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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Best Electronic Album In The World... Ever! / Various Artists

2025年03月18日 | テクノ・デジタル・ダンス

The Best Electronic Album In The World... Ever! / Various Artists (2019)

2019年に発売されたコンピレーションCD3枚組。"The Best Album In The World... Ever!"といえば90年代途中から発売された英EMI/Virginレーベルのシリーズで、ジャケに”Box”という表記があったシリーズで、コンピ好きな自分も沢山所有しているが、こちらは英Universalレーベル表記。もうレコード会社は買収買収で何がなんやら分からない。きっと今はUniversalが吸収しているんだろう(未確認)。タイトル通りエレクトリック・ロックの有名曲を集めている。”シンセ・ポップ”なんて呼んだ方が分かり易いか。収録しているアーティストと楽曲は以下の通り。

Disc 1

01 The Human League - The Sound Of The Crowd
02 Soft Cell - Tainted Love
03 Visage - Fade To Grey
04 Heaven 17 - Temptation
05 Tears For Fears - Mad World
06 Japan - Quiet Life
07 Orchestral Manoeuvres In The Dark - Messages
08 China Crisis - Christian
09 The Cure - The Walk
10 Simple Minds - Promised You A Miracle
11 A Flock Of Seagulls - I Ran
12 Yello - The Race
13 Joe Jackson - Steppin' Out
14 Split Enz - I Got You
15 Thompson Twins - Love On Your Side
16 Landscape - Einstein A Go-Go
17 Trio - Da Da Da (I Don't Love You You Don't Love Me Aha Aha Aha)
18 Nik Kershaw - Wouldn't It Be Good
19 Fiction Factory - (Feels Like) Heaven
20 Lotus Eaters - The First Picture Of You

Disc 2

01 Donna Summer - I Feel Love
02 Lipps Inc. - Funkytown
03 Buggles - Video Killed The Radio Star
04 Blondie - Atomic
05 Philip Oakey & Giorgio Moroder - Together In Electric Dreams
06 Philip Lynott - Yellow Pearl
07 Dead Or Alive - You Spin Me Round (Like A Record)
08 Marilyn - Calling Your Name
09 Altered Images - Don't Talk To Me About Love
10 Liza Minnelli - Losing My Mind
11 Eighth Wonder - I'm Not Scared
12 ABBA - The Day Before You Came
13 Jan Hammer - Crockett's Theme
14 Tom Tom Club - Genius Of Love
15 Harold Faltermeyer - Axel F
16 Dazz Band - Let It All Blow
17 Herbie Hancock - Rockit
18 Malcolm McLaren And The World's Famous Supreme Team - Buffalo Gals
19 Rock Steady Crew - (Hey You) The Rock Steady Crew
20 Ollie & Jerry - Breakin'...There's No Stopping Us

Disc 3

01 Yoko Ono - Walking On Thin Ice
02 Devo - Whip It
03 Martha And The Muffins - Echo Beach
04 Furniture - Brilliant Mind
05 The Passions - I'm In Love With A German Film Star
06 Visage - Mind Of A Toy
07 Soft Cell - Torch
08 Swansway - Soul Train
09 Falco - Rock Me Amadeus (The American Edit)
10 Sly Fox - Let's Go All The Way
11 Animotion - Obsession
12 The Human League - Hard Times
13 Heaven 17 - Play To Win
14 The Fixx - One Thing Leads To Another
15 Our Daughter's Wedding - Lawn Chairs
16 David Sylvian - Red Guitar
17 The Psychedelic Furs - Love My Way
18 The Mood - Don't Stop
19 New Musik - Living By Numbers
20 H2O - Dream To Sleep

発売年からするとかなり80年代に偏っている気がするが、あちらの人にとっても”Electric”というと、ヤマハのDX-7に代表されるサウンドが全盛だったその時期の印象が強いんだろう。当時はこういうコテコテのポップよりもロック寄りの曲の方が好きだったが、何周か廻って最近はこの辺りの曲も気持ち良く聴けるようになっている。何かの調査で、人間は歳を重ねても中学生くらいによく聴いた音楽に一番引きずられる(意訳)とあったが、確かにそんな気がするナ。

ネット・オークションにて購入(¥680)

  • Label‏ : ‎ Universal Uk
  • ASIN ‏ : ‎ B07VX17NHB
  • Disc ‏ : ‎ 3
コメント (2)
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Infinity Within / Deee-Lite

