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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ヨネヤ @大阪市北区・梅田

2025年08月16日 | 大阪府

大阪短期滞在。ある昼に向かったのは梅田の地下街「Whity(ホワイティ)うめだ」にある串カツの「ヨネヤ」。創業は昭和35年(1960)だそう。この地下街、居酒屋が何軒もあるが平日の昼前というのにどこも盛況なのが凄い。開店してすぐの時間帯だったが、こちらにも既に先客が何組も。立ち喰いのスペースもあるが昼は椅子席のみだそう。テーブル席に案内されるがスマホ注文だとのこと。好きじゃないが仕方がない。席についてQRコードを読み込もうとするも一向に先に進めない。その間に後客にどんどん先を越されるのが腹立たしいが、最初は自分の操作を疑ったので耐えた。しばらくトライしたが埒が明かず店員を呼んで状況を説明すると、やはり向こうのシステム上の問題のようで結局自分だけ口頭注文で「選べるまる得セット」を生ビールでお願いした。なんだかなァ…。

生キャベツとソースの入った専用容器が用意され、注文した串が届く。セットに入っているのは「牛かつ」「えび」「きす」「青と」の4種だったかな。揚げ立てを1本づつ持ってきてもらえる。これをソースに漬けてガブッとやって、冷たい生ビールをグイッと。串はやや小さめで衣も剥がれがちだが、もちろん旨い。間に生キャベツもソースにちょんと付けて次の串を待つ。たっぷり入った自分専用ソースなので何度でも好きに漬けられるがそうそう沢山浸す訳ではないので、残ったソースが廃棄される(多分)と思うとちょっと忍びないナ。ビールが中途半端に残っているので「れんこん」を追加。ビールを追加しようか迷ったが、1人で呑んで、待って、食べて、呑んでを繰り返しつつのビール・マネージメントは難しいので(←いつもビールだけ先に無くなっちゃう)早めに切りをつけてお暇した。(勘定は¥1,300)

 

串かつの店 ヨネヤ 梅田本店

大阪市北区角田町梅田地下街2-5 ホワイティうめだ(ノースモール1)

 

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YC @大阪市北区・梅田

2025年08月02日 | 大阪府

大阪短期滞在。滞在先ホテルに朝食は付いているが、自分は大抵ホテルの朝食は無視して摂らずに町に出掛ける。この朝向かったのは前日遅くまでに呑んでいた「新梅田食道街」。こちらにも朝からやっている喫茶店がある。訪れたのは高架下にある珈琲館「YC」。創業は昭和43年(1968)というからもう50年以上の歴史がある。入口から階段で上がると、コーヒーのグラインダーや秤のアンティークが沢山飾られている落ち着いた店内。ピアノ・ジャズが流れている。蝶ネクタイ姿の給仕男性に「YCトラディショナルブレンド」と「特製手作りプリン」をお願いした。

程なくして白いカップとソーサーの「トラディショナルブレンド」と、脚付きの銀食器に盛られた「手作りプリン」が運ばれた。プリンには生クリームとさくらんぼが添えられている。コーヒーは濃いめの色付きと味わい。香りもいい。プリンはカスタード・プリンでビターなカラメル・シロップがいい感じ。コーヒーにもぴったり。こうやってコーヒーとプリンをいただくのが自分の定番。流石に朝なので他の客はモーニング・サービスばかりだが。時々電車の振動を感じながらゆっくりとコーヒーを啜った。(勘定は¥980)

 

珈琲通の店 梅田珈琲館 YC

大阪府大阪市北区角田町 9-2 1 新梅田食道街内

 

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千鳥屋宗家(茶茶) @大阪府中央区・本町

2025年08月02日 | 大阪府

大阪短期滞在。行程中はずっと雨、それも結構な降りに祟られ散々。傘を差しての移動もなかなか大変だし、目的だった店には振られたりしてヘトヘト。ちょっと雨宿りに寄ったのは本町にある和菓子の「千鳥屋宗家」。こちら佐賀県をルーツに持ち、そちらの創業は寛永7年(1630)とのこと。ここの外看板にもそうある。ただ戦後に創業家の親族が各地で独立し、こちらは昭和48年(1973)に三男が任された店だそう(当然色々お家騒動も有り)。

