ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

遇巣(グース) (2) @岐阜県美濃加茂市 (※閉店)

2016年11月30日 | 岐阜県(中濃)

メニューは「スパイスチキンカレー」ひとつというカレーの専門店「遇巣(グース)」へ久しぶりの訪問。店に入ってカウンター席の奥に腰かける。先客は2人。以前はもう少しパンキッシュな内装だったが、ちょっと落ち着いていた。ベースボール・キャップを被ったハンサムな若い主人がひとり。今回は激辛でお願いしようと決め打ちしてきたので「大盛、激辛で」と注文を入れる。主人の調理を待っていて、ふと顔を上げると貼り紙に「閉店のお知らせ」が。えーっ、もう閉店しちゃうの? まだたったの3年程度で、評判も良く、地元のメディアとかにも取り上げられていたのに。ま、閑散とした空き店舗ばかりのこの駅前じゃ、わざわざでないと通る人の数は知れているし、この店に入ってくる客が口を揃えて「駐車場は?」と尋ねる不便な場所なので、ひょっとして移転だろうか…。

しばらくして大きな平皿にカレーが綺麗に盛られて出てきた。ライスはターメリックで黄色い。辛さの調節は最終段階での香辛料追加でされるようだ。今までと変わらず骨付きのチキン・レッグがドーンと置かれている。もちろんスプーンで簡単にほぐれるくらいホロホロに煮込まれている。さらっとしたカレーを口に入れるが、激辛といってもそんなに大した辛さではなく、後からじんわりと爽やかな辛さが追いかけてくる程度。旨い。分かり易いコクは控えめで、スパイスの重なりが感じられる。鶏肉をほぐしながら混ぜ合わせていただいた。大盛にしたけれど量はさほど多くないので、あっという間に完食。じんわりと残る香りと辛さがイイ。

手を休めた主人に、どこかへ移転するのかと問うと、なんと「完全閉店」だそうだ。それ以上は訊かなかったが、これが車を使わなくていい名古屋か岐阜市街だったらもっともっと展開が違ったような気もする(閉店理由は別にあるのかもしれないが…)。少なくともこの地域では他に無かった味。そんなに通い詰めた訳ではないが、この旨いカレーが食べられなくなるのはとても残念。それにしてもこの近辺、今年に入ってからいくつも気に入っていた店が無くなっていく…。(勘定は¥850)

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※11月26日を以って閉店されました。

 

 

カレー専門店 遇巣(goose)

岐阜県美濃加茂市太田町1750-5

 

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こもり食堂 @岐阜県多治見市

2016年11月29日 | 岐阜県(東濃・老舗)

愛知県春日井市と岐阜県多治見市の県境に存在する近代化産業遺産「愛岐トンネル群」(JR東海中央本線・定光寺駅近く)の年2回の公開日(※)に合わせて予定を立てていたが、あいにく当日は雨模様。前日には保存委員会のHPに中止と書かれていたが、朝起きて再確認したら記述が消えており、曇天でまだ雨は降っていなかったので、念のため保存委員会に電話して確認すると、各種イベントは中止だがトンネルは一応見ることが出来そうだった。一か八かで出発。現地に駐車場が全く無いのは知っていたので雨具を積んでバイクを走らせる。幸い現地では小雨がパラついていたものの、人出がかなり少ないこともあってゆっくりと見学出来た(写真下)。見学が終わった頃に本格的に降り始め、昼食を摂る為にカッパを着込んで、バイクで多治見市内へ。

※公開は12月4日(日)までの予定です。

たどり着いたのは多治見駅近くの「こもり食堂」。中華そばの看板が掲げられている麺類食堂だ。店の間口は広くないが、奥に長くなっていてテーブル席が並んでおり、一番奥に厨房がある。主人と奥さんの2人で賄っているようだ。すでに先客が何組も居て料理の出来上がりを待っていた。壁に貼られた品書きにセット物が用意されていて、丼ぶり物とギョーザのセットって何だか面白いナ、と「かつ丼・ギョーザセット」を注文した。テレビの音だけ聞きながら調理を待つ。その後も客が続々と入ってきてほぼ満席の盛況になった。

