ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

神谷バー (2) @東京・浅草

2015年02月28日 | 東京都(老舗)

西浅草の「飯田屋」で泥鰌(どじょう)鍋に舌鼓を打ったあと、2軒目を求めて連れとうろつく。最初は六区のいわゆる「煮込み通り」に引き寄せられたけど、「どこにする?」なんて言っているうちに通り過ぎてしまい、以前も入った事のある「神谷バー」を思い出した。創業は明治13年(1880)で、建物が登録有形文化財という老舗。連れにとっては、初めて泥鰌を食べた上に、2軒目が「日本最古のバー」っていうのも面白くていいだろうと店に入る。一応ここのルールは分かっていたので、連れの分も勝手に食券を購入。もちろん連れにはこちらの名物カクテル「デンキブラン」とチェイサーのビールを呑んでもらう。自分は「デンキソーダ」を。つまみには季節のカキフライと、さっき食べそびれた煮込みを注文。

食券を持って空席を探した。遅い時間だったが、けっこうな客の入り(閉店は10時と少し早い)。ここは相席が普通なので、ご夫婦で座っていらっしゃるテーブル席に挨拶し、腰を下ろす。座るとすぐに給仕の方が食券をもぎりに来てオーダーが通った事になる。以前に数回来た事があるだけで先輩面して(笑)、連れにデンキブランとは何ぞやと講釈を垂れていると、すぐにデンキブランとデンキソーダが届いて乾杯。薬草のような、薬くさい不思議な味のブランデー・カクテルを2人で面白がり(決して旨いとは言わなかったナ・笑)、つまみもすぐに平らげて、酔った勢いで、ここ定番のカクテルというハチブドー酒とスペアリブなどのつまみを次々と注文し、ラストオーダー時間となった。

相席となったご夫婦は、こちらの店に何十年も前から通っていらっしゃるのだそうだが、以前は宿の無い人達が酔い潰れたりしているような店で、もっと物騒な感じだったとのこと。今はごく普通の洋風居酒屋という感じになったので感慨深いのだそうだ。へぇー、そんな時代があったんですねェ。気さくに声を掛けてくださったこのご夫婦とは楽しく話をさせていただいた。こんなのも相席のいいところ。ちなみにデンキブランは「オールド」がおすすめだとか。あれこれと講釈垂れている方が田舎もんで、案内されている方が都内在住者と聞いて驚いていらっしゃった。ハハ…。(勘定は¥6,000程/2人)

 ↑ 夜にライトアップされた雷門。混雑する昼よりもずっといい感じ。

前回の記事はこちら

神谷バー

東京都台東区浅草1丁目1番1号

(浅草 日本最古のバー かみやバー 電気ブラン 電気ソーダ デンキブラン ハチブドー酒 ハチブドーカクテル)

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ふじ原 @名古屋市東区・久屋大通 (※移転)

2015年02月27日 | 名古屋(東区・北区)

予約の取りづらい店として有名だという名古屋・栄(久屋大通)の割烹「ふじ原」。以前にも訪問しようとしたが叶わなかったので機会をうかがっていた。ある日、昼間に栄に居る事が事前に分かっていたので、ダメモトで予約電話を入れると、その日は1時からだったら入れるとの事。もちろんお願いした。予定の日時に店に向かう。店は栄中心部から北に向かい5分ほど歩いて、テレビ塔を過ぎて少し落ち着いた雰囲気のエリアにある商業ビルの2階にある。店に入るとカウンターに案内された。板場には主人と若い店員が何名かいて、忙しそうに立ち回っている。主人は主に指示を出していて、簡単な調理の他は若い衆に任せているようだ。

給仕の女性に品書きに書かれた2種類のランチから魚がメインのものを頼むと、もうすでに無くなっていて和風コロッケしかないとのこと。魚を食べる気満々だったので、割烹に来てコロッケとは…。ランチは2種類しかないのは事前に分かっていたので、予約をした時に訊いてくれてもよかったのに…残念。選択の余地はないのでそちらを注文し、日本酒でもいただこうと思っていたところを急遽ビールに変更した。ビールはサッポロの中瓶。昼にはちょうどいいサイズ。