腰掛けて休みたかったのでこちらの銘菓でお茶でもと中に入り、店員に「こちらでいただくことは出来ますか?」と尋ねると2階へと喫茶室「茶茶」を案内された(写真下2枚)。1階店舗内にテーブル席もあったが、言われるがまま2階に上がることに。外れた時間だったので先客はサボっているリーマンが1人のみ(笑)。メニューには軽食が載っている。下に売っている菓子でお茶をいただきたいだけだったが、そういう感じでもなかったのでお茶とセットになった「みたらし団子」をお願いした(←後からよく見たらちゃんと抹茶と和菓子のセットもあったみたい…)。

しばらくして「みたらし団子」と温かいお茶が運ばれた。綺麗に焼き目の付いたみたらし団子にとろっとした餡がかかったものが3本。餡は甘辛い醤油味ではなく出汁感の強いもの。こっちはこういうみたらし団子が多いのかな。かなり甘口だったので3本は多く少々持て余したが、昼を逃しそうになっていたこともあって全て平らげた。外の雨模様を眺めながら小休憩。勘定は下でと言われたので降りて行くとテーブル席には菓子でお茶を飲んでいる客が。自分もそれで良かったんだけれど…(←結局菓子を買って帰るのを忘れて店を出てしまった)。(勘定は¥650)

 

 


 

↓ 御堂筋沿いにある「又一ビルディング」(昭和60年・1985・建造)。現代的なビルだが、一部入口(写真下3枚)と西側壁面に「旧・大谷仏教会館」(昭和8年・1933・建造)のルネッサンス様式の意匠が残されている。ただ土砂降りだったので肝心な壁面の写真を撮るのを忘れて移動してしまった…。

 

 


 

 

菓匠 千鳥屋宗家 大阪本店 (茶茶 大阪本町店

大阪府大阪市中央区本町3-4-12

 

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阪神名物いか焼き @大阪府北区・梅田

2025年07月23日 | 大阪府

大阪短期滞在。今回は梅田に宿を取ったので、名物をいただこうと阪神百貨店梅田本店の地下1階へ。そちらに「スナックパーク」と呼ばれるフードコートがあり、名物の「いか焼き」が売られている。昭和32年(1957)から売り出されているとのこと。百貨店内にも売場があるのだが、こちらはその場でいただくこともできる。1日1万枚も売上があるのだとか。この日はまだ午前中で百貨店は開いたばかり。それでも何人も買いに来ている。いくつか種類があるが、シンプルに「いか焼き」をお願いした。ビールもあったし、同じスナックパーク内には「阪神ビールスタンド」もあって心揺れたが、まだ予定があるのに朝から”終わってしまう”ので我慢(笑)。

プラスチックのトレイにのせてもらったものをテーブルに持って行っていただく。半分折りになったような形で小麦粉の生地で焼かれている。食べてみるともっとソースで濃く味付けしてあるかと思いきや、意外と控えめで素朴な味わいで旨い。うん、これはビールが欲しくなるナ(笑)。他にネギが入ったものや玉子が入ったものがあるよう。次に機会があったらそれとビールスタンドの生ビールで。(勘定は¥187)

阪神名物いか焼き

大阪府大阪市北区梅田1-13-13 阪神百貨店梅田本店 B1F スナックパーク

 

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金盃 @大阪市北区・梅田

2025年07月18日 | 大阪府

何度か訪れて伺ってその深淵な沼にハマりつつある(笑)、昭和25年(1950)年開業の「新梅田食道街」(入口写真下)。当初は18軒、現在は100軒もの店が軒を連ねる呑兵衛にとっては最高の場所。ちなみに”食道街”と命名したのは、以前に訪れた「北京」の先代主人だとのこと。この日は用事を済ませてからだったのでちょっと遅い時間に到着。