セットが運ばれた。ギョーザは5つ。テーブルに置かれたギョーザのたれを皿のくぼみに垂らしていただく。皮から手作りだそうで、もちっとした皮で具がしっかりと包まれている。食べてみると肉もたっぷりだが、独特の風味もあって、旨い。これなんの風味だろう?香草のような野沢菜のような…。もっと食べたいなァ。かつ丼はオーソドックスな”かつ煮”タイプ。丼ぶりは小さめに見えたが、ご飯はしっかりと入っている。つゆは少なめ。一味を振りかけたり、小皿のかぶの漬物を間に挟んで平らげた。次は頼んでいる人が多かった中華そばにしようかな(もちろんギョーザも付けて)。(勘定は¥850)

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↓ 念願の「愛岐トンネル群」を見学。明治33年(1900)に開通した国鉄中央西線が昭和41年(1966)に廃線になり、トンネル群はいつしか忘れ去られており、40年ぶりに発見された。こんな緻密な煉瓦造りのトンネルが、岐阜県境にまたがって13基も残っていて、地元の「愛岐トンネル群保存再生委員会」が中心となって年2回公開されている。展示や整備は手作り感に溢れていて苦労が偲ばれるが、それにしても明治の人達の仕事ぶりには瞠目する。足場の良くない山と川に挟まれた急斜面にこんなものを作ってしまうのだから。しかも当時使えた道具はダイナマイトとツルハシとスコップだけだ。見学出来るトンネルは3号、4号、5号、6号(※)の4つ(岐阜県側は何も活動していないのかな?)。今年、3号、4号トンネルと、暗渠が国の登録有形文化財に指定された。トンネルの天井には蒸気機関車の排気ススの跡が残る。険しい山肌だったことが幸いして40年も人の手が入らず、草木に紛れて奇跡的に良好な状態で現存したのだとか。いやぁ、素晴らしい。

※ 正式名称は「旧中央線玉野第〇隧道(ずいどう)」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓ 崖下から覗くことが出来る排水を目的とした暗渠(あんきょ)(※)は、陽が当たらない場所なので、明治の頃の煉瓦の色そのままだそうだ(写真下左は立坑)。

※ 正式名称は「旧中央線笠石洞暗渠(かさいしほらあんきょ)」

 

 

↓ 経路にある「三四五(みよい)の大モミジ」(写真下左)と脇を流れる玉野川(庄内川)の紅葉(写真下右)。雨のせいで川の水は乳白色になっている。

 

↓ 定光寺駅近くにある大正10年(1921)に灌漑対策と発電所への導水を目的に造られた「玉野堰堤」。

 

 


 

こもり食堂

岐阜県多治見市本町3-2

 

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餃子飯店 @岐阜県岐阜市

2016年11月28日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市加納の名鉄名古屋本線の線路近くに店を構える「四川料理・餃子飯店」へ。広い通り沿いにある訳ではないので、地元の人中心の店だろう。店の前の通りも広くないが、道を隔てた向かいに駐車場がある。中は長いカウンター席とテーブル席。この日はのんびりした日曜の昼遅い時間とあって先客はまばら。「餃子」が店名になっているが、麺類、ご飯物が揃っており、普通の中華料理店とそう変わらない。いろいろそそられるメニューもあったが、やはり餃子を、と「ミックス餃子」と小ライスを注文した。シンプルな焼餃子と海老餃子のミックスらしい。調理は主人で、給仕は奥様(だろうか)。

しばらくして出てきた餃子はそれぞれ3つづつ。焼き餃子は薄皮で肉の味がしっかり味わえる餡。バランス良く、皮もカリッと焼かれていて旨い。海老餃子はプリッとした食感の小海老がまるっと包んである。これも旨いナー。ご飯にはスープと漬物(ザーサイ)が付いているので、これで餃子定食の出来上がり。時々ラー油を付けたりして楽しんだ。もっと食べたい。ご飯物に惹かれるメニューが多かったから、次はご飯物と変わり餃子を組み合わせようか(好物のオムライスもあるんだよなァ…)。(勘定は¥600)

