昭和から各地に残る「カナデアン」あるいは「カナディアン」と名付けられた喫茶店。特徴的な建物を見付けては訪れるようにしているが、この建物を手掛けたのはただ1社、長野県の「林友ホーム」と情報をいただきビックリ。この日訪れたのは愛知県一宮市にある「カナデアンコーヒーハウス」。店は城崎通り沿いにある。日曜だったが営業は昼までとのこと。普段自分からモーニング・サービス目当てで喫茶店を訪れることは無いが、この日は予定が決まっていたので朝食は抜いて来た。店内は件のウッディな造り。この天井の高さがいいね。奥にもスペースがあるようだ。1人だったのでカウンター席に座ろうと思ったら、きちっとネクタイにベストを着た高齢の主人が「あっちでいいよ。」と4人掛けのベンチタイプのテーブル席を勧めてくれた。主人の後ろのバック・カウンターには客の名札の付いたカップとソーサーがずらりと並んでいる。給仕の女性にお願いしたのは「ブレンドコーヒー」。もちろんサービスのトーストも付けてもらった。
主人がその場で豆を挽くいい香りの店内で、管弦楽のBGMを聴きながら待っていると、まず「ブレンドコーヒー」が届いた。小袋のあられ付き。カップに口をつけると”ちんちん”(※とても熱いさま)(笑)。すっきりとした味わいで薄めだが、朝にはこの位の方が優しい。後から木のトレイにのったトーストが届いた。カットして半分はバター、もう半分にはあんことジャムが塗ってある。実はこの東海地方に住んでいながら、自分はパンにあんこを塗って食べた記憶がほとんどない(※この地方では”小倉トースト”が定番。昔は”あんバター”なんて呼ばなかった)。小さい頃からそうだった。周りがやっていた覚えも無いのだが、あれって昔から当たり前にあったのかな? 時々妻(同郷)が家でやってるのは見ているが、妻も小さい頃にやった覚えは無いと言うし…。で、どうだったか。うん、もちろん旨かったです(笑)。(勘定は¥500)
カナデアンコーヒーハウス
愛知県一宮市城崎通6-3
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