ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

名菜軒 @名古屋市中村区・千成通

2022年12月31日 | 名古屋(中村区・西区)

中村区の大門を下って千成通の手前にある中華料理の「名菜軒」へ。創業は昭和40年(1965)とのこと。道路を挟んだ駐車場に車を停めて店内へ。ソファー・タイプの椅子のテーブル席が8席程並んでいる。先客は数名。女将さんと気軽に喋っているところをみると常連客が多いようだ。壁一面に掲げられた黄色いメニューの他に手書きのセット物も豊富。何にしようか迷ってしまう。この昭和中華の雰囲気の中で食べたら何でも旨そうだ。別の所に”当店名物最高級ごはん!”なんて書かれていて気になった「沙茶丼」(”サーチャーどん”でいいのかな?)と「ぎょうざ」をお願いした。奥で主人と女将さんが喋っているのが聞こえてくるが、訛りがあるようなのでひょっとして実際に大陸か台湾の方なのかも(未確認)。

しばらくしてまず「ぎょうざ」が登場。皿には”当店獨得の粋な味・名菜軒”と銘が入っている。大きめのものが5つ。しっかりと焼き目が入っていて、やや甘めで独特な風味がある。何かスパイスを使っているかも。旨い。続いて「沙茶丼」が運ばれた。深めの平皿に盛られていてご飯の上に餡がかかっている。豚肉、ニラ、青菜、人参、タケノコ、キクラゲ、クワイと具材は豊富。餡は少し辛味があり、これも独特な風味がある。名前からすると沙茶醤(サーチャージャン)を使っているだろうか。自宅で以前に沙茶醤を使っていたことがあったが、結局全部を使い切れずに終わってしまった。もう味も覚えていないのでこの味付けがそうなのかどうかは不明。ご飯と一緒に口に入れると濃い餡の味とマッチして旨い、旨い。熱々のところをガツガツといってしまった。次は「チャーハン」と「ワンタン」か。それとも内容不明の「えび御飯」か「肝丼」か、楽しみ。(勘定は¥1,400)

 

名菜軒

愛知県名古屋市中村区城主町5-22

 

( 名古屋 なごや 名菜軒 めいさいけん 中華料理 中国料理 餃子 ギョーザ ギョウザ サーチャードン サーチャージャン )

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Licked Live In NYC (2CD+DVD) / The Rolling Stones

2022年12月30日 | DVD

Licked Live In NYC (DVD+CD) / The Rolling Stones (2022)

ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の2002年のニューヨークでのライヴを収録したCD2枚組とDVDのセット。ストーンズには優秀なデザイナーは居ないのかっていうくらい酷いアート・ワーク(苦笑)。先日発表された最新作「GRRR Live!」もまた酷いし…、こんなのばっかりでそれだけでも萎えてくる。もう20年も前のライヴになる。当時HBOで生中継されて、後に4枚組DVD「Four Flicks」にも収録された既出有名音源とあって新鮮味も正直全く無い。新作アルバムが発売されたという訳でもなく40周年記念のコンピ盤「Forty Licks」が出て、新曲はそれに収録された「Don't Stop」他全4曲のみという状況。でも個人的にはこのツアーの音源は大好きで、2か月後の武道館と大阪2デイズに参加したこともあって思い入れは強い。

実際、旬を過ぎたロートルのドサ回りかと思われたツアーも(←大ファンなのに酷い言い草)、今思えばバンドは絶好調といってよく、ツアー先で会場のサイズとセット・リストを変えるという当時まだ珍しかった趣向でコアなファンからも好評で、収益含めて全てに渡って上手くいったツアーだったと思う。今回の音源、自分はDVDから落として聴いていたり、出回ったブートレグで聴いたりしたが、久しぶりに聴いてストーンズの大舞台に強いジンクスを再確認(←収録や中継が入ると俄然やる気を出す・笑)。ミック(Mick Jagger・当時59歳)のヴォーカルは相変わらず驚愕だし、キース(Keith Richards)のギターも冴えている。バンドを支える面子も、皆が居るべきところに居るといった感じでまとまりは抜群。この日のゲストはシェリル・クロウ(Sheryl Crow)。ゲスト出演はこれが初めてではないが、アーティストとしては好きなものの、ストーンズとの共演ではキーが合わないのでいつもしっくりこず。ま、ある種お祭りだからいいんだろうけれども。映像は上記4DVDに収録されたものとは結構カット等が違い、ちょっとビックリ。バンドは翌年の春、日本公演を行い武道館公演を実現させる。自分の生涯最高のライヴ体験はこの武道館公演以外にあり得ないので、つい贔屓の引き倒しになるツアーでもある。

amazonにて購入(¥1,896)

