ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Dancehall Sessions / Various Artists

2022年06月30日 | レゲエ・スカ

Dancehall Sessions / Various Artists (2005)

80年代後半頃だったと思うがレゲエに新スタイルが登場。世間一般にまでは浸透しなかったが音楽好き、特にレゲエ好きには人気が出た。それが”ダンスホール・レゲエ”。どれもDJスタイルで、シンプルな打ち込み系ビートにトースティング(言葉)を乗せていくラップ・スタイルが特徴。当時盛んに開催された海外のレゲエ・フェスティバルでは、バックバンドは共通でシンプルにビートを刻み、入れ替わり立ち替わりアーティスト(シンガー)が登場するスタイルで効率的だった。正直このブームは長続きした訳ではなかったが、古いいわゆる”ルーツ・ロック・レゲエ”に対する若い連中の表現方法だったと記憶する。その中にはこのスタイルに変身して作品をする大御所も。

この”~Sessions"シリーズは玉石混交だが、流して聴くにはなかなか重宝していて、以前にも「Funk 45~」「Harlem~」「Blues & Soul~」そして「Dancehall~2」などを購入している。こちらはその第1弾。収録アーティストと曲は以下の通り。

01 Anthony Red Rose - Bangarang
02 Dawn Penn - No No No
03 Chaka Demus & Pliers - Tease Me
04 Pinchers - Bandolero
05 Frankie Paul - Little Walter
06 Shabba Ranks - Must Have Fe Learn
07 Flourgon & Ninjaman - Zigitup (Main Attraction mix)
08 Wayne Palmer - Come See Me Ya
09 Peter Metro & Sister Charmaine - Dibby Dibby Girl
10 Sanchez - Are You Still In Love With Me
11 Delroy Wilson - It’s A Shame
12 Phillip Leo & CJ Lewis - Why Do Fools Fall In Love
13 Glamour Murphy – What The Woman Want
14 Jack Radics - Groovin’
15 Chaka Demus & Don Angelo - Love You To The Bone

01 Tenor Saw - Ring The Alarm
02 Half Pint - Mr Landlord
03 U Brown - Tu Sheng Peng
04 Anthony Red Rose - Under Me Fat Thing
05 Winsome & Tippa Irie - Superwoman
06 Red Dragon – Leave Yuh Man Alone
07 Cutty Ranks - What Can You Do
08 General Levy – Heat
09 Shabba Ranks - Love Punnanny Bad
10 Wayne Wonder - Spare Me
11 Leroy Gibbon - I’m In The Mood For Love
12 Frankie Paul - I Know The Score
13 Dirtsman – Impeccable
14 Papa Charjan & Jack Reuben - One Scotch, One Tennants, One Brew
15 Tenor Fly - The Bright Side Of Life

このスタイルの後、いくつか派生と思われるスタイルが誕生したが、正直言って現在では”終わっている”スタイル。でも当時聴いていた自分にとっては時代を感じさせる音楽であることは間違いない。歌詞なんて全然理解していなかったけれど、それは今に始まったことではないし、音が面白かったのでいくつか当てずっぽうでアルバムを買ったりしたなァ。一時とはいえ、どうしてこれにハマったんだろ?(笑)。ここにも収録されているフランキー・ポール、シャバ・ランクス、大御所デルロイ・ウイルソン、ハーフ・パイント、ティッパ・アイリーなど、収録されている面々が懐かしい。後はほとんど知らないアーティストばかり。

ネット・オークションにて購入(¥310)

  • Label ‏ : ‎ Sessions
  • ASIN ‏ : ‎ B00076SJKU
  • Disc ‏ : ‎ 2
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酒津屋中店 (5) @名古屋市中区・栄

2022年06月30日 | 名古屋(中区)

コロナ禍になってから初めての「酒津屋中店」。休みを取った平日の午前、昼にはちょっと早い中途半端な時間に栄に居たので、ならばと地下に降り、駅の改札至近の店を目指す。暖簾をくぐると席にはビニールで仕切りがしてあった。こんな時間でも先客は5組も居て、全員ビール瓶が立っている(笑)。この時間なので皆大人しいが、一応距離をとる為に入口横の長卓の端に腰掛けた。こちらでは一度も頼んだことが無い「朝食」っていうのにしようかなと思ったが、折角平日に休んでいるので、結局お姉さんに「瓶ビール」と声を掛け、酒肴は久しぶりに定番の「えびカツ」と「手作りポテトサラダ」をお願いした。この立地にあってビール、酒、ウイスキー、焼酎、ワインとどの酒でもいける酒肴を揃えているが、ついおすすめの☆マークが付いている品を選んでしまう。

