月29日 | 岐阜県(岐阜)

仕事の用事で居た穂積駅近くで昼になった。この辺りには全くの不案内なのでちょっとウロウロ。自分がどの辺りを走っているのかもよく分かっていない。食事出来そうな店はあまり見つけられなかったが、ちょうど迷うように入っていった路地の先に”営業中”の文字があったお食事処「森田屋」。にしても素っ気無さ過ぎの外観と看板。正直何系の店なのかもよく分からなかったので、ちょっとスマホで調べてみるも大した情報は拾えず。でも車を隣の駐車場に停め、思い切って中を覗いてみた。「いらっしゃいませ。」という年配の主人の声に迎えられる。土間にテーブル席が5つほど並んでいて、奥に広い厨房がある。先客は無し。ひとつに腰掛けて品書きを眺めていると、ジョッキに入った氷水が運ばれた。品書きには「大衆食堂・森田屋」と書かれている。ラーメン、定食、丼物など色々あるが、内容からするとラーメンが先頭にあって中華寄りの食堂といった感じ。「炒飯」「鶏球飯(カイコーハン)」あたりで迷っていたが、「カツ丼」を見付けてつい条件反射的に「カツ丼。」と声を出してしまった。カツ丼の亜種を食べ歩いているので、カツ丼を見付けるとつい「どんなカツ丼だろう?」と注文してしまう。

しばらくして運ばれた「カツ丼」は厚めのカツが玉ねぎと一緒に玉子でとじられたごく一般的(全国的な意味で)なタイプ。これが出てくると「なぁんだ、普通か。」と思ってしまう自分が居る(苦笑)(←岐阜県内の「カツ丼」が他県と比較して異常に多様なだけです)。丼ぶりのご飯は多めで、何となく濃い味を想像していたがつゆの味はあっさりめ。添えられていたたくあんを挟みながらガツガツと食べていった。量も多いので味噌汁か何かがあるといいんだけれどなァ。その頃には後客も何組か入って来た。次は中華系の品にしてみよう。(勘定は¥700)

 


 

↓ 穂積駅の東にある「一の町架道橋」(建築詳細不明)。ここが史跡みたく遺構としてスマホのマップに出てきたので少し調べてみたら、どうもトンネル途中の塗り込められた所(写真下右)にホームに上がる入口があったようだ。当時の写真を見てみたいなァ。

 

 


 

お食事処 森田屋

岐阜県瑞穂市別府603

 

( 瑞穂 みずほ 穂積 ほづみ 穂積駅 もりたや 食堂 中華 麺類食堂 大衆食堂 ラーメン 中華そば 産業遺構 まんぽ )

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一八食堂 (3) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2019年06月28日 | 岐阜県(岐阜)

ずっと気になっていた丼ぶりの品名「半丼」。自分の知る限り岐阜市の2つの食堂にしかなく、先日そのうちのひとつ、真砂町の「太田屋本店」で実際に注文してみた。残りのひとつがここ昭和町の「一八食堂」。こちらでは何度いつもと違う物を食べてみようと訪れても、結局毎度名物「カツめし」の吸引力に負けてしまうので(笑)、今度こそという意気込みで暖簾をくぐる。この日はまだ混んでおらず、小上がりで家族連れが全員「中華そば」を食べていた。あれも旨そうだナ。テーブル席に腰掛け、厨房から女将さんに「何にしましょう?」と訊かれたので、迷いなく「半丼」を声高らかに注文した。テレビのニュースを眺めながら出来上がりを待つ。

