ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

初雪食堂 @滋賀県近江八幡市

2018年06月28日 | 滋賀県

近代建築の宝庫、滋賀県近江八幡市を歩いて散策。歩き疲れて午後の遅い時間に寄ったのは日牟禮八幡宮からもほど近い「初雪食堂」。創業は昭和20年(1945)だとか。中休みを取らない店は有難い。店に入ると外れた時間ということもあって先客は1人のみ。ご夫婦で切り盛りしていらっしゃる。土間に沢山並ぶテーブルのひとつに腰掛けて品書きを眺める。本当はビールでも、と中に入ったのだがちょっとお腹が減っていて、帰りの電車の乗車時間も短くないので腹ごしらえに変更。好物の「オムライス」にはカッコ書きで”牛肉”と書いてあったのでそれにしてみた。調理は女将さんが担当。テレビを見ながら待っていると紙ナプキンを巻いたスプーンが置かれ「オムライス」が運ばれた。

平皿に盛られた「オムライス」は大きく平たい薄焼き玉子のっけタイプ。なので若干ケチャップライスがはみ出ている。早速スプーンを入れていく。ライスは思ったより味付けが濃くなく、たらされたケチャップをスプーン先に付けてちょうど酸味が良くなる感じで旨い。特筆すべきは牛肉。中にこれでもかとたっぷり入っていて思わず値段を見返してしまったほど。味噌汁が付いているのも嬉しい。一緒に置かれたウスターソースをかけたりもして楽しんだ。(勘定は¥750)

駅前で自転車が借りられなかったり、暑いくらいの日差しだったのに急に嵐になったりと色々大変だったが、楽しい近江八幡の散策だった。まだ見逃した建物や入ってみたい店が沢山あるので暇を見つけて来てみたいナ。

 


 

 ↓「旧・八幡郵便局」(大正10年・1921・建造)。もちろんこれもヴォーリズ建築。1960年まで局舎として使われていたのだとか。現在1階部分は店や案内所が入っていて、裏から2階にも上がって見学出来るようになっている。

    

 

 

 

↓ かつては幼稚園舎として使われていたという「ハイド記念館」(昭和6年・1931・建造)。門構えもいかにもヴォーリズ。登録有形文化財に指定されている。

 

↓ 「ハイド記念館」に隣接する「教育会館」側からは昭和6年(1931)建造の晩年のヴォーリズ夫妻の本宅(「ヴォーリズ記念館)が見えた。

↓「滋賀県立八幡商業高等学校」(昭和13年・1938・建造)。ヴォーリズはここに英語教師として赴任した。北側の路地から歩いていくとドーンと正面に建物が見えるのがいい。こちらも登録有形文化財に指定されている。

 

 


 

 

初雪食堂

滋賀県近江八幡市仲屋町元7

 

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たねや日牟禮乃舍  @滋賀県近江八幡市

2018年06月24日 | 滋賀県

今では「CLUB HARIE(クラブハリエ)」という名前が有名になっている「たねや」。グループ会社として手広くやっているのでここが古い店なのか新しい店なのかも知らなかったが、調べてみると創業は明治5年(1872)にまで遡るのだとか。ヴォーリズ建築を中心に訪ね歩いた近江八幡市で「日牟禮八幡宮」近くまで差し掛かった時に、小休憩で「たねや日牟禮乃舎」に入ってみた。店には人が溢れていて、買って帰る人、中で食べていく人が大勢。「つぶら餅」という小さな焼き饅頭があったので食べてみようと焼き場の前の列に並んでみた。焼き場の中には若い衆が何人も専従でたこ焼きのような丸い饅頭を焼いているのが見える。列といっても会計を待っているだけなのでどんどん回っていてすぐに購入し、それを持って奥のスペースへ。空いている席に腰掛けると店員がお茶を持ってきてくれる。