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四川料理 餃子飯店

岐阜県岐阜市加納南広江町60

 

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Content / Gang Of Four

2016年11月27日 | パンク・ニューウェーヴ

Content / Gang Of Four (2011)

1970年代の終わり、ポスト・パンク世代のバンドの中でも一等かっこよかったギャング・オブ・フォー(Gang Of Four)。ギターのアンディ・ギル(Andy Gill)率いるバンドはバンド名(中国の政治犯に付けられた「4人組」)からも分かるように、政治的なメッセージを多分に盛り込んだ左翼的なバンドだった。もちろんそれ一辺倒ではく、だんだんポップな音楽性も見せるようになっていたが、彼らと言えばやはりファーストの「Entertainment!」の印象が強い。エッジの効いたアンディ・ギルの剃刀のようなギターと、音数の少ない独特の音楽にハマって、アルバム、EP、コンピCDやなんかを集めたものだ。レッチリ(Red Hot Chili Peppers)なんかの現大物バンドのメンバーを含めて、ニュー・ウェーヴ期の彼らに影響を受けたアーティストは洋邦問わず多いんじゃないかな(※)。91年の復活作「Mall」までは追い掛けていたが、その後は疎遠になり…。

※アンディ・ギルはレッチリのファースト・アルバムのプロデューサーとして起用された。でもレッチリのメンバーはその仕事を気に入らなかったらしい。

このアルバムは前作の「Shrinkwrapped」(1995・未聴)から16年ぶりのオリジナル・スタジオ・アルバム。彼らは今も活動していて、このアルバムの後に1枚リリースしているが、このアルバムまではオリジナル・メンバーのジョン・キング(Jon King, Vo.)が在籍していたことになる。一聴して、80年代初頭よりも以前の音楽性に戻っているような印象。音数を絞って、アンディ・ギルのギター・サウンドが全面に出て、あの頃の音が好きな人ならグッとくるだろうし、楽しめる(と思う)。歌詞はほとんど理解していないので、曲の内容を掘り下げる所まではいっていないが、断片的に耳に入ってくるセンテンスや単語が胸をかき乱す…。不穏な曲調は健在。特に6「I Party All The Time」なんかの出来は出色。

オークションにて購入(¥432)

  • CD (2011/1/25)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Yep Roc Records

 

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えびすや 勝川店 (2) @愛知県春日井市

2016年11月26日 | 愛知県(尾張)

久しぶりに「えびすや勝川店」へ。昼を過ぎてのんびりとした時間帯。もうそろそろ中休みに入ろうかという時間に滑り込んだ。いつものように蕎麦猪口でお茶を出してもらい、注文したのは「きしめん」。もちろん、幅広きしめん目当てだが、今回は温かいの。いつも女将さんが厨房の中の主人に話しかけていて自然体。肩肘張らずにリラックスした雰囲気の店なのでなんとも落ち着く。テレビの音を背にしながら待った。

しばらくして出されたきしめんは、幅広の麺の存在感がすごいものの、他は花鰹、三つ葉、小さな揚げ2枚、とごくシンプル。これに別皿の刻み葱。つゆの出汁感は控えめで、この地方のきしめんとしては甘さも控えめ。滋味深い味だ。麺は麺肌がつるっとしていて、”トゥルントゥルン”の食感が楽しい。薄く打たれているが、張りは失っていないのでしっかり箸で手繰ることが出来る。こういうのが街場のそば・うどん屋でサラッと出てくるのだから面白い。旨かった。次行く頃には寒くなっているだろうから煮込みかな。それとも蕎麦をたべてみようか。(勘定は¥580)

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えびすや勝川店

愛知県春日井市旭町2-19

 

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えびぱん  @岐阜県美濃加茂市

2016年11月25日 | 岐阜県(中濃)