最初に出てきたのは主人が盛ってくれた海鮮(鮪の漬け)サラダ。生野菜の上に漬け鮪と錦糸玉子がのっている。次はえのき茸の有馬煮(だったか)。実山椒と煮てある。そしてメインの和風コロッケは、貝殻の器に具の入ったホワイトソース、それに衣が付けて焼いてあるのだが、味も食感もグラタンと言ってもいいもの。上から中濃ソースがかけられている。箸では食べ辛い柔らかさだからか、匙が付けられている。これにご飯、白味噌の味噌汁、浅く漬かったぬか漬けというラインナップ。もちろんご飯には合うのだが、この内容ならもっと高くてもいいので、やっぱり魚が食べたいな…。

主人はすでに夜の仕込みを始めている様子。夜はかなりの種類の品書きを用意しているらしいので、(相応の値はするだろうが)一度食べてみたいなァ。仕事柄、夜に予約して名古屋市内に居られる事がほとんど出来ないのが残念。店の中は広くないし、主人が若い衆に出す指示が丸聞こえなので少し落ち着かないが、昼は若い衆の修行の場なのだろう(値も安いし)。なんだか夜に食べてみたい気分ばかりがつのってしまった。(勘定は¥1,750)

 ↓ 曇り空の中にそびえ立つ高さ180mの「名古屋テレビ塔」(昭和29年・1954竣工)。設計は東京タワーや2代目通天閣と同じ内藤多仲。※登録有形文化財

ふじ原

愛知県名古屋市東区泉1-14-23 ホワイトメイツ 2F

(割烹ふじ原 旬ふじ原 ふじわら なにわ料理 浪速料理)

 

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Shadows In The Night / Bob Dylan

2015年02月26日 | ポップス・オールディーズ

Shadows In The Night / Bob Dylan (2015)

今月に発表されたばかりのボブ・ディラン(Bob Dylan)の最新作。フランク・シナトラ(Frank Sinatra)が歌ったスタンダードの数々をカヴァーした問題作。もっとも問題作と思っているのは自分だけかもしれないが…。このアルバムの世間での評判の良さに正直驚いている。というのも、全編同じ調子で歌われる各曲に思い入れのない世代の自分にとっては、ディランのロックな部分が全く見えないアルバムというのは結構辛い。とにかく歌いたいディラン…。

(全編カヴァーという意味で)同じような雰囲気のアルバムとしては「Christmas in the Heart 」があったが、そちらよりも更にグッとくるものが少ない。オリジナル・アルバムはもちろん、ブートレグ・シリーズも全部揃えている位のファンである自分の身にとってもだ。最近のディランはもうギターを持たないし、去年の来日公演でもヴォーカリストとしての立ち位置が主だったので、「歌いたい」というスタンスはなんとなく理解は出来るのだけれど…。2000年以降のディランのオリジナル・アルバムは傑作揃いだけに、余計に戸惑う。ちなみにジャケット・デザインは過去の作品からするとかなり良い方だ、これでも(笑)。

現在74歳のディラン。今でも精力的にライヴ活動を続けていて、しかもこのニュー・アルバム。恐れ入る。もちろん彼くらいの人物なら何をやったって構わない。昔から自分がやりたいと思う事をやって、周囲を驚かせ、戸惑わせ、混乱に陥れたディラン。この作品を聴いた今の自分の気分はまさにそれだが、この作品をしっかりと咀嚼して楽しめる日が、果たして自分にやって来るだろうか…。

amazonにて購入(¥1,487)

  • CD (2015/2/3)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Import
  • Label: Sony
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銀座 若松 @東京・銀座

2015年02月25日 | 東京都(老舗)

銀座を散策した際に、足を休めるために寄った甘味処「銀座 若松」。創業は明治27年(1894)だそう。こちらは「あんみつ」の元祖と言われていて、昭和5年に考案したそうだ。自分は他の和菓子でさえ、いただくようになってまだほんの数年という初心者なので、もちろんあんみつを外で食べた記憶は無く、ほぼ初体験。最初に食べるあんみつが元祖の店っていうのもなかなかイイだろうと、店舗が入っている銀座コアビルを目指す。ビルの脇に外に面した入口があるとは知らず、ビルにはいってから地階をウロウロし、もうひとつの小さい入り口(写真下)から中へ。昔はもっと大店だったらしいが、わりとこじんまりした空間。腰を下ろして早速「元祖あんみつ」を注文。

