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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

天 @岐阜県土岐市

2025年08月03日 | 岐阜県(東濃)

JR土岐市駅の北、19号線との間の住宅街にある蕎麦屋「sobaya天」へ。創業して6年位になるみたい。一般住宅の敷地にある小さな店。ずっと前からブックマークしていたが訪問するのは初めて。店前に車がぎりぎり2台停められる(後に周辺の駐車場も確認)。女性主人が1人でやっていらっしゃる様子。店内は静かにジャズが流れ、コの字になったカウンター席があるモダンで落ち着いた造り。先客は2組。お願いしたのは「ざる蕎麦」。壁の貼紙には”本日の粉・常陸十割”とあった。蕎麦粉は都度変えているんだろう。

しばらくして「ざる蕎麦」が完成。大きな洒落た器に笊が敷いてあり蕎麦が盛られている。山葵と刻んだ青ネギは別皿に。早速手繰ると、十割とは思えないしなやかさ。昔は十割というと挽きぐるみでざらざらとした麺肌の蕎麦が多かったが、最近そういうのは逆に見かけなくなった気がする。喉越しも良く、旨い。つゆは辛汁で調子もいい。蕎麦には山葵だけ使ってするするといただいた。蕎麦湯は茹で湯でなく別で予め用意してあるもの。少しとろみがあるタイプ。少し刻みネギを足してつゆに注ぎいただいた。こちらランチの「かき揚げ天丼」を付けても値付けが安い。この蕎麦なら破格じゃないかな。再訪が楽しみ(※後日再訪したものの、完売早仕舞いに遭う…涙)。(勘定は¥850)

 

sobaya 天

岐阜県土岐市泉郷町2-47

 

↓ gooブログの終了予告に伴って、記事をHatena Blogにも掲載しています

 

( 土岐 とき そばや天 sobaya ten そばやてん 蕎麦 そば ざるそば 天婦羅 天丼 ランチ ) 

コメント (2)
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きむら @岐阜県土岐市

2025年07月16日 | 岐阜県(東濃)

土岐方面にドライブして立ち寄ったのはJR土岐市駅から土岐川を渡った側の幹線道路沿いにある五平餅の「きむら」。店はマンション1階の小さなテナントに入っている。以前訪れたことがあるが、その時は待ちが出ていて手前の駐車場も混み合っていたので諦めたことがある。今回はすんなり停めることが出来た。暖簾をくぐると焼き場と小さい待合がある。こちらで食べることも出来るのかな。待っている客は2人。おばちゃん2人が焼きやら勘定やらで忙しそう。こちらから声をかけて6本お願いした。先に勘定を済ませると「持って行くで車で待ってて。」と言われたので車に戻った。

車で待っていると男性(主人?)が袋に入れた「五平もち」を持って来てくれた。透明パック入り。まだまだ入って来る客があるので車を出して駐車場を空けた。車内に漂う焼けた味噌の香ばしい匂い。行儀が悪いが我慢できず、信号で止まった時に1本取り出していただく。こちらの「五平もち」は竹串に丸いのが3つの団子タイプ。塗ってあるのはぽってりとした口当たりの甘味噌。ピーナッツ、くるみ、ごまが入っているとのことで甘味が強い。中の餅(米をつぶしたもの)はねっとりとした口当たり。焼きもしっかりめで、口中も鼻腔も(おまけに車内も)甘い味噌の香りで満たされた。残りは持ち帰り、老母と妻にお裾分け。(勘定は¥600)

 


 

↓ 駅周辺で車を走らせていて見つけた風格ある「(株)マルヤマ」と隣家の並び(建築詳細不明)。こちら陶磁器の卸売だそう。どちらも格子窓がかなり大きく、階格子窓の戸袋は緑青が吹いているし、左側の建物との間には年季の入っていそうな煉瓦塀が残っている。雰囲気が似ているので所有者は同じかも。どちらも貫禄があるなァ。

 

 

 