しばらくして運ばれた「半丼」は…、でたっ、やっぱり”あの海老天”!。こちらもドーンと丼ぶりの半分にあの海老天(正確に言うと海老天の衣・笑)が横たわっている。そしてこちらのもう半分は「玉子丼」。やや甘めのつゆで玉ねぎととじられた玉子がご飯を覆っている。そうか、こちらはとじ玉子か。つまり海老天丼と玉子丼で「半丼」。面白い。全長約15cmの海老天(うち海老は尻尾を入れて4cm・笑)は、しっかりと煮込まれていてご飯との相性は間違いなし。少し七色(七味唐辛子)を振ったりもしてガツガツと胃の腑に掻き込み落としていく。この日の付け合わせは小皿のいんげんとほうれん草のお浸し、それにいつもの大根おろし、そしてたくあんと白菜漬けの香の物。具だくさんの味噌汁(ちょっとぬるかったが)も付いてバランスも言うことなし。旨かった。果たして”半丼”のある店はまだ他にあるのかな。(勘定は¥530)

以前の記事はこちら (1)(2

この後の記事はこちら (4

※「伊藤天ぷら店」が廃業されましたので、もう「半丼」は食べられないと思われます(令和2年1月現在)

 


 

↓ 金文字看板がある同じ昭和町の「松本酒店」(建築詳細不明)。”コトブキ”と読めるようだが崩れてしまっている。どこの銘柄なのかな。

 


 

一八食堂

岐阜県岐阜市昭和町1-15

※閉店されたとのことです(令和4年9月現在)

 

( 岐阜 ぎふ 一八食堂 いっぱち食堂 一八 いっぱち カツめし カツ飯 かつめし 半丼 はんどん 伊藤天ぷら店 味噌カツ丼 麺類食堂 大衆食堂 金文字看板 閉店 廃業 )

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不老園 @名古屋市千種区・覚王山

2019年06月27日 | 名古屋(千種区・守山区 老舗)

覚王山にある「不老園」へ。同じ創業年を謳っているので、こちらは創業嘉永元年(1848)という東別院の「不老園正光」の分店ということでいいのかな。ペリー来航とかそんな時代だ。凄い。地下鉄の出口からすぐの所にビル店舗がある。店に入ると店舗スペースはそんなに広くない。まだ朝だったのでこれから出掛ける用事があり箱などは持ち歩けないので、いつものように少量買い。大抵どこの和菓子屋も問題なく分けていただける。購入したのは「不老最中」と「白百合最中」。「どちらも味は同じですよ。」と言われたのだが、最中は最中種(皮)が違うだけで食感が違って楽しめるので構わない。「すぐに詰めますのでお待ちください。」と奥へ行かれた店員さんがたった2つの最中を詰めて持って来てくれた。「詰めたてが美味しいですよ。」と声を掛けて下さったが、生憎すぐにいただく時間も場所も無く、家に持ち帰った。

確かに詰めたてで最中種がサクッとした最中は旨いが、時間が経ってややしっとりして餡と密着したものも、それはそれで好き。「不老最中」は丸の下の部分がカットされたような形で、薄めの最中種の表面に”不老”の文字がある。これは東別院と同じだな。艶のあるつぶ餡で粒の食感はしっかりめ。「白百合最中」は四角い最中種の表面に名古屋市の市花である白百合の模様があった。同じ味だと言われているので「そうだな。」と思ったが、言われていなきゃ当てる自信は全く無い(笑)。(勘定は¥270)

 

御菓子司 不老園

愛知県名古屋市千種区末盛通1-31

 

( 名古屋 なごや 覚王山 かくおうざん ふろうえん 和菓子 不老園正光 おんかしつかさ もなか 不老もなか ) 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

A Ass Pocket Of Whiskey / R.L. Burnside

2019年06月26日 | ブルーズ

A Ass Pocket Of Whiskey / R.L. Burnside (1996)

以前に英音楽雑誌「MOJO」の付録CDで初めて聴いてぶっ飛んだR.L.バーンサイド(R.L. Burnside)の、付録CDに入っていた曲を含む1996年発売のアルバムを購入。このアルバムの製作には当時注目されていたジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン(Jon Spencer Blues Explosion, 以下JSBX)が関わっていて、5曲を共作していて、演奏も彼らが担当している。自分はR.L.バーンサイドがどういう人物で、ブルーズ界でどういう立ち位置のアーティストか全然知らなかったのだが、60~90年代まではパート・タイム・ミュージシャンとして働いていたようで、デビューは随分と遅く80年代に入ってからのようだ。このアルバム当時で70歳。

