ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ゑびす @三重県四日市市

2018年06月10日 | 三重県

せっかく電車で来たので帰る前に呑み倒そうと思っていた四日市駅前。出鼻を挫かれ、次に向かったのは大衆酒場「ゑびす」。かなり人気だとは知っていたが、店に入るとほぼ満席の大盛況。かろうじてカウンターの一番端にひとつ席が空いていたので滑り込ませてもらう。自分の後の客は断られるか待たされるかだったので幸運だった。給仕の女性はインカムを使っていたのでしっかり資本が入った店なのかも。まずは冷たいビールで喉を潤す。キリンラガーの大瓶。品書きを見ると魚介を中心としていてかなり種類が多い。値付けも安く品揃え豊富で、人気なのも分かる気がする(これは日本酒だったか…)。どれも旨そうだったが「穴子の天ぷら」を注文した。目の前の漬け場では何人もの調理人が大忙し。ビールを呑みながら待つが、にしても自分の天ぷらがなかなか来ない…。忙しいからだろうと催促はしなかったが、次も時間がかかったら嫌だなと「コロッケ」を追加注文しておいた。

待っても待っても来ない。どういう順番かは自分には分からないので黙っていたが、近くの客が追加した酒肴がさほど時間かからず配膳されたのを見てさすがに「!?」となり給仕を呼んだ。さすがに他の人が次々と平らげている横でビールだけで30分は勘弁…(要らない人も多いらしいが”お通し”って大事だネ)。あわてて給仕が確認に行くがまたしばらく放置され…、届いたのは「コロッケ」…。「(オレの”穴子のクチ”をどうしてくれるッ)」と思いつつも、中身がトロっとして肉の風味がしっかり分かる旨い「コロッケ」をつまんだ(←悔しい・笑)。もうダメ、帰ろうと思った時にやっと届いた「穴子の天ぷら」をピンク色の岩塩でパクパクッと口に入れて席を立った。本当は旨そうな魚介の酒肴で日本酒、そして地元のキンミヤと移行するはずだったんだけどなァ…(涙)。残念。この後に探した2軒にも振られ、もうここで呑むのは止めたッ、と名古屋行きの電車に乗ったのだった。(勘定は¥1,300程)

 


 

↓ 「すわ公園交流館旧・四日市図書館)」(昭和4年・1929・建造)。地元の有力実業家が寄贈した建物。国の登録有形文化財に指定されている。

 

 

↓ 目当ての酒場を求めて彷徨い歩いていた時に通りがかった何となく気になる「西浦センター」(建築詳細不明)。やっているのか、いないのか。

 


 

大衆酒場 ゑびす

三重県四日市市諏訪栄町8-11

 

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あさひ食堂 @三重県四日市市

2018年06月05日 | 三重県

四日市駅近くの商店街にある大衆食堂「あさひ食堂」へ。前から四日市に来たら入ってみたいナと思っていた店だ。何時からやっているのか知らないが、自分が店に入った日曜の午後3時過ぎにはもう満席の盛況。やはり呑んでいる人が多いが女性客の姿もちらほら。相席となるが、自分は斜めに向かい合わせなら別に構わないので、入り口に近い席の人に声をかけて座らせてもらう。ただこの相席の相手が残念な方だった。椅子が3つ並ぶ長テーブルだったら普通は端に寄るかすると思うが、どーんと真ん中に座ったままで、1人でやたら沢山頼んでテーブルに広げている料理の皿と灰皿を動かそうともせず。しかもクチャクチャと音を立てて…。生理的に無理だったので給仕のおばちゃんに言って空いた別の席に移らせてもらった。