以前から入ってみたかった「金盃」の縄のれんをくぐった。L字カウンターのみの狭小な立ち飲みの店。カウンターの上にはどーんと白鶴の樽が置いてある。この店向けの特別品らしい。年配の主人から「もうあと30分位で終わりですが、いいですか?」と声を掛けられた。どのみち自分は立ち飲み屋に30分も居たことがないので問題なし。早速「白鶴たる酒」をひや(常温)でいただく。主人が樽の栓を抜き、一旦赤い塗りの柄杓(?)に入れたのをカウンターの上に置いた陶器の盃に注いでくれる。

口から迎えにいってズズッと啜る。あぁ、滲みわたる旨さ。鼻腔に残る香りもイイ。酒肴は「焼味噌」をお願いした。奥で調理をするのは女性のよう(姿は見ていない)。しばらくして出てきた「焼味噌」は盃のような小さい陶器にみっしりと入っていて、上面は焦げ目がついている。もちろんチンチン(※とても熱いさま)。箸で摘んで口に入れる。旨い。何か混ぜてあるのかは分からないが粒感もある。これを舐めているだけでずっと呑んじゃうナ(笑)。主人が常連客と喋っているのを楽しく聞きながら杯を重ねた。BGMでクラシックが流れているが、主人のスマホをワイヤレス・スピーカーに繋いでいるようだ。意外にハイテク(笑)。

酒肴は日本酒に合う品ばかりが揃っていて全部味わってみたいが、そういくつも頼む訳にもいかない。もう一品「おばけ」(※さらし鯨)だけお願いした。これは酢味噌で。シャクシャクとした歯応えで旨い。店仕舞いをし始めた主人が神棚に供えてあったお神酒を盃に「もう終わりなのでどうぞ。」と足してくれた。有り難くいただき、飲み干して勘定してもらう。是非また立ち寄ろうっと。(勘定は¥1,750)

 

樽 金盃

大阪府大阪市北区角田町9-26 新梅田食道街 1F

 

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あほや 住道店 @大阪府大東市

2020年10月06日 | 大阪府

大阪府大東市の住道駅近くのたこ焼き屋「あほや住道店」へ(何という店名…・笑)。野暮用があって行って用事を済ませたら帰ってくるだけというとんぼ帰りの行程。大阪府内のコロナ感染状況は第2波の真っ只中(訪問8月)とあって、万が一を考え店舗内での飲食は避け、昼食は持ち帰りで済ますという悲しい旅程。本当は行きたい店が山ほどブックマークしてあるというのに…。日差し強く、おまけに低気圧接近による湿度の高さもあって不快指数はグングン上昇。歩いていても汗がダラダラと落ちてくる。店の前に立つと店員のお兄さんは頭にタオルを巻いて鉄板と格闘中。「暑くて大変ですねー。」と言うと「もうダメです…。」と本音が(笑)。注文したのは「たこ焼・8個」を家族分と”あほや名物”「ぺちゃ焼」なるもの。銅製のたこ焼器は丸穴も大きめ。そこで焼いたたこ焼を3-4個、玉子を焼いた鉄板に投入し、半折りにしてたっぷりソースをかけて「ぺちゃ焼」も完成。袋に詰めてもらった。

経木の皿と透明パックに盛られた「たこ焼」の自分の分は”しょうゆ”でお願いしてある。なんでも”自家製ブレンド醤油”なのだとか。青海苔と鰹粉がかかっており、マヨネーズも訊かれたが抜いてもらっている。焼き器の型が大きめだったので1つも大きめ。爪楊枝2本を駆使していただく。とろっとした中身はシンプルに出汁が効いていて旨い。香ばしい醤油の風味。「ぺちゃ焼」は玉子、たこ焼、チーズ、ソースと層になっていて半分に折ってある(こちらもマヨネーズは抜いてもらった)。こちらは箸でいただく。味は作っている過程を見ていたので想像通りだが、ソースがかなり濃く、たっぷりと使ってあるのでよく分からない(笑)。その名の通り”ペチャッ”っとしたソース味のたこ焼という感じだ。これにはビールが必要…。家族の分を見ると、こちらの店はマヨネーズをたっぷりかけるのが特徴のようだ。嫁は「たこ焼」だけでお腹が膨れてしまったそう。(勘定は¥1,800程)

