ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Transformation / Tal Wilkenfeld

2022年11月30日 | ジャズ

Transformation / Tal Wilkenfeld (2007)

オーストラリア出身のベーシスト、タル・ウィルケンフェルド(Tal Wilkenfeld)。自分が彼女を知ったのは衛星放送かなんかで観たジェフ・ベック(Jeff Beck)のバンドに参加した2008年の「Performing This Week...Live At Ronnie Scott's」で(後にCDとDVDで買い直すほど気に入った)。可愛い顔をしてなかなか凄いベースを弾いていて、ベックらも観客も彼女が可愛らしくて仕方がないといった様子が微笑ましかった。どうして彼女がベックに抜擢されたのかという経緯はよく知らないのだが、同時期に発売されていたこのソロ・アルバムを見付けたので聴いてみた。

バンドの面子はよく知らないが、いわゆる”ジャズ・フュージョン”あるいは”ジャズ・ロック”の範疇で、ベース・ギタリストのリーダー・アルバムらしい仕上がり。こういう音楽の常でいわゆる代名詞となるようなヒット曲は生まれにくいし、ヴォーカルは無いのでどうしても他の同趣向のアルバムと印象は重なりがちだが、若干21歳(当時)でこの堂々としたプレイよ。作曲も全て彼女だそう。15歳でオーストラリアを出るまでCDを3枚しか持っていなかったというのだから、天賦の才能っていうのはやはりあるんだな。ジェフはもちろん、楽屋裏で挨拶してきたあのミック・ジャガー(Mick Jagger)に「お名前は?」と訊いたというのだから凄い(笑)。セカンド・アルバムは2019年に出ているようだが、そちらはヴォーカル入り。サンプルを聴いたけれど結構低い声なのに驚いた。そちらも買ってみようかな。

ネット・オークションにて購入(¥589)

  • Label ‏ : ‎ Ais
  • ASIN ‏ : ‎ B000UZ4GOQ
  • Disc ‏ : ‎ 1
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サンテラス 静 @名古屋市中区・金山

2022年11月30日 | 名古屋(中区)

ある休日に金山駅で降り、たまたま普段あまり出ることのない南口から外に出ると、かつて「名古屋ボストン美術館」が入っていた「金山南ビル美術館棟」で「QUEEN50周年展-DON'T STOP ME NOW」(写真下)がやっていた(※現在は終了済み)。メディアの宣伝で展覧会の事は知ってはいたが、正直すっかり忘れていたので入ってみることに。

ひと回りした後、休憩で立ち寄ったのは駅の北側、商業施設「アスナル金山」の横の路地にある喫茶店「静」。創業が昭和41年(1966)というから意外と長い歴史がある。店の前に立つと看板によって”Shizu" "CIZU"、"Santelas" "Sun Terrace"などと表記がブレブレなのが面白い。店内はちょっと洒落たバーみたいな感じでBoseのスピーカーからジャズが流れている。半端な時間ではあったがご高齢の男性客が多く、煙草の匂いもしっかり。外向きのカウンター席に腰を下ろし「ホット・コーヒー」をお願いした。

ほどなくして銘の入ったカップとソーサーで「ホット・コーヒー」が運ばれた。しっかりと濃くて苦い名古屋仕様のコーヒー。裏路地なので車もほとんど通らない外の景色をぼんやりと眺めながら、付いていた豆菓子をポリポリとつまみつつ苦いのを啜る。メニューには喫茶洋食ひと揃えの他に酒が充実している。喫茶店なので中休みが無いし、つまみ代わりに何かフードを頼んで次は呑みで使ってみようかな。(勘定は¥400)

 


 

↓ 展示品目はさほど多くないがそれなりに楽しめた。自分も参加した85年の来日公演の時の写真が見られたのが嬉しかった。

 

 


 

Coffee & Food 静

愛知県名古屋市中区金山1-16-11

 

( 名古屋 なごや 金山 かなやま しず Santelas Shizu Sun Terrace 喫茶 喫茶店 純喫茶 クイーン クイーン展 Queen )

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いこい @岐阜県恵那市 (※移転)

2022年11月29日 | 岐阜県(東濃)

行楽日和の晴天下、バイクで昼食に向かったのは岐阜県恵那市の国道19号線沿いにある「いこい」。以前から19号を通る度に気になっていた長崎チャンポンの店だ。創業は昭和43年(1968)。店が開店する少し前の時間に到着した。バイクを降りて小休憩。峠の途中にある店舗の裏には素敵なせせらぎが流れている自然深い立地(写真下)。