  • Label ‏ : ‎ Mercury Studios
  • ASIN ‏ : ‎ B09XBN136K
  • Disc ‏ : ‎ 3
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七笑酒造 @長野県木曽郡木曽町

2022年12月30日 | 長野県

紅葉の長野県木曽ドライブ。木曽福島の街中を散策して立ち寄ったのは「七笑(ななわらい)」のブランドで有名な「七笑酒造株式会社」。創業は明治25年(1892)とのこと。以前から馬籠宿(岐阜県中津川市)の酒屋や、岐阜県各地の酒屋で買って馴染みのある酒。はっきり言って手に入れるのは容易いが、そこは”本店主義”(笑)なのでここまで来て寄らない選択肢は無い。引き戸を開けて中に入るとまだ若そうな主人(?)が迎えてくれた。店内の棚を眺め、購入したのは「七笑・純米酒」。結局いつも呑んでいるやつなのだった。

 

酒造好適米は美山錦、キヌヒカリ。精米歩合(※元の玄米からの重さの割合)は60%だそう。古いタイプの酒にありがちな重さや甘さはあまりなく、ひやでも燗でもいける飲み易い口当たり。日常の食中酒としてとても使い易い酒だ。ある意味現代的。自分の普段呑みの好みは結局この辺りに落ち着くのかな。(勘定は¥1,320/4合瓶)

 

 


 

↓ 店のすぐ隣の「中村屋精肉店」(建築詳細不明)。現役の店かどうかは分からなかったが、なかなか渋い建物(←数年前に閉店されているようです)

↓ 店と同じ通りの並びにある「眞岡薬局」(建築詳細不明)。塗り直してあるので最初は新しい建物かと思ったが、よく見ると窓枠は木製だし波ガラス。きっと古い建物に違いない。こちらも休みだったが店の中も見てみたかったな。

↓ 同じ通りにある「小林商店」(建築詳細不明)。こちらも休みだったが外看板からいくと食料品店だろう。通りからは奥が見えなかったので看板建築かどうかは分からなかったが、後から裏手に回ってビックリ。

 

↓ 通りから見ると普通の2階建ての建物に見えたが、裏手に回ると河川敷に張り出して3階建てにも4階建てにも見えるカオスな建物。こういうのを「崖屋(がけや)造り」と呼ぶのだそうだ。隣とも完全に繋がっているようだが、何でも表の狭い本町通りが自動車社会になって拡幅し、河川敷側に後退したのだとか。もちろん現在の建築基準法には適合していないので、修繕は出来ても建て直しは出来ないのだそう。並びには旅館もあるので一度泊まってみたいなァ。

 

 

↓ 七笑酒造の横や裏手には人がやっと1人通れる幅の細い径が何本も。こういうのを見付けると必ず歩いてみたくなる性分。まるで下呂市金山町の「筋骨」のようだ。

 

 

↓ 旧中山道の福島宿・上の段地区。通りには随分手直しが入っているが古い建物が残っている。後から調べてみると、この一帯は昭和2年(1927)の大火で大半の建物が消失したが、この「上の段地区」だけは大火を免れたのだとか。

 

↓ 福島宿の通りを曲がったところにひっそりと残る「福島宿・高札場」は、青い空に紅葉と銀杏のコントラストが素晴らしかった。

 

 


 

 

七笑酒造株式会社

長野県木曽郡木曽町福島5135

 

( 長野 ながの 木曽福島 きそふくしま ななわらいしゅぞう 酒蔵 日本酒 近代建築 看板建築 木曽福島宿 旧中仙道 きんこつ がけやづくり )

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大福屋レンガ通り店 @岐阜県岐阜市 (2)

