ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

菊井カツ 一宮店 (2) @愛知県一宮市

2021年11月30日 | 愛知県(尾張)

一宮の串かつ屋「菊井カツ」へ。那古野の本店は既に閉店。今は黒川店とここに名前が残る。店に入ると先客は2組3名。それでもカウンターと、壁向きの小上がり兼テーブル席の間の通路は狭いので一杯という感じ。かろうじてそのテーブル席がひとつ空いていたので腰掛ける。氷入りのジョッキで水を持って来てくれたのは女将さん。調理場は息子夫婦だろうか。壁の品書きから「かつ丼」を単品でお願いした。電車関係のグッズが飾られている少々雑多な店内を眺めながら出来上がりを待つ。

しばらくして「かつ丼」が届けられた。たくあんが付いている。見たところこちらの「かつ丼」はご飯の上に揚げたかつを置き、上からとじ玉子をのっけた”後のせ”タイプ。東海地方の古い食堂ではよくある調理方法のかつ丼だ。かつはやや薄めで下味がしっかりと付けられている。とじ玉子はマイルドなつゆで作られている。このタイプでも、つゆが多かったり少なかったりと色々だが、こちらの量は多くないのでご飯はしっかりと白いところが残っているのがいい感じ。丼を持ちあげガツガツといただいた。ここの串かつで一杯やってみたいけれど、駅からは遠いんだよなァ…。(勘定は¥680)

以前の記事はこちら

 


 

↓ 機会があれば入ろうと思っていた近くの「花岡浴場」は残念ながら4月で廃業してしまった。コロナ禍が後押ししてしまったのか、東海地方の銭湯も廃業が相次いでいて寂しい。

↓ 訪れるまで知らなかったのだが、この近辺はかつて「花岡園」と呼ばれる遊郭だったとのこと。今は住宅街になっているが、歩いていると転業旅館やその名残りの建物が目に付く。スナックが並ぶ長屋があったりと、かつての賑わいも感じられる。ビックリしたのは日曜の昼なのに呼び込みをしている”泡の店”がいくつかあったこと(苦笑・なのであまり建物の写真が撮れなかった)。下はビジネス旅館「若竹」(建築詳細不明)。古い建物かどうかはよく分からないが、木枠の明かり取り窓があったりと雰囲気がある。

 

 

 


 

菊井カツ 一宮店

愛知県一宮市泉2-6-28

 

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大甚中店 (3) @名古屋市中区・伏見

2021年11月29日 | 名古屋(中区)

コロナ緊急事態宣言が明けてやっと外に呑みに行けるようになった10月上旬、ちょっと前からずっと店を閉めていた(はず)「大甚中店」の前を通ったら暖簾が掛かっていたのでくぐってみた。ここに来る前にすぐ近くの「大甚本店」の前を通って来たのだが、そちらは以前のような大混雑はまだ見られないものの、ほどよく人が入っていた。だんだん夜の人の流れが多くなってきたようだ。店に入ると土間のテーブル席には2組3名の先客。相変わらず本店の喧騒とは程遠い脱力感(でもこれ嫌いじゃない)。まずは酒を”どん燗”(ぬる燗)で一合お願いする。こちらも本店と変わらない賀茂鶴の樽酒。本店は賀茂鶴に特別に発注している”特別酒”だそうなのでこちらもそうだろう(未確認)。立ち上がって酒肴のある卓と冷蔵庫を見に行くが、この日はまだそんなに遅い時間ではないのにも関わらず全部で6種類ぐらいの皿が残っている程度。どれも正直ピンと来なかったので、冷蔵庫の中からげそを取り出した。ラップをしていないので水分が飛んで調子も悪そう…。戻すのもアレなのでそのまま貰った。「生姜醤油か、酢味噌か?」と訊かれたので酢味噌にしてもらった。