あほや 住道店

大阪府大東市氷野1-16-1

 

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丸正餃子店 @大阪府大東市

2020年05月02日 | 大阪府

大阪府大東市での短期滞在。以前からこちらには有名な餃子屋があると聞いていた。何でも予約なしで飛び込むと断られることもあるくらいの人気だとか。なので最初は予定に入れていなかったが、ちょうど大東市を発つ時間が店の開店時間と合うことが分かったので、予約を入れて店でちょっと食べてから帰路につこうと画策。その店「丸正餃子店」は住道駅の北にある。自転車で店の前を通ったが小さな店だ。予約開始の午後3時過ぎに電話を入れる。店は5時からだそうなのでその時間に予約を入れる。その時点で何人前かを訊かれるので2人前と持ち帰りを3人前お願いした。「5分前頃には店に…」とえらく厳密なお達し。よほど客が殺到するのかな。

時間になって店の前まで来たが暖簾が出ていない。そんな店の戸を開けるのは勇気が要るが、宅配の人が店に入ったついでに店を覗くと何ともう先客が(結局営業時間を過ぎても暖簾はかからなかった)。既にL字のカウンター席に小皿と箸が用意してある。名前を告げて着席。カウンター席のみなので座れるのは10人程かな。中には焼き担当の男性1人と若い衆が3-4人。普段はもっと多いのだそうだ。若いのは話をしながら和気あいあいと餃子を包んでいる。これから車なので仕方なしに「ノンアルコールビール」を注文。「ピッタリの時間に…」とか言われていたので座った途端に餃子が出てくるのかと思いきや、少し待ちの時間。その間にも持ち帰りの客が次から次へと中に入ってくる。20人前とか当たり前のように買っていく人が多い。

ノンアルを渋々グイッとやった頃に「餃子」が登場。店で飲むノンアルコールビールってビールの代わりなのにどうしてこうも瓶が小さいんだろう。面倒くさいからノンアルの大瓶ってないのかな…。閑話休題。1人前は8個。綺麗に焼き目がついた餃子は2列に並んでいる。かなり薄皮でやや小さめ。くっついて焼かれているので引き剥がすとどうしても皮が破れて餡が出てしまう。小皿にタレを入れてちょんと付け、口に放り込む。中の餡はとろっとしていてキャベツとニラだけかなと感じるくらい肉気が少なく、あっさり。軽い。壁に貼られた紙短冊には「餃子」と「ビール」しかなく、ライスさえ無いのだが、これは確かに”酒のつまみ”といった感じ。店の人に勧められたラー油も入れてみたが、苦味もあってこの優しい味の餃子には強すぎて合わないので、卓上に用意してある”たれ捨て”容器に捨て(←そういうのが用意してある)、タレだけに戻した。餃子を箸で摘むたびに崩れてしまうのがもどかしい。パクパク食べていってもまだ5人前位いけそう。注文数が多いのも頷けるなァ。追加も出来るようだが、どうせこれから車で帰らないといけないのでと切り上げて勘定してもらい、ビニール袋に入った持ち帰りの3人前を持って店を出た。さてとこれから長距離ドライブ。(勘定は¥2,200程)

 

 


 

↓ 住道駅の北西の路地にあった変わった建物(建築詳細不明)。下宿だろうか(未確認)。玄関口のガラスには”パレス”と書かれている(笑)。建物の大きさや戸袋の装飾からすると転業かも。

 

 


 

丸正餃子店 本店 (餃子の丸正)

大阪府大東市三住町1-35

 

