ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ひさご @岐阜県下呂市

2018年05月30日 | 岐阜県(飛騨)

巌立峡(がんだてきょう)までバイクで走り、近くの温泉の赤茶色をした源泉(冷たいのだ・笑)で汗を流した後に下呂市内へ。市内は大勢の観光客で賑わっていた。軽く蕎麦を手繰ろうと寄ったのは手打そば、うどんの「ひさご」(さ・ごは変体仮名)。店は細い坂道の途中にあるが、店のすぐ前の道には「飛騨街道・湯之島宿」と書かれた囲いがあり、なかなかいい雰囲気の建物。創業は古いのかな。暖簾をくぐるとこじんまりとした店内にはカウンター席とテーブル席、奥に小上がり席がある。入り口脇には麺打ち場も。結構な客入りで席はほとんど埋まっていた。

カウンター席に座り「ざるそば」を注文。出されたお茶は「そば茶ではありません」とのこと。願ったり叶ったり(蕎麦の前に当たり前のように出される蕎麦茶は蕎麦の邪魔になると思うので)。しばらくして調理場の年輩の主人から渡された「ざるそば」は、所々不揃いのしなやかな蕎麦切り。やや軟らかめの茹で加減で、つゆは濃いめ甘め。いわゆる”趣味蕎麦”とは趣を異にするが、喉越し良くこれはこれで旨い。スルッと手繰った後は猪口にとろみのある蕎麦湯を注いでつゆもしっかりいただいた。やや値付けが高いかなと思うが観光地だから仕方がない。次は何か種物をいただこうかな。(勘定は¥1,050)

 


 

↓ 下呂市小坂町にある5万4千年前の溶岩で形成された日本一の溶岩流の断面だという「巌立峡(がんだてきょう)」◇。写真の岸壁は72mの高さがあるとか。

 

↓ 近くの道の駅「南飛騨小坂はなもも」近辺の川土手には”はなもも”の花が咲き乱れていた。

↓ ”下呂”があるなら上呂もある。JR高山線の無人駅「上呂駅」駅舎(建築詳細不明)。開業が昭和8年(1933)なのでその頃のままの建物だろうか。

↓ バイクで下呂市内への南走中にあった木造校舎跡(建築詳細不明)。現在は何かの工場として使われているようだったので敷地内には入れず。

↓ 観光客の多い下呂の街中から少し外れたところにある通りには趣ある古い建物がいくつか

 

↓ 昔の平屋の医院の建物には何か分からない威厳がある(小さい頃はそれが怖かった…)。「牧医院」(建築詳細不明)

 

 


 

 

ひさご

岐阜県下呂市湯の島741

 

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大安食堂 @岐阜県下呂市

2018年05月26日 | 岐阜県(飛騨)

早朝からバイクを駆って岐阜県下呂市方面へ。萩原町あたりの近代建築を探訪した後に向かったのは大衆食堂「大安」。41号線沿いにあるドライブイン的な食堂なので駐車場は広大。朝の9時から営業しているということで、店に着いたのは9時半過ぎ(笑)。このために朝は抜いてきたので実質的な朝食代わり。店に入るとすでに先客がいる驚き。広い店内には土間にテーブル席が並んでいて不釣り合いなJポップが流れていた。こちらはホルモン系の焼物で有名な店。各テーブルにはあらかじめガスコンロがセットされている。朝の定食も用意されていて、冷蔵ケースやの中には惣菜も並んでいた。ビールを呑むわけにはいかないので、早速「豚ちゃん」と「ケイチャン」をミックスでお願いした(味付けは同じらしい)。品書きには書いていないけれど普通に出来るようだ。手製の真ん中が盛り上がった形のフライパンが用意され、しっかりとした量の肉、野菜(キャベツ、玉ねぎ)と、ご飯、味噌汁、冷奴、漬物が届く。豪華な朝食だ(笑)。