さっそく酒を銚子に注いでグイッと。うん、やっぱり旨い。時々自分で賀茂鶴の瓶詰の樽酒も買うのだが、やっぱり樽から直接の酒は香りが違う。げそをつまむ。茹でたげそに漆黒の八丁味噌を使った酢味噌がのる。思った通りげそは今ひとつだが酢味噌との具合は良く、不思議とこの樽酒には合う。ドラゴンズのナイター中継のラジオをBGMに、杯を重ねながら本店と違う電球色で照らされた店内を見渡した。年季を重ねた卓や椅子、調理場の上の黒い板の品札はもう文字が読めない。そういえば土間にはビールサーバーの付いたカウンターがあったりするんだよな。全盛だっただろう頃に思いを馳せる。酒肴でめぼしい物が無く、これ以上呑み続けられない。本店のようにとまでは言わないが、もう少しそちらが改善されたら…。でもいつも1本呑むと「ま、ここはこれでいいのか」という気持ちになる(笑)。(勘定は¥700程)

以前の記事はこちらこちら

 

酒房 大甚中店

愛知県名古屋市中区栄1-6-9

 

( 名古屋 なごや 伏見 ふしみ 大甚 だいじんなかみせ 大甚本店 だいじん 居酒屋 老舗 酒場 樽酒 賀茂鶴酒造 )

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Chronological Collection 1978-1981 [Columbia Years] / 坂本龍一

2021年11月28日 | ロック(日本)

Chronological Collection 1978-1981 [Columbia Years] / 坂本龍一 (2004)

坂本龍一のコロムビア・レーベル時代の曲を収録した3枚組CD。坂本の初期のディスコグラフィーには詳しくないが、”コンプリート”と謳っているからこれで全部なのだろうか。以前に購入したコンピ盤「Early Best Songs」の拡大版といった感じ。もちろん1978年発売の「千のナイフ」も収録。その他、渡辺香津美との「Kylin」(1979)や「東京ジョー」(1982)、ダンスリーとの「The End Of Asia」(1982)などが収録されている。

改めて言うまでもなく「千のナイフ」は坂本の初期キャリアを代表する名盤。当時YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)との活動も並行して行われていて、表題曲と「The End Of Asia」は後にYMOでも再録することになるし、収録曲の多くはYMOの初期のライヴでも演奏されたのだそう。何故かここではレコードのA面とB面をひっくり返した曲順で収録されている。久しぶりに聴いたがやっぱりかっこいい。でもここまで生ピアノが前面に出ていたという印象はなかった。ニュー・ウェーヴな面ばかりに気がいっていたのかな。

日本を代表するフュージョン・ギタリスト、渡辺香津美もこの時期の坂本やその周辺にとっての重要人物。「Kylin」を始め坂本と多くの活動を共にしている(その後、初期のYMOのライヴにも参加)。フルでは初めて聴いたダンスリーとの「The End Of Asia」は、”ヨーロッパの古楽器の演奏にアジアの旋律サウンドを組み合わせて想像上ののヨーロッパ中世音楽に仕上げた”のだそう。何だか無印良品の店舗で流れていそうだ(笑)。

ネットオークションにて購入(¥1,380)

  • レーベル ‏ : ‎ 日本コロムビア
  • ASIN ‏ : ‎ B0002Q2LEU
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 3
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柳ヶ瀬天ぷらクラブ (2) @岐阜県岐阜市

2021年11月28日 | 岐阜県(岐阜)

ある休日の昼、用事があって柳ヶ瀬商店街に出掛け、昼食は久しぶりに「柳ヶ瀬天ぷらクラブ」で連れと一緒に。店が出来てもう4年以上が経つ。その間に品もいくつか増えているようだ。先客でカウンターはいっぱい。入口すぐの席が空いていたので座らせてもらった。以前と同じく調理は女将さんで、主人が給仕。本当は酒と一緒に天ぷらを食べたかったが、車の運転があるので我慢しての丼物。選んだのは表の立て看板にもあった「令和天丼」。連れは野菜が2種類選べる「楽市定食」を注文した。