店の雰囲気からするとご年配の客が多いかと思いきや、若い人も多い。この店が紹介されたムック本などを手に取りつつ、出来あがりを待った。解説によると北海道産小豆と伊豆七島産テングサから作る寒天を使用しているとのこと。もっと古い食べ物かと思っていたので、昭和5年考案というのが意外だった(充分古いか…)。しばらくして元祖あんみつが目の前に置かれる。各種果物にこし餡、寒天、赤えんどう豆、それにカラフルな求肥が添えられている。別の容器には蜜が入っていた。まずそのままスプーンですくって口の中へ。シンプルな豆の味としっかりした歯応えのある寒天が印象的。もちろんそれだけでは甘味が足りないので蜜を垂らしかける。これってどれくらいかけるもんなんだろう…。初めて食べる自分はいろいろ考えつつ、口に運んだ。考えて食べている時点で充分には楽しめていないのが丸分かりだが(笑)、へぇ、なるほど、こういうものなのネ、と素朴な味を楽しんだ。ここにアイスクリームや抹茶アイスを入れたりする気持ちはよく分かります。(勘定は¥950)

銀座若松

東京都中央区銀座5-8-20 銀座コアビル 1F

(あんみつ 元祖あんみつ 餡蜜 元祖餡蜜 若松 甘味処銀座若松 わかまつ 銀座わかまつ)

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キッス @名古屋・日本ガイシホール

2015年02月24日 | ライヴ(日本公演)

 

キッス (2月23日 名古屋・日本ガイシホール)

キッス(Kiss)来日公演初日。今回の来日の目玉は「ももいろクローバーZとの競演!」なんだろう、世間的には(苦笑)…。自分はそっち方面に全く興味がないので、一緒に出るなら見送ろうと思っていたが、競演があるのは東京ドームだけということで、無事チケットを手に入れた。オリジナル・アルバムも全部揃っていない位で、熱心なキッス・ファンでは全然ないし、今までライヴを見に行った事もない。つまり全くのキッス・ライヴ初体験。しかも一番のお気に入りの曲がMTV素顔時代の「Heaven's On Fire」と、キッス・ファンからしたら「ド素人」もいいところ。自分の過去の音楽遍歴を見ても、なぜ彼らにハマらなかったかが全然分からないのだが…。当時小学生の坊主とキッスとのファースト・コンタクトがイマイチだったからか…(そのいきさつはこちら)。AC/DCも、エアロ(Aerosmith)も、クイーン(Queen)も大好きなのに…。やっと最近その魅力が分かってきて、後追いをしている次第。

さて、ライヴ会場の日本ガイシホールへ。グッズ売り場は混雑しているが、興味ないので無視して場内へ。今回のチケットは5列目という素晴らしい席をゲット出来た。席に着いてみると…、うわァ、こりゃ近い。テンションが上がってきた。ちなみに携帯・スマホでの写真撮影はOKでした。会場にはハードロックが流れているが、同世代のエアロやクイーンの曲もかけられているのがあっけらかんとしていて面白い。パッと見で2階席は半分くらいの入りか。少々寂しい。客層はもちろん(自分を含めて)中年が多いが、もう洋楽ライヴはこの年齢層が支えていると言って差し支えないだろう。

そして噂には聞いていたが、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の「Rock and Roll」(おいおい…)がフル音量で流れた後に暗転してキッス登場! のっけからパイロ(炎)、スモーク、レーザー、電飾、とド派手なギミックのオンパレード。席が前の方なので、上部スクリーンが頭の上にまで覆いかぶさっている感覚で、視界一杯が別世界なのが楽しい。パイロは自分が立っている席でも熱いくらいだから、メンバーは熱いだろうなァ。ポール・スタンレー(Paul Stanley)は肉厚で(笑)、なんか同じ人間ではないみたい。ジーン・シモンズ(Gene Simmons)は、もう見ているだけで笑顔になってくる。ロック至上最高のアイコンのひとつを目の前にしているという幸福感。

 

 

 

ライヴ内容を一言で表すと、「That's Entertainment!」。ポール、ジーン、それに現行の他のメンバーも自分の役割が何かを熟知していて、サービス精神の塊だ。相変わらず途中で「スキヤキ」を歌うのは何とかして欲しいが、これもサービス精神の表れ。彼らのステージはよく歌舞伎との類似性が語られるが、本当にその通りだった。隈取りあり、宙乗りあり、せり上がりあり、紙吹雪ありと、これでもかの「外連(けれん)」がたっぷり。どれもすでに分かりきった演出なんだろうけど、それでも楽しめるテーマ・パークみたいなライヴだ。予習の効果か、知らない曲が全く無かったので、ずっと集中して楽しめた。最後は「多過ぎやろ」という紙吹雪に埋もれて終了。いやぁ、行ってみて良かった。楽しかった!