あらかじめ肉に火は入っているがフライパンの上でさらに焼きを入れていく。もう焼ける匂いだけでご飯が食べられるというやつ。ご飯は大きめのご飯茶碗にこんもりと盛られていて、お代わりが自由というから素晴らしい。「豚ちゃん」は脂身の多いバラ肉が中心。しっかりと濃いタレの下味が付いた肉に野菜が合わさって、旨い旨い。あっという間にご飯が無くなる。朝なのでおかわりはしないつもりだったが、ついお姉さんを呼んでしまった…。「普通に盛っていいですか?」といわれ、これもつい「…ハイ。」と。そうしたら最初よりも若干多めに盛られてきた(笑)。それでも難なく胃袋に収まってしまうタレの破壊力。次は「マトン」に「牛ちゃん」か、それともうどんを足そうか。(勘定は¥1,250)

 


 

↓ 萩原町の街中に建つ「十六館(旧・十六銀行益田支店)」(明治44年・1911・建造)。この時代によく見られた土蔵造の銀行。こじんまりとしているが裏手には蔵らしき建物もあった。

 

↓ 同じ通りにある創業延宝8年(1680)の「天領酒造株式会社」(建築詳細不明)。この日は地元の春祭りだったとみえて、街中が華やかな雰囲気に包まれていた。

 

↓ 足を伸ばして高山本線のJR「飛騨小坂駅」前へ。適当に走っただけで事前情報は特に無かったが、通りに素敵な近代建築が残っていて感激。下は現在一般住宅になっている風格ある看板建物(建築詳細不明)。玄関口が広いので旅館とか銭湯のような雰囲気がある。何の建物だったんだろう。カッコイイ。

 

 

↓ 欄干のある2階やベンガラに塗られた佇まいが変わった建物(建築詳細不明)。看板からいくと現在は釣具屋なのだろうが、前は違ったんじゃないだろうか。

 

↓ 明かり取りの窓が並ぶ建物(建築詳細不明)。料理屋か何かだっただろうか。

 

↓ ”うだつ”の上がっていた建物(建築詳細不明)。こちらも最初から普通の住宅とは思えないような普請。

↓ 角地にあった建物(建築詳細不明)。丸窓やガラス窓の並んだ2階の感じからいくと座敷があっただろうか。裏に回ると不思議な洋館(洋間?)のような建物が繋がっていた。隣の建物(写真下4枚目・建築詳細不明)も店先のクラシックなデザインが素敵。理容店だったようだ。

 

 

↓ 「飛騨小坂駅・駅舎」(昭和8年・1933・建造)。壁面に杉の丸太が貼ってある。新しそうな意匠だと思ったが建築当初から丸太小屋風だったんだとか。

 

 


 

 

大安食堂 (大衆食堂 大安)

岐阜県下呂市萩原町上呂876

 

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ラムネ屋 @岐阜県下呂市

2017年10月20日 | 岐阜県(飛騨)

天気予報は雨の心配なしのようだったのでバイクで国道41号線を北上し、下呂方面に向かう。途中、あれ?雲行きが…と思った矢先、土砂降りになり、ほうほうの体(てい)で廃業したガソリンスタンドの屋根下に避難。みな油断していたようで他にもライダーが避難してきた(笑)。雨は20分程で上がり、すぐに日が差す変な天候。山の天気は変わりやすい。下呂温泉に着いて、昼食をと向かったのは観光客の大勢居る場所からは少し外れたところにある大衆食堂「ラムネ屋」。先々代がラムネを製造していたのが店の名前の由来だとか。民宿を兼ねていて2階が宿部屋になっているようだ。もっと古いと思っていたのだが食堂を創業して50年位なのかな。店内は綺麗に改装されているようで、座ったカウンター席も真新しい(ちょっとがっかり?・笑)。何を食べようか迷ったが、結局…「オムライス」を(またです)。