「つぶら餅」は外はカリッと、中はもちっとした丸い饅頭。皮はもち米、中には粒あんが入っている。作りたてなので熱々なのかなと思ったが、数を焼いていてそれを渡されるので温かい程度だった(熱々で食べてみたいナ)。これのぜんざいやかき氷もあり、自分が腰掛けた席は簡易の席だったが別に食事メニューもあるのだとか。ごくシンプルな饅頭なのでパクッといってお茶を飲み、次の客に席を譲った。(勘定は¥80/個)

 

 


 

↓ 「クラブハリエ日牟禮館(旧・忠田兵蔵邸)」(昭和11年・1936・建造、のち改修)。何と、和菓子屋の「たねや」に洋菓子の製造を勧めたのもヴォーリズなのだとか。

↓ 「シキボウ株式会社(敷島紡績)八幡工場事務所」(明治40年・1907・建造)。とても綺麗に整備されているが建築年代は古い。

 

↓ 「日牟禮八幡宮」の参道沿いに建つ「近江八幡市慰霊殿」(建築詳細不明)。古い建物なのかどうかは分からなかったがどうだろう?

 

 

↓ 多賀町の「旧・吉田邸」(建築詳細不明)。市に寄贈され昨年改修工事が終わったという築100年以上の町屋の建物だが何の案内も無くひっそりとしていた。

↓ 「八幡堀」の風情ある景色。雨の後で水が濁っている。今でこそ綺麗に整備されているが、昭和30年代頃は市民に見向きもされず公害の元凶になっていたのだとか。

 

 


 

 

たねや 日牟禮乃舎

滋賀県近江八幡市宮内町日牟禮ヴィレッジ

 

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カネ吉山本 @滋賀県近江八幡市

2018年06月20日 | 滋賀県

滋賀県近江八幡市を歩いて散策。駅から近代建築の多い八幡堀方面へ行く途中で大きな精肉店兼レストランの「カネ吉山本本店」(創業明治29年・1896)があったので覗いてみた。”近江牛”の幟旗が立つ店の中に入るとずらりと精肉が並んでいる。店員の数も多く、端に作ってある揚げ物部門のカウンターの中にも大勢の店員が。儲かってるなァ。その場で揚げてくれるということなので、「カネ吉コロッケ」と「昔ながらのハムカツ」をひとつづつお願いした。さすが有名店、待っている間にもひっきりなしに客が入ってくる。

揚げたてを袋に入れてもらい店を出る。近くに公園らしき所があるかどうか知らないので、行儀が悪いが歩きながらいただいた。四角形の「ハムカツ」は熱々だけあってまだふわっとした食感。それがどんなハムであろうが旨いに決まっている(笑)。ビールが欲しい…(コンビニがあったけど流石にそれはやりませんでした…)。店名を冠した「コロッケ」はやや小さめの大きさで甘め。衣の食感がザクザクでないのが昔を感じさせる。本当は2階のレストラン「ティファニー」で豪勢にランチといきたかったところだが、歩きなので早めに消化しないといけない予定がある…。次の機会に。(勘定はコロッケ¥70/個、ハムカツ¥91/個)

 


 

↓ 綺麗に塗り直され整備された「アンドリュース記念館(旧・アンドリュース記念近江八幡基督教青年<YMCA>会館)」(昭和10年・1935・建造)。ヴォーリズの設計で国の登録有形文化財に指定されている。

 

↓ 道を挟んだ向かいにある「近江八幡教会牧師館(旧・近江兄弟社地塩寮)」(昭和15年・1940・建造)。会社の独身男性寮だった建物だとか。ヴォーリズ建築事務所の西井一郎氏設計。和風に見えるが中はヴォーリズ建築らしい意匠だそうだ。

 

↓ 雰囲気はあるがこちら「近江八幡教会」(昭和58年・1983・建造 )は焼失した後にヴォーリズ建築事務所によって建てられた新しい建物。

 