気を取り直してまずは酒を注文。珍しい「八重壽」(秋田)の1合瓶がそのまま出て来た。ぬる燗で頼んだのだが”飛び切り燗”で…。ま、忙しそうだから仕方がない。「アチッ」と言いながらガラスコップに注ぐ。壁に沢山掛かった札や紙短冊の品書きを眺めるのだが、何となくその時の気分に合う酒肴が見つからず、店の奥の冷蔵ケースから自分で刺身(マグロ、はまち)を取り出して肴にする。次は「イワシの煮付け」を取ってきた。濃いめの味付け2尾で、梅干しと一緒に煮てある。次は何で呑もうかなと思案していると、隣の席に座っている男姓2人客の1人が、何があったのか話しかける連れを聞くに堪えない言葉で罵り始めたり、ひとつ向こうの席のオッサンが携帯電話で大声でしゃべり始めたりしたので…、了。普通だったら自分好みの食堂(酒場)なのだろうが、この日はたまたま近くの客層が悪かった。こういう日もある。(勘定は¥1,750) 


 

↓ 三叉路の角に建つ「国際資源活用協会(旧・熊澤製油本社)」(大正3年・1914・建造)。壁面の装飾が素敵。屋上にあるオーダー(列柱)のある部分は何に使われていたのだろう?

 

 

 

↓ 「末広橋梁(旧・四日市港駅鉄道橋)」(昭和6年・1931・建造)。現役の跳開式可動橋(船が通過出来るよう跳ね上がる)で重要文化財に指定されている。

 

↓「四日市港倉庫群(現・日本通運倉庫)」(建築詳細不明)。かなり古い建造と思われる倉庫が並ぶ。

 

 


 

あさひ食堂 (大衆盛場 旭)

三重県四日市市諏訪栄町6-15

 

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金城軒 @三重県四日市市

2018年06月01日 | 三重県

JR四日市駅周辺。そのインパクトある佇まいを楽しませてもらった三和商店街の北に、古いアーケードのある本町商店街がある。ところどころ虫食いの更地(駐車場)になっていて、こちらもすでに廃業したと思しき店が多い。とても雰囲気のある店舗跡がいくつも残っていた(写真下)。往時に寄ってみたかったなァ。

 

そんな中に和菓子屋「金城軒」があった。寂れた商店街にあって店前まで来ると何人もの人達が名物「太白永餅」を買い求めて思わぬ列をなしている。創業は慶應4年(1868)という老舗で現在7代目だとか。自分が店に入った後にも店前に車を一時停車させて買い求める人が続く人気ぶり。お土産で購入していくサラリーマンらしき人もいれば、完全に地元の方で普段使いしているだろう女性もいらっしゃった。店は太白永餅を置いているショーケース分だけのこじんまりとしたスペース。自分はまだ周辺を散策する予定があるので箱買いは出来ず、いつものように少量で分けてもらった。

家に帰ってから女将さんに包んでもらった紙袋を開け個別包装された「太白永餅」をいただく。粉を吹いた永餅(長餅)は、以前に桑名で買った「安永餅」とよく似ていて、少しだけ焦げめがついている(ちなみにあちらの創業は天文19年・1550年)。やや硬めの皮からかぶりつくと中にはあんこが。その長細い形が食べるのにちょうど良く、香ばしい独特の皮が旨い。嫁の好物なのでもちろん嫁にも買ってきた。嫁は1つでは足りない様子。次はちゃんと箱買いしないと。

 


 

↓ 店からそう離れていない蔵町の線路沿いで目についた「下里薬局」(建築詳細不明)。アールのついた壁面がとてもいい感じ。小さい写真で分かりづらいが前面はすべて豆タイル。

 

↓ 現在は廃校になっているようだが門は昔のままの「旧・四日市市立納屋小学校校門」(建築詳細不明)。古いものではないかもしれないが親柱頂部の飾りがカッコイイ。

 

↓ 現在は「イオンモール四日市北」の飲食テナントに利用されている豊洲原町の「旧・東洋紡績株式会社富田工場原綿倉庫」(大正6年・1917・建造)。登録有形文化財に指定されている。

 

 


 

金城軒

三重県四日市市本町6-7

 

