ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Mix-Up Vol. 3, X-Mix - Fast Forward & Rewind / Ken Ishii

2018年07月29日 | テクノ・デジタル・ダンス

 

Mix-Up Vol. 3/ Ken Ishii (1996)

X-Mix - Fast Forward & Rewind  / Ken Ishii (1997)

まとめて手に入れたケン・イシイ(Ken Ishii)の昔のCD。最後はケン・イシイがリミックスを手掛けたアルバム2枚。即興のライヴ感が信条のDJスタイルのアーティストのリミックス・アルバムにどれほどの意味があるのかよく分からないが、こういう物が何枚も発売されているということはそれなりに需要があったのかもしれない。もちろん各楽曲は別のアーティストの作品で(自身の作品も含む)、それをケン・イシイがリミックスして繋げているスタイル。

1枚目はシリーズ物のひとつ。各リミキサー毎にリミックスされた楽曲を収録した第3弾がケン・イシイ。もちろん収録曲は本人が選んだものだと思うけれど…。あのアフリカ・バンバータ(Afrika Bambaataa)や坂本龍一が選ばられているのはちょっと予想外で面白かったかな。実際に通して聴いてみると…、んーまぁ予想通り。なかなかだが特に興奮するでもなく、ましてや踊り出すでもなく、80分弱のクールな時間が流れていく。ただ盤の性格上どうしてもこれが愛聴盤とは成りづらいだろうな。2枚目にどんなコンセプトがあるのかよく分からないが、どちらにしてもどっちがどのアルバムか言い当てる自信は無い(笑)。一度この2枚を積んでドライヴに出かけてみたが、内容をどうとか考えることもなく(特にスピードを出すことも無く・笑)しっかりBGMとしては機能した。

 オークションにて購入(¥174)

  • CD
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Sony,K7
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Stretch, Circular Motion / Overlap, Echo Exit / Ken Ishii

2018年07月14日 | テクノ・デジタル・ダンス

  

Stretch / Ken Ishii (1996)
Circular Motion / Overlap / Ken Ishii (1996)
Echo Exit / Ken Ishii (1997)

名盤「Jelly Tones」以降にケン・イシイ(Ken Ishii)が発表したEPのうち、いくつかをまとめて。各ジャケットに「Jelly Tones」からカットされた「Extra」のPV(監督:森本晃司、 原画:福島敦子)の画像が使われていて、アルバムに収録されていた「Stretch」を始めとする各曲のオリジナル・ヴァージョンに、リミックスされたヴァージョンが多数付け加えられている(ちなみに「Jelly Tones」収録曲は1枚目の「Stretch」と「Extra」のみ)。DJ界には疎いのでリミキサーがどの程度知名度がある人達なのか全然分からない。元のヴァージョンの世界観が好きなので、あまり突飛だとすんなりと受け入れられないなァと思って聴いてみたが、一体元の曲がどんなだったか忘れてしまうほど換骨奪胎されているので正直ピンとこない(90年代以降のリミックスはみなそうとも言えるが…)。どうしてもリズム中心で単調になるし。当たり前だけれど元曲はあくまで素材という感じ(その素材さえあまり感じられないリミックスも)。古い人間としてはもう少しオリジナル・ヴァージョンの”音”とか”メロディー”を残して欲しいんだけどなァ…。ま、クールな質感は維持されているので、あまりオリジナル・ヴァージョンにとらわれずに聴けばそれなりに楽しめるかな(…といってもオッサンが踊り出す訳ではない・笑)。

オークションにて購入(¥261)

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メタル・ブルー・アメリカ / ケン・イシイ

2018年06月24日 | テクノ・デジタル・ダンス

Metal Blue America / Ken Ishii (1997)

1995年の名盤「Jelly Tones」に続く個人名義アルバム「Metal Blue America」。前作とそれ以降に発表されたシングルやEPなどがとてもカッコ良かったので期待して聴いてみた(といっても20年以上遅れているが・笑)。まず冒頭のヴォイス入りのヒップホップ風の曲に驚く。まるでプロディジー(Prodigy)を聴いているような…。どちらかというとアッパーでホットな曲が続き、前作のように映画のサントラを聴いているような雰囲気は感じられず、全体的にダンス・フロアー向けという感じがする。