↓ 慈恩寺町にある「ヴォーリズ記念館(一柳記念館)(旧・ウィリアム・メレル・ヴォーリズ邸)」(昭和6年・1931・建造)。残念ながら祝日は閉館日…。普通の住宅街にあり、総帥の宅とは思えないほどこじんまりとしている。

 

 

 


 

カネ吉山本 本店

滋賀県近江八幡市鷹飼町558

 

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紙平老舗 @滋賀県近江八幡市

2018年06月16日 | 滋賀県

滋賀県近江八幡市を歩いて散策。本町の路地に店を構える和菓子の「紙平老舗」。屋号の通り前身は安土町で紙屋だったのだとか。天正13年(1585)の八幡開町とともにこちらに移り住んだというのだから凄い歴史だ。こちらで有名な菓子は「でっち羊羹」。江戸時代の後期頃から作られた菓子で、寒天の代わりに小麦粉を使ってあり「丁稚」の子どもでも安価に買えたことから命名されたとか、丁稚が奉公先から里帰りする際にお土産として買ったとかのいわれがあるらしい(※諸説あり)。店に入るとショーケースには上生菓子を始め色々な菓子が並んでいたが、歩いて散策している身には有難い小さい包みの「でっち羊羹」(1本)があったので購入した。

帰ってから包みを開ける。蒸してあるという羊羹は竹の皮に薄く伸ばして包んであり、その皮の縦に筋の入った跡や香りが羊羹に移っている。皿には移さず竹皮をそのまま器にしてカットしていただく。一般的な羊羹とは違いプルプルではなく、ややねっとりとした感じ。甘さ控えめで素朴な味だった。(勘定は¥310)

 


 

↓「白雲館(旧・八幡東学校)」(明治10年・1877・建造)。建造費の大半を八幡商人が賄ったのだとか。現在は観光案内所兼ギャラリーとなっていて、登録有形文化財に指定されている。

 

 

 

 

↓ 「近江八幡市立資料館(郷土資料館)(旧・近江八幡警察署)」(明治49年・1886・建造、昭和28年ヴォーリズ建築事務所により改築)。ゆっくり見る時間が取れず次回に持ち越し。

 

 ↓ すぐ向かいに建つ「旧・伴家住宅」(天保11年・1840・建造)。明治になって学校や役場として使われ、戦後は図書館としても使われたのだとか。

↓ 工事中だった重要文化財の「旧・西川家住宅」の向かいに建つ「西川庄六商店(旧・西川庄六邸)」(天明5年頃・1785・建造)。何しろこんな歴史ある町屋がザクザクある。

↓ 「扇四呉服店(旧・中村四郎兵衛邸)」(建築詳細不明)。上記の伴家(扇屋)に奉公していた主人が一字をもらい開店した現役の呉服店で現在9代目だとか。

 

 


 

 

御菓子司 紙平老舗

滋賀県近江八幡市本町3-37

 

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アーサー @滋賀県近江八幡市

2018年06月12日 | 滋賀県

滋賀県近江八幡市を散策。レンタサイクルを借りられず、歩いての強行軍。途中で昼食に寄ったのは洋食店「アーサー」。番地を頼りにスマホのマップで店を探すが、通りから外れた住宅街の中へ。そこに緑に包まれた看板も見当たらない店があった。外壁には「ASA」とある。「Arthur」じゃなかったのか(笑)。昼は過ぎていたがやっているかも分からないままひっそりとした店の中へ。すると老齢の主人と女将さんがいらっしゃって、不意を突かれたのかビックリした顔をされた(苦笑)。慌てて客席の照明が付き、クラシック音楽が流れ始める。店内はカウンター席が4つ程、テーブル席が7つ程で意外と広く、厨房も広い。座った席は木陰になっていて落ち着いた雰囲気。晴天の中を歩いてきたのでビールを所望。キリンラガーの中瓶とコップ、それにコップに入った枝豆風スナック菓子が付いてきた。メニューを眺める。「エスカルゴ」や「ミートパイ」「鴨」までラインナップされている本格派。デミグラスソースを味わいたかったので「合挽きハンバーグ」を注文した。ソースはキノコか玉ねぎを選べるという事で「キノコ」を。