奥の厨房で作られた「オムライス」が深めの白い平皿に盛られて運ばれた。つけ合わせにはトマトが2切れとたくあん2切れ。ナルトとワカメとカマボコが入った吸物も付いていた。オムライスはふっくらと盛り上がった紡錘形。玉子は綺麗に巻かれている。上にたらされているのはケチャップ。スプーンを入れると中のチキンケチャップライスとの間に玉子の柔らかい部分も残っていて、一体感も申し分なしで旨い。ケチャップライスの中に刻んだカマボコも入っているのが面白い。店に入ってくるのは観光客に見えない家族連ればかり。きっと地元の方に使いやすい食堂として愛されているんだろう。(勘定は¥750)

 


 

↓ 加茂郡八百津町潮見地区にある「旧・八百津町立潮南小学校」(建築詳細不明)。「しおなみ」と読むのだそう。現在はギャラリーとして使われているようだ。

 

↓ 人智を超えた建造物「新旅足橋(しんたびそこばし)」(平成22年・2010・建造)。谷底から橋までの距離は何と約200m。途中まで歩いてみたが、足がすくんで動けなくなりそうになり、脂汗を流しながら退散。この高さに橋を架けるなんて考えた奴、いや本当に造っちゃう奴…どいつもこいつもどうかしてるんじゃないか(笑)。

 

 


 

 

ラムネ屋

岐阜県下呂市幸田1090-3

 

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名取天婦羅店 @岐阜県下呂市 (※閉店)

2015年10月12日 | 岐阜県(飛騨)

飛騨街道の古い街並みが少しだけ残っている岐阜県下呂市金山(かなやま)町。以前は下呂市ではなく益田(ました)郡金山町だった。宿場町(金山宿)だったこともあって、歴史ある古い街の名残りがある。初めてゆっくりと歩いてみたが、通りの建物の間に人がやっと1人通れるくらいの細い通路がいくつかある。もちろん、ひとんちの敷地だと思って通らなかったのだが、帰った後に調べてみると、この路地は地元の人が共有する生活道で「筋骨(きんこつ)」と呼ばれているのだそうだ(ただ、ここ出身の知人にその事を訊いたら「筋骨」なんていう名前は最近まで知らずに歩いていたそうだ・笑)。もちろん誰が通っても構わないとのこと。本当に民家と民家の間のとても狭い通路なのでなかなか通る勇気は無いが。

日曜日の午後とあって閑散とはしていたが、そんな風情ある通りを歩いていると、何ともいい雰囲気の小売り天ぷら屋の赤い看板が見えてきた。名前は「名取天婦羅店」。店先にはガラスケースがあり、大皿の上に揚がった天ぷらやフライが載せられていた。ドーナツもある。「コロッケのうまい店」と路上看板にあったので、引き戸を開けて中の土間に入り奥に向かって声を掛けると、主人が出てきたのでコロッケをひとつお願いした。小さな紙の袋に入れてくれたコロッケを手に取り、行儀が悪いが歩きながらいただく。衣は細かいタイプで、ひき肉の入ったもの。揚げてから少し時間は経ってしまっていたが、パクパクとあっという間に胃の中へ。この店でいろいろ揚げ物を買って持ち帰って、家で一杯やりたいな。(勘定は¥100)

※平成29年6月を以って閉店されました

 

↓ 通りを歩いていくと、何とも素敵な木造2階建の銭湯が。残念ながら十数年前までに廃業済みらしく、営業はしていないが、中がそのまま残っていて見学出来るのだそうだ。

 

↓ 新しい医院の横に古い洋館が残る「大船渡医院」(詳細不明)と、ダムの町・金山の「大船渡水力発電所」(昭和4年・1929・建造)。

 

↓ JR「飛騨金山駅」(昭和3年・1928・建造)。沿線の旧・国鉄駅はどれも戦前に造られていて、屋根は吹き替えられているがしっかり現存している。

 

名取天婦羅店

岐阜県下呂市金山町金山2229

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まるはち食堂 @岐阜県下呂市

2015年10月05日 | 岐阜県(飛騨)