2022年12月29日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の柳ヶ瀬商店街のアーケード下、レンガ通りにある麺類食堂「大福屋」へ。創業は昭和35年(1960)。再開発で移転後、以前はこちらの2階で営業していたが9月半ばに階下に移り、新装開店なった。暖簾こそ前と変わらないが、ピカピカの店内に足を踏み入れる。随分と明るく若い雰囲気になったな。コロナ禍を想定してか小さいテーブルが8つとカウンター席というレイアウトに。かろうじて通し営業は継続している様子。移転する前からちょっと食べたり、軽く呑んだりして使っている店だが、タイミング的に不思議と主人の姿をあまり見た事が無く、いつも女将さんと高齢のお母さんばかりだった。この日は珍しく(?)主人の姿が調理場に。以前に昼は酒を出していないと言われたが、もう夕方だからいいだろうと新しい品書きを眺める。ん?酒が無くなっている…。前は主人が”利酒師”、”ソムリエ”だということも載っていたのに。尋ねるとあるにはあるようなので「ひや」でお願いした。

徳利と猪口が運ばれた。「しらすおろし」の小鉢が付いているのが嬉しい。立っておでん鍋を覗くも残っている種類が少ない。大根とごぼ天を1つづつ取って味噌だれを絡めて皿に盛り、席に戻る。やや辛めの味わいの味噌だれ。これで酒をクイッとやる。旨い。すぐに酒が無くなったので「たぬきそば」を”冷たいの”でお願いした。女将さんが主人に「冷やしたぬきそば!」と告げ調理が始まる。出来上がった「冷やしたぬきそば」は深い鉢に盛られ、天玉、刻み海苔、うずらの黄身がのっていて、大根おろしと刻みネギ、わさびは別皿に。つゆは徳利に入っている。濃いめのつゆを回しかけいただく。色黒のそばは軟らかめの茹で加減。量は結構多い。粗い天玉のザクザクとした食感がいい感じ。麺をキンキンに冷やしていないのも自分好み。うどんの種類が少なくなったり、お好み焼きが見当たらなかったりと品書きには色々改変があるようだが、次は「卵とじラーメン」と何か丼物をいただこうっと。(勘定は¥1,350)

以前の記事はこちら (1

旧店舗の記事はこちら (1)(2

 


 

↓ 最近は閉まっていることが多い「じゅうろくてつめいギャラリー(旧・岐阜貯蓄銀行本店)」(昭和12年・1937・建造)。夕方になると壁の色が変わって違う表情を見せる。よく見ると窓ガラスの開口部の縁にも細かい装飾がされているのが分かる。

 

 

 

 

 

 


 

 

大福屋レンガ通り店

岐阜県岐阜市神室町1-12-1

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ だいふくや 大福屋 定食 丼物 麺類食堂 大衆食堂 うどん おでん お好み焼き 新装開店 近代建築 )

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マチヤ @岐阜県関市 (※閉店)

2022年12月28日 | 岐阜県(中濃)

※訪問時の外観写真を紛失したので閉店後の写真で紹介。

11月のある日、岐阜県関市の喫茶店「マチヤ」へ。仕事の出先で昼食が遅れ、近くの喫茶店でということでこちらを選んだ。店は繁華な通り沿いにあって天井が高そうななかなか立派な外観だが意外と目立たず、地元の方御用達という感じ。店の脇に斜めに車を停めて店内へ。やはり店内は天井が高くフロアーも広々としている。ペンダントライトが下がるテーブル席が10卓ほど。赤いベロアの椅子が昭和らしさいっぱい。高齢のご夫婦でやっていらっしゃるようだ。BGMはラジオのみ。昼には遅い時間帯だったが先客は3組。後客も2組入ってきて盛況な様子。食事のメニューは揚物中心の定食に、カレー、焼きそば、スパゲティーといったところ。ランチの中から「えびフライランチ」をお願いした。

しばらくして運ばれた「えびフライランチ」はなかなか立派なサイズの海老が3本。ミックス野菜のサラダとミートソースのスパゲッティが少々、手作りのタルタルソース、カットレモンが付け合わせ。これにお櫃型の容器に盛られたごはんと豆腐とわかめの味噌汁が付く。喫茶店のフライ物は程度が色々だが、こちらのえびフライは風味も良く、しっかりと身の詰まったものでいい感じ。旨い。タルタルソースをたっぷり付けたり、レモンを絞ったりしていただいた。これでこの値段だもの、言うことなし。次は「みそかつランチ」か「カツカレー」、冬季限定だという「カキフライランチ」もいいな。(勘定は¥950)

