ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

大太鼓 @福岡県北九州市

2019年08月31日 | 福岡県

まだ呑みます、北九州は小倉にて。今回伺ったのは居酒屋「大太鼓」。実は一度暖簾をくぐったのだが満席で入れず、改めての訪問。今回は何とか座れる席があった。創業は昭和43年(1968)とのこと。カウンター席のみで、コの字のカウンターが(たぶん)真ん中で仕切られているような変わった造り。反対側は見えないので同じ造りになっているかは不明。外は蒸し暑いが品書きの基本はおでん。壁におでん種の木札が並ぶ。おでん以外の品はさほど多くない。何はなくとも酒。「磯乃澤」という酒の燗をお願いする。出てきたのは意外にも150ml入りの瓶。猪口は利き酒などで使われる蛇の目の猪口。おでんは「春菊」「すじ」「ごぼう天」「す巻」をお願いした。

すぐにおでん種が登場。つゆは濁りのないもので少し色付いている。香りが堪らない。「春菊」はかんぴょうみたいなので巻いてある。おでん種で春菊って初めてだが、これが旨い。自分は春菊を生でサラダに使うくらい好きなので、(ハシゴして)お腹が膨れていなかったらお代わりしただろう。串に刺した「すじ」はトロトロに仕上がっている。「す巻」は説明が難しいが”ちくわぶ”のような感じなので、たぶん小麦粉を練ったものだろうと思う。でも食感はちょっと違う。これがつゆを吸ってなかなか旨い。酒(日本酒)を呑まなかったら旨いとは思わないかもしれないが…。残念なのはこれまでのハシゴで、これ以上呑むことも食べることも出来なかったこと。まだまだ食べたい種や、酒肴がいくつもあったのに…。もし次に機会があったらもう少し早い段階で店に入りたいなァ(←他で呑み過ぎ)。(勘定は¥1,500程)

 


 

↓ 門司港近代建築散策。「門司港駅」の正面に建つ「門司郵船ビル」(昭和2年・1927・建造)。当時最新のアメリカ式ビルで、当初からエレベーター、暖房、水洗トイレを備えていたのだとか。

 

 

 


 

酒蔵 大太鼓

福岡県北九州市小倉北区鍛冶町1-3-21

 

( 福岡 ふくおか 北九州 きたきゅうしゅう 小倉 こくら 大太鼓 おおだいこ おでん いそのさわ 居酒屋 酒場 すまき 近代建築 門司港レトロ )

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菓子畑 @岐阜県関市

2019年08月30日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県関市の幹線道路から奥まった場所にある洋菓子店「菓子畑」へ。いつ頃からある店だったか覚えが無いが、以前にも焼菓子や生ケーキを購入したことがある。喫茶もやっているようで「かき氷」の旗もあった。この日は嫁の誕生日だったが、生憎自分は仕事で動くことが出来ない。どうせ「別に要らないよ」と言うに決まっているのだが、家族の誕生日のケーキは子供の為にあるようなもの。もちろん嫁に買わせておく訳にはいかないので、急きょ出先で一番近い所という条件でこの店を思いだし、仕事終わりの店も閉まろうかという時間に慌てて店へ寄ってみた。

店に入ると様々な焼菓子が並んでいる。嫁は焼菓子が好きなのでそれでも良かったが、どうせ豚児は生ケーキがいいと主張するだろうからガラスショーケースの中から選ぶことに。最近は個々に合いそうな生ケーキをそれぞれ選んで買って済ませることが多かったが、久しぶりにホールケーキを選んでみる。うちの豚児は、小さい頃に何年もずっと苺のショートケーキばかり選んでおきながら、ある年齢で突然「実は生クリームのショートケーキは好きではない」旨の衝撃的カミングアウトをして家族中に非難されたことがある(笑)。もう大きくなったので関係ないとは思うが、ある意味、親のトラウマともなっていて、選んだのは5号のチョコレートケーキ。板チョコに「お名前をお入れしますが?」と言われるも、嫁の名前を告げて作ってもらうというのはなかなか”こっぱずかしい”ものだな…(ケーキで呼び捨てはアレだし、”さん”では余所余所しいし、”ちゃん”では子供じみているし…)。無事手続きが終了し持ち帰って披露。シンプルなチョコレートケーキだったが旨かった。(勘定は¥2,300)