まずはよく冷えたサッポロ黒ラベルの大瓶からコップに注ぎ、グイッと。朝はコーヒーを1杯飲んだだけだったのでシミルー(苦笑)。店内のテレビに映っているのはまだ朝の情報番組。「えびカツ」登場。千切りキャベツとトマト、きゅうりが付け合わせ。ピクルス入りのタルタル風マヨネーズが添えてある。しっかりと下味がつけてあり、衣はガリガリの粗目。中には小海老が4つ並んでおり、中腹で半分にカットされている。揚げ立ての熱々をガリっとやってビールで追いかける。やっぱり旨いなァ。「手作りポテトサラダ」は具材がいつもよりやや細かくカットされていた。お姉さんがソースも置いてくれたので少しかけたりしてみる。視界に店の外を行き交うサラリーマンの姿が目に入る。なぜかちょっと嬉しい(笑)。付け合わせまで綺麗に平らげて大瓶1本を終わらせたらお腹がいっぱいになってしまった。もう昼は抜こう。(勘定は¥1,500程)

以前の記事はこちら (1)(2)(3)(4

この後の記事はこちら (6

 

酒津屋 中店

愛知県名古屋市中区栄3-5-12 栄 森の地下街 南一番街

 

( 名古屋 なごや 栄 さかえ 森の地下街 さかづや 酒津屋 さかづやなかみせ 居酒屋 大衆食堂 昼飲み 朝酒 名古屋めし えびかつ ポテサラ )

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とんかつ四丁目 @岐阜県岐阜市

2022年06月29日 | 岐阜県(岐阜)

日曜休みの店なのでなかなか寄ることが出来なかった岐阜市木の下町の「とんかつ四丁目」。ここは4丁目じゃないみたいだけれどどうしてこの屋号になったのかな。店に入ってすぐ検温を求められ、手も消毒して店内へ。中に入ってみてびっくり。とても広いフロアーで、テーブル席や小上がり席も沢山。土間の柱を囲んだ四角いカウンター席だけでも12席ぐらいある。厨房には調理に3名、給仕も3名程と人気のある店だろうことが分かる。2世代家族と手伝いっていう感じかな。店の隅に”チョイスコーナー”というのがあった。大衆食堂のように出来合いのおかずの皿が並ぶのかも。メニューから選んだのは「ヒレカツ定食」。こちらは数を選ぶようになっている。値付けが”誤差”くらいしかないので欲張って”5ピース”でお願いした。給仕女性に「味噌はかけてよろしいですか?」と訊かれたので「別にも出来ますか?」と尋ねると「”よこみそ(横に味噌の意?)”ですねー。」と了解してもらえた。その呼び方面白い。

しばらくして運ばれた「ヒレカツ定食・5ピース」は、ザクザクの粗目の衣を纏ったヒレカツが5切れ。付け合わせはレタスの舟にキャベツの千切りが入ったもの。ご飯はお櫃型の入れ物にたっぷり。これに白味噌の味噌汁と漬物、それに小鉢に入った味噌タレ(←よこみそ・笑)が付く。大きめのカツは迫力満点。味噌タレの風味良く、旨い。皿に盛られた辛子をつけながらいただき、いくつかは卓上のソース(こいくちソース?)をたらしたりして味を変えながらいただいた。具がたっぷりと入った味噌汁もいい感じ。食べ進むが、オッサンには5枚は欲張り過ぎか。4枚でも十分だろう。にしても値付けが安いので次も欲張ってしまいそう。次は「ロースカツ定食」か「エビフライ定食」か。(勘定は¥870)

この後の記事はこちら

とんかつ四丁目

岐阜県岐阜市木の下町2-13

 

( 岐阜 ぎふ とんかつよんちょうめ とんかつ みそかつ 味噌かつ 味噌カツ ひれかつ 定食 セット かつ丼 )