<後日談> 12月末になって再訪しようと久しぶりに店の前を通ったら店の駐車場には「貸店舗」のサインが。新年を前に廃業されたようです。

 

喫茶・お食事 マチヤ

岐阜県関市平和通8-8-1

 

( 関 せき 喫茶 純喫茶 レストラン ランチ 定食 モーニング 海老フライ 閉店 廃業 )

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Perfectamundo / Billy Gibbons and The BFG's

2022年12月28日 | クラシック・ロック

Perfectamundo / Billy Gibbons and The BFG's (2015)

ZZトップ(ZZ Top)のビリー・ギボンズ(Billy Gibbons)のファースト・ソロ作品「Perfectamundo」。音としては聴いていたがフィジカルでは初めて購入。もう今ってすぐに動画サイトやストリーミング・サービスで発売されたばかりのアルバムが全曲聴けてしまうが、どう考えたって売上に影響すると思うんだけれど何なんだろう、あのシステム。その程度の音質で全然構わないっていうライト・ユーザーはお金払わないだろうに。

閑話休題。キャリアの長いビリーだが、意外にもこれが初のソロ作品。ブルーズの有名曲もカヴァーしているが、モダンな音作りでとびきり明るく仕上がっている。タイトル通りラテンのテイストが入っているのがメキシコと接しているテキサス出身の彼らしい。ビリーのギターはいつも通りの切れ味だが、かなりベースがオンのミックスで、ラップありテクノロジ―あり。ある意味ダンサブル。ZZトップの頃からテクノロジーとの相性もいいし、納得の出来上がり。かっこいい。

昔からあの容姿なので年齢不詳だが、調べてみるともう70過ぎ。バンド・メイトのダスティー(Dusty Hill)亡き後も相変わらず他のアーティストとのコラボなど、精力的に活動している様子で嬉しい。

ネットショップにて購入(¥792)

  • Label ‏ : ‎ Concord Records
  • ASIN ‏ : ‎ B014RAMQWI
  • Disc ‏ : ‎ 1
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ひふみ(一二三) @名古屋市西区・上小田井

2022年12月27日 | 名古屋(中村区・西区)

バイクで出掛ける際、どこかで朝食をと立ち寄った「お食事処ひふみ」。駅でいくと「上小田井(かみおたい)駅」が一番近いかな。早い時間から開いていて以前にも車で来たことがあるが、周辺は工場ばかりで駐車場が見当たらない。付近の客が多いか、みな路上駐車しているのかな。結局その時はいい場所が見つけられず断念した。バイクを店横に停めて店内へ。高齢な主人が1人ストーブにあたっていらっしゃった。店内は年季が入って草臥れている(失礼)。品書きは見当たらず(←ホワイトボードにあったらしい)、出来上がったおかずが棚に並んでいてそれを自分で取っていただくスタイル。こういう店は大抵ごはんのサイズを告げ、味噌汁か豚汁を頼むようになっているはず。先に主人に「ごはん」の小と「とんじる」をお願いした。陳列棚を見回す。この日並んでいた品は多くなかったが小鉢、揚物、魚などいろいろ。「さばの煮付」を取って土間のテーブル席に腰掛けた。後から主人が「ごはん」と「とんじる」を持って来てくれた。

「ごはん」は小でも結構な量がある。「とんじる」は豆腐やワカメの中に申し訳程度の肉片。色からすると赤味噌でなく合わせ味噌のよう。「さばの煮付」は一緒にピーマンも添えられている。作ってから少々時間が経っているが、味付けはいい具合で、濃いめの煮汁とごはんが合って旨い。おかず1品だけだったがごはんも難なく消えていった。後客は来てすぐに缶ビールを開けている(羨ましい…)。夜もやっているのかは知らないが、棚のおかずを1皿づつ取りながらビールか酒をやるのもイイだろうなァ…。次は公共交通機関を使って来てみようか。まだ昼にもなっていない時間なのでささっと勘定してもらい、バイクに跨って出発した。(勘定は¥420)

 