美濃加茂市に新しいパン屋が出来たと聞いて、仕事でこちら方面に向かった際、遅くなった昼飯を買いに店へ。住所を頼りに向かうが、大きな通り(41号線)に面していないよそ者には分かりづらい場所にあり、たどり着いた時にはなぜこんな場所に?と不思議になるほど(ま、兼住宅なんだろう)。その割に次々と車がやってきて店の中に客が吸い込まれていく。当然のように女性ばかり。まだ新しいと思っていたらオープンしてもう2年にもなるのだとか。1人か、夫婦でやっているんだろうと思ったが、しっかりと店員も数名。さほど大きくない店の中に様々なパンや惣菜パンが並ぶ。名称からすると、いろいろ地元色の強い素材も採り入れているようす。その中から「かた山のメンチカツバーガー」、「枝豆とチーズのパン」、「全粒粉のバゲット」を購入した。

お腹が減っていたので車の中で袋を開ける。メンチカツバーガーは店から北東に行ったところにある飛騨牛を扱う人気の精肉店「肉のかた山」のメンチカツだという。久しく行っていないが、以前に肉を買って食べたことがある。そのメンチカツはほとんど球体でソースがたっぷりとかけられている。他は刻んだキャベツ。柔らかめのバンズに挟んであり、大きな口でかぶりつくと、肉々しさたっぷりで、旨い。枝豆とチーズのパンはその名の通り枝豆が入ったもちっとしたパンに、チーズ。チーズの塩気と豆の風味が合わさって、シンプルだけれどこれまた旨い。噛みしめるとパンの甘みが際立つのがいい。これ、自分でも作ってみたいナ。バゲットは全粒粉らしい風味の強いもの。ごくシンプル。ただし、ササっと食べたのでクープやクラムがどうだったかは失念してしまった。自分が車の中でパクついている間にもさらに女性客が。みんなよく知っているなァと感心。(勘定は¥600程)

えびぱん (EbiPain)

岐阜県美濃加茂市加茂川町2-9-2

 

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天むすびの多香野 桜山店 @名古屋市瑞穂区・桜山 (※閉店)

2016年11月24日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

名古屋市の地下鉄桜山駅の近く、環状線から中に入った住宅街にある「天むすびの多香野」へ。と言っても店の中で食べることが出来た本店は現在では閉鎖されていて(写真下)、すぐ近くの桜山店で持ち帰りのみ扱っている。実は自分の車の古いナビで本店へ誘導されたのだが、看板はあれど、ごく普通の民家みたいなところでビックリ。慌てて検索して近くに別の店があることを知ったのだった(秋葉原の店はまだやっているのかな)。天むすでは有名な店だが商標の関係だろう、こちらでは屋号にもあるように「天むすび」と呼んでいる。

環状線沿いにある桜山店は中に入るまでもなく、半分開いた引き戸の向こうにはパックに入った天むすびが並んでいる。何だか不思議な空間の使い方をした店。3個入りがあったのでそいつをお願いした。直前に昼は食べた後だったので、少ない数のパックがあるのはありがたい。ひとつだけ車の中でパクついて、あとは持ち帰ってからいただいた。すっと口に放り込めるサイズの小さめの天むすびは、海老天がほとんど見えてしまっているぐらいのバランス。ご飯は海老天にしがみついているといったような塩梅。海苔はたすき掛けでなくぐるりと巻いてあるよう。口に入れてみると、あまり塩気は強くなく、天ぷらの衣由来だろうか逆に甘みさえ感じる。天むすってどこのを食べてもひと口で口に放り込んでしまい、味わうも何もないが、絶対的な副菜のきゃらぶきをつまみ、お茶でいただくと、どこのを食べてもそこそこ満足が得られるのでいい。それに少々大きくてもやっぱり「ひとくち」なんだよなァ。5個でもいけた。(勘定は¥330)

※閉店されました

 

天むすびの多香野 桜山店

愛知県名古屋市昭和区桜山町4-70-27

 

