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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

四代目 一八 @名古屋市中区・正木

2025年06月05日 | 名古屋(中区 老舗)

そろそろ名古屋市内で未訪問の提供店が残り少なくなってきてしまった絶滅危惧丼「天南丼」(情報求ム)。この日は金山駅からちょっと歩いて麺類食堂「四代目 一八」の正木本店へ。暖簾からいくと創業は明治43年(1910)。こちらが橘の「一八本店」(明治23年創業)とどういう関係にあるのか無いのか知らないが、この系列は最近色々な所に新しい店を出店していて盛業の様子。土日祝日休みなので自分にはちょっと使いづらい店だ。店内は段になった変則的なレイアウト。テーブル席が3つと小上がり席が3つ。奥にまだ席がある様子。更に半地下があり、そちらは製麺室になっているようだ。給仕女性にお願いしたのはもちろん「天南丼」。調理は高齢の女性が担当しているようだが女将さんなのかな。

しばらくして運ばれた「天南丼」は味噌汁と漬物(たくあん)付き。しっかりサイズの海老天が、少ししゃきっとした歯触りの残る長ネギと一緒に甘辛いつゆで煮込まれ、ご飯にのせてある。”正調・天南丼”という感じ。早速箸で海老天をつまみ上げていただいていく。海老天は太さもある立派なもの。昨今高くなっているのにこの値段で味わえるのは有難い。しっかりつゆが滲みた海老天とネギを口に入れ、ご飯と一緒に追いかける。旨いなァ。途中でネギと揚げの入った赤出汁の味噌汁とたくあんを挟みつつ、箸を休めることなく掻き込んだ。次は是非「きしめん」を。(勘定は¥900)

 

四代目 一八 きしめん 正木本店

愛知県名古屋市中区正木1-12-9

 

( 名古屋 なごや 正木 まさき 金山 かなやま 四代目一八 四代目一八きしめん正木本店 四代目一八本店 てんなんどん 手打 手打ち )

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岩野屋 @名古屋市中区・鶴舞

2025年04月23日 | 名古屋(中区 老舗)

この地方の絶滅危惧丼「天南丼」。自分が提供を把握し、まだ訪れていない店も残り少なくなってきた(→情報求ム)。この日は平日にたまたま鶴舞方面へ行く用事が出来たので、満を持して土日祝日休みの麺類食堂「岩野屋」へ。創業は昭和13年(1938)だとか(未確認)。ほぼ口開けの時間に店に着いた。店内は間口は狭いが奥に長く、テーブル席が両サイドに4つづつ並んでいる。年配の主人が1人、それに後から若い給仕女性がやってきた。もちろんお願いしたのは「天南丼・玉子入り」。

程なくして「天南丼」が完成。別皿に漬物付き。こちらは海老天の他に、人参のかき揚げ、いんげんのかき揚げ、かぼちゃ、さつま芋の天ぷらがのっている。なんと豪華な。これはもう天丼じゃないか。黄身を潰してしまわないよう注意して箸を入れた。少し甘めの濃いつゆで細く刻んだネギがクタクタに煮こまれており、天ぷらの上からかけてあるのかな(未確認)。ネギとつゆが天ぷらに絡まり、旨い。果たして玉子はどのように?と思ったらとじてあるのではなく軽くつゆで火を通したものが脇にのせてある。海老天も中サイズで身が太く、歯応えもバッチリ。後半は思い切って黄身を潰してまぶし、さらに具材とごはんを一体化。食べ終わるとお腹も満足。平日の昼にこの辺りに来られる時はあまり無いが、次は正体不明の「セパレートかつ丼」なるものを食べてみようかな。(勘定は¥850)

 

 

生そば 岩野屋

愛知県名古屋市中区千代田5-21

 

( 名古屋 なごや 鶴舞 つるまい ちよだ いわのや 麺類食堂 大衆食堂 食堂 てんなんどん てんなん丼 うどん きしめん 味噌煮込みうどん 丼物 )

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不老園 @名古屋市中区・東別院

2025年04月19日 | 名古屋(中区 老舗)

