ある休日の昼下がり。柳ヶ瀬商店街の「ミツバチ食堂」の前を通ると珍しく入店待ちの並びが無い。昼時は決まって若い女性を中心とした客が群がっているのに。コロナ・ウイルスの第7波の真っ只中だし、酷暑で人出が少ないからだろうか(訪問8月)。店先に立て掛けられている黒板にに「台湾屋台飯・天恵美豚の魯肉飯・¥900」とあったのに惹かれて中に入ってみた。席の準備で少しだけ待って、入口近くのカウンター席へ。「注文はルーロー飯を」で通った。隣の席にいる年配女性の2人組はでかい声でうるさいし、奥のテーブル席の年配のグループ客のオッサンも大声ではしゃいでいる。この店で年配客が多いって珍しいが、結局こんな時期でもうるさいのってたいてい年配客なんだよなァ(自戒)。空いていたと思っていた店も後から客が何組も来て2階に案内されている(←出来上がった2階席用の食事はいったん外に出て横の階段を通って運ばれていた)。
やや時間がかかって「天恵美豚の魯肉飯」が運ばれた。魯肉飯はステンレス製のお櫃に入れられ、レタス中心のサラダ、卯の花、漬物、それに豆茶が付いている。魯肉飯には温玉と茹でブロッコリーがのせられている(→後から知ったがメニューに「平飼い温玉添え」と書いてあった)。大きめのカットで醤油味で煮込まれた豚バラ軟骨がたっぷり。間に茹でキャベツを挟んで下にご飯。白いご飯ではなく色付いた雑穀米。こういうのには軟らかい白飯の方が合うと思うけれど、自然派の店だから仕方がない。肉の味付けはマイルドで五香粉の香りもごく控えめ。台湾の屋台で食べたことが無いので正解が分からないが、途中で温玉を崩して最後まで美味しくいただいた。勘定をしたら金額が違っていたので「?」と外に出て確かめてみると、黒板には小さい”take out”の文字が…。ちょっと紛らわしい。(勘定は¥1,380)
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岐阜県岐阜市日ノ出町2-5
※令和5年11月末を以って閉店されました
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