当時の評判はもちろん知る由もないが、前作やそれ以前の彼の作品にあったような一種のクールさが好きだった人にとっては厄介な作品だったんじゃないだろうか。自分もいくつか惹かれる箇所もあるものの、正直あまりピンとこない。彼らしさというか、”ならでは”というものがあまり見つからない。ネット上に本人による各曲コメントがあったが、こういう音楽でも意外と既存の音楽スタイル(ファンク、ヒップホップ、スペースロック、ドラムンベース)をイメージしているもんなんだなァ。

  • CD (1997/12/27)
  • Disc : 1
  • Label : ソニー・ミュージックレコーズ

オークションにて購入(¥87)

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ジェリー・トーンズ / ケン・イシイ

2018年06月12日 | テクノ・デジタル・ダンス

Jelly Tones / Ken Ishii (1995)

90年代初頭といえばオルタナティヴ・ロック全盛。その頃自分の耳に”テクノ”という言葉が入ってきた。当時すでにロックとテクノロジーの融合を目指すダンサブルなバンド(ビースティーズやベックなど)は増えていたし、いろんなジャンルのアーティストがコラボするのは流行りでもあったが、自分の中で”テクノ”っていうとYMO辺りで止まっていたので、えらく古い呼び方を引っ張り出してきたもんだとすごく違和感があったのを覚えている。特にヨーロッパで盛んだった野外ロック・フェスでDJが客を踊らせるという形態が増えていったようだ。そんな中で日本人にも有名なDJが居ると知ったのがケン・イシイ(Ken Ishii)だった。早速このアルバム「Jelly Tones」を買ってみて「お、今のテクノってこういう事なんだ」と初めて理解。当時このアルバムはロック好きからもかなり評価されたんじゃなかったか。

なぜ急にこの古いアルバムを聴いたかというと、たまたまネットで音楽系のサイトを見ていた時に、久しぶりに彼のDJプレイの映像がやっていたから。驚きなのはあれから20年以上も経っているのに彼がまだ現役バリバリで、相変わらずヨーロッパを中心とするシーンではリスペクトされているということ。ジャンルがジャンルだけに生き残り競争も厳しいだろうがすごいことだ。このアルバムと99年の「Sleeping Madness」しか持っていなかったので、その間のアルバムやEPをまとめて購入したら、おまけでこのアルバムが付いてきた。懐かしー。

久しぶりに聴いてみたら「あれ?自分の持っているアルバムと何か違う…」。自分が所有していたのは輸入盤だったが、この日本盤は収録曲や曲順が若干違っていたのだった。全然知らなかった。冒頭からクールに、そしてグイグイ引き込む彼独自の音世界。感触がやはり外国人DJとは違っていて、何となく東洋風のテイストが混じっているように感じるのがかっこいい。なので収録曲「EXTRA」のPVのように「AKIRA」のような近未来の荒廃した東京というイメージがぴったり。余程古く感じるかなと思いきや、クールな音像は今でも全然違和感が無くカッコ良かった。

オークションにて購入(¥87)

  • CD (1995/12/1)
  • Disc : 1
  • Label : ソニー・ミュージックレコーズ
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Straight Ahead / Tube & Berger feat. Chrissie Hynde

2017年10月10日 | テクノ・デジタル・ダンス

Straight Ahead / Tube & Berger feat. Chrissie Hynde (2003)

ドイツのテクノ・ダンス・ユニット「Tube & Berger」が2003年に発売したシングルに、あのクリッシー・ハインド(Chrissie Hynde)が参加していたことは、ちょっと後から知ったのだけれど、そのPVを見て、馬鹿馬鹿しくも可愛らしい映像と耳に残る間抜けな音がクセになっていた。最近になって本国ドイツで発売されたエンハンスト・マキシ・シングルCD(こういうのも既に遺物だなァ…)があるのを知って、今更ながらにお取り寄せ。もちろんヴィデオ映像付きなのでこれを選んだ(といってもDVD以前のしょぼいMPEGだが)。彼らがどのくらい有名なのかも全然知らないのだが、なんともとぼけたダンス・チューンに時折入るクリッシーの野太い声が素敵。クリッシーはいつもコラボ作品でひと際輝くなァ。