こだわり手作りケーキ 菓子畑

岐阜県関市雄飛ケ丘1-1

 

( 関 せき かしばたけ ケーキ カフェ 喫茶 洋菓子 クッキー 生菓子 焼菓子 かき氷 イートイン )

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キリンシティ名駅 @名古屋市中村区・名駅

2019年08月29日 | 名古屋(中村区・西区)

駅前で時間合わせに使うことが多いビア・レストラン。もちろんテーブル席でしっかりと食べ呑むことも出来るが、すっと入って数杯呑んで帰るのに使い易い。それでも軽く一杯という時こそ完成度の高い一杯を呑みたいもの。この日寄ったのは名駅の「キリンシティ名駅」。もちろんキリンのグループ会社でキリンビールを中心に提供するビア・レストラン・チェーン。この日はここに来る前に1軒店じまいのタイミングになってしまって振られ、どうしようかと迷っている間に時間が過ぎたので、駅近くまで来てここに決めたのだった。店に入ってカウンター席に腰掛けメニューを眺める。中はなかなか賑わっている。この日カウンター内に居たのは女性ばかり。ビールを注ぐ担当も女性のようだ。「達人ブレンド」を注文。お姉さんに「うちは3回注ぎなので提供までに4分程度かかりますが…。」と確認が入る。どうぞどうぞしっかりやって下さい。つまみには「CITYポテト・オリジナル」とやらをお願いした。

手慣れた所作でグラスに1回目が注がれ、こんもりと立った泡を落ち着かせるために脇で休ませている。そして2回目、3回目と注いで「どうぞ。」と提供された。確かに4分くらいかかったかな。「達人ブレンド」はキリンのブラウマイスターと一番搾り<黒生>のブレンドだそう。濃いめの琥珀色でさすがに泡の肌理は細かい。グイッとグラスを傾けると呑み易いのでスルスルと入っていってしまう(普段は瓶ビールばかり呑んでいる)。旨い、…けどもうグラスにほとんど残っていないゾ(苦笑)。「CITYポテト」はいわゆるジャーマンポテトだが、ジャガイモがカリッとしているのが特徴。粗挽き胡椒がよく効いている。追加は「一番搾り<黒生>」をお願いした。独特の香りと、甘さと苦さがイイ。(勘定は¥1,580)

キリンシティ 名駅

愛知県名古屋市中村区名駅4-4-34 タクトビル1F

 

( 名古屋 なごや 名駅 めいえき 名古屋駅 Kirin City ビアホール 生ビール スタンドバー BAR ビアレストラン )

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揚子江の豚まん @福岡県北九州市

2019年08月29日 | 福岡県

福岡県北九州市。小倉駅前のアーケード街にある「揚子江の豚まん」へ。創業して約40年だそうだ。バスで移動している時にこちらの本社工場らしき大きな建物が目に入っていて、食べてみたいナと思っていたら駅前に売店があった。持って出てどこかで座って食べようと寄ってみた。店にはお土産用のものと、その場で食べる用の蒸し器に入ったものが売られている。「すぐに食べますか?」と訊かれたので「ハイ。」と返事して蒸し上がったものを小袋に入れてもらった。バッグに入れて店を後に。