アルバム全般で、当時洋楽に詳しくてクールな人はみんな持っていたJSBXの「Orange」(’94)(←もちろん持っている)と同じテイストの演奏が繰り広げられている。つまりぶっといギターと即興に近いブギー・スタイルの、ジョン・リー(John Lee Hooker)を思わせるようなブルーズ。どういう経緯で一緒にやることになったのか知らないが、JSBXの音楽を聴いてピッタリだと思って引き合わせた人が居たのかな。それともJSBXの方から…。R.L.バーンサイドは歳はとっているがいきいきとしていて、演奏途中でのジョンらとの掛け合いも”らしい”。ド迫力のヴォーカルが太いギターの音に負けていない。当時の写真を見ると野球帽を被ってヨタヨタのジャンパーを着たその辺のオッサンなのだが…。彼の少し前の音源を探してみたのだが、音楽スタイルはずっと一貫していたようだ。カッコイイ。

オークションにて購入(¥522)

 

  • CD  (1996/6/25)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Matador Records
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風見鶏 @岐阜県可児郡御嵩町

2019年06月26日 | 岐阜県(中濃)

蕎麦をいただいた御嵩町の「千風」に行った際に、すぐ近くの道中にあったログハウスのパン・喫茶の店「風見鶏」。店を構えてから20年近く経っているそうだ。蕎麦といなりひとつだけでは少なかったので帰りに寄ってみた。広い敷地の全てがここのものかどうかは知らないが、ウッドデッキやログで作ったブランコのある庭があり、とても開放的。山の上なのでその向こうにはどうしたって新緑が目に入る。借景にしたって贅沢な土地だ。中に入ると手前にパンが並んでいて、奥にカウンターやテーブル席がある。パンは甘い菓子パンや惣菜パンが多い。適当にトレイにのせて、奥で「こちらでいただきたいのですが。」とお願いすると飲物の注文を取ってくれた。何組かが店を出た後のようで空いていたので、外に座っても良かったのだが、オッサン1人で外っていうのも気恥ずかしいので中のテーブルに腰を下ろす(笑)。

年配の主人がサイフォンで淹れた「レギュラー珈琲」と、皿に盛られたパンが置かれる。自分で選んだパンは「オレンジチョコパン」と「ベリーのきもち」というおやつ代わりのパン。コーヒーにはラスクも付いてきた。コーヒーにはしっかりとした苦味が感じられる。甘いパンを選んだのでちょうどいい。「オレンジチョコパン」の中には粒のチョコやオレンジピール(多分)が入っている。ほんのり香る柑橘が旨い。自分はチョコとオレンジピールの組み合わせに弱いのだ(小学生の頃はロッテの「ジャフィー」というビスケットが大好物でした)。もう1つの「ベリーのきもち」〔ママ〕(苦笑)は丸いパンの真ん中に甘いチョコクリームとラズベリージャムという組み合わせ。どちらも味が濃い。なぜかラスクはガーリック風味。コーヒーはスタンド付きのガラスボールのまま出てきているので、ゆっくりとカップに移しながら楽しんだ。網戸から入ってくる爽やかな新緑の風を感じながら、オッサン1人で佇む…。季節ごとに違った風景が楽しめそう。(勘定は¥750)

 


 

↓ ハーフティンバー様式風にも見える名鉄の「御嵩駅」(昭和27年・1952・建造)。現在は無人駅。終点駅ってホームに独特の雰囲気があって好き。

↓ 御嵩宿の街道沿いにあった古い建物(建築詳細不明)。2階の様子から見ると随分と古い建物のようだ。宿場町の建物なので旅籠か何かだったろうか。現役なのがスゴイ。

 ↓ 「中仙道みたけ館」の駐車場に無防備に置かれていた大正時代の消防ポンプ車。もちろん車輪は木製。ブリキの部分に綺麗な装飾塗装がある。このまま朽ち果てていくのかな…。