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進一歩 @大阪府大東市

2020年04月28日 | 大阪府

大阪府大東市での短期滞在。最寄りの駅は住道(すみのどう)駅だったので、駅の周りを自転車でウロウロ。駅前から南に続く道路は広く、後から再開発されたのだろう。公園もあって北側とは全然表情が違う。道は広くて空は高いが店舗等は多くなく、人の往来もまばら。そこにポツンとある食堂「進一歩」。”しんいっぽ”と呼んでいいのかな。建物はまだ新しいので再開発時に建てられたのだろう。そこには白地に赤い文字の暖簾だけ(しかも風で捲れ上がっている)。地味過ぎて逆にどうにも気になったので入ってみることに。中に入ると主人が1人。カウンター席と土間のテーブル席があり、先客が無かったのでテーブル席に腰掛けた。主人がテレビを点けたりし始めたので本日初めての客だったろうか。ホワイトボードに手書きしてある品書きにはラーメンの他、丼物や一品物がある。つまみっぽい物も書いてあったので、駅前だし呑みに使う人も多いのかな。先頭のラーメンの下には「上ラーメン」と書いてあり、カッコ書きで”(溶きたまご入り)”とあった。名古屋には”玉子とじラーメン”があるが他の地方でこういうのを見るのは初めてかも。軽く麺類を手繰りたい気分だったのでその「上ラーメン」をお願いした。

後客が数組入ってきたころ「上ラーメン」が完成。丼ぶりの水面にはふわっとした玉子、チャーシュー、メンマ、刻みネギ、そしてかなり濃い色に染まった細もやし?がのっている。スープはやや濃いめの色付きをした醤油味。さっそく手繰ってみると、麺は軟らかめに茹でられていて、スープには生姜の風味が。くたくたに茹でられた細もやしが結構濃い味付けで、これにも生姜が入っているのかな。普通のみかけのラーメンだと思ったが全然違ってなかなか独特なラーメンだ。面白い。だんだんトッピングの風味がスープに移っていき、それとの対比で優しい味の溶き玉子がいい感じに。チャーシューはしっかりと味が滲みているもの。最初は頼りなく感じた麺もこのスープや具材と一体となると「うん、これでいいナ」という気になる。旨かった。次に機会があったら「オムライス」か丼物か。それとも、またこれを頼んじゃうかも。(勘定は¥600)

 


 

↓ 駅の北西の込みいった路地を自転車でウロウロしていて見つけた共同住宅(建築詳細不明)。2階のベランダを兼ねた玄関上の屋根のデザインがかっこいい。

 

 


 

 

進一歩

大阪府大東市末広町11-7

 

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一楽 @大阪府大東市

2020年04月13日 | 大阪府

野暮用があって大阪府の大東市という初訪の土地へ(訪問3月)。車で訪れたが全く右も左も分からない土地。朝早くから約2時間半運転してきてろくに朝食を摂っていなかったので、まず何か腹に入れようと駐車場のある店を探す。訪れたのは駅から離れた幹線道路沿いにある食堂「一楽」。道路を挟んだ向かいの駐車場に車を停め、地味な暖簾をくぐって店内へ。入るとすぐにおかずが並んだ棚があり、奥に進むとカウンター席とテーブル席がある。入口付近の壁に品書きが貼ってあったので、まずそこで思案。おかずを取ってめしを頼むか、おでん鍋もあるのでそれを取るか。壁にうどんがこちらの自家製麺である旨の記述があったのでうどんにすることに。女性とご高齢の男女でやっていらっしゃるようだ。カウンター席に座らせてもらい「肉うどん」をお願いした。

後客がおかず棚の煮魚とめしを食べているのを見て「やっぱりあれもイイなァ…」なんて思いながら待っていると「肉うどん」が登場。水面には薄切りの牛肉と長ネギのみとシンプル。麺を手繰ると、不揃いの麺で細いの太いの、中には平べったいきしめん状の麺まで一緒に入っている。さっそく啜ってみると…、うん、ふわっとした口当たりでもだれることなくいい感じ。色々な食感の麺が口に入るので楽しい。薄い色付きのつゆもしっかりと出汁と肉の風味が効いていて、旨い。するすると胃の腑に収まっていき、つゆを啜るのも止められなかった。勘定してもらい、また来たいなァと思って店を出ると、女性店員が貼紙をしている。そこには”高齢のため明日から営業自粛”なる内容が…。休業ではないようだが新型コロナウイルスの影響がこんな小さな食堂にも。(勘定は¥500)