↓ 道を挟んだはす向かいにある商家と思われる敷地の入口には隅切り屋根で水色のタイル壁の可愛らしい建物が(建築詳細不明)。アルミサッシに替わっているが何となく古そうな雰囲気もある。

 

 


 

五平もち きむら

岐阜県土岐市土岐津町高山85-1

 

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アンディ @岐阜県土岐市 (2)

2025年07月08日 | 岐阜県(東濃)

ある休日、ドライブがてら岐阜県土岐市方面へ。自分は毎日早朝に犬の散歩をして、部屋やら庭やらの掃除をしてから軽く朝食を摂るのだが、この日は何も摂らなかったので猛烈に腹が減り「何でも来いっ!」というような軽い飢餓状態(笑)。向かったのは下石(おろし)町の喫茶レストラン「アンディ」。こちら盛りが多いことで有名で、自分も最初は知らずに注文してビックリしたことがある。食事提供時間に合わせて到着。既に喫茶は営業中なので車が沢山停まっている。自分の後にも次々と食事目当ての客が入店してきた。店内はまだモーニング・サービス客が残っている状態。テレビの下のフィギュアが沢山並んだ丸っこい大きなテーブルに相席で案内された。メニューを眺めて思案。何でもいける気がしているが、昔の胃と違うオッサンは要注意(笑)。あれこれ悩んで最初は普通に「オムライス」にしようとしたが、ここは”ミニサイズ”にして、同じくパスタの「バジリコ」の”ミニサイズ”を注文した。

その時、先客で普通の「オムライス」を注文した人に品が届いた。「…。」想像を超える大きさ。あれで普通だとすると…(汗)。しばらくして「オムライス(ケチャップ)」の”ミニサイズ”が届いた。少し深い平皿にこんもりと盛られている。綺麗な玉子の黄色に赤いケチャップが映えている。どう見ても一般的なオムライスより少し多いくらい(”ミニ”です)。脇には赤い福神漬。スプーンを入れると玉子は少し厚みもあって、中はベーコン、赤ウインナー、小エビなどが入ったケチャップライス。旨い。すぐに「バジリコ」のスパゲッティーも届いた。もちろん”バジリコ”とはいってもバジルではなく大葉(青じそ)のスパゲッティー(※昭和の常識です)。他に刻み海苔が振ってある。茹でたのをたっぷりの油で炒めてあるので少し焦げめが付いているところも。下味に醤油も使ってあるかな? 本格的なイタリアンが隆盛になる前の昭和のスパゲッティーはこんな感じのが多かった。これはこれでオッサンには懐かしく、旨い。ただこちらも普通かちょっと多いくらいの量(”ミニ”です)。本日の食事はこれで”終了”(苦笑)。絶対夜はお腹が空かない。(勘定は¥1,500)

以前の記事はこちら (1

 

 

レストラン アンディ (COFFEE & RESTRANT ANDY)※英字綴りはママ

岐阜県土岐市下石町2101

 

( 土岐 とき 下石 おろし レストハウス Rest house Andy 喫茶 喫茶レスト レストラン ファミリーレストラン ランチ 洋食 大盛り デカ盛り )

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ガーシュウィン @岐阜県多治見市

2025年04月14日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県多治見市の国宝「虎渓山永保寺」を観に出掛けた際に小休憩で立ち寄ったのは喫茶「ガーシュウィン」。事前情報は何も無く、どこか近くでコーヒーをと検索して辿り着いた。店は山の裾野の路地にあり自然豊かな場所。店の前の駐車場に車を停めて店内へ。入口にはホンダのDaxが置いてあるし、ウッディで洒落た店内は、真空管アンプ等の立派なオーディオ・システムやTANNOY等の大型スピーカー、レコード、ミニカー、一眼レフカメラ―なんかが飾ってあり、主人の趣味満載といった感じ。年配のご夫婦でやっていらっしゃる。最初は窓際のカウンター席に腰掛けたが、ちょうど時間帯で日差しが強く入って眩しいくらい。すると奥様がテーブル席に替えて下さった。お願いしたのは「ガーシュウィンブレンド」+「スコーンセット」。

