ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Rearviewmirror : Greatest Hits 1991-2003 / Pearl Jam

2018年03月24日 | オルタナティヴ・ロック

Rearviewmirror : Greatest Hits 1991-2003 / Pearl Jam (2004)

オルタナティヴ・ロック全盛期の90年代に一世を風靡したジャンル”グランジ”。ニルヴァーナ(Nirvana)を先頭に様々なアーティストが現れて消えていった。そんな中で現在まで活動して人気を博している数少ないバンドのひとつ、パール・ジャム(Peal Jam)。グランジの中心だったシアトル出身。ヴォーカルのエディー・ヴェダー(Eddie Vedder)を中心として、当時から根強い人気を誇り、現在ではアメリカン・ロックの代表的なバンドのひとつに数えられるまでになった。自分は最初の3枚を熱心に聴いていたので、その後の活動には正直疎いが、素人臭かった彼らもすでに重鎮。自分達の音楽スタイルにこだわり、頑固で生真面目な態度は今も変わっていないようだ。

ベスト選曲に加えてアルバム未収録曲も収録し、基本的にはハードな曲が並ぶ1枚目(Up Side)と落ち着いたテンポの曲が並ぶ2枚目(Down Side)に分かれている。駆け出しの頃のファースト・アルバム収録曲は(当時はそんなに気にならなかったが)ミックスやマスタリングに不満だったとみえて、ここでは新しくリミックスされたヴァージョンが収録されている。ちょっと芝居がかって血管が切れそうな位に振り絞るようなエディー・ヴェダーのヴォーカルは好き嫌いが分かれるだろうが、普段着のヘヴィー・メタルという側面があったグランジも、自分は当時からニルヴァーナの音楽は全然好きになれず(今でも彼らの良さがさっぱり分からない)、パール・ジャムも含めて一括りにされる風潮にしっくりこなかった覚えもある。このベスト盤を聴くと2枚目のアルバムからプロデューサー(Brendan O'Brien)が共通しているからか、後年も印象はあまり変わらない。中にはまんまジミヘンのギターっていう曲も。日本盤だったので詳細な年表や歌詞カードが付いていたが、めっきり視力の落ちたオッサンには厳しいくらいの極小文字だったので熟読するのは諦めた(苦笑)。

オークションにて購入(¥480)

  • CD (2004/12/29)
  • Disc : 2
  • Label :  Sony Music Japan International
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The Getaway / Red Hot Chili Peppers

2018年02月23日 | オルタナティヴ・ロック

The Getaway / Red Hot Chili Peppers  (2016)

前作から5年ぶりのレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)のオリジナル・アルバム。それまでかなり長い間組んでいたプロデューサー、リック・ルービン(Rick Rubin)を起用せず、デンジャー・マウス(Danger Mouse)が担当した。自分はファンキーなスタイルの彼らが好きなオールド・ファンなので、彼らの音楽がしっくりこなくなってから随分と時間が経つ。ジョン・フルシアンテ(John Fruciante)が復活してから1、2枚はしっかり聴いたが、その後はライヴを除いてほとんど真剣に聴かなくなってしまっているので、ニュー・アルバムは惰性で買っているようなもの。前作もどんな曲が入っていたかさえ思い出せない体たらく。いつも買わなきゃいいと思うんだけれど、やはり若い頃に死ぬほど聴いたアーティストと決別するのは難しい。

一聴して、やはりシャウトしないアンソニー(Anthony Kiedis)や、フリー(Flea)の存在を強調させる為だけに存在するベース・ラインなど、相変わらずしっくりこないところも多い。アンソニーがああいったメロディアスな歌唱(下手だけど・笑)になってしまってから魂を揺さぶられるような曲には巡り会えていない。ロック、ファンク、ヒップホップ、ヘヴィー・メタルのミクスチュァが原点だった彼ら。もう若い頃のやんちゃな彼らの幻影を追うのは愚行だというのはもちろん分かる。でも仕方ないのだ。好き嫌いってそういうもの。でも今回は、何度も繰り返し聴いていて、以前より”聴けて”いて自分でもビックリ。自分も同じように歳をとってきたということか、それともやっと自分が”追いついた”のか。