主人が表に暖簾を架け開店。店の前には貼紙がしてあり、”店舗の立ち退きの為、12月18日で営業を終了する”とのこと。まだ初訪なのに多分これが最後の機会か…。昭和のドライブイン風情の店内には土間にテーブル席が5つ、小上がり席が2つ程。年配のご夫婦でやっていらっしゃる。すぐに外の駐車場に続々と車が停まり、あっという間に満席になった! 外看板には”焼肉”なんて文字も見えたが、店内に貼られた品書きは定食が野菜炒めと唐揚げの2種類ある以外は「ちゃんぽん」「皿うどん」「辛味麺」のみ。店内ポスターに”本場長崎よりおいしい!”とあった「長崎ちゃんぽん」をお願いした。

少し待って「おまちどうさま。」と鉢に盛られた「長崎ちゃんぽん」が運ばれた。アタマの具材は、もやし、キャベツ、ピーマン、人参、桃色の縁のかまぼこ、そして豚肉と小海老といったところ。普通盛でもこんもりとたっぷり。白濁したスープの下に黄色っぽい色の麺が隠れている。早速したから麺を手繰り出す。つるんとした麺肌のストレート太麺。アタマの野菜などは炒めが少なめなのかシャキシャキとした口当たりが残っている。もやしの量が多くて麺と同じくらいあるような印象だ。スープは濃くなくあっさりとした感じ。いい塩梅だが忙しいからか、それともアタマの温度が低いからか、少しぬるいのが残念。もう少し熱いだけでだいぶ印象が変わると思うんだけれど。多い量のアタマも難なく胃袋に収めて後客に席を譲った。皿うどんも食べてみたかったが、さすがにもう一度機会は作れないかなァ。(勘定は¥800)

 

 

本場長崎の味 長崎チャンポン いこい

岐阜県恵那市長島町中野1269-156

※令和4年12月18日を以って閉店されましたが、移転して営業再開されたそうです(令和6年3月現在)

 

( 恵那 えな いこい ちゃんぽん 長崎ちゃんぽん 諫早 定食 食堂 皿うどん ラーメン 閉店 廃業 移転 再開 営業再開 )

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あい川 @岐阜県岐阜市

2022年11月28日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市芥見(あくたみ)の156号線沿いにあるレストラン「あい川」へ。この日は仕事で昼食が遅くなり、少し遅めの時間に店に着いた。随分前からある店だとは思うが、昭和43年(1968)ぐらいの創業だそう。外から見る限りかなりの大箱。駐車場に車を停め、素っ気ない入口から中に入る。店内は仕切られているのでどれくらい席があるのか分からない。でも駐車場に車が沢山停まっていたので客も入っているのだろう。入口横のスペースのテーブル席に案内された。給仕をやっているのは高齢の女性。女将さんかな。ランチ・タイムのメニューを勧められたので単品から選ぶのは止めておいて「日替わりランチ」をお願いした。

しばらくして運ばれた「日替わりランチ」は、エビフライと魚フライ、それに小鉢、味噌汁、ごはんが付く。エビフライは中サイズが2尾、魚フライは2切れ。付け合わせはレタスと千切りキャベツ。エビフライの風味はよくあるタイプのもの。魚フライはタラかな。マヨネーズを使ったり卓上のソースをかけたり。お櫃型の飯椀は径こそ小さいものの深いので量は多め。小鉢の切干大根や玉子焼、漬物なんかを挟みながら平らげた。食事の後にはコーヒーかフルーツが付くというのでフルーツにしてもらった。パイナップルとオレンジ。こちら定食メニューの先頭は自家製みそだれの「みそかつ」なのに、メニューに「かつ丼」が無いっていうのは珍しいナ。次はその「みそかつ」にしよう。(勘定は¥1,100)

 


 

↓ 芥見1丁目にある「後藤家住宅」に隣接する「旧郵便局舎」(昭和12年・1937・建造)。家屋に隣接する”小規模郵便局舎”。「後藤家住宅」は道路沿いの小さな「地蔵覆屋」を含めて明治28年(1895)建造の「主屋」、「門」(昭和初期)、「土蔵」(江戸期)、「離れ」(大正期)と敷地内の建物すべてが国の登録有形文化財に指定されている。

 

 

 


 