しばらくして大きめの丼で「令和天丼」が運ばれた。丼からはみ出る大きさの大穴子、海老、鱚、人参、茄子、蓮根、かぼちゃ、えのき、という豪華な布陣。これに味噌汁とつぼ漬が付いている。一瞬食べ切れるかなという不安がよぎる盛りの良さ。天種には上から濃いめの甘辛だれがかけてある。さっそく魚介天から箸をつけた。サクッと揚がって、量ほどには重くない天ぷら。もちろん旨い。ご飯と一緒に掻き込んだ。たれは多めにかかっているが、もう少し少なめでも良かったかな。ご飯との一体感がある天丼ではないが、充分満足。全部平らげた後は腹がいっぱい。(勘定は¥2,150/2人)

以前の記事はこちら

柳ヶ瀬天ぷらクラブ

岐阜県岐阜市柳ヶ瀬通3-16

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 柳ケ瀬 やながせ 柳ヶ瀬商店街 天ぷらクラブ てんぷらクラブ 天麩羅 天婦羅 テンプラ 天丼 定食 丼 )

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道頓堀 @岐阜県可児市

2021年11月27日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県可児市のJR太多線沿いの旧道にあるたこ焼き屋「道頓堀」へ。車で通ると分かるが、”とことんまずい店””不愛想で態度の悪い店””めちゃくちゃまずい店”などの強烈な文言が並ぶ小さな店だ。もちろんブラフであることは想像がつくが、実はこの店には10年以上前にこの辺りに仕事で来ていた時に何度も寄った事がある。その時は店名は知らず。たぶん店主は同じ方だと思うが(未確認)、当時の店看板はここまで酷くは無かった(笑)。空き地に車を停め、主人に表の看板の「たこやき・1箱15個入・500円」をお願いした。以前はこんな数じゃなかったはずだが、1人には多過ぎる何とも中途半端な数だ。味が選べるとのことなので醤油でお願いした。主人の物言いはとても丁寧で、もちろん全然”不愛想”でも”悪い態度”でもない。「あと4分で焼けますので。」と告げられ、世間話をしながら出来上がりを待った。

渡されたビニール袋を持って車に戻り店から離れ、行儀が悪いが交差点で車が停まった時に透明パックを開ける。入っていた串で恐る恐る口の中へ。「ん?」。熱くない…(苦笑)。大きめの「たこやき」は表面が硬めの揚げ焼きのような食感。上から醤油と青海苔がかかっている。おかしいと思ってもう一つを口に入れても…、やっぱり熱くない。明らかに焼いてから時間が経ち生地の小麦粉は糊化していて、もったり。一体何に4分かかったんだ?(苦笑)。大好きなたこ焼も、ぬるいと致命的。以前はこんな事はなく美味しくいただいた記憶があるから、たまたま悪いタイミングだったんだろう。でも看板のブラフはちゃんと裏切ってくれないと(笑)。次に寄った時には焼き立てのたこ焼きに遭えますように。(勘定は¥500)

 

ジャンボたこやき 大阪道頓堀

岐阜県可児市下切2511-1

 

( 可児 かに 道頓堀 大阪道頓堀 どうとんぼり たこやき たこ焼 たこ焼き お好み焼き おこのみやき お好み焼 テイクアウト 持ち帰り )

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新角屋 @名古屋市中区・伏見

2021年11月26日 | 名古屋(中区)

伏見駅に近い錦2丁目にある食堂「新角屋」。以前に立ち寄った時は閉まっていたが、コロナ禍だったからかな。ある平日の昼過ぎに訪ねると無事暖簾が掛かっていた。店は奥に深い造り。広くはない店なのに厨房に2人、給仕が3人も居る。錦とは言ってもビルが立ち並ぶ側なのでサラリーマン客で混み合うのだろう。テーブル席に腰掛けて品書きを眺める。基本はうどんとそばと定食。でも一品料理も多いので仕事終わりに立ち寄る客も多いのかな。そういえば外の看板には”飲み処・味処”とあったな。この日は日差しが強く、外を歩くと額に少し汗が滲むくらいの陽気だったので「コロそば」をお願いしてみた。