 

そういえば、みなさん、どの曲だったか忘れたが(※)、途中でザ・フー(The Who)の「Won't Get Fooled Again」(6:40辺りからのくだり)をコピーして演ったのがお分かりだっただろうか?(しっかりレーザー光線とスモークもコピーしてました)。(※10でした)

<セットリスト>

01.Detroit Rock City
02.Creatures of the Night
03.Psycho Circus
04.Parasite
05.War Machine
06.Do You Love Me
07.Deuce
08.Hell or Hallelujah
09.I Love It Loud
10.Lick It Up
11.Bass Solo
12.God of Thunder
13.Hide Your Heart
14.Love Gun
15.Black Diamond

- Encore -

16.Shout It Out Loud
17.I Was Made for Lovin' You
18.Samurai Son
19.Rock and Roll All Nite

(kiss japan 2015 nagoya setlist キッス来日公演 ももいろクローバーZ ももクロ 夢の浮世に咲いてみな momoiro momoclo )

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むさしの @岐阜県各務原市

2015年02月23日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜県各務原(かかみがはら)市にあるうどん屋「むさしの」。店先に「きしめん処」と看板があるこちらは、通常のきしめんよりもかなり幅の広い麺で知られていて、以前から是非行きたいと思っていた。ただ、この近辺には、以前からよく通っているラーメン屋が何軒もあり、近辺に来ると、ついそちらに足が向いてしまうので、今回は最初からここに来ると決めて訪問。店の向かいにある駐車場に車を停め、店内へ。店の様子はよくある麺処といったところ。主人も、働いている店員も、若いのが意外だった。先客は年輩の方が多い。暑い時期なら迷わず、「ざるきしめん」か「ころきしめん」を選んだだろうが、寒いので「きしめん定食」を選択。実はきし煮込みにも心が揺れたのだが、まずは基本のつゆで食べてみたかった。

しばらくしてお盆の上にのせられたきしめんとお浸し、漬物、それにご飯が運ばれる。きしめんの上には揚げ、山菜、海老天、それに柚子皮などがのっている。きしめんの麺は不揃いに数センチも幅がある面白いもので、麺肌はツルツル。薄くて柔目の茹で加減だが、決して崩れてしまうのではなく、しっかりトゥルンとしたすすり心地を楽しめる。これはいい、面白い。つゆはこの地方のきしめんでお馴染みの味醂の甘さのあるもの。よくある市販品っぽい山菜や、苦味のある皮下の白い部分が残る柚子など、上にのっているものが少々邪魔に感じ、もう少しシンプルでも…と思うが、この麺はぜひ他の品でも試してみたいなァ。次は煮込みか、それともざるか…。(勘定は¥970)

この後の記事はこちら

きしめん処 むさしの

岐阜県各務原市那加前洞新町3-51

(きしめん 幅広きしめん きしめん処むさしの むさしの きし煮込み きし味噌煮込み)

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羅生門 @東京・新橋

2015年02月22日 | 東京都(老舗)

銀座で呑んで、宿に帰るために新橋駅方面へ。大して量は呑んでいなかったので、もう一軒どこかにと選んだのが、新橋駅ガード下の「羅生門(らしょうもん)」。アーチ下の佇まいがたまりません。昭和22年(1947)の創業とのこと。当時、新橋駅の周辺は闇市だったから、ここもそのうちのひとつだったのだろうか。ちなみに駅前の「ニュー新橋ビル」はその頃の闇市の店を整理して入居させたビルだとのこと。この辺の事情を調べると、「関東〇〇組」とか「三〇人」とか「〇〇の女王」とかまるで映画のような話が出てきて興味深い。こういうガード下の賃料や権利とかってどうなってんだろうと想像が膨らむ。