東別院の辺りを自転車でウロウロしていた際に立ち寄ったのは、創業が嘉永元年(1848)という「不老園(不老園正光)」。改装された店は、外観も内装も古い雰囲気を残しつつ洒落た感じ。最初は何かを買って帰るつもりだったが、店に入ると売場の端にテーブル席が3つと小上がり席が1つの喫茶スペースが出来ていたのでちょっと休憩していくことに。奥で作業を続けているのは若女将かな。給仕の方に「お抹茶セット」という季節の菓子と抹茶のセットをお願いした。菓子はショーケースに並んだ上生菓子の中から選ぶことが出来る。「下萌」というのにしてみた。

売場のテーブル席に座って待っていると「お抹茶セット」が供された。盆には抹茶と選んだ生菓子、それにほうじ茶と和三盆、それに板状の乾菓子が付いている。抹茶は滑らかに点てられていて流石。「下萌」は”黄身時雨・蓬入りこし餡”だそうで、口に入れるとよもぎがほんのり香り旨い。ゆっくりといただき、その後はほうじ茶と干菓子もいただいた。板状の乾菓子がいい感じだったので買って帰ろうとしたが陳列には見当たらず。尋ねればよかったかな。外は寒かったのでほっとひと息(訪問2月)。(勘定は¥850)

以前の記事はこちら (1

 

 


 

↓ 店の1軒挟んだ隣にある米穀店「ヤマオカヤ」(江戸期・建造)。立派な梲(うだつ)のある商家の建物。元々は両替所だったそうで、道路拡幅によりこの場所に移築されているのだとか。名古屋市の登録地域建造物資産に指定されている。

 

 


 

 

御菓子司 不老園正光

愛知県名古屋市古渡町11-32

 

( 名古屋 なごや 東別院 ひがしべついん 古渡町 ふるわたりちょう ふろうえん ふろうえんまさみつ 喫茶 喫茶去 抹茶 和菓子 上生菓子 うだつ 卯建 )

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一八本店 @名古屋市中区・橘 (3)

2025年04月11日 | 名古屋(中区 老舗)

名古屋を中心にいくつもの店がある「一八(いっぱち)」の屋号の付いた麺類食堂。こちら橘が本店で、創業は明治23年(1890)とのこと。ただ全ての「一八」がこちらからの暖簾分けという訳ではないそうなので系譜を辿っていくのは難しい。この日は開店時間直前に店に着いた。すると3組もの開店待ちの先客が。久しぶりだったが主人夫婦は健在。以前と変わらず”一八のれん会”の暖簾が調理場に掛かっている。テーブル席に腰掛け、お願いしたのは「天南丼」。この地方に僅かに残る絶滅危惧丼だ。相変わらず威勢の良い主人の調理が始まる。

出来上がった「天南丼」が運ばれた。味噌汁と漬物付き。深い丼に盛られた「天南丼」は、ご飯の量は少なめ。海老天が1本に、茄子とかぼちゃの天ぷらものって長ネギが使われている。つゆと一緒に煮込んでいるのかは分からないが、天ぷらはサクサクでネギもシャキシャキの食感が残っているので煮込んでいないかも。つゆというほどの水分は無く、タレは濃いめでご飯の下に少し溜まるぐらい。深い丼なので少々食べ辛い。自分のイメージする「天南丼」とはずいぶん違う。面白いなァ。出汁の効いた豆腐とわかめの味噌汁と高菜漬けを挟みながら平らげた。(勘定は¥950)

以前の記事はこちら (1)(2

 

 


 

↓ 店の近くにある貫禄ある黒漆喰壁の「楠木屋本店」(建築詳細不明)。壁に逆文字で屋号と「屋問具家器漆」と表記されている。2階のこういう窓も虫籠窓(むしこまど)と呼ぶのかな。

 

↓ 同じ下街道沿いにある元・煙草屋(あるいは商店)の建物(建築詳細不明)。ショー・ウインドウだったろう場所は木板で塞がれているが、下のタイルには逆読みの”コバタ”の文字が残っている。

 

↓ 通りがかって気になった上前津1丁目の隅切りの住宅(建築詳細不明)。こんな場所なので多分以前は商店だったろうと思うが、2階の窓がかなり深い位置で、全てに袖壁が付いている。どういう目的でこうなったんんだろう。

 

 


 

 

一八 本店

愛知県名古屋市中区橘1-5-14

 

( 名古屋 なごや 大須 おおす 橘 たちばな 仏壇通り いっぱちほんてん 一八 麺類食堂 大衆食堂 てんなんどん てんなん丼 近代建築 登録地域建造物資産 )