しばらく寄り道して、結局小倉駅の構内のベンチに腰かけて包みを取り出した。かなりの大きさ。この大きさだとどうしても有名な大阪の”某〇51”と比べてしまう。ただ寄り道時間が長過ぎたか、包まれた袋の中で豚まんの皮がグズグズに蒸れてしまった…。食べ方を書いた紙ももらっていたが、”敷皮を上にして優しく剥がし、肉汁をこぼさないように食べる”のだとか。その通りにしたいが皮がふやけて上手くいかない。という訳で大阪の某とは皮の硬さも肌理も全然違うことが分かる(あちらの生地はしっかりめで硬め)。そしてかぶりついた瞬間に…肉汁がボタボタッとこぼれた(苦笑)。あらら、ズボンに豚まんの匂いが…。調味料は何も付いていないのでそのままで食べるが、玉ねぎ多めで強くない味付け。豚肉の風味豊かでこちらはこちらで旨いものだ。(勘定は¥200/個)

 


 

↓ 門司港の近代建築。「旧・三井物産門司支店」(昭和12年・1937・建造)。様々な遍歴を経てJR九州本社として使われた後、北九州市の所有になったそう。現在は何かに使われているのかな。装飾の少ない無骨な建物だが、玄関先には力強い共産圏っぽいデザインの御影石のレリーフが。中に入ってみたかったナ。

 

 


 

揚子江の豚まん 小倉駅前店

福岡県北九州市小倉北区京町2-7-3

 

( 福岡 ふくおか 北九州 きたきゅうしゅう 小倉 こくら ぶたまん にくまん 肉まん 551 蓬莱 近代建築 門司港レトロ )

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The Swing House Acoustic Sessions / Vintage Trouble

2019年08月28日 | オルタナティヴ・ロック

The Swing House Acoustic Sessions / Vintage Trouble (2014)

ヴィンテージ・トラブル(Vintage Trouble)が2014年に発表したアコースティック・セッションのEP5曲入り。翌年に出た日本盤にはブルーノート東京でのライヴ音源等のボーナス・トラックが3曲追加されているので、選ぶならそちらの方がいい。自分はこのEPを持っていなかったから良かったが、実は日本盤と間違えてうっかり落札してしまった(笑)。

ファースト・アルバムが出て4年の歳月が経ち、ライヴでの爆発力からたちまち世界で注目された彼らだが、”畳みかけるように出さなければいけなかった”セカンド・アルバムがなかなか出ず、ブルー・ノート・レーベルからやっと発売される直前というタイミングのEP(尤も自分が彼らを知ったのは初来日直前なのでこの流れは後から知ったのだが…)。うち2曲はファースト収録曲。色々なラジオ番組に出演したりしていた時にこうしたアコースティックな演奏をしていたので別段驚くような企画ではないが、彼らの演奏力とか、音楽的なセンスが光るアレンジではある。彼らの爆発的なエネルギーを知っているという前提なので、すごくいいかと訊かれると「悪くない」としか答えられないが…。

オークションにて購入(¥662)

  • CD  (2015/8/12)
  • Disc : 1
  • Format: CD
  • Label : SMJ
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くぬぎそば @岐阜県高山市

2019年08月27日 | 岐阜県(飛騨)

平日にも関わらず急用で呼ばれ、苛立ちを抑えつつ車を飛ばして遠路、高山まで。待ち合わせ時間は正午過ぎだったので、先に腹に入れておこうと、以前に寄ったが間に合わず食べることが出来なかった「くぬぎそば」まで直行。店は観光客の溢れた繁華な所から遠く外れた郊外の道路沿いにある。店の横に車を停めるもまだ暖簾が掛かっていない。少し車で待機していると先客が構わず中に入っていったので自分も店の中へ。そこへ後からご高齢のお母さんが入っていらした。年配の先客は常連のようで、お母さんにいきなり焼酎の水割りを作るよう命じ、暖簾が出してないだの何だのと文句を言っている。お母さんは「お客さんがびっくりするやないのっ!ねぇ?」とこちらに微笑んで下さった。厄介者が居るカウンター席を避け、3つ並んだテーブル席のひとつに腰掛け、欲張って「中華そば(並)」と「カツ丼」を注文した。お母さん1人だけの調理が進む。アルミ製の岡持ちがあるところをみると出前もやるんだろうか。