01 Straight Ahead (Radio Edit)
02 Geradeaus (Radio Edit)
03 Straight Ahead (Extended Version)
04 Straight Ahead (Tom Neville Remix)
05 Geradeaus (Robbie Rivera Remix)
06 Video

amazonにて購入(¥759)

 

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Yellow Magic Orchestra / Yellow Magic Orchestra

2016年06月19日 | テクノ・デジタル・ダンス

Yellow Magic Orchestra / Yellow Magic Orchestra (1979)

イエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Magic Orchestra, YMO)のデビュー・アルバム。と言っても最初(1978年)に発売されたもの(写真下)をアメリカでリミックスしている通称「US版」。アメリカで発表するに当たって曲を省いたり、ヴォーカル(吉田美奈子)を足したりしている。自分は次作(もちろんアナログ盤)を先に買って、その後にファースト(US版)を購入。その頃に流通しているものはこちらだったので日本版と米国版の違いは(当時)全く認識しておらず、随分後になってから内容の違いを知り「え?そうなの」と日本版のCDを買った覚えがある。オリエンタル趣味と最新コンピュータ音楽(当時)を分かり易くイメージしていて、ジャケットはシュールな日本版オリジナル(写真下)より断然こちらのUS版の方がいいと思う。

このCDはもちろんアナログ盤の買い直しで、アルファでなくソニーから発売されたもの。当時はもっとフュージョンっぽいイメージがあったが、今聴くとさほどでもない。リード・ギターの入ったライヴの音像と記憶が重なってしまっていたのだろう。思い切りオリエンタル・テイストを加えていることで”尖っている部分”が際立ち、やはり40年近く経った今でも充分に聴くに堪える素晴らしいアルバム。細野氏がイメージした「マーティン・デニーの<ファイアー・クラッカー>を、シンセサイザーを使用したエレクトリック・チャンキー・ディスコとしてアレンジ」という有名な初期コンセプトがなるほどとても分かり易い。ただ田舎の小学生はそんなコンセプトの事などつゆ知らず(もちろん説明されても分からなかっただろうが…)、聴いたことのない音の斬新さに圧倒され、口をポカンと開けて、今これを聴いている自分は「一番ススんでいる」と錯覚したのだった(←小学生の戯言ですが・笑)。

ブックオフにて購入(¥280)

  • CD (2003/1/22)
  • Disc : 1
  • Format: Limited Edition
  • Label : ソニー・ミュージックダイレクト
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ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー / イエロー・マジック・オーケストラ

2016年04月30日 | テクノ・デジタル・ダンス

Solid State Survivor / Yellow Magic Orchestra (1979)

小学生の時にハマってから、はや40年近くか。それまで歌謡曲か、長姉・長兄の持っている欧米のハードロックやポップスのレコード盤止まりだった自分が、自分のお金を出してLPを収集するようになったのはRCサクセションとイエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Magic Orchestra, YMO)あたりからだったと思う(実際に最初に買ったのはテレビドラマ「熱中時代」のサントラだったが・笑)。その頃の小学生なんかお金持っている訳はないから、お年玉なんかを掻き集めて思い切って購入したのだろう。YMOはこのアルバムの前にファーストがあったが、それを買ったのはずいぶんと後の話で、最初がコレだったはずだ。

もうその頃から雑誌「宝島」や「ビックリハウス」などのいわゆるサブ・カルチャー系の雑誌や、薄っぺらい頃の「ロッキング・オン」に目を通していたので、すぐに「ザ・ベストテン」を卒業し、少年はこっちの世界に足を踏み入れた。週刊漫画雑誌・少年チャンピオンの「マカロニほうれん荘」や、少年ジャンプの「すすめ!パイレーツ」には、それぞれの作者好みのハードロック・バンドやニューウェーヴ・バンドが多数登場していたので、そんなものとリンクして(歌謡曲でない)音楽の世界にどっぷりになっていくのだった。