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Havana Moon ( DVD+2CD) / The Rolling Stones

2016年11月23日 | DVD

Havana Moon ( DVD+2CD) / The Rolling Stones (2016)

今年の3月にストーンズが行った記念すべきキューバ公演のライヴ映像DVDとCDが登場。昔こういうプロダクションは数年がかりだったが、最近は半年でフル・ヴォリュームの作品として茶の間に届くからスゴイ。まず最初に映画館で1日のみ限定公開(9月23日)されたので、友人から誘われていたが、仕事の都合がつかず断念。さぁ、どのパッケージを購入しようかと頭を悩ます(もうこういうの止めて欲しいよ、まったく)。もちろん最高値の日本盤を購入すればいいのだが、アナログはレギュラーのプレーヤーが動かなくなってチープなのしか稼働していないし、Tシャツとか要らないし、箱デカいの困るし、3枚も払う気しないし…と心は千々に乱れ、結局、寺田正典氏の入魂のライナーには後ろ髪が引かれたものの、輸入盤でちょうどいい安価なセットを探すことに。日本のamazonには輸入物DVD+2CDのセットが出ていたが、リージョン・コードが1だったので(うちのプレーヤーでは視聴可だが)イギリスのamazonでリージョン・フリーのセットを見つけ注文。のんびり待つことに。

発売日から10日程過ぎてCDデジパックサイズの3枚組がイギリスから届く。値段も適正。早速CDから聴き始める。セットリストは平凡(というかお初の国向けヒット曲満載セット)だが、相変わらずミック(Mick Jagger・73歳)のヴォーカルは驚異的だし(ちなみに5人の女性との間に8人の子供と4人の孫、そしてひ孫が1人‼)、メンバーの演奏も充実している。少しだけオーバー・ダブもあるようだし、随分とテンポが遅くなったり、構成が怪しい曲が多いが、現役感は充分だし、ほぼ生の姿といっていいだろう。ま、キース(Keith Richards)の演奏が怪しいのは今に始まったことではないしネ(笑)。ただし、新参者(もうバンドに入って20年以上だが・笑)ベースのダリル・ジョーンズ(Darryl Jones)のつま弾くフレーズは気に入らない。特に長尺で演奏を引き締めなきゃいけない1-11「Midnight Rambler」での迷走は彼のフレーズにも責任がある。ここんところ鼻につくんだよなァ…。

DVDの方では字幕こそ日本語は用意されていないものの(主要各国語には対応)、上映作品だけあってクオリティーは素晴らしい。メンバー同士の関係が異常なくらい良好なのに少し驚く。色々な波を乗り越えて晩年を迎え悟ったのかな。紆余曲折を経たメンバーの関係が最終章に入って最高にいいのは、ファンにとってこの上なく素敵なことだ(たいていはもう一緒にプレイさえしていない事がほとんどだからね)。そして何しろ会場に集まったキューバの人達の屈託のない表情が素晴らしい(フリーコンサートで、集まったのは120万人だとか)。某国と違ってまるきり諸外国との付き合いが無かった訳ではないが、キューバと国交を絶っていたアメリカが政治的方針転換をするだけで、こうも資本主義社会との動きが活発になるとは。めでたし、めでたし(それがキューバの人達にとって幸せであるかどうかは、ここでは問わない)。

何しろキューバ公演だろうがどこだろうが、どんな企画でもやればやったで全て前人未到の境地。ロックの歴史を塗り替え続けているんだから、同時代に生きて証人になれるだけで幸せだ。それでも彼らの凄いところは、ステージセットでも、ビジネス形態でも何でも、いつでも業界のトレンドを引っ張るところだと思う。なんで70過ぎの爺さんの集まりがいまだに音楽界の最先端(音楽的な意味ではなく)なのだ!? 

amazon UKにて購入 (¥2,471)

・Format:DVD-Video, NTSC
・Language: English
・Region: All Regions
・Number of discs: 3
・Label: Eagle Rock
・DVD Release Date: 11 Nov. 2016
・Run Time: 138 minutes