2025年01月25日 | テクノ・デジタル・ダンス

Infinity Within / Deee-Lite (1992)

大ヒット作「World Clique」に続くディー・ライト(Deee-Lite)のセカンド・アルバム。当時は前作のみでこのアルバムは全く聴いていないはず。前作と同様にブーツィー・コリンズ(Bootsy Collins)、バニー・ウォーレル(Bernie Worrell)、フレッド・ウェズリー(Fred Wesley)、メイシオ・パーカー(Maceo Parker)というファンク界の重鎮らが参加している。ただ曲や歌詞はより政治的になっているそう(←まともに歌詞を読んでないが…)。

ボトムを強調したハウス・ミュージック。ポップでキッチュでダンサブルな音楽性は以前と変わらず。前作程のワールド・ワイドなヒット曲は無いのでそんなに売れなかったのかなと思ったが、シングル02などはダンス・チャートの上位に上がったそう。最近の活動は伝わってこないが、レディ・ミス・キアー(Lady Miss Kier)のヴォーカルは相変わらずお洒落でかっこいい。が、リズムにやや埋没気味で目立たないのが勿体ない。この方、もっと色々出来たと思うんだけどなァ。テイ・トウワはこの作品までで、以降はグループから脱退している。

中古店にて購入 (¥300)

  • Label‏ : ‎ Elektra / Wea
  • ASIN ‏ : ‎ B000002HAL
  • Disc ‏ : ‎ 1
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Sherwood At The Controls Volume 1 : 1979-1984 / Various Artists

2024年10月26日 | テクノ・デジタル・ダンス

Sherwood At The Controls Volume 1 : 1979-1984 / Various Artists (2015)

エイドリアン・シャーウッド(Adrian Sherwood)率いるOn-Uサウンドの連中が来日すると知ってから購入した編集盤「Sherwood At The Controls Volume 1 」。30年以上も前の事だが、ポップ・グループ(The Pop Group)~マーク・スチュワート(Mark Stewart)、スリッツ(The Slits)、ギャング・オブ・フォー(Gang Of Four)なんかのポスト・パンクのグループにハマったことがあって、その関連でエイドリアン・シャーウッドの関わる音楽(主にプロデュース)を聞きかじったことがあった。ただ直接彼に感心を持ってレコードを買っていた訳ではないので、クレジットを見て初めて彼の参加を知ることも。こちらはそんな時代の彼の関わった作品を集めた1枚。収録アーティストと曲目は以下の通り。

01 Medium Medium – Hungry, So Angry
02 Maximum Joy – Let It Take You There
03 Nadjma – Some Day My Caliph Will Come
04 Mark Stewart + The Maffia – Learning To Cope With Cowardice (Flexi Version)
05 The Fall – Middle Mass
06 Gardening By Moonlight – Strange Clues
07 Shriekback – Mistah Linn He Dead
08 Voice Of Authority – Running (Feeling Wild)
09 The Slits – Man Next Door
10 Annie Anxiety aka Little Annie – Third Gear Kills
11 Prince Far I – Nuclear Weapon
12 Singers & Players – Reaching The Bad Man
13 African Head Charge – In A Trap
14 Vivien Goldman – Private Armies Dub

自分がレコードやCDを持っているアーティストは4組程だけで後は知らないが、ひょっとしたらコンピ等にに収録されて聴いたアーティストが居るかもしれない(聴き覚えのある曲は無し)。ダブの手法が取られている曲も多いが、所謂レゲエ直結のダブではなく、ニュー・ウェーヴ、ポスト・パンクを通したダブ。音域の広くない硬質なギターと太いベース・サウンドが共通しているかな。フリーキーなヴォーカルの曲が多いのも当時のシーンを反映している。故に1枚聴き通すにはかなりの体力が要る(笑)。こういうの聴くの久しぶりだ。最近昔のオーディオを引っ張り出したり再構築したりしているので、それでデカい音で鳴らしてみないと。

ネット・ショップにて購入(¥880)

  • Label ‏ : ‎ On-U Sound
  • ASIN ‏ : ‎ B00SZER30S
  • Disc ‏ : ‎ 1
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Endless Summer / Donna Summer

2024年03月01日 | テクノ・デジタル・ダンス

Endless Summer - Donna / Donna Summer (1994)