しばらくして運ばれた「コロそば」は、上にワカメがのって、つゆはざるそばで使うつゆのように色濃いもの。味も濃いめだ。刻みネギとねりわさびは別皿で。揚げ玉は卓上にあらかじめ用意してあるものが使えるようになっている。そばはしなやかで喉越しの良いもの。つるつるっといける。揚げ玉も入れてみたが、この揚げ玉はちょっと時間が経っているのか硬くて今ひとつ。わさびを箸先につけながら刻みネギだけ少し足していただいた。次は夕方に立ち寄って、何か一品を頼んで酒を呑んで帰ってみよう。(勘定は¥600)

 


 

↓ 御園座の隣にある「山口銀行名古屋支店」(昭和41年・1966・建造)は看板が下ろされていた。圓堂政嘉氏の設計で名現代建築として名高いのだが…。名古屋城の鯱を描いた建築家・中村順平氏製作の大モザイクタイル壁画もこれで見ることは出来なくなってしまった。解体なのか、保存なのか…。(→すでに解体が始まっているようです・訪問10月)

 


 

新角屋

愛知県名古屋市中区錦2-18-33

 

( 伏見 ふしみ 錦 にしき しんかどや 麺類食堂 大衆食堂 うどん そば 丼物 現代建築 モザイクタイル 解体 名建築 )

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カントリー・ロックの逆襲’98~テイク・イット・イージー / Various Artists

2021年11月25日 | カントリー

カントリー・ロックの逆襲’98~テイク・イット・イージー / Various Artists (1998)

The Country-Rockin' Trust」と称してカントリー・ロックを特集した企画物。主幸者は誰か知らないのだが、ジャケなどの流れからするとレコードコレクターズ誌とかディスクユニオンが絡んでいそう(←ライナーちゃんと読め)。好物のストーンズ(The Rolling Stones)とか、スワンプ・ロックとかに関わり合いは深かったにも関わらず、若い頃はあまり積極的に聴いてこなかったカントリー・ロックだが、だんだん効く機会が増え耳も慣れてきた。姉妹盤がどれくらい出ているのか知らないが、この98年盤に収録されている曲とアーティストは以下の通り。

01 Take It Easy - Jackson Browne
02 I Must Be High - Wilco
03 Little Sister - Dwight Yoakam
04 She - Gram Parsons
05 You Know The Rest - Steve Earle
06 Willin' - Little Feat
07 Shoot For The Moon - Poco
08 Never Ending Song Of Love - Delaney & Bonnie & Friends
09 Luxury Liner - Emmylou Harris
10 Paid In Advance - Commander Cody & His Planet Airmen
11 Caryatid Easy - Son Volt
12 Colorado - Stephen Stills Manassas
13 Faded Love - Doug Sahm And Band
14 Down In The Curchyard - Chris Hillman
15 Turn Around - The Beau Brummels
16 Silver Threads And Golden Needles - Linda Ronstadt
17 Sugar Magnolia - The Grateful Dead
18 Kind Woman - Buffalo Springfield

有名曲、有名アーティストが多く、とっつきやすいラインナップ。リトル・フィートやスティーヴン・スティルスのマナサスにカントリーっていうイメージは無かったけれど、こうして選曲された曲を聴いてみると、なるほどそういう素地もしっかりあったんだなァと再認識出来る。ま、あまり間口を広げすぎると、ただでさえCDの収納場所に困っているのにまた増やしてしまうから、こういうコンピ盤で聴く程度にしておこう。でもマナサスはちょっと気になったりして(笑)。

ネットオークションにて購入(¥1,084)

  • Label ‏ : ‎ ダブリューイーエー・ジャパン
  • ASIN ‏ : ‎ B00000J9WM
  • Disc ‏ : ‎ 1
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井桁屋 (2) @岐阜県岐阜市

2021年11月25日 | 岐阜県(岐阜)