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きっちんケミア @三重県四日市市

2018年05月28日 | 三重県

JR四日市駅周辺を散策。四日市にはJRの駅と近鉄の駅があり1kmちょっとしか離れていないが、商圏は完全に私鉄側に移ってしまっているとみえてこちらは何とも枯れた雰囲気。駅前は広いが人通りもまばらだった。古い建物がいくつか残っているが閉まっている店も多い。そんな中、崩壊寸前の商店街(三和商店街)の外に洋食屋「きっちんケミア」を見つけたので入ってみた。建物自体がヤバイ感じになっている中、テナントのひとつとして店がある。かつては店でぎっしりだったんだろうなァ。店先にはサンプルの飾られたガラスケースもあった。創業は70年代の初め頃らしい。中に入るとL字のカウンター席があり、やや暗い電球色の照明がそそる。年配のご夫婦でやっていらっしゃって、主人はしっかりとコックコート着用(洋食屋のコックコートって気分が”上がり”ますネ)。値付けはどれも安くて定食にも惹かれたが、結局好物の「オムライス」をお願いした。

すぐに主人の調理が始まる。手元までは見えなかったがジャッジャッとライスが炒められ、味付けに使うケチャップは缶入りのカゴメトマトケチャップかな。別のフライパンで玉子が焼かれて、完成。平皿に盛られたオムライスは、やや強めで焼かれた薄焼きの玉子で綺麗にライスが巻かれケチャップがたらされているクラシックな姿。早速スプーンを入れる。中はケチャップライスだが量は控えめ。味付けも優しめなので、上のケチャップをスプーンに付けると合わさってちょうど良い加減になる感じ。容器に入った福神漬を自分で皿の脇に取りながら美味しくいただいた。次に機会があったらフライ物の定食を食べてみたいな。(勘定は¥480)

 

 


 

 ↓ 「JR四日市駅」(建築詳細不明)の駅舎。だだっ広い駅前の広場と質実剛健な背の低い建物がどことなく旧共産主義圏の建物を連想させる(笑)。

↓ 駅からすぐの古色蒼然とした「三和商店街」(建築詳細不明)の入り口。昔は賑やかだったんだろうなァ。「明るい商店街」と掲げられているが、中に足を踏み入れてみると…すでに崩壊が始まっている。立入禁止でないのが不思議なぐらいの壊れっぷり。四日市の人は大らかだなァ。屋根も崩れて日が差しているので確かに”明るい”(笑)。

 

 

 

 

↓ 昭和26年(1951)に開業したという銭湯「四日市温泉」(建築詳細不明)。残念ながらまだ開いていなかったが、丸い枠の小窓などなかなかいい感じ。タイル絵はあるのかな。

 

↓「四日市温泉」に並ぶ和菓子の「花月堂本店」(建築詳細不明・写真下左・廃業済)と、精肉の「鳥義」(建築詳細不明・写真下右)。どちらも立派な建物。この並びはすごい。

 

 


 

 

きっちんケミア

三重県四日市市本町7-14

 

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新味覚 @三重県四日市市

2018年05月24日 | 三重県

四日市で餃子といえばこちら「新味覚」。印象的な店名もそうだが、ご飯を置かず、飲み物に”牛乳”があるということでも知られている有名店。この本店以外にも駅前に1店、桑名にも1店あるとのこと。店に到着したのは昼ちょっと遅い時間だったが駐車場には警備員も出る盛況ぶり。外待ちこそ無かったものの、店の中に入ると7~8人の待ちが出ていて、自分の後もひっきりなしに客が入っていた。店内はカウンターのみで店員4人で回していて対応もハキハキとして明るい。餃子だけしかないので回転はまあまあだが追加をする人が多く、結局15分くらい待って呼ばれることに。