しばらくしてまず「カツ丼」が蓋付きの丼ぶりに入って登場。たくあんが3切れ程付いている。蓋を開けると、しっかりと煮込まれ濃く色付いた玉ねぎが入ったとじ玉子が全面にかかっており、中のカツは見えないほど。これはとじ玉子を後からカツの上にのせるタイプかな。調理の様子からすると玉子は2個使っていたもよう。ご飯にかかったつゆの味はさほど濃くなく、ワシワシと玉子、カツ、ご飯の断層を崩していく。旨い。途中で運ばれた「中華そば」は最初から胡椒の振られたクラシックな面持ち。水面にはチャーシューが2切れ、細メンマ、刻みネギがのっている。麺は細縮れで加水少なめのパツンとした感じの口当たり。茹で加減はヤワではなく、この麺は高山らしいが、スープの感じはいわゆる”高山ラーメン”(タレとスープが最初から合わさっている)とは違い、ごく普通の組立て(と推測)。優しい味なのでスルスルとおつゆ代わりにいただいた。お腹いっぱい。次は「焼きそば」を。(勘定は¥1,350)

 

くぬぎそば

岐阜県高山市松之木町3200

 

( 高山 たかやま 大衆食堂 麺類食堂 食堂 かつ丼 ラーメン 丼物 うどん )

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ヒモノ食堂 @三重県四日市市

2019年08月26日 | 三重県

久しぶりに三重県四日市市へ。車で到着したのだが昼時はとっくに過ぎた時間に着いたので、ランチ営業時間に間に合わず、開いている店は限られていた。折角車があるので郊外へと出掛け、辿り着いたのは四日市港にある「ヒモノ食堂(四日市ひもの食堂)」。場所柄、港湾や工場で働く人向けに出来た食堂だろうか。営業母体は「(株)弁イ」というという水産会社のようだ。看板には創業昭和11年(1936)と書いてあるが、会社の沿革を見ると食堂が出来たのは80年代に入ってからのよう。だだっ広い未整備の駐車場には外れた時間にも関わらず沢山の車が停まっている。店に入ると各種の干物が並べてあり、横のテーブル席や小上がり席には満員の客が。大混雑。日曜とあってか家族連れが多い。干物を選んでレジに行き後ろで焼いてもらい、呼ばれたら取りに行っていただくというシステムのようだ(勘定はなぜか後払い)。レジ兼調理場には6人くらいの女性店員が居るが完全セルフ・サービス。酒やビールも店内の自販機で購入する。干物が並んでいる場所に居た年配の店員に「地の物はどれですか?」と訊いたがよく分からない様子。色々な所から集められる魚を加工しているようで、地の物という括りはあまり意味がないのかも。とりあえず「あじ」を選び”定食”にしてもらう。

番号を確認すると大体15組ほども後になるようで心配したが、焼く魚の大きさの関係か番号順ではなく呼ばれた順に取りに行く。盆を持ってテーブルに戻る。盆の上には焼かれた「あじ」と大きめの飯碗のご飯、それに味噌汁と漬物。業務用の焼物器で焼かれた鯵は少し大きめ。なのでぜいごも硬い。身の厚さはごく普通。場所が場所だけに期待値は高かったが、特に鮮度が抜群とかいう訳でもない(干物でも鮮度の良いもの、手当の上手いものは旨い)。ま、でもこれは輸送環境の向上で全国どこに行っても良い物が食べられるようになったということなんだろう。卓上に”旨だれ”というものが用意されていたので少し付けたりしていただいた。(勘定は¥850)

 


 

↓ JR四日市駅近くの栄町の路地に建つ洋館付き住宅(建築詳細不明)。窓上がアーチ状になっているのが可愛らしい。腰壁はタイルで装飾されている。

 

↓ 以前にも訪れた「三和商店街」はとうとう立入禁止になっていた(当たり前だ・笑)。周辺の崩れ方も酷く、重機を使わなくても自然倒壊してしまいそう…。

  

 


 

四日市 ひもの食堂

三重県四日市市富双町2-1-30

 