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松浦軒本舗 @岐阜県恵那市

2022年06月28日 | 岐阜県(東濃・老舗)

引き続き恵那市の岩村城下町を散策。お土産にと寄ったのは「松浦軒」。岩村には江戸時代から古(いにしえ)の技法で作られる”カステーラ”が残っていて、後に洗練されたカステラとは違う、より元の形を残しているカステラ(カステーラ)だとして雑誌などにも特集されている。以前に伺ったのは創業が寛政8年(1796)※という「松浦軒本店」。今回伺ったのは創業明治15年(1882)の「松浦軒本舗」。店頭には特に”本舗”の表記は無く「和蘭風カステーラ・松浦軒」とあるだけ。同じ屋号の本店と目と鼻の先にあるので何か関係があったのだとは思うが、どちらの情報を探しても、その辺りの事情はあまり出てこない。渋い木製看板が掛かる店にお邪魔した。店内はガラスショーケースがあるのみ。シンプルな「カステーラ」の他に「ブランデーカステーラ」(写真下右側)というのがあったのでそれも購入した。これならバイクのサイドバッグに縦に入れても大丈夫。

※「松浦軒本店」は製法を伝えた下記の「神谷雲沢」が長崎に留学した年を創業年にしているそうなので、実際の創業年とは違う可能性がある

家に持ち帰ってまず母におすそ分け。残りを妻と分けっこする。伝えられる製法の説明は本店と同様で、岩村藩の医学生・神谷雲沢が長崎留学中に習得し帰郷して伝えたのだとか。こちらの「カステーラ」の原材料は、鶏卵、砂糖、小麦粉、和三盆糖、水あめ等とのこと。詳しく調べてみると、卵が一番多いのと、水あめを使っているのが本店(本店は水あめ不使用・蜂蜜使用)と違うようだ。もう本店の方のカステーラの味は忘れてしまったので比べることは出来ないが、生地の肌理は細かいもののしっとりとした感じはあまりない。色付きも一般的なカステラのように濃い黄色ではない。味は何といっても玉子の風味が強いのが特徴。旨い。「ブランデーカステーラ」はややしっとりめ。ブランデーはほんのり香る程度で強くはないが、これも旨かった。(勘定は¥1,280)

 


 

↓ 通りの辻にある四面塔と道標。「左なこや道」「是より左八なこや道」と書いてあるのだそう。裏側にも文字が刻まれているが写真を撮るのを忘れた。

↓ 古い建物ではなさそうだが、その意匠が何となく気になった「クリーニング・三宅」(建築詳細不明)

 

↓ 店舗近くの元・美容室の建物(建築詳細不明)。もちろんこれも大して古くはないだろうが、こういった縦に続いた明かり取りの窓や、蹴り板の付いた入口ドアがいかにも昭和な感じ。

↓ 通りから路地に入ったところにある岩村藩の鉄砲鍛冶「加納家」(建築詳細不明)。 天保2年(1831)頃から藩主の命令で鉄砲鍛冶を始めたのだとか。建物の中には火縄銃や古文書が展示されている。

 

 

↓ こちらも通りから路地に入った所にある「やなぎ屋」(大正時代建造)。元は染織工場だったのだそう(そのわりにタバコ売場が残っているのはなぜ?)。現在はゲストハウス(民宿)として使われている。

 

 


 

松浦軒本舗

岐阜県恵那市岩村町西町809-6

 

( 恵那 えな 岩村 いわむら 岩村城 岩村藩 まつうらけん まつうらけんほんぽ 元祖小釜カステーラ カステラ 洋菓子 和菓子 近代建築 )

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Live At The Orpheum / King Crimson

2022年06月27日 | プログレッシヴ・ロック

Live At The Orpheum / King Crimson (2015)

今頃になってキング・クリムゾン(King Crimson)にハマってしまった。昨年11月の来日公演の前に山ほど既発CDを買い求めたが、こちらもその1つ。2015年に発売されたライヴ盤で、前年のロサンゼルスはOrpheum Theatreでの公演を収録している。この時の北米ツアーは「The Elements Tour 2014」と名付けられ、約1ヵ月公演を行ったとのこと(その後は欧州、カナダ、日本へ)。最近はどんな演奏をしているのだろうと気になって、オリジナル・アルバムが揃う前に買ってみた次第。Orpheum Theatreは調べてみると2,000人規模だというからバンドの格にしたら随分と小さい会場だ。ストーンズ(The Rolling Stones)が2002年のリックス・ツアーで同じ名前の会場を使っていたので会場名に聞き覚えがあったのだが、調べてみるとそちらはボストンなので全く違う会場のようだ。