ドナ・サマー(Donna Summer)のベスト盤。彼女を知ったのは80年代のMTV時代。その頃のヒット曲は「She Works Hard For The Money」だったが、その後何かでかつてのヒット曲「I Feel Love」(’77)を聴いて、そのシンセ初期でありながらエキセントリックな音使いがクセになった。テレビ番組やCMのジングルで彼女の「Hot Stuff 」なんかがよく取り上げられたので曲は知っていたが、しっかり聴いてみる気にはなかなかならず幾年月。最近は「自分の聴くジャンルじゃない…」と思う音楽だって、気になって引っ掛かるのはとりあえず買って聴いてみることにしているのでこれも購入してみた(といっても、思い立ってから実際に買うまでに数年かかっているが)。

件の曲「I Feel Love」をプロデュースしたのはジョルジオ・モロダ―(Giorgio Moroder)。自分は今回調べてみるまで、あのシンセのサウンドからドイツ人だとばかり思っていたが、イタリア人だそうだ。ディスコグラフィーを辿っていくとドナ・サマーのキャリアの最初期から彼が関わっていることを知って驚いた。今となっては懐かしさを感じるアナログ・シンセの音も、自分が再評価した時期(テクノ←デトロイトの方の)にはとても新鮮に感じた。ずーっと喘ぎ声が続く(笑)02や、いかにも80年代のキーボード主体の曲、発売時のハウスっぽい曲など、彼女のキャリアの俯瞰に便利なコンピ。ジョルジオ・モロダ―のアルバムも何か聴いてみようか。

ブックオフにて購入(¥330)

  • Label ‏ : ‎ Mercury
  • ASIN ‏ : ‎ B00005FGJU
  • Disc ‏ : ‎ 1
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World Clique / Deee-Lite

2022年04月10日 | テクノ・デジタル・ダンス

World Clique / Deee-Lite (1990)

懐かしいCDが安値で中古店の棚に刺さっていたのでつい買ってしまった。ディーライト(Deee-Lite)の1990年のデビュー・アルバム。在日3世のテイ・トウワ(ここではJungle DJ Towa Towa)がメンバーとして参加していて、「Grooves In The Heart」は世界中で大ヒットした。PVにも出てきたが、ブーツィー・コリンズ(Bootsy Collins)や、フレッド・ウェズリー(Fred Wesley)、メイシオ・パーカー(Maceo Parker)なんていう重鎮も参加している。ポッと出の新人バンドにこの面子が参加するのだから何かしっかりとしたプロダクションに練られた産物だったろうか。それはさておき、時はハウス・ミュージック最盛時。60年代レトロなファッションもリヴァイヴァルしてこのカラフルなPVとピッタリ(監督は日本人!)。B-52’sを思わせるポップさが大好きだった。メンバーが多国籍っていうのも象徴的だった(もう一人はウクライナ人!)。

テイ・トウワがどの程度音楽的イニシアチヴを握っていたのか調べても分からなかったが、後の彼の作品からすると結構な貢献度だったんじゃないだろうか。フロントのレディー・ミス・キアー(Lady Miss Kier)はそのモデル的な佇まいのみならず、ヴォーカルがとてもいい。ずっとヨーロッパ人だと思っていたらアメリカ人だった。アルバムを通して聴くのは初めてだったが、どの曲も出来が良くダンスフロアーでは映えただろう(YMOの「開け心-磁性紀-」のサンプリングも!)。CDはアナログより曲数を増やしてあるようだが、そのせいかちょっと冗長になるところもある。こういうダンス・ミュージックって流行があるし廃れるのも早いので、後から聴くと気恥ずかしくなるようなことも多いが、このアルバムに関しては耐性があって、音も古臭くなっていないのがイイ感じ。

中古店にて購入(¥300)

  • Label ‏ : ‎ Elektra / Wea
  • ASIN ‏ : ‎ B000002H8B
  • Disc ‏ : ‎ 1

 

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Duty Now for the Future, New Traditionalists / Devo

2020年08月24日 | テクノ・デジタル・ダンス

Duty Now for the Future/New Traditionalists / Devo (1998)