カウンター・テーブルにはなぜか麻雀牌が埋め込んである。見ていると皿の数の覚えは点棒で行っている様子。何だろう、この拘り(笑)。壁に貼られた品書きには本当に「牛乳」があった。実際に飲んでいる人も居たからきっと合うんだろう…。「りんご牛乳」「コーヒー牛乳」なんていうのも。自分が注文したのは「焼き餃子(1人前)」と、もちろん”牛乳”…と言いたいところだが、さすがにその勇気は無く…「ビール」を。ドライとサッポロが選べたので迷うことなくサッポロを選択。すぐに中瓶が運ばれ、後から「焼き餃子」が1皿置かれた。

「焼き餃子」は1人前8個。まずそのままひと口。焼き加減は上々で野菜多めの軽い口当たり。冷たいビールで追っかける。旨いヨ、そりゃ。カウンターには容器に入ったニンニクラー油が用意してあり、周りを見ているとタレにたっぷり入れている人が多い。自分も真似して入れてみた。思ったより効かないかなと思ったが、昼前に”とんてき”を食べたばかりだったから濃い味で麻痺しているんだろう(笑)。空いた皿をカウンターの上に置くと自動的にお代わりの意思表示らしい。置こうかどうしようかすごく迷ったが…ビールも無くなったし、予定もあったので止めておいた(涙)。次は存分に食べたいナ。(勘定は¥930)

 


 

 ↓ 富田浜元町の「アミカン株式会社(旧・網勘製網)」(建築詳細不明)。創業寛政6年(1794)という漁業網を扱う老舗企業で、社屋は登録有形文化財に指定されている。敷地内は分割されているようで現在フィットネスクラブが入っているので、レンガ塀はあるものの建物の裏側も簡単に観察することが出来た。敷地の端にはこれまた古そうな倉庫が建っていた。

 

 

 

 ↓ 近くを自転車で走っていた時に見つけた一般住宅(建築詳細不明)。平屋だが屋根上の装飾などが変わっていてかなり古そうな建物に見える。隣の病院に関係する建物だったのかな。

 ↓ JR関西本線の線路脇に残る「旧・富貴湯」(建築詳細不明)。いつ頃まで営業していたのか知らないが、とても細い路地の一番奥の線路脇に渋い外観の建物があった。

 

 

 ↓ 豊洲原町にある「豊洲原小学校講堂(旧・豊洲原尋常高等小学校講堂)」(昭和11年・1936・建造)。皇太子明仁親王誕生の祝賀記念事業として建てられたのだとか。

 

 

 


 

餃子の新味覚 (新味覚本店)

三重県四日市市久保田2-10-1

 

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岩嶋屋 @三重県四日市市

2018年05月20日 | 三重県

四日市駅前で自転車を借りて付近を散策。かつては賑わった商店街の名残りだろうか所々にアーケードが残る通りに出た。その中に雰囲気ある和菓子屋があったので寄ってみた。「岩嶋屋」(創業天保8年・1837)。現在は5代目だとか。店は大きい道路にも面した交差点にあり、壁面に大きく「うすかわ饅頭」と出ているので名物は一目瞭然。店内にその「うすかわ饅頭」が並んでいた。”酒素(さかもと)”と”黒糖”の2つのタイプがあるようだ。創業時から受け継がれている酒素なんだそうだ。箱では買って帰られないので、いつものごとく少数でも買うことが出来るか訊いてみる。もちろんOKだったので紙袋に入れてもらう。

家に帰ってからいただいてみた。口に近づけるとほんのり酒の香りがして、生地の上部からほとんど餡が見えているくらいの薄皮。ざらめと氷砂糖が加えてあるという小豆のつぶ餡はたっぷりで、あまりつぶを感じないくらい滑らか。旨かった。店では見落としていた好物の最中があるそうだから次に機会があったらまた寄ってみようか。(勘定は¥145/個)

 


 

↓ 近くの通りには看板建築の商店の名残りがいくつか散見出来た(どれも建築詳細不明)。何屋だったんだろう。この辺りには探せばもっとこういう建物が残っていそうだ。

 

 

 


 

 