1枚物なので実際のライヴを追体験出来る訳ではないが、今も続くトリプル・ドラム体制がどんななのかのサンプリングという意味合いもあったのかもしれない。実際そのドラムが印象的な部分が多いし、音の振り分け方も左、中、右、と強調している感じがある。トニー・レヴィン(Tony Levin)のベースの鳴りがなかなか凄い。ジャッコ・ジャクジク(Jakko  Jakszyk)は、70年代前半の楽曲の雰囲気をよく再現しているヴォーカルで、やはりアメリカ人のエイドリアン(Adrian Belew)のあっけらかんとしたヴォーカルとは違い、当時の曲にはしっくりとハマっている気がする。にしてもこの人、ヴォーカル、ギターにスタジオ・ワークまで、器用だなァ。ある意味、御大フリップ翁(Robert Fripp)が目立たない1枚。ミニ・アルバムなのであっけなく終わる。

ネットにて購入(¥820)

  • Label ‏ : ‎ Discipline Us
  • ASIN ‏ : ‎ B00QJH5O9K
  • Disc ‏ : ‎ 1
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ロータスダイニング (2) @岐阜県岐阜市

2022年06月27日 | 岐阜県(岐阜)

もっと頻繁に訪れたいけれど、日曜休みなのでなかなか機会の作れない岐阜市八幡町の「ロータスダイニング」。この日は祝日だったので店が開いていた。昼は少し前に済ませていたが、天気が良くて喉が渇いていたので居酒屋使いしてみようと中に入る。時間はもうそろそろ中休みに入ろうかという時間帯。入口から階段を上がり、厨房を過ぎてまた階段を下りる。落ち着いたダウンライト照明の店内に先客は2組程。テーブル席に案内され、壁側の長いソファー席に腰掛ける。ランチがお得なのは分かっているが、敢えて単品の「豚トロシューマイ」と「広東春巻」、そして「デュワーズ樽詰ハイボール」をお願いした。

まずはハイボールをグイッと。あーウメー。隣の席の女性客2人の日本語でも英語でもない言語(フランス語?)の心地良い"音"(会話)をBGMに点心の出来上がりを待つ。まず「広東春巻」が登場。家庭で使うような市販の醤油ボトルと個包装の辛子も置かれた。しっかりめに巻いてありカリッと硬めの食感。”広東”の具材の内容までは分からないが旨い。ハイボールが無くなったので「紹興酒」をグラスで貰う。「古越龍山金龍(5年)」だそう。蒸籠に盛られた「豚トロシューマイ」が登場。ぎゅっと餡の詰まった焼売で、これまた旨い。溢れ出てくる脂と紹興酒が合うなァ。でも醤油だけだとつまらないので黒酢があるか訊いてみたら出してくれた。醤油に黒酢を合わせ味を変えてみる。いい感じ。ちょうどグラスの紹興酒も無くなったので追加は止め、勘定してもらった。(勘定は¥2,380)

以前の記事はこちら

 

おいしいワインと中国料理 LOTAS DINING(ロータス ダイニング)

岐阜県岐阜市八幡町31-2

 

( 岐阜 ぎふ ロータスダイニング 中華料理 中国料理 ランチ 春巻き シュウマイ シューマイ 焼売 昼飲み )

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ナトゥール・ビュフェー @愛知県瀬戸市

2022年06月26日 | 愛知県(尾張)

愛知県瀬戸市を散策。末広町商店街にある”トランシルヴァニア料理”の店「ナトゥール・ビュフェー」。欧州の地理には疎いが、トランシルヴァニアというとルーマニア領だそう。何でこの古い商店街にそんな店が出来たのかは知らないが、ずっと興味があって寄ってみたいと思っていた。この日は祝日で店が開いているかどうかの情報がなかったので、実はここに来るまでに昼を軽く済ませてしまったが、本来はこちらを目当てにしていた。店の前まで来ると素っ気ない飾りつけの店には数人の外国人が座って談笑しているのが見える。でも外に置いた小さな看板が無いと何の店かも分からないゾ。瀬戸にはなかなか来ることが出来ないのでやっぱり食べていこうと中に入ってみた。