中古店にて購入(¥540)

  • CD (2016/6/17)
  • Disc  : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : WEA
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Global A Go-Go / Joe Strummer & The Mescaleros

2018年02月13日 | オルタナティヴ・ロック

Global A Go-Go / Joe Strummer & The Mescaleros (2001)

ジョー・ストラマー(Joe Strummer)率いるザ・メスカレロス(Joe Strummer & The Mescaleros)の2枚目のアルバム。彼ほどのアーティストでもメジャーとの契約は難しかったのか、あるいはわざとそうした道を選んだのか、レコード会社はアメリカのパンク系インディー・レーベルのHellcat Records。クラッシュ(The Clash)にはあれだけ入れ込んだのに、ソロの後、バンドを結成した後はずっと熱が入らなかった。彼のラスト・アルバムもやっと最近になってから聴いた体たらく。きっと活動し始めた頃にライヴを観ていれば違ったんだろうと思うが、フジロックには初回に参加したきりだし、その後来日公演があったのかどうかも知らなかった。

あまりジャンル分け出来ないような曲が多いのは彼らしくロック、レゲエ、ラテンなど様々な音楽を自分なりに消化しているからだろう。所々にダブの手法なども感じられる音作り。ただ全体的には物悲しい曲調が多く、スカッとするロック・チューンは少ない。3「Global A Go-Go」にはあのロジャー・ダルトリー(Roger Daltrey)がヴォーカルで参加している(今まで全然知らなかった)。このアルバムのプロモーション・ツアーに密着したドキュメンタリー映画「Let's Rock Again!」を見たことがあって、彼ほどの名声があっても、ほとんどドサ回りのようなこじんまりとしたツアーにあ然としたものだ。それでもジョーはいつでもフレンドリーで、小さいラジオ局にも出かけてプロモーションに奮闘し、ファンにもとことん優しいのはパンクの頃から変わらない。最後の長尺のインスト曲がジョー自身もプロデュースや、ツアーで参加したポーグス(The Pogues)を思わせる。

 オークションにて購入(¥381)

  • CD (2001/7/25)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Hellcat Records
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Yours, Dreamily, / The Arcs

2018年01月27日 | オルタナティヴ・ロック

Yours, Dreamily, / The Arcs (2015)

2015年に発売されたブラック・キーズ(The Black Keys)のダン・オーバック(Dan Auerbach)の新しいバンド、ジ・アークス(The Arcs)のファースト・アルバム。もう音楽が頭からとめどなく溢れ出ているんだろうな。ソロ・アルバムには飽き足らず、別バンドまで作ってしまった。バンド・メンバーの詳細はよく知らないが当人を入れて6名。気になる音楽はというと、ダン得意の哀愁漂うメロディーにガレージっぽいサウンドが重なるもの…ってこれブラック・キーズやソロ作品と路線変わらないじゃないか…。ま、それが彼の音楽スタイルなんだろうけども、こうなってくるともうブラック・キーズの活動は望み薄なのだろうか…(2015年の来日公演中止が恨めしい…)。

彼の音楽を聴いていると、メロディーや楽器のタッチは70年代ロックを彷彿とさせるんだけれど、実際に例を出せるかというとそうもいかないという絶妙なニュー”レトロ”感。ただ元々2ピース・バンドのブラック・キーズのダイナミズムがツボにハマった自分としては、同様の路線を一般的なバンド形式で演られても、今ひとつしっくりこない。故に2009年のソロ作品も愛聴したかと言われるとそうでもなく、2014年のブラック・キーズの作品「Turn Blue」も過去の作品と比べると聴いた回数は少ないに違いない。故にこの作品も、ブラック・キーズやソロ作品と区別がつくかというと…、たぶん無理(笑)。気に入ったかと問われれば、正直「大して驚きもなければ面白くもない」とちょっと辛口に。

オークションにて購入(¥664)

  • CD (2015/9/11)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Nonesuch
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Cracking The Code / Stephen Dale Petit