久しぶりに旧市役所の東にある食堂「井桁屋」へ。この辺りも市役所の移転で人の流れが変わっただろうナ。店に着くと意外にも(失礼)真新しく見える暖簾が。店に入ると先客は無し。土間のテーブル席で女将さんがテレビドラマを見ていらっしゃった。壁の黒い木札に白文字で書かれた品書きには無いのだが、紙で貼り出してある「かつ丼」をお願いした。この時点で値段は不明。壁の古い鏡には古い書体で「桔梗屋」の銘が入っていたし、日めくりもあったので麺類はそちらからだろう。奥で主人も調理しているようだが姿は見えない。仕上げは女将さんがやっている。

しばらくして「かつ丼」が蓋付きの丼ぶりで届けられた。黄色いたくあん付き。蓋を開けると、濃いめのつゆでとじられた玉子がかつの上からかけてある”後のせ”タイプに見える。でもかつの感じからいくと少し煮こんであるだろうか。かつは多分揚げ置きのものなのでよく分からない。つゆは甘さが控えめでいい感じ。丼を持ちあげてガツガツといただいた。あわてたので喉が詰まりそうになり、卓上のやかんからお茶を注ぎ、収める。ちょっとご飯の調子が良くなかったが、綺麗に平らげて勘定してもらった。(勘定は¥700)

以前の記事はこちら

 

お食事処 井桁屋

岐阜県岐阜市川端町3

 

( 岐阜 ぎふ いげたや いげた屋 麺類食堂 大衆食堂 うどん そば 丼物 麺類 カツ丼 )

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かんちゃん @愛知県一宮市

2021年11月24日 | 愛知県(尾張)

一宮市役所の東にあるラーメン屋「かんちゃん」へ。いかにも呑んだ後に寄ってしまいそうな昭和な佇まい(笑)。雰囲気から昼はやっていないと思っていたのだが、通りかかったら暖簾が掛かっていたので、はす向かいの駐車場にバイクを停める。店に入ると赤くて長いカウンター席のみ。主人かどうかは知らないが女性が1人で賄っていた。壁に貼った品書きから選んだのは「ワンタンメン」と「餃子」。のんびりとしたある祝日の午後に、テレビの音と何やら携帯電話で揉めている外国人と思しき女性客の喋り声が響く。

先に「ワンタンメン」が到着。スープの色が濃い。”ブラック”と呼んで差し支えないくらいの濃さがある。ワンタンは餡の無いデロンデロンのタイプ。これはこれで好きだ。このワンタンもまたスープに染まっていく。水面には他にチャーシュー、カマボコ、刻みネギ、歯応えのあるメンマ、そして海苔が1枚。麺はやや縮れぐらいの細麺。量は少なめだがスープにはよく合っていた。あっという間に手繰り終わる。チャーシューは噛み応えのある好みのタイプ。しっかり味も滲みている。後から来た「餃子」は小振りなのが8つ。しっかりと餡が詰まっていて焼き色良く、旨い。そのまま食べたり、卓上のタレをつけたり。どちらも呑んだ後だとこれより1.2倍くらい美味しく感じるだろうナ(笑)。コロナ禍が落ち着いて、次は呑んだ後に寄れますように。(勘定は¥1,050)

 

かんちゃん (かんちゃんラーメン)

愛知県一宮市大江3-1-8

 

( 一宮 いちのみや ラーメン かんちゃん かんちゃんラーメン 中華そば ギョウザ ギョーザ 雲吞麺 わんたん麺 )

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タッチ(ライフタッチ) @岐阜県中津川市

2021年11月23日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県下に出されていたコロナ緊急事態宣言がようやく取り下げられた後の休日。天気が良くなることが分かっていたので、早朝からバイクを出して東濃地方に点在する芝居小屋の建物を観て回ることに。岐阜県は全国でも珍しく”地歌舞伎”が根付いた土地なのだ。芝居小屋は「えっ!こんな所に?」と驚くような山間の小さな集落にあるので、ハシゴして回るのは結構大変。野を越え、山を2つくらい越えて見て回った。宣言が無くなって車が多いかもと思っていたが、自分が走るような林道、山道は誰もおらず、車とすれ違うことさえほとんど無い。快適なワインディングロードや険しく細い山道で人馬一体となる気分を味わい、昼食にと決めていた店、中津川市の旧・加子母(かしも)村にある「ライフ・タッチ」へ。外看板の”タッチ”のフォントはあの漫画の…(笑)。