岐阜県の飛騨地方南部や奥美濃地方を中心とする郷土料理と言えば「鶏(けい)ちゃん」。広まったのは一般に販売されるようになった戦後かららしいが、最近は東海地方のスーパーだったらパック売りされているのもが簡単に手に入るほどメジャーになってきている。要は下味(にんにくが効いた醤油、味噌など)をつけた鶏肉で、キャベツや玉ねぎなどの野菜と一緒に鉄板で炒めるだけの簡単な料理。ちょっと前までは、一部の精肉屋さんや焼肉屋さんが自家製で漬けていたものを売っていたくらいで、スーパーに並ぶことはなかったような気がする。(全てがそうかは知らないが)若鶏ではなく親鶏の肉を使っているんだとか。他の名物料理と同様に発祥については諸説あるが、その中のひとつとされる「まるはち食堂」にバイクで訪れてみた。

店は幹線道路に面しておらず、道中に案内もないので通り過ぎたりして、やっとのどかな集落の中に店を発見。田舎の集落の中で、この店の前だけには車がずらりと停まっており、店の裏側にもバイクがたくさん停まっている。そう、場所がドライブ・コース脇だけにライダー集団の昼食兼休憩場所になっているのだ。バイクで来ている自分が言うのもなんだが、経験上バイクの集団は休憩時間込みだし、しゃべってばかりいるから回転が悪いこと甚だしい。イヤーな予感がしつつ、店の中へ。店の中は思いのほか一杯ではなく、座敷も土間のテーブル席も空きが多い。それでも待ちがあるとの事でリストに名前を記し待った。そのうちに後から来たライダーの大集団が店内へ。なんと「予約済」だそうで、座敷へ案内されている。こんな田舎の店でも予約か…。まぁー、それから待った、待った。厨房では女性店員3名と男性1人がフル回転だが、席が空いているのは、用意が追いつかないからなのだ。普通ならあきらめて店を変えるところだが、生憎この付近で「鶏ちゃん」を食べられる他の店はかなり離れているし、そこに入れる保証もない。それどころかこの田舎道に他の飲食店があるのかも分からない。仕方なく、店に充満するいい匂いだけ嗅ぎつつ、立ったまま待って、待って…。休日の昼に訪問する場合には注意が必要かも。小さい子供はもちろん、季節によってはお年寄りも辛いだろう(屋外に待つスペースはありますが)。

案の上、ライダーの皆さんは食べ終わっても話に夢中。その段になって追加注文したりするもんだから、長い。彼らに限らず、みな食べ進むうちにご飯のお代わり(たれの味が濃いからね)をしたり、肉の追加や、持ち帰り肉の注文など、どうしても回転は悪くなる。そんなこんなで、やっと席が用意されて座ることが出来た。その待ち時間たるや人気ラーメン店の比じゃなかったです(自分の運が悪いだけかな)。目の前にカセットコンロと中心部が盛り上がったジンギスカン鍋、それにクッキングペーパーにのった鶏ちゃんが運ばれた。焦げ付かせないように、紙を破らないように、慎重にひっくり返しながら火を通す。肉の量は十分で、たれの醤油風味は強くなく、どちらかと言うとにんにくが効いた塩味。ご飯の盛りは並みでも多めだが、肉にしっかりと味が付いているのでご飯がすすむ(本当はビールが呑みたい…)。ま、この組み合わせで旨くない訳がないよね(待ったしね)。あっという間に平らげ、10分で店を出た。次の方どうぞ。(勘定は¥900)

 

↑ 国道41号線・益田街道沿いの、木曽川水系・飛騨川にある「下原ダム」(昭和13年・1938・建造)。

 

↑ 同じ街道沿いにある「濃飛建設職業能力開発校(旧・白川町立大山小学校)」(昭和9年・1934・建造)。二宮金次郎像が建つ、まさに昭和の木造校舎。昭和58年に廃校になったんだとか。