英国発売のディーヴォ(Devo)の2in1アルバム・シリーズ。今回購入したのは1979年発売のセカンド「Duty Now for the Future(邦題:生存学未来編)」と、1981年発売の4枚目「New Traditionalists」のセット。意味があるのか、ただの収録時間の都合なのか、相変わらず組み合わせは意味不明だが、割り切って聴けばお得なこのシリーズ。もちろんジャケに載っているアルバム・ジャケット写真も米国版とは異なる英国発売のヴァージョン。映画「時計仕掛けのオレンジ」を彷彿とさせる01「Devo Corporate Anthem」から始まり、疾走感のある曲が並ぶ。ファーストの強烈なイメージからすると地味に映るのは仕方のないところ。でも変態的なビートは健在。飛び道具はないが、演奏力が飛躍的に上がっている印象を受ける。ジョニー・リヴァース(Johnny Rivers)で有名な「Secret Agent Man」をカヴァーしている。これは至極真っ当に聴こえて正直あまり面白くないが、こう思われているところがこのバンドの負った宿命でもあるし、つらいところでもあるだろう。

14曲目からはセルフ・プロデュースの4枚目のアルバム。面白邦題が付けられていないということは、日本市場の熱も冷めてきていたのだろうか(当時の実情知らず)。さぞアウト・オブ・デートになっているかと思いきや、いわゆるシンセ(テクノ)・ポップとしては以前よりずっと洗練されていて、音にもアイデアが溢れているし、”らしさ”は充分。よく考えたらまだ81年といえば日本ではYMOが「BGM」「テクノデリック」を出した頃(ポップからの脱却)。2つを同列に語っていいのかどうかは分からないが、それでもまだ一般的にはシーン真っ只中という時期だ。つまり、やはりディーヴォは”ロック・バンド”ということなんだな。当時よりも後年になってより評価されたような感じの「Beautiful World」などの名曲も収録されている。

オークションにて購入(¥780)

  • CD (1998/6/30)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : EMI Europe Generic
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Mix-Up Vol. 3, X-Mix - Fast Forward & Rewind / Ken Ishii

2018年07月29日 | テクノ・デジタル・ダンス

 

Mix-Up Vol. 3/ Ken Ishii (1996)

X-Mix - Fast Forward & Rewind  / Ken Ishii (1997)

まとめて手に入れたケン・イシイ(Ken Ishii)の昔のCD。最後はケン・イシイがリミックスを手掛けたアルバム2枚。即興のライヴ感が信条のDJスタイルのアーティストのリミックス・アルバムにどれほどの意味があるのかよく分からないが、こういう物が何枚も発売されているということはそれなりに需要があったのかもしれない。もちろん各楽曲は別のアーティストの作品で(自身の作品も含む)、それをケン・イシイがリミックスして繋げているスタイル。

1枚目はシリーズ物のひとつ。各リミキサー毎にリミックスされた楽曲を収録した第3弾がケン・イシイ。もちろん収録曲は本人が選んだものだと思うけれど…。あのアフリカ・バンバータ(Afrika Bambaataa)や坂本龍一が選ばられているのはちょっと予想外で面白かったかな。実際に通して聴いてみると…、んーまぁ予想通り。なかなかだが特に興奮するでもなく、ましてや踊り出すでもなく、80分弱のクールな時間が流れていく。ただ盤の性格上どうしてもこれが愛聴盤とは成りづらいだろうな。2枚目にどんなコンセプトがあるのかよく分からないが、どちらにしてもどっちがどのアルバムか言い当てる自信は無い(笑)。一度この2枚を積んでドライヴに出かけてみたが、内容をどうとか考えることもなく(特にスピードを出すことも無く・笑)しっかりBGMとしては機能した。

 オークションにて購入(¥174)

  • CD
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Sony,K7
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Stretch, Circular Motion / Overlap, Echo Exit / Ken Ishii

2018年07月14日 | テクノ・デジタル・ダンス

  

Stretch / Ken Ishii (1996)
Circular Motion / Overlap / Ken Ishii (1996)
Echo Exit / Ken Ishii (1997)

名盤「Jelly Tones」以降にケン・イシイ(Ken Ishii)が発表したEPのうち、いくつかをまとめて。各ジャケットに「Jelly Tones」からカットされた「Extra」のPV(監督:森本晃司、 原画:福島敦子)の画像が使われていて、アルバムに収録されていた「Stretch」を始めとする各曲のオリジナル・ヴァージョンに、リミックスされたヴァージョンが多数付け加えられている(ちなみに「Jelly Tones」収録曲は1枚目の「Stretch」と「Extra」のみ)。DJ界には疎いのでリミキサーがどの程度知名度がある人達なのか全然分からない。元のヴァージョンの世界観が好きなので、あまり突飛だとすんなりと受け入れられないなァと思って聴いてみたが、一体元の曲がどんなだったか忘れてしまうほど換骨奪胎されているので正直ピンとこない(90年代以降のリミックスはみなそうとも言えるが…)。どうしてもリズム中心で単調になるし。当たり前だけれど元曲はあくまで素材という感じ(その素材さえあまり感じられないリミックスも)。古い人間としてはもう少しオリジナル・ヴァージョンの”音”とか”メロディー”を残して欲しいんだけどなァ…。ま、クールな質感は維持されているので、あまりオリジナル・ヴァージョンにとらわれずに聴けばそれなりに楽しめるかな(…といってもオッサンが踊り出す訳ではない・笑)。