 

 


 

↓ 同市にある「四条畷学園高等学校本館(旧・四條畷高等女学校本館)」(昭和4年・1929・建造)。車寄せの上には6羽の塑像が飾られている。最初は鷲かなと思ったがよく見ると顔が可愛らしいので鳩なのかも。正門も素晴らしいが、新型コロナウイルスの影響もあって休校中で門扉は閉ざされていて人の気配も少ない。

 

 

 

 


 

 

うどん・おかず 一楽 (一楽食堂)

大阪府大東市栄和町13-1

 

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正宗屋 @大阪市中央区・千日前

2015年09月09日 | 大阪府

大阪は千日前の「正宗屋」。昼からのんべえが集まる店として有名だ(大阪はそんな店ばかりだが・笑)。実は前日の夜にも店の前を通りかかったのだが、外に待ちが出ているくらい混み合っていたので見送ったのだった。入りたくはあったが大衆居酒屋の外で並んで待つなんて、ねぇ。この日は外に人が居なかったので暖簾をくぐって中の様子を見ると、日曜の午前だというのにたくさんの客で大混雑。幸いカウンターにはまだ空きがあったのですんなりと入る事が出来たが、どうなの、この人気っぷり。奥のテレビには競馬中継が流れていて、お馬さんに興味がある人も多くいるようだ。

お酒は冷や(常温)を注文。酒はガラスコップで出される。こちらでは特級酒、一級酒、二級酒という呼び名が残っているけれど、自分が頼んだのはどれなんだろ? 名物がいくつかある店だが、ホワイトボードからまず頼んだのはどて焼き。串で3本出される。中部地方のどてほど色の濃い味噌だれではないが、しっかり濃いめ、甘めの味付け。柔らかく煮込まれた牛筋のどてがあっという間に胃の中に消える。旨いなァ。そしてホワイトボードの品書きにはひっそりと載っている「カステラ」。この店に来てこれを食べない訳にはいかない。見た目はお菓子のカステラのような配色だが、魚卵を甘めに炊いたものを固め、上からカニ味噌が塗ってあるんだとか。売り切れの事も多いと聞く。2切れ皿に載って出てくるのだが、思ったより大きい。こんなのをつまみにして呑んでたら何杯呑まなきゃいけないんだ(笑)。いやぁ、旨い。そりゃ酒には合います、もちろん。これはやっぱり日本酒でしょ。ビールでこれは生臭過ぎると思う。痛風殺しだし(笑)。

店を見渡すともうほぼ満席。カウンターもだんだん狭くなってきた。見た所みんな40歳以上のオッサンばっかり。昼からやってるし、値付けも安いし、旨いし、気兼ね無いし、オッサンには天国のような店だ。もっと居たいが他に予定もある。次の人に席を譲った。外に出ると行列が…。(勘定は¥980)

 


 

 大阪近代建築散歩その5(その1その2その3その4)。

 ↓ 道修町(どしょうまち)の辺りは薬品に関係する会社ばかり集まっている。こちらは「北垣薬品本社」(宝暦13年・1763・建造)。

 ↓ 東京駅でお馴染み辰野金吾設計の「オペラ・ドメーヌ高麗橋(旧・大阪教育生命保険)」(明治45年・1912・建造)と、隣に建つ 「日本基督教団浪花教会」(昭和5年・1930・建造)。こちらも奇跡の並びだ。

 

 


 

正宗屋 相合橋

大阪府大阪市中央区千日前1-4-14

 

( 千日前 難波 相合橋 あいあうばし 正宗屋千日前店 まさむねや カステラ サイコロ どて どて焼き 大衆酒場 )

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