ゆっくりとビールを味わいながら調理を待つ。ハンバーグはその場で包んでいるようでペッタンペッタンという音が響く。後から来た客はランチのセットは無いか尋ねていたが、そういうものは無く単品のみだそう。潔い。静かに調理が進み、プレートが運ばれた。綺麗な小判型に整えられた「合挽きハンバーグ」にはジャガイモ、カボチャ、スクランブルエッグ、パセリが添えられている。ハンバーグはふわっとした口当たりで軟らかく、デミソースの味わいも濃過ぎず優しい感じ。ソースにキノコ(エノキダケ)の風味が合わさって旨い。これをビールと味わう昼下がりだもの、幸せに決まっている。また機会があるといいナ。(勘定は¥1,500程)

 


 

↓ ヴォーリズ建築のひとつ土田町の「旧・柿本・パーミリー邸」(大正13年・1924・建造 ※1926年説も)。ずっと個人が所有していたらしい。数年前まで改修プロジェクトが進んでいたようだが、現在は2,850万円で売りに出ていた(笑)。※写真4枚目不動産広告記事

 

 ※

↓ そのすぐ近くにある、これもヴォーリズ建築「旧・浪川邸」(大正12年・1923・建造」。フェンスは新しいが、建物はそのまま。傷みの激しい部分も見えるが交通量の多い県道脇でよく保っているものだ。

 

↓ 池田町にある「吉田悦蔵邸」(大正2年・1913・建造・写真下左)と、「ウォーターハウス記念館(旧ウォーターハウス邸)」(大正2年・1913・建造・写真下右)。「ウォーターハウス記念館」は公開されていて(なぜか屋内写真撮影は禁止)、中に入ると何だかそぐわない寝具が置いてあったりしたので尋ねると、現在も研修の宿泊などで使うことがあるのだとか。

 

 

↓ 「旧・近江兄弟社ダブルハウス」(大正10年・1921・建造)。建物を取り囲む煉瓦塀や、特徴ある門扉、門柱などを見ることが出来る二世帯住宅。現在も一般住宅として使用されているようだが、どういう人が住んでいるんだろう。この地区には他にもW.M.ヴォーリズの設計した住宅が残っているが、徒歩での移動時間の関係上、全部は観られず(涙)。

 

 

 


 

 

レストラン アーサー

滋賀県近江八幡市中村町12-6

 

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かね安 @滋賀県近江八幡市

2018年06月07日 | 滋賀県

自分にとっては全然ゴールデンじゃないゴールデン・ウィーク中、1日空きそうな日があったので思い切って遠出して近代建築の宝庫、滋賀県の近江八幡へ。JR岐阜駅から東海道線で米原まで行き、琵琶湖線に乗り換えて近江八幡駅に到着するも、ICカードがJR東海とJR西日本のいわゆる”またぎ利用”で自動改札で止められ、いきなり現金支払いを要求されてしまう(別に現金持ってるからいいけれど何だか…)。加えてあてにしていた駅前のレンタサイクルが全部貸し出し中で、すべての予定を徒歩でこなさなければいけない予定外のアクシデントが続く。

さて滋賀といえば”近江牛”。色々な店があるが、ひとりだと入りづらい大店は避け、自分が気になったのは駅からも遠くない「かね安」。創業は昭和22年(1947)だとか。店に着くと精肉店が見えたので入ろうと思うがどうも飲食出来る様子ではない。ぐるっと周ると何とも鄙びた佇まいのお食事処と書かれた入り口があった。一応サンプル棚もあるのだが、ボロいテント屋根と小汚い暖簾(失礼)が掛かっていて…。店に入るとカウンターと小上がり席が2つのこじんまりとしたスペース。雑然とした店内には先客が2組4名。カウンターに座り、黒板に書かれた品書きを眺める。さすが近江牛、店の体とは裏腹に上は1万円以上の時価から、下でも軽く野口越えという値段。ちょうど小上がりで「すき焼」を食べていらっしゃった方が居たのだが、女将さんは盛んに「東京なら数万円だよ」とか「いいのを食べないとダメ」と力説して肉質には自信がある様子。