 

 


 

風見鶏

岐阜県可児郡御嵩町上之郷6344-9

 

( 御嵩 みたけ かざみどり 喫茶 カフェ パン 菓子パン 総菜パン モーニング 近代建築 みたけじゅく 名古屋鉄道 広見線 中山道 中仙道 ) 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋吉・上飯田店 @名古屋市北区・上飯田

2019年06月25日 | 名古屋(東区・北区)

焼鳥の「秋吉・上飯田店」へ。バスターミナルのある建物に入っている店で、いつも客で賑わっている人気店。客層は結構若く、この日も店に入るとほぼ満席の盛況ぶり。全然知らなかったのだが北陸を中心として全国に110店舗もあるのだとか(名古屋には3店舗)。カウンター席が1つだけ空いていたので座らせてもらう。焼方の男性が1人に、後は若い女性給仕ばかり5人も居るのが人気ぶりを語る。活気あるなァ。この日は他所でビールを呑んできた後だったので「酒(大)」をひやでお願いする。店の銘入りの徳利に小さめのガラスコップで出てきた。まずお願いしたのは「みの」と「しろ」。タネによってタレ焼、塩焼、みそ焼という味付けが決まっているようで、「みの」は”みそ焼”、「しろ」は”タレ焼”。時々炎を上げながら焼かれた串はカウンター上のステンレス板に置かれる。これには傾斜が付いていて脂も落ちていく仕組み。

それぞれの串種は小振りなものが5本づつ。「みの(牛)」はクニュッとした歯応えが旨い。味噌だが味付けは意外とあっさりしている。「しろ(豚)」はタレで焼かれていて辛子が付いている。焦げた部分が香ばしい。小振りな切りなので1本が一口という感じ。でも口に入れやすくってこれはこれでいいかも。「キューリ」を追加。「何本ですか?」と訊かれたので2本お願いした。縦に切られたきゅうりを串に刺して冷やされている。冷たくて口の中もさっぱり。追加は「純けい(鶏)」でこれは塩焼。脂身もあって元の塩は弱め。顎が疲れるくらい硬い部分もあるが、酒呑みにはそれがまた良かったりする。部位はどこか知らないが面白い食感だ。周りを見渡すとみんなおしゃべりに夢中で、焼かれた串が置きっぱなしの人も多く、回転はあまりよくなさそう。1本1本が小さいのでまだいくらでも入りそうだったが、隣の人が灰皿の上に置いたままの煙草の煙がきつかったし、調子に乗って食べ続けていたら結構な金額になりそうだったので、(酒は)1本で止めておいて勘定してもらった。(勘定は¥2,500程)

 

やきとりの名門 秋吉 上飯田店

愛知県名古屋市北区上飯田通1‐15 バスターミナルビル 1F

 

( 名古屋 なごや 上飯田 かみいいだ あきよし 焼鳥 やきとり 焼き鳥 焼きとり 居酒屋 酒場 市バス バスターミナル 上飯田駅 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千風 @岐阜県可児郡御嵩町

2019年06月24日 | 岐阜県(中濃)

新緑の中をバイクで走る。バイクで快適なのは本当に春と秋の数週間のみで、もう少し経てばすぐに暑くなって汗だく+日焼けが待っている。昼に蕎麦でも手繰ろうと、前からメモっておいた御嵩の「千風(ゆきかぜ)」に向かうことに。旧道から山道をどんどん上がった所に店があった。まだ真新しい店の周りには整備された駐車場もあったが満車。店前には何人かの待ちも出ているようだ。みんなこんな場所よく知っているんだなァ。リストに名前を書いて少し外で待つ。高台なのでなかなか気持ちのいい景色だ。