4つあるテーブル席のひとつに腰掛ける。年配の主人が出てきて注文を訊いてくるが、そもそもメニューが無い。表に書いてあった”盛合せ”というのがあるかと尋ねると、「ナイ。鶏、豚、牛、ロールキャベツ、ドレガイイ?。」と。トランシルヴァニア地方でどんなのがメインなのか知識が無いので、どれが一般的なのか尋ねても「スキナノ。」と要領を得ない(苦笑)。出来れば現地で食べられているようなのを食べたいが、果たしてどうなのか分からず「牛」をお願いしてみた。後から入って来た客もあちらの人達で、英語ではないのでそちらの地方出身者だろうか。民族音楽が流れる中、異言語の会話をBGMにして、外国旅行気分で料理の出来上がりを待った。

しばらくして主人(ハンガリー出身だとか)がワンプレートの料理を持って来てくれた(これ、盛合せじゃないのか?)。プレートの上にはグリルした肉、マッシュポテト、オムレツ、ピクルス、コーン、ハムと豆を煮たの、そしてライスが盛られ、上から軽い味わいのトマトソースがかけられている。それぞれの料理の境界は曖昧なので、混ぜたりしながらナイフとフォークでいただいていく。牛肉はやや濃いめの味付けで水分は少なめ。カットしてトマトソースと混ぜたり、ライスと混ぜたり。トマトソースの酸味がちょうどいい繋ぎ役になっていて、なかなか旨い。バイクで来ていなかったらワインを呑みたいところ。見た目ほど重くなく、最後の方は全部を混ぜる感じで平らげて勘定してもらった。(勘定は¥900)

 


 

↓ 商店街にある薬局「中央堂」(建築詳細不明)。祝日だったので現役かどうかは分からなかったが渋い佇まいが残っている。

 

↓ 旅館だった「松千代館」(大正4年・1915・建造)。「松千代館再生の会」なる組織もあって、昨年クラウドファンディングも実施したようだが、中を覗いてみても何が企画されているかよく分からない。

 

 

 


 

ナトゥール・ビュフェー (Natúr Büfé)

愛知県瀬戸市末広町3-7

 

( 瀬戸 せと ナチュールビュフェー トランシルヴァニア料理 東欧料理 ハンガリー料理 ランチ プレート 末広商店街 近代建築  )

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桔梗常 (2) @名古屋市中区・矢場町

2022年06月25日 | 名古屋(中区 老舗)

久しぶりに東陽通近くの麺類食堂、創業明治25年頃(1892)という歴史ある「桔梗常」へ。到着したのはちょうど昼の時間。暖簾をくぐると洗い出しの土間のテーブル席や小上がり席にはサラリーマンと思しき客が沢山。店内には渋い金文字看板が掲げてあるが、その横のテーブル席だけ空いていたので素早く腰掛けた。ご高齢の女将さんに「カレーライス」をお願いする。

しばらくしてとても古い木の盆にのった「カレーライス」が運ばれた。紙ナプキン巻のスプーン、らっきょう、お冷ものせられている。「カレーライス」はクラシックな楕円の深皿にたっぷり。これだけの量は予想していなかった。食べ切れるかな…。具材は豚バラ肉と玉ねぎのみ。早速スプーンをいれていく。とろみのあるカレーは最初そう辛くないナと食べ進んだのだが、後から辛さがしっかりとやってくる。特に複雑な味わいのカレーではないのだが、後を引く旨さ。途中で少し味を変えようと卓上のソースをたらしたのだが思いのほか出てしまい、慌ててソース部分を口に入れる(全体的に味を変えてしまうのは嫌なので)。心配したけれど、汗だくになりながらも(笑)全部食べ切った。こちらではうどんでもよくカレーが出るみたいだが、なるほどいい感じのカレー。次は「カツカレー」を頼んでしまいそう。(勘定は¥550)

以前の記事はこちら

 

和食・めん類 桔梗常 (ききょうつね)

愛知県名古屋市中区栄5-19-27

 

( 名古屋 なごや 栄 さかえ ききょうつね 麺類食堂 大衆食堂 食堂 老舗 洋食 カレー ライスカレー )

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Welcome / Doyle BramhallⅡ& Smokestack

2022年06月24日 | クラシック・ロック

Welcome / Doyle Bramhall Ⅱ& Smokestack (2008)

エリック・クラプトン(Eric Clapton)のバンマスをやったり、テデスキ・トラックス・バンド(Tedeschi Trucks Band)で共演したりと、名ギタリストで知られるドイル・ブラムホール(Doyle BramhallⅡ)。自分の中では”サイドマン”の印象が強く、ソロ・アルバムが出ていたことは全然知らなかったが、たまたま店で彼の名を冠したアルバムを見付けたので試しに買ってみた。2001年に発売されたアルバムで、”Smokestack”というバンドとの共同名義のアルバムはこの1枚だけのよう。

ギッチョの彼が弾くギターは、何度かライヴでも観たことがあるけれど、ソリッドでジミヘン・ライクな音を出してとてもかっこいい。なるほど、数多のレジェンドから共演を求められるだけある。バンドの演奏もタイトでいい感じ。でもルックスから男っぽい野太い声なのかなと思っていたけれど、思いのほか綺麗なヴォーカル。その分、ブルーズ・ベースの曲群の中ではちょっと線が細く感じてしまう。自身のギターも含めた骨太の演奏と、ちょっとギャップがあるかな。アルバムにはレニー・クラヴィッツ(Lenny Kravitz)のバンドでギターを弾いているクレイグ・ロス(Craig Ross)が参加している。

ブックオフにて購入(¥290)

  • Label ‏ : ‎ Sbme Special Mkts.
  • ASIN ‏ : ‎ B0012GMWZW
  • Disc ‏ : ‎ 1
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三河亭 (3) @岐阜県岐阜市

2022年06月24日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

休業からの復活後、だんだんとメニューが増えていっている岐阜市八ツ寺町の洋食店「三河亭」。創業明治27年(1894・うち8年間休業)。いつもつい日曜定休なのを忘れて訪れる機会を無くしてしまう。今回はたまたま覗いた店のインスタグラムで「チキンカツハヤシ」の提供が始まったと知って、ある天気の良い祝日の昼に訪問した。まだ開店して間もない時間。カウンター席に座り、早速「ビール」と目当ての「チキンカツハヤシ」を注文する。

ビールはアサヒのスーパードライの中瓶。まずは1杯グイッと。決して便利な場所でもないが、もう数組後客が入ってきている。しばらくして「チキンカツハヤシ」が登場。ランチではカップのコンソメスープ付き。薄い衣で揚げられたチキンカツの上にトマトケチャップで炒めた玉ねぎがたっぷりのっている。そう”ハヤシ”といってもデミグラスソースがかかっている訳ではない珍しいタイプ。これも昔からこういう仕様だったのかな。軟らかく揚がった胸肉と甘めの味付けの玉ねぎを一緒に口に放り込む。旨いなァ。チキンカツの端の玉ねぎがのっていない部分にはこちらの特製ソースをかけて楽しむことも出来る。この酸味の強いソースは2代目のレシピそのままなんだとか。付け合わせの千切りキャベツ、トマト、きゅうりにもこのソースをかけていただいた。なんでも「オムライス」も復活したらしいが、まだ通常メニューではなさそう。次はそれを狙って。(勘定は¥1,300程)

以前の記事はこちら (1)(2

この後の記事はこちら (4)(5)

 


 

↓ 同じ八ツ寺町にある丸窓のある建物(建築詳細不明)。場所柄、三業に関わる建物だったろうか。

 

↓ 年季の入った佇まいが渋い神田町の「篠田紙店」(建築詳細不明)。現役なのが素晴らしい。そういえばその隣の明治創業の麺類食堂「常〇」はずっと店を閉めたままだが…。(※令和4年5月末、主人の健康上の理由から閉店されたそうです)

 

 


 

欧風料理 三河亭

岐阜県岐阜市八ツ寺町1-2

 

( 岐阜 ぎふ みかわてい 洋食 洋食屋 高等ライス ミヤビヤ ミヤベヤ 老舗 カレーライス カツカレー 復活  ) 

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