中村区の大門を下って千成通の手前にある中華料理の「名菜軒」へ。創業は昭和40年(1965)とのこと。道路を挟んだ駐車場に車を停めて店内へ。ソファー・タイプの椅子のテーブル席が8席程並んでいる。先客は数名。女将さんと気軽に喋っているところをみると常連客が多いようだ。壁一面に掲げられた黄色いメニューの他に手書きのセット物も豊富。何にしようか迷ってしまう。この昭和中華の雰囲気の中で食べたら何でも旨そうだ。別の所に”当店名物最高級ごはん!”なんて書かれていて気になった「沙茶丼」(”サーチャーどん”でいいのかな?)と「ぎょうざ」をお願いした。奥で主人と女将さんが喋っているのが聞こえてくるが、訛りがあるようなのでひょっとして実際に大陸か台湾の方なのかも(未確認)。
しばらくしてまず「ぎょうざ」が登場。皿には”当店獨得の粋な味・名菜軒”と銘が入っている。大きめのものが5つ。しっかりと焼き目が入っていて、やや甘めで独特な風味がある。何かスパイスを使っているかも。旨い。続いて「沙茶丼」が運ばれた。深めの平皿に盛られていてご飯の上に餡がかかっている。豚肉、ニラ、青菜、人参、タケノコ、キクラゲ、クワイと具材は豊富。餡は少し辛味があり、これも独特な風味がある。名前からすると沙茶醤(サーチャージャン)を使っているだろうか。自宅で以前に沙茶醤を使っていたことがあったが、結局全部を使い切れずに終わってしまった。もう味も覚えていないのでこの味付けがそうなのかどうかは不明。ご飯と一緒に口に入れると濃い餡の味とマッチして旨い、旨い。熱々のところをガツガツといってしまった。次は「チャーハン」と「ワンタン」か。それとも内容不明の「えび御飯」か「肝丼」か、楽しみ。(勘定は¥1,400)
名菜軒
愛知県名古屋市中村区城主町5-22
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