ポークパイ・ハットを被ったお洒落な主人がじっくりとコーヒーを抽出し「ガーシュウィンブレンド」が供された。メニューには”やや深煎り”と書いてあったと思ったけれど色付きは淡く、味わいもすっきりしたもの。焙煎香はしっかり。瑞浪市の「待夢珈琲店」からの仕入れだそうだ。「スコーン」は小振りなのが2種。「あんことクラウドベリー」?、「マスカルポーネチーズとリンゴジャム」?(未確認)。説明されたけれど全然覚えられなかった(苦笑)。ほんのり温かいのを半分に割っていただく。小さいので味わいの違いは分かり辛いが、ヴォーカル・ジャズをBGMにコーヒーと一緒に美味しくいただいた。(勘定は¥850)

 

喫茶 ガーシュウィン

岐阜県多治見市小名田町2-21

 

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さくら五平 @岐阜県多治見市

2025年04月09日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県多治見市の国宝「虎渓山 永保寺」に行った際に立ち寄った五平餅の店「さくら五平」。店は団地のある地域の坂の途中にある。店先ではご夫婦(?)が立ち働き、炭火で五平餅を焼く味噌の焦げるいい匂いが漂っている。1本だけお願いした。外は寒いが(訪問2月)中でも頂くことが出来る。中に入ると薪ストーブがあり、テーブル席が用意してある。焼けた「五平餅」はたくあん付きで皿にのせてくれた(お茶も頂くことが出来るようです)。

こちらの五平餅はわらじ型。ごはん粒の摺り加減は強め。塗られた味噌はぽってりとしていてしっかり甘めの味わい。少し焼き目が付いた匂いもごちそう。胡桃だけかどうかは知らないが粒感がしっかりある味噌で、あっという間に平らげた。先客との会話を聴いていると、最近はストーブに使う薪も入手が難しくなっているようで、買うと高いのだそう。何でも値が上がっているから単価の安い商売は大変だろう。(勘定は¥200)

 


 

↓ あまり記憶が定かではないが、たぶん小学生の時ぶりに国宝「虎渓山 永保寺」を訪れてみた。庭内の配置に記憶が無いのでやはりその時ぶりかな。まだ境内の端には積雪が残っている(訪問2月初旬)。敷地のすぐ側に大きな川(土岐川←愛知県に入ると「庄内川」になる)が流れているのは知らなかった(写真下3枚目)。

 

 

 

↓ 「観音堂(水月場)」(正和3年・1314・建造))。所謂本殿にあたるとのこと。

 

 

↓ 境内の端にポツンと建つ「開山堂(僊壺堂)」(文和元年・1357・建造)。

 

 


 

 

さくら五平

岐阜県多治見市小名田町4-1-1

 

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ハミン @岐阜県多治見市

2025年04月04日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県多治見市方面へ。昼食に目当ての店に行くも閉まっていたので、もう1軒を目指すもこちらも休み(どちらも休業日分からず)。もうタイム・アップ近いということで行けそうな店をスマホで検索。下沢町という場所にある喫茶店「ハミン」がヒットした。地図アプリに導かれて車を走らせるも、予想外の山道。山間にある住宅地を抜けた坂の途中に店があった。特に目立つ場所でもないのだが、駐車場には車がいっぱい。なので道路脇に車を停め、店内へ。店内はテーブル席が10程あったがほとんど埋まる盛況ぶり。みんな食事目当て。主人と息子さんでやっていらっしゃるのかな。奥の席に腰掛けてメニューを眺める。いくつかの定食、カレー、スパゲティ等の他に冬季限定ラーメンなんてのも。選んだのは「焼きそば」。プラス100円で定食になるそうだが単品でお願いした。