オークションにて購入(¥261)

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メタル・ブルー・アメリカ / ケン・イシイ

2018年06月24日 | テクノ・デジタル・ダンス

Metal Blue America / Ken Ishii (1997)

1995年の名盤「Jelly Tones」に続く個人名義アルバム「Metal Blue America」。前作とそれ以降に発表されたシングルやEPなどがとてもカッコ良かったので期待して聴いてみた(といっても20年以上遅れているが・笑)。まず冒頭のヴォイス入りのヒップホップ風の曲に驚く。まるでプロディジー(Prodigy)を聴いているような…。どちらかというとアッパーでホットな曲が続き、前作のように映画のサントラを聴いているような雰囲気は感じられず、全体的にダンス・フロアー向けという感じがする。

当時の評判はもちろん知る由もないが、前作やそれ以前の彼の作品にあったような一種のクールさが好きだった人にとっては厄介な作品だったんじゃないだろうか。自分もいくつか惹かれる箇所もあるものの、正直あまりピンとこない。彼らしさというか、”ならでは”というものがあまり見つからない。ネット上に本人による各曲コメントがあったが、こういう音楽でも意外と既存の音楽スタイル(ファンク、ヒップホップ、スペースロック、ドラムンベース)をイメージしているもんなんだなァ。

  • CD (1997/12/27)
  • Disc : 1
  • Label : ソニー・ミュージックレコーズ

オークションにて購入(¥87)

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ジェリー・トーンズ / ケン・イシイ

2018年06月12日 | テクノ・デジタル・ダンス

Jelly Tones / Ken Ishii (1995)

90年代初頭といえばオルタナティヴ・ロック全盛。その頃自分の耳に”テクノ”という言葉が入ってきた。当時すでにロックとテクノロジーの融合を目指すダンサブルなバンド(ビースティーズやベックなど)は増えていたし、いろんなジャンルのアーティストがコラボするのは流行りでもあったが、自分の中で”テクノ”っていうとYMO辺りで止まっていたので、えらく古い呼び方を引っ張り出してきたもんだとすごく違和感があったのを覚えている。特にヨーロッパで盛んだった野外ロック・フェスでDJが客を踊らせるという形態が増えていったようだ。そんな中で日本人にも有名なDJが居ると知ったのがケン・イシイ(Ken Ishii)だった。早速このアルバム「Jelly Tones」を買ってみて「お、今のテクノってこういう事なんだ」と初めて理解。当時このアルバムはロック好きからもかなり評価されたんじゃなかったか。

なぜ急にこの古いアルバムを聴いたかというと、たまたまネットで音楽系のサイトを見ていた時に、久しぶりに彼のDJプレイの映像がやっていたから。驚きなのはあれから20年以上も経っているのに彼がまだ現役バリバリで、相変わらずヨーロッパを中心とするシーンではリスペクトされているということ。ジャンルがジャンルだけに生き残り競争も厳しいだろうがすごいことだ。このアルバムと99年の「Sleeping Madness」しか持っていなかったので、その間のアルバムやEPをまとめて購入したら、おまけでこのアルバムが付いてきた。懐かしー。

久しぶりに聴いてみたら「あれ?自分の持っているアルバムと何か違う…」。自分が所有していたのは輸入盤だったが、この日本盤は収録曲や曲順が若干違っていたのだった。全然知らなかった。冒頭からクールに、そしてグイグイ引き込む彼独自の音世界。感触がやはり外国人DJとは違っていて、何となく東洋風のテイストが混じっているように感じるのがかっこいい。なので収録曲「EXTRA」のPVのように「AKIRA」のような近未来の荒廃した東京というイメージがぴったり。余程古く感じるかなと思いきや、クールな音像は今でも全然違和感が無くカッコ良かった。

オークションにて購入(¥87)

  • CD (1995/12/1)
  • Disc : 1
  • Label : ソニー・ミュージックレコーズ
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