お食事処 ひふみ (一二三)

愛知県名古屋市西区木前町69

 

( 名古屋 なごや 一二三食堂 ひふみ食堂 食堂 大衆食堂 セルフ めし 豚汁 朝酒 昼飲み )

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ゆき @長野県木曽郡木曽町

2022年12月26日 | 長野県

紅葉の長野県ドライブ(訪問11月)。南木曽で近代建築を観賞した後は19号線を北上して木曽福島へ。昼前に軽く蕎麦を手繰っただけだったのでもう1軒どこかへと街中を散策。以前に中津川で寄った「くるまや」の本店があったが待ちが出ているようだったので避け「レストランゆき」という店に入ってみた。事前に調べた訳ではないのでどんな店かよく分からない。喫茶店風の店内に先客は1組居たが、店の方は誰も出てこない。調理場は奥にあって死角になっているようだ。BGMはムード歌謡と演歌(笑)。しばらくテーブル席のひとつに座っていると先客の調理を終えた年配の主人が出ていらした。ステーキやフライ物、スパゲッティーなどの洋食が中心。中から選んだのは「カツカレー」。

フレンチドレッシングのかかった野菜サラダと一緒に「カツカレー」が運ばれた。白い平皿に盛られていて茶色の福神漬が添えてある。カレーは玉ねぎの多いポークカレー。メニューには”手造り””辛口”とあったが、ほどほどの辛さ。旨い。上にのったカツにはソースがひとたらししてある。やや薄め小さめだが、カツカレーとして食べるにはちょうどいいサイズ。卓上にも同じだろうソースがあったので少し味わってみたが酸味が独特。メニューには「ソースカツ丼(特製ソース掛)」というのがあったので、そっちも味わってみたいナ。(勘定は¥950)

 

 


 

↓ 南木曽町にある「福沢桃介記念館」(大正8年・1919・建造、2階は昭和35年の火災後再建)。福沢諭吉の娘婿で電力王、福沢桃介の別荘として建てられた建物が記念館として公開されている。木曽川流域の7つの発電所を手掛け、この別荘で女優を引退し実業家だったパートナーの川上貞奴と政治家や外国人技術者をもてなしたのだそう。資料や遺品などが展示されている。

 

 

 

↓ 「福沢桃介記念館」に隣接し、渡り廊下で繋がっている「山の歴史館(旧・御料局名古屋支庁妻籠出張所)」(明治33年・1900・建造、移築)。以前は妻籠宿本陣跡地にあったのだとか。尾張藩が管理していた木曽の山林を明治政府が御料林として管理。勝手に伐採したり取引した者を厳しく取り締まったので留置場や職員の宿直室がある。移築されたが当時から改変が少ない貴重な建物だそう。天井の換気口も菊の御紋。

 

 

 

 

 

 

↓ 1km下流に計画された「読書(よみかき)発電所」の建設資材を輸送するために架けられた「桃介橋」(大正11年・1922・建造)。土地買収が困難で川幅の広い場所に架けられ、当時国内最大級の吊り橋だったのだとか。にしても自分の名前を付けるとは当時の権力者って圧が凄いナ。この辺りの河川敷は岩が白っぽく大きい。

 

 

 

 


 

喫茶・食事 ゆき (レストランゆき)

長野県木曽郡木曽町福島5068-1

 

( 長野 ながの 木曽福島 きそふくしま 喫茶食事ゆき 洋食 近代建築 近代化遺産 近代化産業遺産 福澤桃介 ふくざわももすけ かわかみさだやっこ ) 

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ときわ食堂 @岐阜県瑞浪市

2022年12月25日 | 岐阜県(東濃)

寒くなったので今季最後のバイク・ライディングと訪れた岐阜県瑞浪市(訪問11月)。久しぶりに駅前の「加登屋食堂」で”あんかけカツ丼”でもと思ったが、店の前には行列が。前は知る人ぞ知るといった感じだったが、最近はメディアで取り上げられることが多いからずっとこの調子なんだろう。通り過ぎてバイクで周辺地域をウロウロしたりしていたら、あっという間に時間が過ぎてもう数多の飲食店が中休みに入ってしまう時間帯に。