子供連れも居て少々騒がしい店内で出来上がりを待っていると「焼きそば」が運ばれた。何と単品なのに味噌汁付き。この地方定番の熱い鉄板のせで、脇に目玉焼が添えてある。上から青海苔が振られていて、具材は豚肉とキャベツ。細麺でしっかりとした味付けのソース味。こういうのが食べたかった。熱々を手繰り、途中で紅生姜を挟んだり、白味噌で具沢山の味噌汁を啜ったり。旨い。あっという間に平らげた。他の席でも老若男女がそれぞれ色んなメニューで腹ごしらえ。次はどんなタイプが出てくるか分からない東濃地方だが「かつ丼」にしてみようかな。(勘定は¥600)

 

喫茶 ハミン

岐阜県多治見市下沢町4-27-15

 

( 多治見 たじみ 喫茶ハミン 喫茶店 定食 丼物 中華そば やきそば 焼そば )

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大石家 @岐阜県多治見市 (2)

2025年03月27日 | 岐阜県(東濃)

久しぶりに岐阜県多治見市の「大石家」へ。創業は昭和38年(1963)。所謂”お湯割り”の製法で有名な中華そばの店で、こちらが本店なのだが、なぜか今では長野県に暖簾分けした店が多く、県内外にこちらにインスパイアされたと思しきラーメン屋も多い。自分はもう10年振りぐらいの訪問。というのも一時は待ちも酷く、店の前はもちろん離れた所にある車幅の狭い駐車場もいっぱいで諦めたことが数度。それから立ち寄らなくなってしまっていた。この日はたまたま思い出し、開店時間過ぎに店に到着。すると店前の駐車場も余裕で停められた。店内は昔とレイアウトが変わっていてテーブル席が5つ。主人は変わらないが給仕は男女3名も居るし、先客は2人だけなのになぜか相席させられたので、相変わらず時分どきには混み合うのだろう。「並盛り」をお願いした。

程なくして「並盛り」が運ばれた。スープ水面にはチャーシューが4枚とカマボコ3枚、細メンマ、そしてたっぷりの刻みネギ。昔はチャーシューの大きさ(というか厚さ)も有名だったが、時節柄かかなり小さくなった印象(それでも普通のチャーシューよりは厚いが)。しっかり黄色いちぢれ麺を手繰る。張りのある麺に透き通った醤油スープ。スープは濃いめだが昔と印象は変わらない。実際に見たことが無いのでこれが本当にお湯割りかどうか分からない。チャーシューは基本軟らかいが、端の部分もあってちょっと食感も変わっていて良かった。あっという間に手繰り終わり、スープも飲み切れそうだったが自重して箸を置いた。(勘定は¥970)

以前の記事はこちら (1

 

中華そば 大石家本店

岐阜県多治見市光ケ丘1-139

 

( 多治見 たじみ おおいしや 中華そば大石家 湯割り 厚切りチャーシュー 本家 ラーメン チャーシュー麺 のれん分け 支店 あきん亭 )

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やまと @岐阜県多治見市

2025年02月06日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県多治見市の笠原町方面に行った際に立ち寄ったのは「多治見市モザイクタイルミュージアム」のすぐ向かいにある食堂「やまと」。こちらに来る前に、あるお好み焼き屋に寄ったのだが営業しておらず(数度行ったが廃業かどうかは不明)、こちらに流れてきた。実はこの店には以前にも入ったことがある。その時は暖簾が掛かって開いていたにも関わらず、店に入って座って待っても、奥に声を掛けても誰も出て来ず、諦めて帰ったことがある(苦笑)。店に入ると、この日はちゃんと3組も先客がおり営業していた。小上り席が3つとテーブル席3つ。以前と変わらず雑多な店内の土間のテーブル席に腰かけた。給仕を担当しているのは主人かな。なぜか飛騨・中濃地方名産の「朴葉すし」があったので迷ったが「焼きそば」をお願いした。広い厨房には女将と若いのが居るようだ。

日曜のこの時間帯定番の「NHKのど自慢」を眺めながら呑んでいるおじさん達は地元の常連客かな。しばらくして出来上がった「焼きそば」は、この東海地方で定番の鉄板(ステーキ皿)に盛られていて目玉焼きのせ。脇に紅生姜が添えてある。豚肉がたっぷり入っていて、ソースの味加減も良くなかなか旨い。しっかりと熱せられただろう鉄板で下の方が”郡上焼きそば”のようにカリカリになっている部分も。スルスルッといただいて勘定してもらった。(勘定は¥500)

