Miles Davis Quintet 1965-'68 / Miles Davis Quintet (1998)
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のキャリアの中でも、エレクトリックに移行する直前、1965年から68年のクインテットは”黄金の”なんて例えられる強力メンバーが揃っている時期。ウエイン・ショーター(Wayne Shorter)、ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)、ロン・カーター(Ron Carter)、そしてトニー・ウイリアムス(Tony Williams)。もちろん彼らはマイルスと組んだからこそ後の名声があるのだと思うが、それにしても豪華な面子。つまり彼らを引っ張ってきて育てたマイルスが凄い。その時期に発表されたアルバム「E.S.P.」「Miles Smiles」「Nefertiti」「Miles in the Sky」「Sorcerer」「Filles de Kilimanjaro」それに「Water Babies」に収録された楽曲と、リハーサル・テイク、テイク違い等を集めた6枚組CDを安値で購入。もう30年近く前に発表された豪華な布張りボックス・セットだが、どうせしっかり聴かないだろうと当時は手を出さなかった。
ずしりと重いボックスを開けるとブックタイプのライナーとCDが入っている。購入したのは日本盤だったので翻訳も付いているが、字が細かい…(苦笑)。昔はこういうのも隅から隅まで読んだが、今は全然ダメ(笑)。寝る前に聴きながら、なんて思ってライナーを開いても、細かい文字を追っているだけでうつらうつら…。それにオリジナル・アルバム(全て所有)ならまだしも、同じ曲の別テイクが続いたりするし、リハーサル中のダイヤログ等も入っていたりするので、集中して聴くのは難しい。あのマイルスがドスの効いたしゃがれ声で何を言っているのかは興味深いものの、さすがに細かいところまでは聞き取れないし、6枚分7時間もの長尺にしっかりと付き合える時間も忍耐力は持ち合わせていない。今のところ思い出したように流し聴きはしているが、ボックス・セットってこういうことになりがち(笑)。
中古店にて購入(¥2,250)
- Label : ソニー・ミュージックレコーズ
- ASIN : B000007WNR
- Disc : 6