お食事処 あい川

岐阜県岐阜市芥見3-170

 

( 岐阜 ぎふ あくたみ あいかわ レストラン 海老フライ ランチ 喫茶 近代建築 郵便局 国登録有形文化財 )

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In The Wake Of Poseidon / King Crimson

2022年11月27日 | プログレッシヴ・ロック

In The Wake Of Poseidon / King Crimson (1970)

1970年に発売されたキング・クリムゾン(King Crimson)のセカンド・アルバム。邦題は「ポセイドンのめざめ」。ファーストのメンバーはアルバム制作前に脱退し、ロバート・フリップ(Robert Fripp)と作詞担当のピート・シンフィールド(Peter Sinfield)のみ残留している。ただレコーディングには旧メンバーも参加しており、総勢8名がクレジットされている。自分もこの邦題には聞き覚えがあったのだが、実は発売時にタイトルの”wake”を誤訳しており、本来は「ポセイドンの跡を追って」というような意味になるのだそうだ。ま、昔の邦題なんてやりたい放題でメチャクチャだから誰も気にしていないだろうと思ったら、後にフリップ翁がそう訳されているのを知って憤慨していたのだとか(苦笑)。

ファーストと同じくヴォーカルはグレッグ・レイク(Greg Lake)だが、03「Cadence and Cascade」のみゴードン・ハスケル(Gordon Haskell)に代わっている。フリップはこのゴードン・ハスケルが気に入らなかったらしく、後の編集盤ではヴォーカルを差し替えたりとイケズをしている様子。近年でもライヴでは必ずといっていいほど演奏される02「Pictures of a City」などが収録されていてなかなか聴き応えがあるアルバム。この詩の世界は全然理解出来ないが、70年代初期のイギリスらしい神秘的な雰囲気は満載なので、特にジャッコ(Jakko Jakszyk)がヴォーカルをとる最近のラインナップで演奏されるとしっくりくるんだろうナ。昔はこの手の展開の音楽が全然ダメだったが、最近はもうしっかりと耐性が出来て楽しめている(→でもピンク・フロイドはアルバムを5枚も持っているのに相変わらずダメ…)。

amazonにて購入(¥668)

  • Label ‏ : ‎ ポニーキャニオン
  • ASIN ‏ : ‎ B00005FRI4
  • Disc ‏ : ‎ 1
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オレンジハウス・シロー @名古屋市中区・新栄

2022年11月27日 | 名古屋(中区)

徒歩で移動中、休憩がてら寄ったのは新栄町の交差点にある喫茶店「オレンジハウス・シロー」。実は最初に向かったのは道を挟んだ向かいにある別の喫茶店だったのだが、貼紙に”怪我のため臨時休業”とあったのでこちらに。この日は用事があったのだが、予定している時間まで時間を潰す必要があったのだった。以前から気になる店だったが入ってみるのは初めて。店は道路に面していて中は横に細長いレイアウト。窓際のテーブル席に腰掛けて「ホットコーヒー」と「バニラアイス」をお願いした。外れた時間ではあったが先客は何組も居て食事をしている客も多い。定食も充実しているようだ。厨房では年配の男性が調理を担当していた。

看板に”サイフォンで”と書いてあったわりにポットから注がれてすぐに「ホットコーヒー」が運ばれ、次に「バニラアイス」が届いた。その大きさにびっくり。どーんと盛られたアイスに生クリームが添えられ、更に上からチョコレートシロップがかけてある。コーヒーの供にほんの少し甘いものを口に入れたいナと思って頼んだんだけれど…(苦笑)。店ではあまり長居出来ない性質だが、このアイスを攻略するにはちょっと時間が必要。少し休憩という当初の目論見は外れ、必死でアイスを口にいれていく(残すのは嫌なので)。最後にはもうコーヒーが全然足りなくなり、アイスだけ食べている状態に。お蔭でゆっくり腰を下ろすことは出来たが、これは夕食に響きそうだ。次は定食にしてみよう。(勘定は¥900)

 

 

オレンジハウス シロー

愛知県名古屋市中区新栄2-1-15

 

( 名古屋 名古屋 新栄 しんさかえ オレンジ・ハウス・シロー オレンジハウスシロー 喫茶 ランチ モーニング 洋食 ケーキ )

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有漏地 @愛知県一宮市

2022年11月26日 | 愛知県(尾張)