 

 


 

↓ 店から車で10分程の所にある土岐市の「妻木城士屋敷跡」へ。山の頂上には14世紀に築かれたという城跡があり、麓には御殿と武家屋敷跡(写真下)が残っている。

 

↓ 城に疎い自分の目的は城址ではなく、近くの遊歩道沿いにある「浦山第二砂防堰堤」(昭和18年・1943・建造)。妻木川の支流である浦山谷川にあり、土砂対策で作られた施設。空石積(からいしづみ)という工法が取られモルタルなどは使用されておらず、妻木城の築城技術が反映されているのだとか。国の登録有形文化財に指定されている。

 

 


 

 

お食事処 やまと(ヤマト)

岐阜県多治見市笠原町神戸2110

 

( 多治見 たじみ ヤマト モザイクタイルミュージアム やきそば 焼そば 定食 丼物 洋食 土岐 とき つまぎじょう 国登録有形文化財 土木遺産 )

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いとう @岐阜県恵那市

2024年11月26日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県恵那市の中山道大井宿近辺を散策。街道が直角に曲がった”桝形”と呼ばれる道沿いにある、市神神社前の「いとう(伊藤商店)」に暖簾が掛かっていたので寄っていくことに。以前と変わらず主人と母堂でやっていらっしゃる。先客は地元の方。持ち帰りの品を作ってもらっている様子。奥のテーブル席に腰掛けて「お好み焼き 肉・玉」をお願いした。のどかな昼下がり、BGMはFMラジオ。エアコンは無く扇風機のみなので少々暑い。以前はどうだったか知らないが、現在は木曜から日曜の昼営業のみらしい。先客の調理が終わり、主人が丁寧に「お好み焼き」の調理を進める。

しばらくしてジューッとソースが跳ねる音がして「お好み焼き」が運ばれた。マヨネーズはボトルのままテーブルに置かれた。「お好み焼き」は円形でヘラで10片にカットされている。”コーミウスターソースA業務用”の箱があったのでソースはそれかな。表裏の表面はしっかり焼きが入り、中はとろっとした食感。混ぜ焼きタイプなのに肉が底側にあるのが珍しい。玉子は目玉焼き状。軽く腹に入れるつもりが結構な大きさなのでお腹もいっぱいになった。(勘定は¥450)

以前の記事はこちら (1

 

 


 

↓ 街道沿いにある「明治天皇大井行在所(あんざいしょ)」(江戸時代末期建造)。かつては旅籠で、明治13年(1880)に明治天皇が巡幸の際に泊まることになり増改築されたのだとか。戦後は郵便局や役所として使われ民間に渡ったが、現在は当時の状態に復元され地域の交流スペースとして利用されている。

 

 

↓ この欄間の輪が重なった意匠の由来は分かっていないらしいが1枚板から彫られている。御簾の留め具には皇室の菊の紋が。

 

 

 

↓↑ 明治天皇の宿泊時のみ使われたという風呂や便所が残っている。ちなみに大きい方の持ち手のように見えるものは着物の裾を掛ける為にあるのだとか(つまりする時はあちら向き)。なるほど。

 

↓ 施設に隣接する長屋門(建築詳細不明)が移設されている。どうして不明なのか知らないが、大井宿本陣の北門とも、岩村城の城門であったとも言われていたのだそう。現在では本陣の北門という説が有力なのだとか。

 


 

 

焼きそば&お好み焼き いとう (伊藤商店)

岐阜県恵那市大井町113-3

 

( 恵那 えな いとう商店 お好み焼伊藤商店 おこのみ焼 お好み焼き おこのみやき 焼きそば やきそば 焼そば 近代建築 歴史的建造物 )

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リメンバー @岐阜県多治見市

2024年11月13日 | 岐阜県(東濃)