中でも前述の2つのバンドは、親世代はもちろん、鼻タレの小学生にとっても衝撃で、外タレに負けない存在感があった。それらを聴いている自分は他の小学生と違うと思っていたし(同級生の嫁によると実際違っていたらしいが…笑)、聖子ちゃんやたのきんトリオなんか聴いていられないとイキがっていたはず。テクノ・ポップはすぐに巷でもブームとなり、NHKにヒカシューが出演したり、歌謡曲もそれっぽい曲が席巻した(実際にYMOのメンバーや周辺が関与していたなんて知ったのはずっと後)。YMOはオリエンタルな香りがたっぷりのポップな旋律、リズムをマシーンに同期させる生演奏、(当時は)無口なメンバーの奇抜なファッションと態度は何だかかっこよかったし、日本人離れしたセンスと「最先端」を感じさせてくれた。

アナログ・レコードで揃っていて、YMOのCDは編集盤やボックス・セットばかりだったが、安値で刺さっていたのでつい購入してしまった。これは悪名高きアルファ・レコードでなく、ソニーに移ってから発売されたもの。いま聴いてもかっこいいし、アルバム通して聴くのは久しぶりなので新鮮。”時代の音”だったテクノ・ポップの音を今聴いても古臭く感じないというのはすごい事だと思う。なんせ当時のシンセサイザーなんてステージの上でタンスが連なっているくらいデカく、コードの付いたプラグ端子が無数に刺さっているという代物なのだ。再結成の「テクノドン」や、ちょっと前にメンバーが再結成してロンドンかどっかでライヴ演奏した音を聴いた時のアレンジの方が何だか古臭く感じたくらい。こうして聴くと、ヒットした有名曲はもちろんだが、他のアルバム構成曲のセンスというかクオリティーが凄いことに気付く。

ブックオフにて購入(¥280) 

  • CD (2003/1/22)
  • Disc : 1
  • Label : ソニー・ミュージックハウス
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(Who's Afraid Of?) The Art of Noise! / Art of Noise

2016年03月12日 | テクノ・デジタル・ダンス

(Who's Afraid Of?) The Art of Noise! / Art of Noise (1984)

80年代に一世を風靡したトレヴァー・ホーン(Trevor Horn)のプロジェクト、アート・オブ・ノイズ(Art of Noise)。自身のバグルス(The Buggles)での1979年のヒットを始め、イエス(Yes)の復活作「90125」や、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド(Frankie Goes To Hollywood)の一連のヒットなど、80年代の寵児と言っても過言ではない彼。ZTTレーベルを起し、彼が作った「オーケストラル・ヒット」というサンプリング音は瞬く間に広まり、様々なアーティストが猫も杓子もと自分の曲に採用した事を覚えている人も多いはず。自分もしっかりとハマったくち。このアルバムはその彼のプロジェクトのファースト・フル・アルバム。アナログで所有しているが、つい買い直してしまった。

このアルバムを買うよりも前に、彼が関わった一連のヒット曲や、その12インチ・シングル、あるいはアート・オブ・ノイズ自身の12インチ・シングルなどで、サンプリング音や過激なリミックス、それに斬新(当時)なPVなどはすでに経験済みだったので、当時、アルバムの最初の印象はずいぶんと大人しいな、という感じだったのを記憶している(今聴くとそうでもないのだが)。当時は「もっともっと」という過激なものに対する欲求が高まってそう感じたのかもしれない。女性の「Hey!」という掛け声や、衝突音、機械音、オーケストラル・ヒットを組み立てて音楽を作る。今では珍しくも何ともない事だし、それこそ誰にでも出来る所業だが、当時は違った。ある意味「革命」だったと思う。ただアルバムとしてどうかというと、やはりそればっかりだと面白みに欠けてしまうのは仕方のないところ(と、当時も思ったナ)。サンプリング音てんこ盛りよりも、一発の方が効果的だったりするのだ。ただ、コンセプト・アルバム、あるいはプログレッシヴ・ロックという視点で見るとなかなかの作品だとも思う。