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浪花餅 @名古屋市中区・橘

2025年03月29日 | 名古屋(中区 老舗)

久しぶりに大須南の仏壇通り辺りを散策。その際に立ち寄ったのは餅屋の「浪花餅」。堀田にも同じ屋号の店があるが何か関係があるのかな。店に入ると古い木箱がいくつも積んであり、草餅や鬼まんじゅうの他、延べ餅なども売られている。自分が店に居る間にも何人もの客が車や自転車を停めて買い求めていた。老齢の主人にお願いしたのは、外に貼り紙が出ていて以前から気になっていた「オレンジ焼」と、季節の「花見だんご」。袋に詰めてもらい、家に持ち帰った。

古い和菓子屋の品としては似つかわしくない名前の「オレンジ焼」は、オレンジの形を模していて、乾いてひび割れた感じの皮にヘタが付いている。中は黄身餡。大雑把に例えると”なごやん”みたいな感じ。オレンジの果肉とかを使っているのかは知らないが、風味を微かに感じるような感じないような(笑)。あまりはっきりとは効かせてはいない。「花見だんご」は竹串に刺さった典型的な赤白緑の餅。口当りは軟らかくほんのりと甘く旨かった。(勘定は¥620)

 


 

↓ 「美濃佐商店」(明治18年・1885・建造)。開いている時に訪れたことが無いので店内の様子は分からないが、酒造看板が掛かった歴史ある建物。軒のつながった隣の3階建に見える建物は、昭和12年頃の道路拡幅により前面を切り取られているのだとか。

 

 

↓ その隣にある「旧・中村屋提灯店」(大正4年・1915・建造)。日本家屋の前面に洋風な意匠の壁を加えた所謂”看板建築”。ガラス面の多い商店らしい入口の木戸はそのまま。この2軒(3軒?)の並びが残っているのは素晴らしい。しかも向かいの食堂「天満屋」も古い建物だ。どれも名古屋市の認定地域建造物資産に認定されている。

 

 


 

浪花餅

愛知県名古屋市中区橘1-16-39

 

( 名古屋 なごや 橘 たちばな ぶつだん通り なにわもち なにわ餅 オレンジ焼き 花見団子 和菓子 認定地域建造物資産 近代建築 )

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山本屋 @名古屋市中区・伏見 (2)

2024年12月28日 | 名古屋(中区 老舗)

観劇の際などに時々立ち寄る伏見の御園通りにある和菓子の「山本屋」。観劇終わりに訪れると既に売り切れて閉まっていることも。自分で訪れるのはもちろん、時々こちらの名物「うす皮饅頭」をいただいたりすると「うん、分かってるなァ」とニンマリ。この日は観劇前に立ち寄ったが既に「うす皮饅頭」は売り切れたようで女将さんが幟を仕舞っていらっしゃった。店に入ると辛うじていくつかの品は残っていた。「ふくら雀」と「杵もなか」を購入して家に持ち帰る。

「ふくら雀」はどら焼きのような滑らかな生地の皮をひねって秋で肥えた雀を表現しているのかな。中はつぶ餡。旨い。材料は同じでも形が変わるだけで印象が変わるのが面白い。「杵もなか」はこちらもつぶ餡の最中。最中種は小判形で、店の看板と同じ杵の形が押されている。照りの強いつぶ餡。同じつぶ餡だけれど仕様を変えていたりするのかな(未確認)。どちらもお茶請けにして美味しくいただいた。(勘定は¥600)

以前の記事はこちら (1

 

 

山本屋菓子舗

愛知県名古屋市中区栄1-11-25

 

( 伏見 ふしみ やまもとや 和菓子 御菓子司 福良雀 薄皮饅頭 薄皮まんじゅう うす皮まんじゅう 御園座 ふくらすずめ きねもなか )

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新潟 @名古屋市中区・鶴舞 (2)

2024年12月25日 | 名古屋(中区 老舗)

中区千代田近辺を歩いていた際、休憩に立ち寄ったのは鶴舞公園の北にある喫茶「新潟」。この日は10月の半ばだというのに季節外れ(というか今年はずっと暑かったが)の夏日。日差しも強かったので汗を拭きつつ逃げ込んだ。シャンデリアと茶色のビニールソファの席が並ぶ店内。座ったのはゲーム卓「麻雀ゴージャスナイト」(笑)。動くのかな? 煙草の売店も併設している昭和な空間だ。でも意外と匂いは強くない。老主人に「フルーツクリーム」をお願いした。