( 三重 みえ 四日市 よっかいち 四日市港 ヒモノ食堂 四日市ヒモノ食堂 四日市ひもの食堂 辨伊水産 べんい 弁イひもの食堂 近代建築 商店街 廃墟 )

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資さんうどん 魚町店 @福岡県北九州市

2019年08月25日 | 福岡県

福岡県北九州市。団体旅行でホテルに滞在するが、今はほぼ100%が館内又は隣接レストランでのバイキング形式の朝食。自分はどこへ行っても大抵朝食チケットは利用せず(もったいないけれど…)、早朝から外に出て散歩がてら朝食の摂れる店か、何かを買える地元の店を探す。この日も朝から雨が降り続いているにも関わらず、傘をさして近代建築を愛でた後に朝食処を探した。いくつか候補があったが革靴で歩くには辛い程の雨量だったので、小倉駅前のアーケード街を通って雨を避け、辿り着いたのは24時間営業のローカルチェーン店「資さんうどん・魚町店」。店に入ると女性の店員がほとんどで、朝6時だというのに6人近くも立ち働いている。セルフじゃないんだね。客も夜遅い客なのか、朝早い客なのか何組も入っていてスゴイ。つい何時間か前まで呑み歩いていたので正直あまりお腹は減っていないが、九州のうどんは旨いので食べずに帰るのは惜しい。カウンター席に座ってメニューを眺め「かしわうどん」を注文した。

さほど待たずに運ばれた「かしわうどん」はしっかりと麺量多め。水面にはしっかりと色付いた「かしわ肉(若鶏)」がのせられている。早速うどんを手繰る。ふわっとしているのにダレていない旨い麺。やっぱり九州で食べるうどんは素晴らしいなァ。自分は東海地方で食べる温かいうどんの”やわ”な麺はあまり好まないし、かといって近年席巻している讃岐のコシの強い麺も特に欲せず、”ころうどん”ばかり食べているが、九州のうどんは温かいつゆで食べたくなる数少ないうどんだ(経験値は少ないが)。具材はかしわの他に”資”の字の入ったカマボコと刻みネギ(卓上には漬物昆布と揚げ玉が用意されている)。透き通ったつゆもしみじみと旨い。かしわ肉はこちらの少し甘い味付けで煮込まれていることもあって牛肉か豚肉の煮込みと間違えてしまいそうな食感と味。もちろんそれも旨いが、肉や具材無しでシンプルなかけうどんも味わってみたいかも。(勘定は¥550)

 


 

↓ 早朝の雨の中、足元を濡らしながら辿り着いた「BLUE BLUE KOKURA(旧・小倉警察署庁舎)」(明治23年・1890・建造)。「旧小倉県庁」とされていることが多いが、廃藩置県に伴い成立した”小倉県”の庁舎があった跡地に、福岡県との合併後に警察署として建てられた建物らしい(現地にあった案内板の記述ではよく分からない)。2004年までは個人医院としてと使われていたそう。現在はファッション関係の店舗。国の登録有形文化財に指定されている。

 

 

 


 

資さんうどん 魚町店

福岡県北九州市小倉北区魚町2-6-1

 

( 北九州 きたきゅうしゅう 小倉 こくら すけさんうどん 24時間営業 かしわうどん 近代建築 国登録有形文化財 岡田医院 聖林公司 ブルーブルー )

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串一 @名古屋市中村区・中村区役所

2019年08月25日 | 名古屋(中村区・西区)

名古屋駅の西、中村区役所駅から600m程歩いたところにある銭湯「地蔵湯」へ。もう90年近く営業しているらしい。遠くに名駅のビル群を望む全くの住宅街の中にある。かなり蒸し暑い中をわざわざ歩いて来たので汗びっしょり。炎天下で人通りも少なく、湯船も長い時間貸切だった。あぁ、気持ちイイ。地蔵湯の後に寄ったのは串かつの「串一」。銭湯から30mくらいにある持ち帰り用の串かつ屋で、銭湯の営業時間に合わせて店を開けているらしい。銭湯から出るとなるほど先程まで店がどこにあるか分からないような戸建て住宅の軒先に暖簾が掛かっていた。中にはご高齢のお母さんが1人。値段も数も書いてないが「1本からでも揚げますよ。」とのこと。3本だけ揚げてもらった。