という訳で駅前に戻り「ときわ食堂」に入ることに。創業は昭和30年(1955)頃だとか(未確認)。ただこちらも暖簾をくぐると中に数人の待ちが…。この辺りは飲食店が少ないからなァ。少し外で待ってから呼ばれ、入口近くのカウンター席に腰を下ろした。注文したのは「中華そば+ミニカツ丼」というセット物。横に見える厨房では若い夫婦が立ち働いている。品書きか何かに先代云々の記述があったから代替わりしているようだ。そんな若夫婦でも客とのやり取りを聞いていると顔馴染みの客が多い。しっかりと地元に根付いているんだろう。

しばらくして盆にのったセットが運ばれた。「中華そば」はすっきりとした鶏ガラ醤油スープ。麺は細縮れで、チャーシューが2枚、カマボコ、メンマ、刻みネギがのっている。こちらは”手打ち”を謳っているから中華麺も手打ちだろうか。「ミニカツ丼」は小さめのプラスチック丼に。一面に玉子餡がかかっているが、所謂”あんかけ”タイプではない。東海地方で多い”とじ玉子後がけタイプ”のとろとろタイプ、味付けの濃いやつという感じ。甘さもある。これに千切りキャベツとポテサラ、たくあんののった皿が付く。「中華そば」の麺量が多めなのでお腹もいっぱいになった。まだ入口のリストには待ち客が残っている様子なので素早く席を立って勘定してもらった。(勘定は¥910)

 

 


 

↓ 以前にも鑑賞させてもらった「K邸」(建築詳細不明)。下見板張りの家屋もいい感じだが、何といってもヴォーリズ建築を思わせるような重厚なレンガ積みの門と塀がいい感じ。隣が大きな病院なので、きっと院長先生か誰かの住宅じゃないかな。

 

 

 

 


 

 

手打ちめん処 ときわ食堂

岐阜県瑞浪市寺河戸町1133

 

( 瑞浪 みずなみ ときわ ときわしょくどう 常盤食堂 中華そば ラーメン かつ丼 ランチ 麺類食堂 大衆食堂 食堂 近代建築 )

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Super Session / Bloomfield, Kooper, Stills

2022年12月24日 | ブルーズ

Super Session / Bloomfield, Kooper, Stills (2003)

マイク・ブルームフィールド(Mike Bloomfield)、アル・クーパー(Al Kooper)、そしてステファン(スティーヴン)・スティルス(Steve Stills)の3人がクレジットされ1968年に発表された「スーパー・セッション」のリマスター改訂盤。昔から”名盤紹介”みたいな本や記事にはよく出てきた盤なので存在は知っていたが、ずっとライヴ盤だとばかり思っていた。こちら実際に3人がスタジオで共演した訳ではなく、レコードでは片面(当時)にブルームフィールドとクーパー、もう片面はクーパーとスティルスという内訳になっていたのだそう。セッションは2日間の予定だったが、ブルームフィールドが初日で帰ってしまったために急きょスティルスが呼ばれたのだとか。プロデュースはアル・クーパーが担当している。

クーパーとブルームフィールドはディラン(Bob Dylan)のアルバムで共演したり、エレキになって物議を醸した1965年のニューポート・フォーク・フェスティヴァルのバックでも演奏している仲。演奏はブルーズをベースに様々なスタイル。オリジナル曲の01、05は完全にブルーズだ。クーパーもギターを弾くが、そこでメインでギターを弾いているのはやっぱりブルームフィールドで、キーボードがクーパーかな。

レコードでB面にあたる06~09はスティルスとのセッション。ディランのカヴァーから始まるのでちょっと毛色が変わってポップな印象。コーラスの感じもも在籍していたバッファロー・スプリングフィールド(Buffalo Springfield)を思わせるし、時代を反映してかちょっとサイケデリックな雰囲気も漂う。やっぱりこっちの面の方が馴染み易いな。にしてもたった2日のセッションでこれだけ完成度の高い楽曲を録音出来たなんてちょっと信じられない。ボーナスはブルームフィールドとのセッションの、ホーンを抜いたリミックスや、アウトテイク、ライヴ・テイクを収録。

ネットショップにて購入(¥458)

  • Label ‏ : ‎ Sony
  • ASIN ‏ : ‎ B00008QSA5
  • Disc ‏ : ‎ 1
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