雨こそ降らないものの風の強かったある日、スマホの地図アプリを頼りに向かったのは愛知県一宮市の蕎麦屋「有漏地(うろぢ)」。名前は聞いたことがあったが訪れるのは初めて。一宮市といっても市街地からは遠く離れ、もうすぐそこは江南市という立地。しかも店舗は車1台ぎりぎり通れるような田んぼの中の細い道の先にあった。昼には少し遅い時間だったので心配したが”営業中”の看板にひと安心。駐車場に車を停め店内へ。店内はカウンター席とテーブル席が2つ。主人と奥様でやっていらっしゃるのかな。カウンター席に腰掛けたが、その横の壁には酒肴の品書きがぎっしりと貼られていた。こちら酒と酒肴の揃えが充実していて、品書きには珍味も多くあり食べてみたいものがたくさん。でも近くにバス停も無さそうだし、ここで呑むにはドライバーが居ないと…。大人しく「ざるそば・十割」をお願いした。(蕎麦を手繰る前に蕎麦茶を飲むのが嫌いなので)蕎麦茶には手を付けず、主人の所作を眺める。蕎麦の茹で時間はほんの30秒ほど。

水で締めて「ざるそば」が供された。蕎麦は四角い竹の笊に盛られている。山葵と刻みネギが小皿に。つゆは猪口、というよりは湯吞のような器に入っている。蕎麦は細切りで、やや平打ち。十割とはいっても滑らかで喉越しが良い。つゆはかなりの辛汁。これも自分の好みに合っていて嬉しい。でも湯吞の色が黒色でつゆの色が全く分からないのはちょっと変な感じ。昔は十割といえば麺肌がざらっとした黒っぽい、いかにもなものが多かったけれど、最近の十割はどこのもとても洗練されている気がする。蕎麦を手繰り終えるとさらっとした蕎麦湯を注ぎ、刻みネギを落としたりしてたっぷりと味わった。次は是非飲む機会を作りたいなァ。妻に「蕎麦を食べに行こう」と誘おっと。(勘定は¥800)

 

地酒とそば切り 有漏地

愛知県一宮市瀬部諸谷51

 

( 一宮 いちのみや うろぢ うろじ 蕎麦 そばきり ざるそば 日本酒 酒肴 珍味 刺身 純米酒 吟醸酒  )

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白狐 @岐阜県瑞浪市 (※閉店)

2022年11月25日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県の瑞浪市方面へバイクを走らせる。ついこの間まで暑くて大変だったバイクも、早朝に出発するとちょっと寒いくらい。ライディングが心地良い時期は毎年どんどん少なくなっていく気がする。爽やかな空気を浴びながら朝食代わりに立ち寄ったのは、釜戸町にある五平餅の「白狐」。店は国道19号線沿いの坂の途中にある。バイクを停めて店に入ると年配のご夫婦でやっていらっしゃるようだ。持ち帰りを待つ客が居たが、「中で食べさせてもらってもいいですか?」と尋ねると、奥のソファーが置いてあるスペースを案内された。「五平餅」を2本お願いする。焼き時間は10分程度とのこと。

店内には味噌の焼ける香ばしい匂いが漂っている。大きな鍋には特製味噌がたっぷり。じっくりと火入れされ、皿に2本のせて渡された。腰掛けさせてもらって串をいただく。こちらの五平餅は串に丸いのが3つ。たれは他の東濃地方のものと同じくくるみなどが使ってあるようで甘めの味加減。でもたれに粒感はあまり無い。熱々を頬張ると何とも言えずいい匂いが鼻に抜けていく。もうあと3本ぐらいいけそうだが追加して時間をかける訳にもいかない。主人とちょっとバイクの話なんかしつつ、平らげて店を出た。(勘定は¥220)

※建物の都合で11月末を以って閉店されました。

 


 

↓ 釜戸町の以前に訪れた”あんかけかつ丼”の「角屋」の近くにある薬局「小松屋」(昭和7年・1932・建造)。戦前のデザインとは思えないようなモダンな印象。

 

 

 


 

 

五平餅の白狐

岐阜県瑞浪市釜戸町722-5

 

( 瑞浪 みずなみ びゃっこ ごへいもちのびゃっこ ごへいもち 白狐温泉神明水 かまど 近代建築 城戸武男  )

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My Generation (Deluxe Edition) / The Who

2022年11月24日 | クラシック・ロック

My Generation (Deluxe Edition) / The Who (2004)