店には近所の方らしき客がチラホラと買いに寄っている。揚がった串かつを紙で包む際に「ソースどうします?」と訊かれたのでお願いした。ドボンとソースの中に串かつを泳がせ、紙で包みビニール袋に入れて手渡される。一刻も早く口に入れなければいけないっ。でも飲物なしでは…。銭湯に入る前に近所に酒屋を見付けておいたので(←実は計画的)、店先の自動販売機で「サッポロ黒ラベル」を購入。行儀が悪いがそのままいただいた。キンキンに冷えた缶ビールをプシュッと開け、まずは銭湯でカラカラに乾いた喉にゴクゴクッ。袋から取り出した熱々の「串かつ」を口に入れる。ウメー。小振りな串かつは細目の衣。早くもソースで衣がふやけ始めているので次々に口に入れ、口中の油をビールで洗い流した。銭湯+キンキンのビール+熱々の串かつ、間違いない。でも言わば道路で立ち喰いして酒を呑んでいるので職質されなきゃいいけど(笑)。(勘定は¥270/3本)

 


 

↓ 表からはあまり古くは見えないが実は格天井だったり、素晴らしい意匠の男女仕切りや楕円の鏡があったりとなかなかに渋い「地蔵湯」。この地方らしく真ん中に湯船があり、タイルの濃い色がいい。今の季節、水風呂があるのもうれしい。一番風呂でも”もんもん”の人はゼロ。珍しく番台が若い男性だったのはなんか嫌だけど…(笑)。

 

 


 

 

串一

愛知県名古屋市中村区太閤5-24-19

 

( 名古屋 なごや 太閤 たいこう 米野 こめの くしいち 串カツ くしかつ 持ち帰り 銭湯 老舗 銭湯建築 モザイクタイル )

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NEU! / NEU!

2019年08月24日 | プログレッシヴ・ロック

NEU! / NEU! (1972)

西ドイツ(当時)でクラウス・ディンガー(Klaus Dinger)とミヒャエル・ローター(Michael Rother)によって結成されたノイ!(NEU!)のファースト・アルバム。ノイズ・アバンギャルド(あるいはプログレッシヴ)の分野では名盤として知られていて、自分も一時期カン(Can)やクラフトワーク(Kraftwerk)にハマっていた時にジャケは見たことがあったし、部分的には聴いたことがあった。でもなぜかその頃にアルバム購入までには至らず、初めてアルバムとして購入。この2人が元々初期のクラフトワークに参加していたとは全然知らなかった。時は1972年。なぜ後のテクノにもつながるような、こうした実験的な音楽が西ドイツで花開いたのか理由は分からないが、後(1975年頃~)にボウイ(David Bowie)もベルリンに向かい、同様の音楽に走る当時最先端(最異端?)の音楽でもあった。

初っ端からカッティング・ギターと反復するリズムが静かに進行してじわじわと熱くなっていく。音としてはアナログなのに決してそこに”汗”は見えず、あくまでもクールで”冷たく燃える”という感じ。そこに時々不穏な音が混ざる。まるで全編シンセサイザーでもおかしくないような曲の組立でありながら、音は実は有機的という不思議な感触。これを「ミニマル・ミュージック」と呼んでいいのかどうか知らないが、72年という時代にここまでクール(実質的な意味で)な音楽が作られていたとは。それも西ドイツで。当時のベルリンはどんな街だったんだろう?。静かに始まったアルバムは最後呻きとも嘆きとも聴こえる消え入るような歌で静かにフェード・アウトしていく。カッコイイ。

オークションにて購入(¥635)

  • CD  (2001/5/29)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Astralwerks
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