しばらくして呼ばれ、履物を脱いで板間の店に上がる。壁に向かったカウンター席があり、そこに案内された。梁が見える天井の高いモダンな建物。結構な音量でジャズが流れていたが、せっかくの見晴らしの良い田舎の山の上の空間だからそんな無粋なことはせずBGMは無しでいいのになァ…。まずは最近の定番、蕎麦茶と揚げた蕎麦が運ばれた。蕎麦茶は濃いものでなかったのでひと安心。まだまだ料理が出ていない客も多いので、都合30分程待って蕎麦が運ばれた。

笊に盛られた蕎麦は端正な切り。麺肌に艶もあってのど越しがいい。つゆは辛汁で少ないがいい塩梅。山葵をチョンと付けながらいただいた。「黒米いなり」の米はブレンドしてあるそう。紫色に炊き上がった黒米の独特の風味が旨い。いわゆるいなり寿司と違って揚げの甘さは控えめ。それが蕎麦の時にはちょうどイイ。スルスルっと手繰り終え、蕎麦湯をもらう。最初が少なかったので「つゆを足しましょうか?」と言ってくれるのは嬉しいもの(貰わなかったが)。ややとろみのある蕎麦湯と刻みネギをつゆに足して全部飲み干した。景色もいいので次は嫁を連れてこようかな。(勘定は¥1,000)

 


 

↓ 旧中山道の49番目の宿場町「御嵩宿」の街道沿いにある「商家竹屋(竹屋資料館)」(明治10年頃・1877・建造)。金融、株式投資、輸入自動車販売、借家経営などを商う総合商社だったそうだ。実際に名古屋を含むガス会社や電気会社など様々な証券を所有していたようだ。暗くなりがちな座敷には明かり取りの天窓も(写真4枚目)。裏にはもちろん蔵があった。

 

 

 

 


 

そば旬彩 千風 (ゆきかぜ)

岐阜県可児郡御嵩町上の郷6443

 

( 御嵩 みたけ ゆきかぜ 蕎麦 ざる蕎麦 中山道 中仙道 宿場町 みたけじゅく 近代建築 商家 野呂家 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シルクロード @名古屋市中区・栄

2019年06月23日 | 名古屋(中区)

栄で軽く呑んで帰ろうとある居酒屋へ向かうも、店の前に大勢のサラリーマンがたむろしていて、店の中も騒がしそうだったので諦めて、すぐ近くにあったバー「シルクロード」に入ってみた。”JIGGER BAR”と出ているので、以前岐阜市内で入った店のようにメーカー肝入りの店なのだろう。入口は回転ドアになっていて、中に入ると長いカウンターと奥にテーブル席があるようだ。バーテンダーの男性と給仕の女性の2人で回している様子。カウンターに座ってメニューを眺める。女性店員に「ギムレット」と「軽いおつまみ3種セット」というのをお願いした。まず出てきたのはおつまみセット。ナッツとチョコとドライクランベリーが盛られている。それから「ギムレット」が置かれた。ドライなジンの後に甘さが口に残る。クランベリーのような強い風味のドライフルーツって合うのかなと思っていたけれど意外やイイ。

こうやってメニューのあるバーではそれを眺めているのも楽しいもの。普段呑んだことのないものをと「ゴッドファーザー」を追加。1972年の映画「ゴッドファーザー」が公開されたすぐ後に誕生したカクテルなのだとか。ウイスキーとイタリアのリキュール「アマレット」のカクテル。甘い風味は”杏仁(杏の種子の中)”なんだとか。ただステアしただけのようなので結構重いが、氷を溶かしながらちびちびとすする。3つ離れた席に座る若い男の子は新入社員だろうか。何か思いつめた表情でビールを呑んでいるが大丈夫かな?(笑)。賑やかだった奥のグループから叫び声や嬌声が上がるようになってきたのでそろそろ引上げ。路面で気軽な店だったのでまた寄ってみようか。(勘定は¥2,300程)

ジガー バー シルクロード

愛知県名古屋市中区栄3-9-10 アスカヰビル1F

 

( 名古屋 なごや 栄 さかえ 住吉 サントリージガーバー Suntory Jigger Bar Silk Road ウイスキー カクテル オーセンティックバー )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする