ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

月苑 @名古屋市瑞穂区・中根

2024年02月04日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

新瑞橋(あらたまばし)の東、弥富通からは行った所にある中華料理屋「月苑」へ。駐車場は道路を挟んだ所にあり、地面に”ゲツエン”と大書きしてある(笑)。女の子のイラストが描かれた丸窓が可愛らしい。店の中に入るとやや暗めの照明で、カウンター席とテーブル席が4つ程。奥には大テーブルもあるのかな。年配の主人と女将さんの2人でやっていらっしゃるようだ。自分が座ったカウンター席には主人の趣味なのか往年の名車のミニカーが飾ってあった。お願いしたのは「ノンアルコール(オールフリー)」と「ギョーザ」。

「ギョーザ」は8個。小振りだがしっかりと餡の詰まったもの。味付けもしっかりめで旨い。自分のすぐ後に満席になったので、注文が後回しにならないよう「しょう油ヤキソバ」をお願いしておいた。大きな楕円の皿で出てきた「しょう油ヤキソバ」の具材は、豚肉、キャベツ、人参、ネギ、タケノコ、キクラゲと盛り沢山。紅生姜が添えてある。手繰った麺は中細のストレート麺。麺の量は普通だろうが、具材が多いので盛りが良い。色付きは淡いが、麺も具材もしっかりと油を纏って旨い。食べ進んでも”しょう油”の味は強くなく、どちらかというと”塩”といった感じ。何しろ野菜が多いので、食べ終わるとお腹もいっぱいに。次はご飯物にしてみようかな。(勘定は¥1,400程)

 

中華料理 月苑

愛知県名古屋市瑞穂区玉水町2-35-4

 

( 名古屋 なごや げつえん 中華料理 中国料理 餃子 ぎょうざ 焼きそば 焼そば しょうゆやきそば 醤油焼そば )

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ズズ @名古屋市瑞穂区・堀田通

2023年10月25日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

瑞穂区の高辻にある「チンクエチェント博物館」に行った際、軽く腹に入れようと立ち寄ったのは堀田の空港線沿いにある喫茶店「ズズ」。この辺りの個人店にしてはちゃんと駐車場があって使い易い。でも窓がよしずで塞がれているので中の様子は分かり辛い。中に入るとアールデコっぽいシェードランプが下がったテーブル席が並んでおり、観葉植物などが置かれた落ち着いた感じ。年配の夫婦でやっていらっしゃるようで、常連と思しき客が何人も座っていた。「オムライス」もあって迷ったが、給仕の女将さんに「カツサンド」と「コーヒー」をお願いした。

しばらくしてまず「コーヒー」が、そして「カツサンド」が登場。コーヒーにはたっぷりのピーナッツが付いている。「カツサンド」はサンドイッチ用ではない、厚さのある耳付きのパンがトーストしてありヴォリュームが凄い。薄めのカツがソースに浸してあり、レタス、トマト、きゅうり、玉ねぎが使ってある。真四角に切った断面を外に向けて盛られている。大きな口を開けて頬張った。何といってもカツとトマトが同居しているのが珍しい。自分はきっと初めて。フレッシュな野菜を使ってあることもあって、見た目よりも軽くいけてしまう。旨い。最初は怯んだが、難なく食べ切ってしまった。次はやはり「オムライス」を頼んでみようっと。(勘定は¥1,090)

 


 

↓ クラシックなフィアット500(チンクエチェント)が並ぶ「チンクエチェント博物館」。博物館とはいっても修理、レストアをして販売しているので、ちゃんと走るチンクが並んでいる。誰か居ないかと奥へ行って声をかけても全く反応なし。後から調べてみると観覧は水、土曜の11~16時のみの予約制だそう。知らなかったので不法侵入になってしまった(にしても不用心だ)。どのモデルも本当に小さくて可愛らしい。やはりクラシックなチンク(正式にはNUOVA)はデザインが格別。本当は運転席に座ったりしてみたかったんだけどな。

 

 

 


 

 

COFFEE ZUZU (喫茶ズズ)

愛知県名古屋市瑞穂区堀田通7-8

 

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久保家商店 @名古屋市瑞穂区・雁道

2023年09月16日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

以前、瑞穂区の雁道商店街の居酒屋「酒津屋」に寄った際に目を付けておいたとんやきの「久保家商店」へ。この日も酷い暑さでここまで歩いてくるだけで汗だく。商店街の角にある店の戸を引いて中へ。中はカウンター席が10席ほどとテーブル席が1つ。先客も多かったがカウンターが空いていたので無事座ることが出来た。入る前から想像していた通り、客層はちょっと若い(←コーラを注文する客が多いのは何故?)。中に入ってから初めて知ったが、こちらとんやきの他、酒肴は長野県の名産ばかり。冷蔵庫に入っている日本酒も長野県の酒造のものばかりだそう。まずは「とんやき」「さがり」を焼いてもらい、酒は「信州亀齢・山恵錦・無濾過生原酒」をお願いした。小皿の上の杯(7勺)に摺り切りで注いでもらう。すぐに和らぎ水を置いてくれるのは嬉しい。

「とんやき」はにんにく入りだがあっさりとしたタレ。”美味だれ(おいだれ)”という上田市が商標を持っている商品のようだ。「さがり」は塩と柚子胡椒で。どちらも旨い。追加は「肝」。こちらは塩胡麻油で。焼き加減はどれもレア気味。次の酒は「勢正宗・サマーカープ・純米吟醸」。ちゃんと杯は変えてくれる。「馬刺し・赤身」を追加。これは半冷凍状態で供された。生姜とにんにくが添えてあり、付け合わせは水で晒した玉ねぎ。いい感じ。「たん先」「こめかみ」という珍しい部位を追加。これはどちらも塩胡椒の味付けだったが、どういう訳かこの2つは塩胡椒が効き過ぎて今ひとつ。酒は「瀧澤・純米吟醸」を、それに「野沢菜」を追加。「瀧澤」はこの日呑んだ酒の中で一番どっしりとした味わい。にしても店がセレクトした長野の酒はどれも旨い。

口直しに選んだ「野沢菜」がめっぽう旨い。この辺りで出回っているものと違い本漬け(いわゆる古漬け)。量もしっかりあって、これで延々と呑んでいられそう(笑)。主人曰く信州直送で、やっぱりこれでないといけないのだとか。これを食べたらもうスーパーで売ってる早漬けの野沢菜は食べられないナ。後ろのテーブル席の紫煙がきつくなってきたのと、狭いカウンターで隣に座った女性が頭を振る度にポニー・テールの先が掠るのが煩わしいので帰ることに(自覚無いのかな)。まだ信州の素材を使った酒肴が色々あるし、酒も呑みたいのが沢山。また寄ろうっと。(勘定は¥4,000程)

 

酒 とんやき 久保家商店

愛知県名古屋市瑞穂区堀田通3-1-2 栄ビル 1F

 

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酒津屋 @名古屋市瑞穂区・雁道

2023年08月29日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

昭和区の銭湯「御嶽温泉」で汗を流した後、勇んで駆けつけたのは雁道商店街の入口にある居酒屋「酒津屋」。名古屋でこの屋号だと栄地下の店を思い浮かべるが、確かこちらは親戚筋だったはず(未確認)。相変わらずの酷暑で暑くまだ陽も落ちていないが、暖簾が掛かっていたので店内へ。中に入ると高齢の女将さんが知人とお喋りしていらっしゃった。「あら、ごめんなさい。」と知人が帰り、女将さんが「まだ、電気も点けてなかったわ。」と客席の電気を点けて下さった。カウンター席とテーブル席がいくつか。先客が居なかったのでテーブル席の方に座らせてもらった。

「瓶ビールを」とお願いする。「キリンでいいですか?」と問われたがもちろん問題なし。早速ラガーの大瓶からコップに注ぎ、グイッと一杯。うま…。うーん、もちろん冷えていない訳ではないのだが、若干冷えが甘い。銭湯で乾いた喉にキーンと冷たいのを流し込みたかったナ…。肴には「串カツ2本」と「枝豆」を。「串カツ」の中はネギマで千切りキャベツ添え。揚げ立て熱々に卓上のソースをかけてガブッと。旨い。テレビで夕方のニュースを見ながら杯を重ねる。壁の品書きには居酒屋の定番メニューが揃っている。大瓶が空になったところで日本酒に切り替えようか迷ったが、キリをつけて勘定してもらった。(勘定は¥1,500)

 

御酒・お食事処 酒津屋

愛知県名古屋市瑞穂区堀田通3-3-1

 

( 名古屋 なごや 雁道 がんみち 雁道商店街 がんみちしょうてんがい さかづや 居酒屋 酒場 )

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西アサヒ @名古屋市昭和区・荒畑 (2)

2023年08月25日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

名古屋市の瑞穂区、昭和区辺りをバス移動していたある日の午後遅く。暑くて暑くて汗だくなので銭湯で汗を流してからどこかに呑みに行こうと画策。バス停から歩いて御器所の「御嶽(みたけ)温泉」に向かう。その途中、長い間店が閉まっていて、最近再開したと教えていただいていたわりに何度か寄っても開いていなかった喫茶「西アサヒ」が開いているのを発見。無事再開を確認した。銭湯から出るまで(ビールの為に)水分を摂るのは我慢しようと思っていたが、つい店内へ。

久しぶりだったので以前と同じ方か覚えがないが、女性主人が注文を取りに来た。「西アサヒ」といえば厚焼きの玉子サンドだが、今は入らない。暑過ぎてホット・コーヒーも無理なので、甘くて冷たいものをと「フルーツ・クリーム」をお願いするも出来ないとのこと。そこで「クリーム・ソーダ」をお願いした。しばらくして黄色い色のクリームソーダが届いた。上にはバニラアイス。冷たいアイスを口に含むとほっとひと息。甘さが嬉しい。金属製の砂糖入れにも”Nishiasahi"と彫ってあるのを見ながら、昔の喫茶店はこういうところも凝っていたよなァなんていう思いにふけりつつ、ソーダを飲み干して勘定してもらった。(勘定は¥480)

以前の記事はこちら (1

 


 

↓ 久しぶりに来た「御嶽温泉」。燃料費の高騰や経営者の高齢化もあって名古屋市内はもちろん、東海地方の銭湯は次々と廃業してもう風前の灯といった感じ。そりゃ家に風呂があるのが当たり前だから仕方がないこともあるが、気持ち良さが違うんだヨ。真ん中に楕円の浴槽がある名古屋に多いタイプの銭湯。水風呂もあって気持ちいい。さ、呑みに行こ。

 

 


 

 

西アサヒ 天池店

愛知県名古屋市昭和区御器所3-10-3

 

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建勇 @名古屋市昭和区・白金

2023年08月16日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

東別院にある目当ての中華料理屋に行くも、この日も入口は固く閉ざされたまま。どうしようかと迷って暑い中を歩いて辿り着いたのは、空港線沿いにひっそりとある食堂「建勇(たてゆう)」。名古屋高速の高架がある大通り沿いにあって、屋号を掲げた看板も無く、ただ”お食事処”と染め抜かれた暖簾がかかるのみの店。何を商っているかも分かり辛いので一見ではちょっと入り辛いかも。煙草売場や自動販売機が残っているので往時はそういう客も相手にしていたろう。すでに昼は過ぎた時間帯だったが思い切って暖簾をくぐる。店内は照明が落とされており、誰も居ない。土間には4つ程のテーブル席。奥に向かって声をかけるとご高齢の女将さんが出ていらして照明とエアコンを点けて下さった。ビールと迷ったが「お酒」を”ひや”でお願いする。肴は「玉子焼」を。

奥から出してきた大きめのチロリに汲んだ酒をガラスコップになみなみと注いでくれる。注ぎきれず酒が残ったチロリはそのまま置いて下さった。これ1合以上あるんじゃないかな。出てきた「玉子焼」は平皿にしっかり焼き目の付いた平焼き。玉子いくつ使ってあるだろう、なかなかの大きさでレタスが敷いてある。これをつまみながらコップ酒をやる。最初は表の大通りを行き交う車の音だけが聞こえていて、それはそれでなかなか良かったが、途中で女将さんが気を利かしてテレビを点けて下さった。大きめの玉子焼でもうお腹は膨れていたが、さすがにこれだけではと「肉玉子入り焼そば」を追加。2本のヘラで丁寧に麺を押さえながら調理され、平皿に盛られた焼そばが完成。刻んだ紅生姜が添えられている。具材は豚バラ肉、キャベツ、そして目玉焼。油は多めで味付けはやや薄め。熱々を啜る。旨いなァ。卓上のソースを少し垂らしたりして平らげた。品書きには「朝食」というのもあるので朝から営っていらっしゃるんだろう。次は是非朝食目当てで訪れたい(でもそんな機会作れるかな…)。(勘定は¥1,100)

 

建勇

愛知県名古屋市昭和区白金2-14-8

 

( 名古屋 なごや たてゆう 大衆食堂 おこのみやき お好み焼き お好み焼 やきそば 焼きそば  朝食 豚汁 酒 丼物 中華そば )

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とらや @名古屋市瑞穂区・堀田

2023年07月28日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

ある平日の昼、この日は早めに仕事が終って午後はフリー。降りた駅は名鉄「堀田駅」。こちらには「名鉄堀田名店街」という飲食店の立ち並ぶ場所があったが昨年閉鎖されてしまった。確認しに行くとシャッターが下りて入れないようにはなっていたが、取壊しはまだされていない様子。でも商店が全て撤退しているので廃墟感が強くなっていた。夏の強い日差しの下、歩いて空港線沿いの天ぷら屋「とらや」へ。以前から何度か訪れているがコロナ禍もあってか暖簾が掛かっているときに巡り合えず、まだ営業しているかどうかの確証も無かった。

開店時間近くに店に着くと、暖簾こそまだだったが酒屋さんが出入りしていたので営業は間違いないようだ。すこし時間を潰して戻ると暖簾が掛かっていた。勇んで戸を引く。店内はカウンター席と小上がり席。銘の入った調理白衣を着た物腰の丁寧なご高齢の主人が1人でやっていらっしゃる。壁に貼ってある「盛合せ」が昼にも出来るか尋ねると「定食が色々ありますが…。」と値打ちな品を勧めて下さる。「酒を呑みたいので」と言うと受けて下さった。まずはビールをお願いする。年季の入った1枚板の白木のカウンターに置かれたのはキリンラガーの大瓶。猛暑で帽子に塩が吹くぐらい汗をかいて歩いてきたのでウメーのなんの。静かにクラシック音楽が流れる店内で、凛としたところが伺える主人の所作を眺めながら天ぷらが揚がるのを待った。

卓に胡麻塩と味噌とつゆが用意され、まずは海老が揚がった。火傷しそうに熱々の海老天を頬張り、冷たいビールで流す。あぁ旨い。幸せ…。タネは、イカ、茄子、ピーマン、南瓜、大葉、人参かき揚げ、コーン、稚鮎などが1品づつテンポ良く出てくる。主人は揚がるたび「塩が合いますよー。」「味噌が美味しいですよー。」と教えて下さる。世間話もしつつ、次々と食べ進んだ。最初は酒を追加しようと思っていたが、空きっ腹に大瓶で腹が膨れたので止めにしておく。最後はもう一度海老がでてひと通り終了。ふぅと一息。「昼間の酒は効きますねー。」と笑顔の主人。勘定してもらって丁寧に送ってもらい、外に出るとまた強い日差しの下に。呑んだビールがまた汗になって出てしまいそう。(勘定は¥3,500程)

 


 

↓ 店と同じ空港線沿いの新開町にある建物(建築詳細不明)。以前にも写真を撮った覚えがあるのだが、軒下の仕上げ方や上げ下げ窓、玄関口のオーダー(列柱)を模した意匠など、色々”匂う”(笑)建物。当初はどう用いられていたんだろう。

 

 


 

 

天ぷら とらや

愛知県名古屋市瑞穂区堀田通8-7

 

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岩野屋 @名古屋市瑞穂区・牛巻

2023年04月20日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

瑞穂区の麺類食堂「岩野屋」。この日は電車を使って移動していたが、特に最寄り駅もないこちら、少し歩いて店へ。午後の遅めの時間だったが暖簾をくぐるとまだ何組も客が残り、後からも客が入って来る盛況ぶり。とても元気な高齢の女将さんが張りのある声で案内して下さる。店内は正面に麺打ち場がありテーブル席が並ぶ。折角歩いて来たので「大瓶ビール」をお願いした。酒肴は麺類食堂では珍しいくらい多い。中から「世界一の手羽先」と「〆さば」を注文。3メーカーからサッポロを選ぶとラガーが届いた。1杯目を女将さんが注いでくださる。そういう店は珍しいので「すみませんねェ」と言うと「割増料金で。」(笑)とすぐ返してくれるのが楽しい。すると後から「サービスでございます。」と高野豆腐と枝豆の煮物の小鉢を持って来てくれた。小鉢とはいってもたっぷりの量。「枝豆の数は数えないでね。」(笑)と茶目っ気たっぷり。女将さんはどの客にも明るく楽しく接客していらっしゃる。それを誰相手でもカラッとやるから気分がいい。年配の常連客にも何度もオヤジギャグを飛ばして楽しませていた。元気いっぱいの女将さん。これは女将さん目当てで足を運んじゃうだろうな。

しばらくして「手羽先」が登場。付け合わせは千切りキャベツ。”世界一”と謳った手羽先は甘辛い味付け+胡椒の名古屋仕様。身もふっくらして上手く揚がっている。手をベタベタにしながら肉を齧り、ビールで洗い流す。旨い旨い。「〆さば」は日本酒でいただこうと思っていたのだが、サービスの小鉢と大瓶で腹が膨れてしまい、追加は断念。この「〆さば」も身に厚みがあり、脂ものって調子がいい。刻みネギにわさびと生姜が薬味。これも旨い。という訳で早々と締めに。うどん、きしめん、そばとあるが、気分で「ざるそば」にしてみた。このそばも手打ちだそう。運ばれた「ざるそば」は更科っぽく白い麺肌でやや平打ち気味。北海道産の蕎麦粉だそう。つゆは甘めの古い東海地方仕様。張りのあるそばではないが、なかなか旨い。もう少し辛汁だと尚いいんだけれど。手打ちだといううどんやきしめんも試してみたいし、丼物や酒肴も充実。無敵の麺類食堂だナ。こんな店が近くの人が羨ましい。(勘定は¥2,680)

 

手打きしめん 岩野屋

愛知県名古屋市瑞穂区上坂町1-3-2

 

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フランカ @名古屋市昭和区・荒畑 (2)

2023年03月14日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

昭和区の御器所(ごきそ)にある喫茶店「フランカ」へ(→最寄り駅は「荒畑」)。1ヵ月ほど前にこちらに来た時は臨時休業で振られてしまっていた。実はこの日、営業再開したと聞いた近くの別の喫茶店に赴いたのだが、数度訪れているものの今回もあえなくシャッターが閉まっていてこちらへ。店に入ると店内は7割程の客入り。ノートパソコンを広げる若い客らもいて賑わっていた。カウンター中には女将さん、それに給仕女性の2人体制。艶のあるダークウッドの装飾に、重厚なペンダント・ライト、柄付きのベロアの椅子に花柄の絨毯など、完璧な内装の昭和喫茶。昔の喫茶店は造りも気合の入り方が違う。少し腹が減っていたので「オムソバ」をお願いした。

まずはトマトの入ったミニサラダが供され、後から鉄板皿に盛られた「オムソバ」が登場。鉄板ではあるものの、熱々に熱してある訳ではなさそう。焼きそばをとろっとした状態の玉子で覆い、上からソースとマヨネーズがかけてある。焼きそばの具材は豚肉とキャベツ。こってりとした甘めの味わいのソースで味付け。旨いが油もあるので少々重い。軽く食べるつもりが結構お腹が膨れてしまった。こちら昔から変わらず喫煙店。何しろ女将さんがプカーッとやっているからね(笑)。こちらにも隣の席の紫煙が漂ってきたのでお暇した。(勘定は¥800)

以前の記事はこちら (1

 

 

カワチコーヒーショップ フランカ

愛知県名古屋市昭和区御器所2-10-5

 

( 御器所 ごきそ 珈琲フランカ カワチ珈琲 カワチ珈琲商会 COFFEE コーヒー 喫茶 純喫茶 ランチ 洋食 イタリアン )

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ダフネ珈琲館 神前店 @名古屋市瑞穂区・新瑞橋 (※閉店)

2023年03月01日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

瑞穂区の神前(かみまえ)町にある「ダフネ珈琲館 神前店」へ。「ダフネコーヒー」は焙煎加工や卸売の会社。市内に居たら”DAPHNE COFFEE”と書かれた外看板のある喫茶店を少なからず見たことがあるはず。沿革によると創業は昭和43年(1968)とのこと(ただし外壁の看板に”1965”とあるのは…?)。市内には同名の喫茶店が10軒程あるようだ。現在本社は烏森にあるようだが元々はこの場所だったみたい。にしても現在HPからこの店が落ちているのはどういう訳なんだろう(直営じゃなくなっているのかも)。なかなか大きな建物横の駐車場に車を停めて店内に入る。午後の遅い時間とあって食事を提供する時間も過ぎ、年配のグループ客が居る程度で落ち着いていた。若い男性店員が1人居るのみ。お願いしたのは「ホットコーヒー」。

ダフネの銘が入ったカップとソーサーで「ホットコーヒー」が運ばれた。厚口で濃くて苦い名古屋のスタンダードといっていい飲み口。付いている豆菓子をポリポリとやりながら、ちんちん(※)のコーヒーを啜る。※とても熱いさま 店内を見回すとタバコの自販機やギャラリーもある。もうタバコの自販機なんて見る機会が無くなっていくんだろうなァ。のんびりとした空気の中コーヒーをいただくが、自分は喫茶店で過ごす時も新聞や雑誌を手に取ることは少ないし、ゆっくり1時間もなんて出来ない性分なので、ものの15分もすると席を立ってしまう。次は食事で寄ってみようかな。(勘定は¥450)

 

 

 

ダフネ珈琲館 神前店

愛知県名古屋市瑞穂区神前町2-28

※令和5年10月29日を以って閉店されました

 

( 名古屋 なごや ダフネ ダフネ珈琲 ダフネコーヒー 珈琲家ダフネ 喫茶店 喫茶 ランチ モーニング コーヒーチェーン コーヒー卸 閉店 廃業 )

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