それはさておき、吹きっさらしのカウンターに着席。でもガード下でうまく風が遮られているからか、さほど寒くはない。広くない店内には男ばかりの店員が5名ほども居て活気があるが、遅い時間とあって客も少し引けた頃で、そろそろ店じまいの時間になるとの事だったので、すぐに冷や(常温)の「両関」と、レバー焼、なんこつ焼(2本づつ)を注文した。冷やは升+ガラスコップ。見回してみると壁に貼られた品書きはけっこう多彩。時間があったらゆっくり試してみたいところだけれど、すぐに「そろそろラストオーダーになります」と釘を刺されてしまったので、追加で当店特製と書いてある「しのえ焼」を注文。「しのえ」が何かはもちろん全く知らない。焼鳥屋の大将を絵にかいたような風体の主人(たぶん)が陣取る目の前の焼台は、紀州備長炭を使っているそう。先に届いたなんこつはしっかり脂が落ちて、グキグキとした食感が旨い。正体を知らなかった「しのえ」が何だったかというと、いわゆる手羽餃子だった。かぶりつくとパリッとした皮から脂が飛び散るくらい熱々で、もちろん旨くない訳がない。なんでガード下で呑むとこんなに旨いんだろう…。最近巷ではものすごくしっかりプロデュースされた立飲みの店やバー(バル)が数多く出来てきたが、中年の自分にとっては、やっぱり雰囲気とか風格とかに欠けるんだよなァ。そういう店も今後歴史を重ねる事が出来るだろうか。なんて思っている間に店の片付けが始まったので店を出た。(勘定は¥1,300程)

羅生門

東京都港区新橋1-13-8

(JR新橋駅 JRガード下 ガード下 らしょうもん 新橋羅生門 しのえ ヤミ市 闇市 新橋闇市)

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Lifehouse Elements / Pete Townshend

2015年02月21日 | クラシック・ロック

Lifehouse Elements / Pete Townshend (2000)

ザ・フー(The Who)のピート・タウンゼント(Pete Townshend)の壮大なる音楽構想「Lifehouse(ライフハウス)」。結局当初の構想通りには完成しなかった作品は、当時(71年)名盤「Who's Next」として発表される訳だが、その後もデモや未発表曲が別の作品となって発表され続け、とうとう2000年には集大成6枚組の限定CDボックスとして(たぶん)完結した。その作品の中から選りすぐられたのがこの「Lifehouse Elements」。フォーマットの違う音源や演奏の寄せ集めだけに、これを聴いて全て良し、という訳にはいかないが、もともとライフハウスのコンセプト全体よりも、個々に発表された数多くの作品が好きな自分にとっては、散々ブートレグ(海賊盤)で弄ばれ、今更正規盤6枚組を買おうとも思わず、これでエッセンスを感じ取る事が出来れば御の字。ただ、「ライフハウス」と聞くだけで、未だにどうしても気になってしまうのはファンの性か…。

バンド(The Who)で演奏させる前に、ほぼ完璧な自演デモを作ることで有名なピート。その作品群は「Scoop」などとしても発表されているが、このアルバムも全体の雰囲気はそんな感じ。もちろん最近のライヴ音源を加工したものなんかも挿入されている(ラップなんかが入ってイマイチだが)。鼻声のピートは、ロジャー(Roger Daltrey)の力強いヴォーカルとはタイプが違い、特に音数の少ないデモでは別の魅力がある。ティーンエイジャーの代弁者だった若かりし頃のピートの声は、頼りなげだけれど、強い人間、あるいはハンサムな人間には解り得ない弱みとかコンプレックスを表現するにはもってこいだったんじゃないか。これだけの才能がありながら、彼自身その容姿にはかなりコンプレックスを持っていたようだし。全く天才は違うよ…。シンプルな演奏が多いだけにアコースティック・ギターへのハードなアタックなんかが聞こえてくると、今更ながらピートのギタリストとしての非凡さをも感じとることも出来る。最初に関連作品が発表されてから長い年月が経っても、どうして?というくらいこのコンセプトに拘り続けるピート。結局後年のソロ作品でも「ライフハウス」のコンセプトは引きずっている訳だからスゴイ。自分はライフハウスのコンセプトなんてまるで理解していないけれど、この頃に作られたピートの曲は、やっぱり今聴いてもグッとくるものがあって、いつまでも魅力的なんだよなァ。 

オークションにて購入(¥1,625)

  • CD (2000/5/23)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Redline Entertainment -- Red -
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さんか亭 @岐阜県各務原市

2015年02月20日 | 岐阜県(岐阜)