しばらくして脚付きのガラスの器で「フルーツクリーム」が登場。フルーツは、うさぎのリンゴ、バナナ、ミカン、さくらんぼ、パインと値付けは安いのに豪勢で、緑のシロップがかかった生クリームとバニラアイスクリームという構成。旨いなァ。オッサンはこういうのを食べる機会はなかなかないが、こういう店だと気兼ね無く注文出来る(笑)。テレビでは有名俳優の訃報を報じていて客がそちらを注視している。しばらく休憩させてもらって勘定してもらった。こちら実は「ビール」「水割りシングル」「コークハイ」なんてのもある。次は呑んでみようか。(勘定は¥550)

以前の記事はこちら (1

 


 

↓ 鶴舞の交差点に建つ風格ある「本草閣」(昭和22年頃・1947・建造)。創業天保元年(1831)という200年近くの歴史がある漢方薬を扱う店。鶴舞に店を構えたのは昭和6年(1931)だそう。建物は名古屋市の認定地域建造物資産に指定されている。今のところ漢方のお世話にはなっていないが、次はのど飴でも買ってみようかな。

 

 

 


 

 

 

喫茶 新潟

愛知県名古屋市中区千代田5-22-38

 

( 名古屋 なごや 千代田 ちよだ つるまい 鶴間公園 つるまこうえん にいがた 喫茶新潟 純喫茶 近代建築 )

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丸小 @名古屋市中区・新栄

2024年12月12日 | 名古屋(中区 老舗)

名古屋で精肉店と言えば必ず名前の挙がる新栄の「丸小」。創業は明治28年(1895)だそう。昭和25年には料亭を開き、現在は「本格肉料理 丸小」として精肉店の横に店がある。資本関係があるかどうか知らないが、浄心円頓寺、星が丘にも同じ系統と思われる同名の精肉店がある。この日は昼から何の用事も無かったので昼食をゆっくりこちらでいただこうと店に向かった。ビルの1階に大きな白い暖簾が掛かっている。中に入って1人だと告げると着物姿の仲居の女性に奥のピカピカの鉄板があるステーキコーナーのカウンター席に案内された。外はまだ暑いが、店内は涼しいし入口にも「寿喜焼」と木製看板が出ていたので「お昼のすき鍋・竹」をお願いする。もちろん「瓶ビール」(キリンラガー中瓶)も付けてもらった。

先に届いたビールをグイッとやっているとカセットコンロと鉄鍋、生卵が用意され「すき鍋」の具材が登場。サシの入った大きな薄切り肉が4枚としらたき、麩、焼きネギ、人参、椎茸。これにご飯と味噌汁が付く。最初の2枚の調理だけは仲居がやってくれる。まずは卵にくぐらせずそのまま。さすがにいい肉。旨い。サシの加減からいくとオッサンにはこの枚数で充分だな(←情けない)。広くて高級な普請の店内で1人鉄鍋をつつく(ただ厨房が近いのだろう、静かなので従業員の無駄話もちょっと聞こえてくる)。残ったビールでやっつけていくも、自分で鉄鍋に具材を並べて調理しているとうちでやるのと変わらない(笑)。やっぱり夜に来ないとなァ(ただし夜に仲居が全部やってくれるかは不明)。いつも思うのだが、すき焼きでは当たり前に焼いた肉を溶いた生卵にくぐらせるが、この食べ方が本当に正解なのだろうか?…などと要らぬことを考えながら平らげた。ご飯のお代わりも可能だそうだがもちろんもうお腹いっぱい。次はぜひ目の前の鉄板でステーキを。(勘定は¥4,200程)

 

 

 

本格肉料理 丸小

愛知県名古屋市中区東桜2-18-24 サンマルコビル1F

 

( 名古屋 なごや 新栄 しんさかえ 丸小本店 肉の丸小 まるこ まるこほんてん 小出商店 精肉店 すきやき すき焼き スキヤキ すきなべ ランチ )

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徳重屋 @名古屋市中区・東陽通 (3)

2024年12月01日 | 名古屋(中区 老舗)