2017年10月20日 | オルタナティヴ・ロック

Cracking The Code / Stephen Dale Petit (2013)

この日本では有名でないアーティスト、ステファン・デイル・プチ(Stephen Dale Petit 読み方あってるかな?)が引っ掛かったのは、アルバムに元ストーンズ(The Rolling Stones)のミック・テイラー(Mick Taylor)と、ブルースの大御所ハウリン・ウルフ(Howlin' Wolf)の相棒ヒューバート・サムリン(Hubert Sumlin)が参加していると知ったから。本当はロン・ウッド(Ron Wood)も参加していると勘違いしたから購入に至ったんだけど、どうも違ったようだ(笑)。この面々から想像出来るように音楽の根幹はブルーズ・ベースのロック。アメリカ人らしいが、名前といい、スーツでキメたファッションといい、ヨーロッパの香りが強い。実際イギリスで活動していたらしいし、1969年生まれだそうだから、もうある程度活動歴があるようだ。この他にもゲストにドクター・ジョン(Dr.John)や、ブラック・キーズ(The Black Keys)のパトリック・カーニー(Patric Carney)、トロンボーンのクリス・バーバー(Chris Barber)など多彩な顔ぶれが参加している。この面子だけを見ても只者ではないということが想像出来るゾ。

 Stephen Dale Petit - Guitar & Vocals
 Hubert Sumlin - Lead guitar "Get You Off" and second guitar on "Holla"
 Mick Taylor - Third guitar on "Holla" and second guitar on "Hubert’s Blues"
 Dr. John - Keyboards on "Get You Off" and Organ on "Hubert’s Blues"
 Chris Barber - Trombone on "Hubert’s Blues"
 Angela Brooks - Backing Vocals on "Holla", "Get You Off" and "Hubert’s Blues"
 Andy Caine - Backing Vocals on "Holla"
 Patrick Carney - Drums on "Holla"
 Jack Greenwood - Drums on "Hubert’s Blues" and "Holla"
 Sam Odiwe - Bass
 Jon Moody - Keyboards
 Chris Williams - Drums

それでもファースト・アルバムが2008年というから随分と遅咲きだ。へヴィーなブルーズ・マナーに沿った曲ばかりという訳ではなく、どちらかというとポップだが、曲のまとまりも良く小気味いい。ギターはかっこいいし、ヴォーカルはどことなくピーター・ウルフ(Peter Wolf)を彷彿とさせる。実際のライヴ映像を見たことはないが、なんとなくヴィンテージ・トラブル(Vintage Trouble)をイメージしてしまった。ブルーズとはいっても正直アメリカ本国ではあまり受けなさそうな感じだが、洒落た感じがあるのでヨーロッパでは好かれるんじゃないかな。来日したらライヴで見てみたい奴だ。 

 

amazonにて購入(¥1,100)

  • CD (2013/9/24)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Universal UK
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Welcom Oblivion / How To Destroy Angels

2017年07月04日 | オルタナティヴ・ロック

Welcom Oblivion / How To Destroy Angels (2013)

ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails、以下NIN)のトレント・レズナー(Trent Reznor )が、アッティカス・ロス(Atticus Ross)と、奥方のMariqueen Maandigと組んだユニット「How To Destroy Angels(以下HTDA)」の2013年に発売された唯一のフル・アルバム。ヴォーカルは奥方が担当しているが、基本的にダークな世界観を表現していて、曲調といい、組み立てといい、まんまトレント・レズナーの世界そのまま。どの曲も彼がヴォーカルを担当しても全く違和感がないだろうと思う。

90年代前半からずっと追っかけてきたけれど、この頃になるとトレントはサントラをやるようになって、Cool & Calmで正直退屈なアルバムが続いていて(一応買いましたけど)、彼が関連しているプロジェクトは全て必須、と集め続けてきた熱意も冷め、このユニットもEPは聴いていたものの、一連のサントラの曲と変わり映えしない雰囲気で萎えてしまっていた。よってアルバムは今頃になって安売りの棚に刺さっていたものを購入するという体たらく。