岩嶋屋

三重県四日市市新々町3-7

 

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來來憲 @三重県四日市市

2018年05月16日 | 三重県

ゴールデンウィークといっても全然連休じゃない自分は仕事の合間を縫って出掛けるしかない。ある日思い切って近代建築狙いで四日市まで足を伸ばしてみた。近鉄に乗って名古屋から四日市へ。四日市に降り立つのは10年ぶりくらいか。その時は仕事だったので有名なラーメン屋に行ったくらいで終わってしまっていた。郊外にある近代建築をいくつか愛で、向かったのは”とんてき”で有名な「來來憲」。”本店主義”(笑)なので少し遠かったが小生町という所にある本店へ。経路にあった暖簾分け店「まつもとの来来憲」は行列が出来ているぐらいの人気だった。こちらは行列こそ無かったが、店に入るとほぼ満席の盛況。一般的な中華料理屋という風情。カウンターには空きがあったので座ってメニューを眺める。一応ラーメンとかもあるようだが、見渡す限り注文しているのは皆「とんてき」。自分も「大とんてき」の単品と瓶ビールを注文した。

いつから四日市がとんてき推しになったのか知らないが、一応こちらが始祖ということでいいのかな。元々は駅に近い場所にあり、長期休業ののち復活した店なのだとか。今では県内に同じ屋号で分店もいくつかあるようで、以前から有名だったこちらの「とんてき」を四日市の名物にと、最近になって官製で考えられたのだとのこと。でも市内の施設には”とんてきマップ”なるパンフレットが置いてあったのだが、なぜかこちらの店は載っていない不思議…。

しばらく待ってから「大とんてき」、それにビールが登場。どーんとデカいとんてきは”グローブ”と称されるような形に切れ目が入れてある。付け合わせは刻みキャベツとレモンのくし切り。たっぷりの黒いソースで絡められていてキャベツも浸って皿に溜まるほど。さっそく肉塊を持ち上げかぶりつく。厚みもしっかりあり、まさに豚のステーキ。ソースはウスターソースとケチャップを合わせたような味付け。これに豚の脂とニンニクが合わさってかなり濃く、定食だと大中小選べるご飯のサイズを多くの人が”大”で選ぶのがよく分かる味だ。もちろん旨い。くしくも実家で食べるステーキの味付けはこれと同様の組立なので、ちょっと懐かしさも。ビールでその濃い味を洗い流していく。かぶりついていると濃いソースのせいか、もう豚肉を食べているのか牛肉の赤身を食べているのかも分からなくなってくる(笑)。一応休日なので4かけ程入っていたニンニクも躊躇なく口の中へ。”喰らいつく”といった表現がピッタリの250gの「大とんてき」を楽しんだ。次は定食でご飯と一緒に食べてみます。(勘定は¥1,900)

 

 


 

↓ 「四郷郷土資料館(旧・三重郡四郷村役場)」(大正10年・1921・建造)。四郷(よごう)村地元の名士が大金を寄付して建てられたという洋館。傷みは激しかったそうだが現在はとても綺麗に保存されている。塔屋はらせん階段になっているのだとか。残念ながら開いておらず中には入れなかったが見てみたいなァ。

 

 

 

↓ 郊外の室山町にある「旧・亀山製絲株式會社室山工場」(明治36年・1903・建造)。富岡製糸場をモデルにして造られているのだとか。残念ながら傷みがかなり激しく、崩落寸前。ここまで放置したからには再生保存させる計画は無いのだろう。裏の敷地は広大で、この木造工場もかなりの大きさだということが分かる。

 

 

 

 


 

來來憲 (来来憲本店)

三重県四日市市小生町229-186

 