午後の遅い時間にある麺類食堂へ行くも、確か以前は通し営業だったと思ったが中休みになっていた。時間が時間だけに潰しが利かない。この時間でも空いている店は…、と思案して南下した東陽通にある「徳重屋」へ。いつものCSの時代劇専門チャンネルが流れる店内は、半端な時間とあって主人が客席で何か作業中。テーブル席に腰掛ける前に冷蔵庫の上の小さい文字の日本酒一覧を眺める。お願いしたのは「--」(滋賀※銘柄失念)と「板わさ」。

酒(冷蔵)はガラスコップに注がれ、「板わさ」は飾り切り無しの切りっ放しが10切れ程。お代わりは「神開」(滋賀)。主人は甘酸っぱいと表現していたが、まさにそんな感じ。でも誤解を恐れず言えば甘くないりんごジュースといったかんじでピンとこない。麺類食堂なのに日本酒に対する思いの熱い主人。最初無愛想だったがだんだん饒舌になり(笑)、試飲と称して「会津娘」(福島)を舐めさせてくれた。

酒を呑んで忘れそうになっていたが、今回の目的は東海地方に僅かに残る絶滅危惧丼「天南丼」を食べるために寄ったのだった。お願いしてしばらくして運ばれた「天南丼」はしっかりとした大きさの海老天とつゆで煮込まれた沢山のネギ。その中には薄切りの豚肉も入っているのが珍しい。海老天は厚着することもなくいい感じ。つゆの味加減は濃いめ。もちろん旨い。肉の味は要るかな、なんて思ってしまうが、舌の方は正直。味噌汁と漬物を挟みながら、箸を止めることなく綺麗に平らげた。(勘定は¥3,100)

以前の記事はこちら (1)(2

 

和食 手打ちうどん 徳重屋

愛知県名古屋市中区栄5-24-4

 

( 名古屋 なごや 東陽通 とうようどおり 矢場町 とくしげや 食堂 麺類食堂 大衆食堂 居酒屋 酒場 日本酒  天南丼 てんなんどん )

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エーデルワイス @名古屋市中区・栄 (2)

2024年11月28日 | 名古屋(中区 老舗)

炎天下の栄近辺をウロウロしていた時、喉の渇きを癒やしにテレビ塔(現・中部電力MIRAI TOWER)横の喫茶「エーデルワイス」へ。創業は昭和29年(1954)で、元々は「喫茶テレビ」という名前でテレビ塔と同じ日に開業したのだとか。ベロアのソファが並び奥に長い店内は中二階もある。天井絵のある格天井があって本当はそちらを見たいのだが残念ながら喫煙席。サラリーマンが何人も紫煙を吹かせている。以前に汗をかいたまま煙に燻されたら匂いが服に滲み付いてしまって一日難儀したので断念。主人らの居るカウンターの前の席に腰掛けた。店内には世界の民具や彫像が置かれていたり、タオルの蒸し器も古いガス式のものだったりと独特の雰囲気を保っている。お願いしたのは「コーヒーフロート」。

年配の主人夫婦は2人でずっと喋りながら店を賄っている。仲がいいなァ。お二人の様子を眺めながら「コーヒーフロート」のアイスを先にいただいた。コーヒーの方に甘味は加えてないので少しだけシロップを落とす。だんだん汗が引いて、ふぅとひと息。2階は集会用になっているそうだが、この日も実際に何人もが使っている様子。みな思い思いの使い方で店を訪れているようだ。店内の雰囲気は何かに統一されている訳ではないが、無国籍な感じがなんか落ち着くんだよね。ご夫婦は3時になるとしっかりおやつの時間も取っていらっしゃった(笑)。この日は控えたが、こちらビールもあるので、次はビールとサンドイッチか、ピラフあたりを食べてみようかな。(勘定は¥580)

以前の記事はこちら (1

 


 

↓ ○○は高い所に…という訳で建て替えなった「中日ビルの屋上広場に登り、久屋大通公園方面を眺める(写真下左)。青空にそびえる「中部電力 MIRAI TOWER(旧・名古屋テレビ塔)」(写真下右)。写真で見ると爽やかだが、この日は37℃超えの酷暑日…。

 

 


 

 

珈琲 エーデルワイス

愛知県名古屋市東区東桜1-10-1

 

( 名古屋 なごや 栄 さかえ テレビ塔 名古屋テレビ塔 喫茶 喫茶店 純喫茶 珈琲エーデルワイス コーヒーエーデルワイス 喫茶エーデルワイス )

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