娘と2人での夕食。どこへ行こうかと考えて、洋食にしようと決めてから探した岐阜県各務原市(かかみがはらし)の「さんか亭」。以前からある店なのか、新しい店なのかも知らないが、車を向かわせた。以前はイトーヨーカドーがあった場所の近く。外観はモダンな感じ。隣に駐車場があるが、ほぼ満車の人気だった。店に入ってもやはり満席で、少しだけ待ってから着席。スッキリとお洒落な造りの店内は、土曜の夜とあってか、カップルが多かったが、家族連れもいてにぎやか。でもまだ注文の品が運ばれていない客も多いようだ…。

メニューの先頭がカニクリームコロッケ定食だったので、自分はそれを。娘はテーブル上のポップにあったカキフライ定食をそれぞれ注文した。2人とも空腹が頂点に達していたので、次々と運ばれていく「揚げもの」を眺めながら待つ時間は結構つらい。ずいぶん長い時間待って、やっとテーブルにそれぞれの品と、ご飯、味噌汁が運ばれた。ごろっとした丸い形のカニクリームコロッケは大きく、タルタルソースが添えられている。娘のカキフライは組立体操のように積み上げられていて、その数、9ないしは10個と多い。カニクリームコロッケはずっしりとヴォリュームがあり、火傷必至。それでも熱々を頬張らずにはいられない。トロリとした中身はご飯にも合っていて旨い。もちろん火傷した(笑)。分けてもらったカキフライも粒が揃っていて、味もなかなか。この地方で味噌汁が白味噌仕立てなのは珍しい。ご飯の量も多めなので、若い人でも満足出来るんじゃないかな。(勘定は¥2,500程/2人)

グリル さんか亭

岐阜県各務原市蘇原青雲町5-52

(グリルさんか亭 さんかてい 各務原 かかみがはら かがみはら かがみがはら)

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岐州 @岐阜県岐阜市

2015年02月19日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜ではつとに有名な人気の餃子専門店「岐州(ぎしゅう)」。JR岐阜駅北側の繊維問屋が集まる近辺にあり、いつも店の前に行列が出来ていて、訪問を見送ったこと数度。この日は他で呑んだ後に付近をブラブラと歩いていたら、珍しく行列がなかったのでドアを開けてみた。店に入るとサラリーマンと思しき客でいっぱい。店内がイレギュラーな形なのでカウンターとテーブル席の間が狭く、カウンターに座るにはテーブル席の客に立ってもらわないと入れないほど。中には15人も入ったらいっぱいなので、なるほど混むのは当然か。カウンターに座り、とりあえず目に入った「おまかせ3種」と瓶ビール(中)、それにもちろん餃子を注文した。おまかせは白菜、胡瓜大根のピリ辛漬けと味玉子。それをつまみにビールを呑み、餃子を待つ。

店が狭いので窮屈なのは仕方がないが、みな酔って声がでかいので、かなりうるさいのと、モクモクと濃い紫煙が滞留するのには閉口(普段は寛容なんだけど…)。外を見るともう待ち客が立っているので、たまたま席が空いたんだな。ラッキーだったかも。カウンターの隣の女性2人は全て食べ終えたようだけれどおしゃべりに夢中で、席を空ける様子はない(寒いから外の人達入れてあげてよ…)。どうしても回転が悪くなってしまうのは、こういう人気店の悩みだろうな。

しばらくして餃子が登場。平皿に適当にコロンと転がされた餃子の姿は悪いが、自家製だという皮は丁寧に包んであって、丸っこい形をしている。まずはタレをつけずに、という事なので、熱さに注意しつつひと口齧ると、熱々の汁がビューっと飛び出してカウンターを汚してしまった(恥)。まるで小龍包のように汁が溢れる餃子は、片側にしっかりと焼き色が付いていて、カリッとした皮と相まって、旨い。何度も汁を飛ばしつつ(笑)、あっという間に食べ終えてしまった。カウンター越しに見える調理中の炒飯があまりに美味しそうだったので、酔った勢いでついつい追加で注文。頼んだ「チャーシュー炒飯」はウスターソースで味付けしたような色と風味。パラっとしていて味濃く、酔っぱらいの口なのでもちろん旨い。摂取したカロリーの事は考えないようにしよう…。(勘定は¥2,160)

餃子専門店 岐州 (ぎしゅう)

岐阜県岐阜市住田町1-31

(岐州 餃子岐州 ぎょうざ岐州 岐阜駅 餃子 餃子専門)

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