情念的だけれど音楽はあくまでもフィジカル(肉体的)なNINと違い、このHTDAはアルバムを通してCool & Calmなまま。これも愛聴出来るような作品じゃないなァと思っていたが、ネット上でアルバム発売頃のライヴ映像を見てビックリ。そっちの方が断然イイ。もう少し輪郭をはっきりとさせエッジを効かした感じ。来日してくれていれば印象は大きく変わったに違いない。果たしてこのユニット、続きはあるのかどうか。

ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (2013/3/1)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Columbia
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Lest We Forget : The Best Of / Marylin Manson

2017年06月07日 | オルタナティヴ・ロック

Lest We Forget : The Best Of / Marylin Manson (2005)

2005年に発売されたマリリン・マンソン(Marylin Manson)のベスト盤に、PVのDVDが付いた限定盤。彼のようなアーティストの場合、映像はとても重要な要素なので、PV作品集が付いているこの限定盤はお勧め(…って今頃誰も聴かないか・笑)。自分は90年代にナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails、以下NIN)の系譜から入ったくち。当時聴きまくっていたNINのPVに参加したり、トレント・レズナー(Trent Reznor)にプロデュ―スされてアルバムを製作し始めてから、だんだん自我というかキャラクターを形成し、よりグロテスクで、より過激な方向に自己プロデュースし、一躍スターダム(とショービズ界)に登りつめた。トレントとは袂を分かったが、音楽的にもオルタナティヴ版グラム・ロックとも言えるしっかりとしたものがあったからこそ人気も出たのだろう。このベスト盤を聴くと(歌詞とか世界観は別として)粒揃いの曲が並んでいるのが分かる。

映像の方は過激に振り過ぎて見るに堪えないが(笑)、これこそ彼の進む道だった。現在音楽PVの世界がどうなっているのかあまり詳しくないが、ここに収録されたしっかり金をかけて作ったPVは、やはりクオリティーが高い(気持ち悪いことこの上ないけど)。これ以降の彼の話題はゴシップ以外に聞いた覚えがないけれど、達者でやっているのだろうか。

ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (2005/8/2)
  • Disc : 2
  • Format: Import
  • Label : Universal Import

 

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Brothers (with Bonus Disc) / The Black Keys

2017年06月03日 | オルタナティヴ・ロック

Brothers (with Bonus Disc) / The Black Keys (2010)

2010年に発売されたブラック・キーズ(The Black Keys)の名作「Brothers」の限定盤。オリジナル・アルバムに加えて「The Akron Sessions」と名付けられたボーナス・ディスクが付いた2枚組。もちろんオリジナル盤は持っているが、つい、このボーナス・ディスクにも所有欲が…。正確に言うと音源だけならすでに所有していたのだが、やはりフィジカルな物を求めてしまうオッサン世代。こんな事をしているから部屋のCDは山積みになったまま…。

オリジナルはそれまでのバンド史上最高の売上を記録した充実作。かのマッスル・ショールズ・スタジオなどで録音され、ワールドワイドに大きく飛躍した原動力ともなった。ジャケの説明文字はハウリン・ウルフ(Howlin' Wolf)のアルバムを真似ているのかな。寡作になってサイド・プロジェクトばっかりになってしまった現在と違い、1~2年毎にアルバムを発表出来ていた時期なのでやはり活きがいい。15曲も収録しているので後半ちょっとダレるが…。

ボーナス・ディスクの方は、ディーヴォ(Devo)やプリテンダーズ(Pretenders)のクリッシー・ハインド(Chrissie Hynde)の出身地として有名な彼らの地元オハイオ州アクロンのダン(Dan Auerbach)所有のアナログ・スタジオで録音されたもののよう。正直言って正規テイクと音も印象もそう変わらず。アルバム製作段階のデモ的なものなのか、完成後のライヴ・リハ的なものなのか、よく分からないが(どこにも記述が見つからず)、ここで演奏されている6曲が確かに「Brothers」を代表する6曲と言っていいので”サンプラー”としても機能している。