ある土曜の夜に岐阜県多治見市へ。夜に多治見で呑んだことは無いのだが、チャンスが出来たので機会逃すまじとJR太多線に乗って多治見駅へ。目当ては広小路通りから入った路地、銀座センターにあるバー「リメンバー」。昼間は何度となく通ったことがあるこの銀座センター。閑散としているかと思いきや、夜はちゃんと明かりが点いている店が多いのにびっくり(10軒中8軒営業中だとのこと)。

 

中が見えない初めてのバーのドアを開けるのはいつだって緊張するものだが、開けると白髪の主人が優しく迎えてくれた。台風直撃予報(←外れた)の夜だけあって口開けの客だった模様。カウンターは9席程。バックカウンターには数えきれないほどのボトル。それにも増して圧巻なのは所狭しとびっしり書き綴られたメニュー。各種の酒、カクテルの数は数えきれず、主人の創作したというカクテルも多い。凄いなァ。こちら創業は昭和52年(1977)。昭和64年に移転し、令和元年にここへと元号毎に移転しているのだそう(笑)。

まずは「ジントニック」をお願いする。「普通にお作りしていいですか?」と仰ったのでジントニックだけでも様々な作り方があるのだろう。まだまだ暑い頃だったので喉を通るジントニックが堪らない。チャームはナッツ、コーン、ドライフルーツ、チョコ、カルパス、ビーフジャーキー、チーズと豪華なひと揃え。酒の時には何かを口に入れたい自分には有難い。次は何にしようと迷っていたら主人が「せっかくこんな台風の時に遠くから来てくださったので。」と台風にちなんで「ハリケーン」(ウイスキー+ジン)をサービスしてくれた。台風の時にはこれを出したくて手ぐすね引いて待っていたのだとか(笑)。楽しい。次は「オリンピック」(ブランデー+オレンジ)。これまたパリ・オリンピック期間中だったこともあってよく出したのだそう。主人の引き出しが多いのでどんな季節に訪れても楽しめそうだ。

こちら、かつて”特級”の表示があった頃のウイスキー「オールドボトル」を揃えているのが特徴。色々教えていただいたが、やはり40年以上前のウイスキーは生産量も多くなく造りが丁寧で、しかも当時大してプレミアが付いていなかったウイスキーも瓶内熟成が進んでいて香りが全く違うとのこと。実際にいくつか呑ませてもらうことに(写真下※絶対に覚えられないのでお願いして写真を撮らせていただきました)。テイスティング・グラスに注いだオールドウイスキーをスワリングして鼻を近づけるとぶわっと官能的な香りが。確かに凄い。口に含むと滑らかで、香りがアルコール感と共に鼻に抜けていく。旨いなァ。スポイトで水を垂らすとまた増幅されたような香りが沸き上がったりと、どんどん違う表情になっていく。

色々勧めて下さる主人は70歳代だとのこと。決して押しつけがましくなく、軟らかい物腰なので居心地がいい。興味深い話も色々聞かせて下さる。こんな小さなバーにもインバウンドの波がやって来ていて、某大陸からの客が金に物を言わせて高い酒をポンポン開けていくのだとか。えらい世の中になったものだ。最後、「そろそろ…」と言うと「せっかく遠くから…。」と、次は秘蔵のアブサン「MONDE 68」を呑ませて下さった(写真下)。

 

ニガヨモギから作られていてアルコール度数は68度(現在は製造中止)。ほんの少し舌に乗せただけなのに口中と鼻腔で香りが爆発!すンごいな、こりゃ。と、いつまでもこんなことしてたら帰りそびれてしまう。後ろ髪引かれながら勘定してもらい、お暇した。多治見の人達が羨ましい。店の支払いよりもここまでの交通費(主にタクシー代)の方が高くなってしまったが(苦笑)また是非立ち寄りたいナ。(勘定は¥8,900)

 

CAFE & BAR REMEMBER

岐阜県多治見市金山町28 銀座センター内

 

( 多治見 たじみ バー・リメンバー オーセンティック・バー オールドウイスキー ウイスキー特級 カクテル 創作カクテル モンデ酒造 モロゾフ酒造 absinthe )

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