 

けいちゃんの まるはち食堂

岐阜県下呂市御厩野139-1

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仲佐 @岐阜県下呂市

2015年05月21日 | 岐阜県(飛騨)

「趣味蕎麦」好きの中では知らない人のない、全国に名の知られた名店「仲佐」。なかなか下呂温泉まで行く機会がないので、道路脇の藤の花が見頃な時期に、バイクでツーリングがてら行ってみた。この店、様々な媒体で取り上げられ、頻繁に本にも紹介されているので、わざわざこの店目当てに下呂の田舎まで訪れる人が絶えないくらいの評判があると聞く。蕎麦好きなうちの両親はとっくの昔に訪問済みだとのこと。晴天のこの日、朝からバイクを走らせ、特に混む事のない国道41号線を気持ちよく北上した。この時期のバイクは気持ちいいなァ。目的のこの店に着くが、開店までまだ40分程あるとあって、さすがに周囲にはまだ人っ子一人おらず、時間を潰すために近所を散策した。古く歴史ある街ながら、周囲には思ったほど近代建築は残っておらず、時間を持て余す。

開店時間近くになると、さすがに次から次へと人が集まり始め、結局12人位並んだかな。都会ならまだしも、ここはドが付く田舎なので、すごい事です。名古屋ナンバーの車が多かったが、遠く関東のナンバーも。時間になると、お入り下さいと呼ばれるが、予約している人もあって、そういう人を先に呼ぶのかどうなのか分かりにくく、1人だった自分はすぐにカウンターに案内されたものの、自分のすぐあとに並んでいた赤ちゃん連れの3人家族が、果たして順番通り案内されたのか気にかかる。

それはさて置き、迷ったが注文は「蕎麦掻(そばがき)」と「手挽きざる」という基本的なものにしておいた。待っている間にも続々と客が集まってくる。給仕の女性が数名立ち働いていて、店内は現代風なものの、ごく普通の和食の店という感じ。厨房の様子は全く見えず分からない。自分の座ったカウンター周りも特に凛としたところは無く、無造作に雑誌が積まれていたりと自然体な感じ。名が通った店だけに、ある程度ピンとした空気があるのかなと思っていたので意外だった。

しばらくして、まず限定数という蕎麦掻が運ばれる。湯には浸かっておらず、捏ねられたまま小鉢に入れられ、山葵がちょこんと載せられて出てきた。生醤油でいただく。一応、匙も用意されていたが箸で持ち上がる位の粘度。存在感がある割に滑らかな口当たりで、旨い。これは酒が欲しくなるなァ。あっという間に食べ終わると、程なくしてざる蕎麦が用意された。高杯のようなざるに載せられていて、一見して量は少なめ。キリッとした姿と艶がとても美しい。粗い麺肌の蕎麦は短く切られていて、喉越しよりも、噛んで風味を楽しみたいタイプ。つゆはたまり醤油由来(だろう)の風味が強くて濃いもの。いわゆる辛汁とは違って独特。あまり漬け過ぎると蕎麦の風味が飛んでしまいそうなので、ほどほどにしておいた。少量の辛味大根が少し添えられている。張りの強い蕎麦は、ちょっとオーバーな表現だけれど、口の中で跳ねまわるような印象。普通に手繰っているとあっという間に無くなってしまうので、口の中である程度食感と風味を楽しむ。蕎麦湯は少し濁りがあるがサラッとしたタイプのもの。濃いつゆに辛味大根を少し足し、割っていただいた。趣味蕎麦なので、量的には満たされないし、値も張るが、評判通り旨い蕎麦だった。(勘定は蕎麦掻が¥1,700、蕎麦が¥1,100)

 ↓ 駅の反対側で見つけた木造3階建ての立派な建物。今は使われていない様子。旅館だったのかな?

 

仲佐

岐阜県下呂市森918-47

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