オークションにて購入(¥551)

  • CD (2010/10/26)
  • Disc : 2
  • Format: CD, Import
  • Label : Imports
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The Good, The Bad & The Queen

2017年03月31日 | オルタナティヴ・ロック

The Good, The Bad & The Queen (2007)

固定バンドよりも何かとサイド・プロジェクトが多いブラー(Blur)のデーモン・アルバーン(Damon Albarn)による2007年のプロジェクト。クラッシュ(The Clash)のポール・シムノン(Paul Simonon)、ヴァーヴ(The Verve)のサイモン・トング(Simon Tong)らによる単発アルバム。プロデュースは同じくデーモンのゴリラズ(Gorillaz)、ブラック・キーズ(The Black Keys)、レッチリ(Red Hot Chili Peppers)などを手掛けたデンジャー・マウス(Danger Mouse)。どういう経緯でこのメンバーが集まって演ろうとしたのか全く知らないのだが、ポール・シモノンが入っているとなれば一度は聴いてみたかった。と言っておきながら今頃安値で中古盤を買っているのだが…。ま、自分も当時その程度の興味だったという事だろう。パーソネルは以下の通り。

Damon Albarn – lead vocals, keyboards, back cover
Paul Simonon – bass, backing vocals, illustrations
Simon Tong – guitar
Tony Allen – drums

Danger Mouse – producer

歌詞の世界が掴めないのだが、曲調はブラー、というかデーモンらしいカーム(calm)な雰囲気の曲が並ぶ。彼のポップな面とは違う面で、これがブラーのアルバムのアルバム未収録曲だと言われても分からないだろう。もっとばんばんにロックするのかなと予想していたので意外。どこかでイカせてくれるのかなと思いきや、終始深く静かに進行していく。おのずとポールのベースが耳に残る曲が多いのが(ファンとして)ちょっと嬉しい。キャッチーな曲がほとんど無いので、一気にグッと引き込まれることは無いが、流しているとなんとなく心地良くなるのが不思議なアルバム。 

ブックオフにて購入(¥108)

  • CD (2007/1/23)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Virgin Records Us

 

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Past, Present & Future / Rob Zombie

2017年02月06日 | オルタナティヴ・ロック

Past, Present & Future / Rob Zombie (2003)

ロブ・ゾンビ(Rob Zombie)のベスト盤+プロモ・クリップのDVDの2枚組。90年代頃のオルタナティヴ全盛期にホワイト・ゾンビ(White Zombie)を聴いていたので一応カテゴリーは”オルタナティヴ”だが、音は完全にヘヴィー・ロック。それも少しエレクトリック寄り。ホワイト・ゾンビでデビューした頃からずっとホラー風味は一貫しているが、正直そのセンスはギリギリ(セーフ?アウト?)。最初は見た目も中身もミニストリー(Ministry)のアル・ジューゲンセン(Al Jourgensen)の焼き直しみたいに感じていたが、だんだんと彼的な世界(ホラー路線)を確率していったように記憶している。見かけによらずポップな一面があり、90年代に出たリミックス盤では新鋭のアーティストを使ったり、実際にホラー映画を監督したりと、こういう雰囲気のアーティストにありがちな狭いファンでなく、ポピュラーになった稀有な存在。

基本はハードなエッジのヘヴィー・ロック。ちょっとエレクトリックな要素が入っているのが特徴か。ホワイト・ゾンビ期~ソロ初期は、はっきり言ってちょいと曲調に一本調子なところがあるが、曲としてはその頃の方が新鮮だった(当然か)。後半になってくるとラッパが入ったり、女性コーラスが入ったりとヴァラエティに富んでくる。キャラからいったら当然バカバカしさも含まれるんだけれど、そんなことも含めて、完全に役になり切って自身をカリカチュアの対象としているところはブレていない。なのでむしろCDよりもPVを収録したDVDの方が彼の世界観というか、キャラクターが分かり易いかな。

ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (2003/9/23)
  • Disc : 2
  • Format: Import
  • Label : Geffen Records
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