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たんどーる @岐阜県美濃加茂市

2016年11月22日 | 岐阜県(中濃)

美濃加茂市に新しいケーキ屋が出来たという微かな情報を得て車を走らせてみた。目的地に近づくが、いっこうにそういう”雰囲気”が無い。大きい工場と団地が立ち並ぶ地域。ん?これのことか…と駐車場に車を入れたのは大きな工場の前。こちらは「若尾製菓株式会社」という会社の敷地内に出来た喫茶を併設した店なのだった。自分は個人が作る食べ物ばかりに関心があるので、特に最近はこういう所に立ち寄らなくなった。それでも何かケーキを買って帰ると嫁に宣言してきたので、中に入ってみた。喫茶スペースには何人も客が入っている。店は出来たばかりなのでもちろんピカピカに綺麗。広々としていて、奥にはものすごく立派な設備が見え、中で何人もの人が白い作業着で動いている。クルクルと回しながら(たぶん自動で)バウムクーヘンを焼いているブースも。

綺麗にデコレーションされたケーキの他に、焼き菓子などが並んでいる。ホールケーキの中から「農園のブルーベリーたると」を選んだ。こちらが恐縮してしまうような何重もの包装から、雨用のビニールの覆い(この日は雨模様だった)まで装備は完璧。日本人って偉いなァ(笑)。ブルーベリーがこれでもかとのったタルトは、大半を食べた嫁と娘曰く「美味しかった」(←感想はいつもあっさりしているのです…)とのお言葉。自分は酔ったついでに食べたのであまり覚えちゃいないが、しっかりブルーベリーの風味は味わった。次はバウムクーヘンを買ってみようかな。(勘定は¥2,400)

たんどーる

岐阜県美濃加茂市あじさいヶ丘1-7

 

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不老園正光 @名古屋市中区・東別院

2016年11月21日 | 名古屋(中区 老舗)

名古屋の和菓子屋でもつとに有名な「不老園(不老園正光)」(創業嘉永元年・1848)へ。元々は味醂を扱っていて、安政3年(1856)から菓子を作り始めたのだとか。5代目の時に古渡町(この店)、門前町(不老園正安)、覚王山(不老園正敬)の3店になり、覚王山店は現在も営業中。現在は8代目の若い女性主人が活躍中。すごい歴史だ。昭和30年に建てられたというこちらの建物(登録地域建造物資産)にも興味があったのだが、店の前に行ってびっくり。店は改築されており、看板の金文字も壁も真っさら。古いままの店にも来てみたかったなァ。店に入るとモダンなしつらえになっており、通年菓子とは別のガラスショーケースの中には8代目が考案したという和風プリン「和葛」が並んでいてヒーリング音楽が流れている。この日はお使いものがあったので干菓子の「歌ごよみ」を包んでもらい、「不老最中」「菊最中」も購入した。

自分用に「歌ごよみ」も買ったのだが、ひと包みに雪月花を形にした3種が入っている。口に入れると儚く溶けて無くなり、ほのかな甘さが口に残る。他で頂いた干菓子よりも更に軽い感じ。「不老最中」は「こがし」(だったと思う)というタイプを買ったのだが、最中種(皮)に竹炭が練り込まれているとか。小ぶりで最中種は薄く、中はつぶ餡で、確かに微かに炭の香りが。「菊最中」は菊の花が形どってあるのでしっかりとした厚さの最中種。胡麻の風味があり、こちらは食べるのが遅かったので最中種がしっとりとしてしまっていたが、艶のあるつぶ餡がしっかり甘く、それはそれで旨いものだった。次は評判の和風プリン「和葛(やわくず)」を買ってみようか。(勘定は¥2,500程)

 

  

御菓子司 不老園 (不老園正光)

愛知県名古屋市古渡町11-32

 

( 東別院 ひがしべついん 古渡町 ふるわたりちょう ふろうえん ふろうえんまさみつ 覚王山 覚王山店 和プリン 和葛 やわくず )

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