中古店にて購入(¥300)

  • CD (1994/5/24)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Pgd/Polygram Pop/Jazz

 

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Singles 93-03 / The Chemical Brothers

2015年06月16日 | テクノ・デジタル・ダンス

Singles 93-03 / The Chemical Brothers (2003)

2003年に発売されたケミカル・ブラザーズ(The Chemical Brothers)のシングルを集めたコンピレーション盤。その昔、音楽誌「クロスビート」などでロック好きにも広く紹介されたこともあって、ファースト・アルバムがかなり話題になったと記憶している。だから最初に聴いたのは1996年頃だっただろうか。ちょうど、オルタナティヴと言われた世代がメインストリームを席巻した頃で、ロックやこうしたダンス・エレクトリック・ミュージックとの垣根が低くなっていた。良きにつけ、悪きにつけ、その頃の自分の記憶は悪夢の「第1回フジ・ロック・フェスティヴァル’97」と重なっている。残念ながら2日目が中止になったり、ステージが違って、プロディジー(The Prodigy)やエイフェックス・ツイン(Aphex Twin)は見られなかったが、ライヴ会場のステージに、それまで考えられなかった(楽器を演奏しない)DJらが登場し、バンドと同じように観客を踊らせるようになって新鮮だった。そうした流れがヨーロッパ中心だったのは興味深い。ただ当時「テクノ」と言う呼ばれ方もしていたので、70~80年代のテクノ・ポップ全盛期を知る自分には違和感のある呼称だった。

初期のいかにも「レイヴ」した曲から、後期のよりメロディアスで「曲」を感じさせるものまで、ひとつの音楽ジャンルの中にカテゴライズされるアーティストにも様々な顔がある。自分のように屋内でヘッドフォンから聞こえるデジタル・ビートの音圧に快感を覚えていた世代から、屋外で踊りながら大音量のビートとライティングを浴びる開放的な若い世代まで、色々な時代の人間を楽しませているけれど、一度くらい快適な涼しい屋外で(←ここ重要)、ビールか何か呑みながら音圧と光を浴びるショーを体験してみたかったなァ。多分CDを聴いているよりも、もっと素直にファンになれただろう。

中古店にて購入(¥180)

  • CD (2003/9/30)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Astralwerks
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Essential Yellow / Yello

2015年01月12日 | テクノ・デジタル・ダンス

Essential Yello / Yello (1992)

スイス人2人によるエレクトリック・ポップ・ユニット、イエロー(Yello)。大好きだった80年代映画「Ferris Bueller's Day Off (邦題:フェリスはある朝突然に)」で1曲目の「Oh! Yeah」が重要な役割を果たしていた。ちょっと間が抜けていて印象的なシンセ・ポップで、耳に付いたら離れない名曲。何度繰り返し聴いた事か。ちなみにこの映画は、アメリカの80年代青春映画を語るときに外せない作品で、アメリカの40代位の人で見ていない人はいないはず(日本で発売されているDVDは字幕の出来がイマイチで面白さが全然伝わらないが…)。挿入された曲群も時代を反映していて素晴しいのになぜかサントラは発売されておらず、熱心なファンによって海賊音源として出回るほど(もちろん自分も手に入れた)。

この曲以外の彼らは1が収録されたアルバムしか持っていないので、このベスト盤は見つけて即購入。こういう音楽の性で、さすがに20年以上経った今聴くと若干古臭く感じてしまうが、どの曲もヨーロッパ的な耽美というか、退廃的というか、そんなニュアンスに溢れていて、アメリカ的、イギリス的なポップとはシンセ・ポップという共通項はあれど、ひと味違う。彼らの場合、紳士然とした風貌とのギャップもあり、少し遊んで力が抜けていて、「いい大人がふざけている」感がいい。

中古店にて購入(¥324)

  • CD (1993/3/30)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Fontana Island
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