ザ・フー(The Who)のデビュー・アルバム「My Generation」といえば、80年代にはこのオリジナル・ジャケットの盤は入手困難で、自分はかつて(何故か)Virginから出ていた再発monoアナログ盤を所有。CDではMCAからアメリカ版ジャケが出ていたが、ちゃんと肩に「Brunswick」あるいは「Decca」と入った盤は2000年代に入ってからやっとデラックス・エディション2枚組として発売された。でもその盤も細かく分析するとオーヴァー・ダブがあったりと色々と難があり、何だか今ひとつの印象。自分はこそっと音源だけは手に入れていたが、フィジカルで買うのは見送ってしまっていた。自分が買ったのは日本企画のオリジナル・モノラル盤が出てから。

今回購入したのは当初出たデラックス・エディションの紙ジャケ2枚組。以前のモノラル盤と違って2枚に分けてあるのはいい感じ。ちゃんとBruswickの英盤とDeccaの米盤が出来のいい紙ジャケで味わえる(ジャケ写真下)。

1枚目のオリジナルはやっぱり最高。ピートならではのオリジナルなポップ・ソング、そして世代のアンセムでもある「My Generation」、そこに何曲かカヴァーが加わる素晴らしい内容だ。同じマディ(Muddy Waters)をカヴァーしてもストーンズ(The Rolling Stones)らと違ってよりR&B的なカヴァー。彼らがわざと”Mod”路線に寄せていたのは現在では周知の事実だが、ピート(Pete Townshend)が発言しているように実際にそのムーヴメントの一躍を担ったのは紛れもない事実。

何でも2002年の最初のデラックス・エディションでの欠落したパートや定位の変更は修復されているらしいが(←ちゃんとライナー読め)、もうそこまでしっかり意識してスピーカーの左右チャンネルに集中して聴くことはなくなってしまったから正直聴き比べていません(→ならこの盤買う必要あったかな?)。え?まだ2016年の5枚組スーパー・デラックス・エディションがあるって? 今度こそ本当にお腹いっぱい。

ネット・オークションにて購入(¥478)

  • Label ‏ : ‎ ユニバーサル インターナショナル
  • ASIN ‏ : ‎ B00026CIUC
  • Disc ‏ : ‎ 2
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魚半 (5) @岐阜県岐阜市

2022年11月24日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市内でも屈指の古い食堂「魚半」へ。少し前に訪れた時は臨時休業で振られてしまった。日を変えて訪問。近くにある1台だけの駐車場(表記無し)に車を停めて暖簾をくぐると何と満席。「ごめんなさい、ちょっと満員で…。」と言われ出直すことに。先に用事を済ませ、もう一度店へ。車を停めている間に6人もの客が入って行ったので「またダメか…」と思ったが、辛うじてカウンター席に空きがあったので座らせてもらった。団体客は町歩きの年配グループ客のようだ。その方達が注文を決めあぐねているので先に「ハンバーグ」と「ライス」をお願いした。ご高齢の女将さんと娘さんで調理されるのを眺めて出来上がりを待つ。隣の若い男性客は品書きに無い「冷し中華」を食べていたが、具を全部先に食べて麺をライスと一緒に食べている。冷し中華とライスっていうのも珍しいが、そんな食べ方をする人初めて見た(笑)。

しばらくして「ハンバーグ」と「ライス」、それに味噌汁とたくあんが供された。ハンバーグには目玉焼きがのっており、もちろんこちら独特のオレンジ色の特製ソースが使われている。ポテサラに千切りキャベツなどの野菜サラダが付け合わせ。何度いただいてもどういう組立のソースかは未だに分からないし説明も難しいが、ケチャップに和出汁も感じるようなワン・アンド・オンリーな味。タイミングによるのかもしれないが、以前より酸味が少なくマイルドで随分食べ易くなった印象。大きめの碗に盛られたライスも難なく胃袋に収まっていく。旨かった。「待ってもらってすいません。」と女将さんが小皿の茹で落花生を分けて下さった。「いえいえ」と有り難くいただいてから勘定してもらった。(勘定は¥700)

以前の記事はこちら (1)(2)(3)(4) 

 

めん類・和洋食 魚半 (魚半食堂)

岐阜県岐阜市初音町13

 

( 岐阜 ぎふ うおはん うおはん食堂 うおはんしょくどう 洋食 カツ丼 かつ丼 特製ソース 大衆食堂 麺類食堂 )

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