店は258号線沿いにあり、”ドライブイン”といった感じ。開店少し前位の時間に着いたのだが、中を覗くと何ともう満席…。ヤンキー系の大型バイクの集団がすでに店内を占拠していた。しかも加えて待ち客が3名ほど。でもこの辺りだと店は多くないので他に行くあても無い。仕方なく待つことに。その後も次から次へと、主にバイク・ツーリングの客が駐車場に入ってくる。30分待ってようやく呼ばれ、すぐに「けいちゃん一人前」「小ライス」「うどん」を注文したが、自分の前に予約をしていたと思しき10人のバイク集団が隣の座敷に入っていったので、調理はまだ始まりもしない。更に30分待ってようやくテーブルに大きめの卓上かセットコンロがセットされた。客がほぼ総入れ替えの状態になってやっと食材が到着。まだこれをコンロで焼く時間が要る。「けいちゃん」(←発音は”ひょうたん”のように)とキャベツと玉ねぎ。量は多め。ご飯は小なので茶碗に。うどんは茹で麺が丼に。これにたくあんが付く。

焼けたところからやっと口に入れていく。匂いにずっとやられていたから旨い旨い。こちらのけいちゃんの味付けはさらっとしたあっさりめ。味噌は使っていないようだ。あっという間にご飯が無くなったのでうどんを投入。水で薄めたようなタレが少しかかっていてほぐし易くなっている。焼けたけいちゃんと絡まっていい色具合になってきた。火を入れてもグズグズになってしまわないいい感じのうどん。旨い。これだけ食べるとさすがに喉が渇くが、(ビールを)グッと我慢して水を飲む。こちら丼物とかもあるので、ゆっくり出来る時があったらそういうのも食べてみたいナ。(勘定は¥1,001)

 


 

↓ 東濃の各地に点在する芝居小屋を観た順に。まずは下呂市門和佐にある「白雲座」(江戸末期建造、明治23年・1890・増築)。こんな所に?という山間の集落にある。残念ながら開いておらず中は見学出来なかった。裏手には白山神社。

 

  

 

↓ こちらも下呂市御厩野にある「鳳凰座」(文政10年・1827・移築、明治16年・1883・改修)。とても綺麗に整えられていた。横の入口が開いていたがさすがに勝手に入る訳にはいかない…。

 

 

↓ 最後は旧・加子母村にある「かしも明治座」(明治27年・1894・建造)。こちらは公開されていて、地元の方がツアーをして下さった。花道はもちろん「すっぽん」や「奈落」「楽屋」など隅々まで見せてくれる。楽屋の壁にはここを訪れた十八代目中村勘三郎をはじめ役者や著名人の落書きやサインが。カラフルな引き幕は「娘引き幕」と呼ばれ、創建当時の地区の娘さん達から送られたものだそう。それぞれの屋号と名前が染められている。120年も現存しているのが凄い。屋根は「榑(くれ)葺き」と呼ばれる板葺き。屋根板募金をしたら娘引き幕柄の素敵な手拭いが貰えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓ 加茂郡白川町の飛騨川に架かる「白川橋」(大正15年・1926・建造)。国の登録有形文化財、土木学会選奨土木遺産に指定されている。

 

 

 

↓ 以前にも立ち寄った「飛水狭」と呼ばれる峡谷にある「上麻生ダム」(大正15年・1926・建造)。モダンな操作室(ゲート室)がかっこいい。入ってみたいナ。

 

 


 

 

ライフ・タッチ

岐阜県中津川市加子母4339-1

 

( 加子母村 かしも タッチ ライフタッチ LIFEタッチ ケイチャン ホルモン 鉄板焼 ラーメン ギョウザ 丼物 近代化遺産 地歌舞伎 劇場 芝居小屋 歌舞伎小屋 )

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