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安永餅本舗 柏屋 @三重県桑名市

2017年08月07日 | 三重県

三重県桑名市からの帰り、お土産を何にしようかと考えて、嫁の好きな「安永餅」にしようと「安永餅本舗・柏屋」へ。自分は出先で軽く調べて訪問したのだが、帰ってからしっかり調べてみると桑名市で「安永餅」を販売している店は2つあり、その他にも三重県内にいくつかあるのだとか。桑名市内のもう1軒は「永餅屋老舗」(創業寛永11年・1634)。で、「安永餅」自体の発祥ははっきりしていないみたい。そうすると普段お土産などで頂く「安永餅」はどこのものなのか…。たどり着いた桑名駅前の店は古い木看板の掛かった大きな建物で、1階が販売所になっている。店に入るとやや古びた店内には女性店員が若いのから古いの(失礼)まで大勢。皆賑やかにお喋りをしていて和気あいあいといった感じ。店内には様々な和菓子や乾き菓子が置かれていた。「安永餅」は袋有り、袋無し、箱入りなどと細かくラインナップされている。こちらは1つからでも購入出来るが、バイクでも持って帰れそうな5個入りの化粧箱入りというのがあったのでそれをお願いする。

持ち帰った「安永餅」を嫁といただく。こちら製法は昔と変わらずとのこと。よって賞味期限も短い。長細い餅は、粉をふいた皮が少し硬い食感。炙って焼き色が着いた部分が更に少し硬いのがいい。皮と中のあんこのバランスもよく、食べ易くて旨いなァ。硬くなったら炙るといいのだそうだが、細長くて食べ易いこともあり、お茶請けにして嫁と一緒にあっという間に食べ切ってしまった。次は車で行ってもう少し多く買ってこないと。それとも次はもう1軒の「永餅屋老舗」に行ってみるべきか。(勘定は¥486/箱)

 


 

↓ 「武藤外科病院」(昭和初期・建造)。東海道の脇に建つ下見板張りの総二階の建物。窓が並んだ感じからいくと入院が出来る病室があったのだろう。ちなみにここの地名は「安永」。

 

 

↓ 同じ安永にある「松岡産業株式会社桑名支店」(昭和初期・建造)。白い壁にスクラッチタイルの腰壁、玄関のアール等、とてもモダンなデザイン。

 

 


 

 

安永餅本舗 柏屋

三重県桑名市中央町1-74

 

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元祖マルマン @三重県桑名市

2017年08月04日 | 三重県

好天の下、三重県桑名市を散策。京町にある「石取会館」を訪ねると、向かいに目立たないアイスクリーム屋があった。看板も出ておらず、「アイス饅頭」の幟だけ見えたので寄ってみる。表のガラスに手書きポスターが貼ってあり「元祖マルマン」と書いてある。中に入ると左側に作業場があって素っ気ない程の店構え。創業は戦後で元は食堂だったのだとか。表のポスターによるとアイスは「アイスまんじゅう」「フルーツ」「コーヒー」の3種。どれも食べてみたいがやはり一番人気という「アイスまんじゅう」をお願いする。主人が作業場の冷蔵庫から取り出して手渡してくれた。作業場にはステンレスの蓋が並んだ昔のままの製造機が並んでいた。後から調べてみると、銅を打ち抜いた型に棒を刺してアイスの素を流し込み、冷やして型から抜く昔ながらの製法。大納言小豆は「竈(くど=薪窯)」で炊いているのだそうだ。

さっそく外に出て「アイスまんじゅう」をいただく。プリンを逆にしたような手作り感あふれる形のアイスは練乳に覆われていて、中に粒あずきアイスが入っている。短い木の棒をつかんで口を当てるものの、最初は歯が立たないくらいに硬い。だんだん口に入るようになってくると、しっかりとした甘さに小豆の風味と食感が混じって何とも懐かしい旨さ。しっかり濃厚なのに後味がさっぱりしているのが嬉しい。引き返して他の2種のアイスも買おうか真剣に悩んだが、食べ歩いていたので自重した。次はぜひ「フルーツ」か「コーヒー」を。(勘定は¥140)

 


 

↓ 店の向かいに建つ「石取会館(旧・四日市銀行桑名支店)」(大正14年・1925・建造、平成19年内部改装)。銀行建築らしい佇まい。現在は国の重要無形民俗文化財に指定されている「桑名石取祭の祭車行事」に関する展示がなされている。

 

↓ 内部が綺麗に改装してあるのでこの柱(写真下左)が元からあったものかどうか分からないが、とても凝った造りになっていてかっこいい。

 

 ↓ 桑名城址の「鎮國守国神社」境内の隅に建つ「楽翁公百年祭記念宝物館」(昭和9年・1934・建造、改修)。楽翁(=松平定信)を顕彰して建てられた。国の登録有形文化財に指定されているが、すぐ横が民家の庭先で、洗濯物なんかがぶら下がっているのでなんだかそんな雰囲気でない。

 

 


 

元祖 マルマン

三重県桑名市京町33

 

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歌行燈 @三重県桑名市

2017年07月31日 | 三重県

行き当りばったりで到着した桑名。近代建築をいくつか愛でた後、腹ごしらえをしようと、食事処を探す。普段なら自分の知らない土地は、だいたい下調べしてから訪れるが、今回はバイクで走っていて何となく着いてしまったのでまるで情報が無い。そこで現地でスマホを使って「その手は桑名の焼き蛤(桑名=蛤(ハマグリ)」という短絡的なイメージで検索。いくつか引っ掛かったうちで歴史のありそうなこちら「歌行燈」に決め、店に向かった。店舗隣の駐車場に停めて店に入ると、店員さんに「すでに満員でお呼びするのに50分程かかりそう」とのこと。まだ昼営業が始まったばかりの時間なのに凄いなァ…。大勢のグループ客が入ったばかりのようで、店員さんも”ちょっと無理です”口調だったが「よろしければ名前を」との事だったので一応待ちリストに記名しておいた。近辺をブラブラして他の店を探す。近くの1軒で軽く腹に入れた30分後、店の前を通ると、たまたま店員が外に向かって「〇〇様~」と自分の名を呼んでいた。オイ随分早いナ。どうしようか迷ったが、折角なので返事して中へ。

こちら創業は明治10年(1877)とのこと。建物はなかなか風情があるが、様子からすると新しいみたい。後から調べてみると老舗とはいえ様々な業態で海外にも店を出す大きな会社経営のようだ。案内されて奥のテーブル席に腰かける。大店(おおだな)なので6人掛けのテーブルに1人。申し訳なし。サッと品書きに目を通すものの、種類が多くて分かりづらかったので「蛤うどん」の入った「蛤うどん御膳」というものを注文した(後から調べたらちゃんと単品もあった)。

ほどなくして「蛤うどん御膳」が運ばれた。やや小さめの蛤が3つほどのったうどんと、小さいちらし寿司、天ぷら、茶椀蒸しがセットになっている。うどんのつゆは淡い色ですっきりとした薄味。旨いつゆだが折角なのでもう少し蛤を強く感じたいところ(出汁と蛤は関係ないのかも)。うどんはコシが強め。こちらが昔からこの麺なのかは知らないが、最近のうどんは讃岐の影響かこういうのが多いので逆に印象に残らない。この出汁ならうどんはもう少し柔めの方が合うような気がする。他は「御膳」と名の付く品書きから想像出来る通りの味だった。無難ではあったが、これなら単品で「焼蛤」や「蛤酒蒸し」を頼んだ方が楽しめたかな。(勘定は¥1,814)

 


 

↓ 食事前に訪れた「六華苑(旧・諸戸清六邸)」(大正2年・1913・建造)。素晴らしい庭園と洋館、和館からなる。洋館は明治~大正期の日本で数々の西洋建築を設計したイギリス人建築家ジョサイア・コンドルによるもの。建物は国の重要文化財に指定されている。それにしても昔の名士の財力といったら…。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

歌行燈 (うたあんどん)

三重県桑名市江戸町10番地

 

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