まだ他にも予定があるということで日和って”近江牛雌牛使用”という「焼肉丼」を注文した。さほど待つことなく出された「焼肉丼」は、焼かれた沢山の細切れ肉がご飯の上にのっている。上から刻み海苔。付け合わせはひじきとたくあん。肉の味付けはかなりあっさり控えめ。なので質の良い肉の脂の甘さがしっかりと味わえる。丼ぶりは大きくないのでご飯の量は少なめで肉の脂が下に溜まるほど。肉質の良さがよく分かる味付けだろうことは分かるが、正直バランスは悪く、すき焼きの味付けの偉大さを再確認(笑)。もちろん肉自体は旨いのだが値段と丼ぶりの完成度を考えるとやや中途半端。思い切って奮発してすき焼きか何かを食べたほうが良かっただろうナ。(勘定は¥1,200)

 


 

↓ 「近江金田教会」(昭和25年・1950・建造)。国登録有形文化財。教会を設立したメンタームで有名な「近江兄弟社」の岡林牧師はあの”岡林信康”の父なのだとか。

  

 

 


 

 

近江かね安

 滋賀県近江八幡市鷹飼町747-1

 

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グリルフレーバー @滋賀県彦根市

2017年07月26日 | 滋賀県

滋賀県彦根市の「銀座商店街」にあるレストラン「グリルフレーバー」を訪れた。この商店街の周囲には古い建物が点在し、商店街の店自体も長い歴史がある店が多い。この店は創業が昭和38年(1963)だとか。周囲を散策してこちらに戻ってきたのは午後もかなり遅い時間だったが、店は開いていたので中休みは無しかな。店頭にサンプルが並ぶガラスショーケースがあり、いかにも昭和の洋食屋という雰囲気。店内は年季が入っているがクラシックで落ち着いた雰囲気。壁に沿って造り付けの椅子があり、そこにテーブルが並んでいる。奥にはカウンター席も。ご高齢の女性主人(90歳近いんだとか)、給仕の女性、他の調理人もみなご高齢で、人も年季が入っている。(笑)。テーブル席の壁側のちょっとヘタってしまっているもののビロード張りで高級感ある椅子に腰を下ろしてメニューを眺めた。洋食のみならず、和風の弁当などもあるようだ。好物のオムライスなどもあったのだが、この日の自分のクチはハンバーグだったようで、すんなりと「ハンバーグスパゲッティ」をオーダー。すぐに店名の入った紙ナプキンと、ナイフ、フォークが運ばれた。奥ではコック帽を被った主人らの調理が行われている。

しばらくして運ばれた「ハンバーグスパゲティ」は平皿に盛られていて、ナポリタンスパゲティの上にハンバーグがドンとのっている。スパゲティにはハム、玉ねぎ、マッシュルーム、グリーンピースがたくさん。麺にはもちろんコシは無い(それが昭和だからね)。ハンバーグには上から粉チーズと青海苔が振られていた。肉がしっかり味わえる硬さがあり、ソースはクラシックなデミグラスソースがたっぷり。旨い。下のスパゲティにこのデミソースが混ざったりもして、それがまたイイ。あっという間に完食。次はこの旨いデミソースがかかっているというオムライスか、ビーフシチューを食べてみたいなァ。(勘定は¥800)

 


 

↓ 店と同じ銀座通りに建つ「滋賀銀行彦根支店(旧・第百三十三国立銀行本店)」(大正14年・1925・建造)。大震災直後の建築なのでがっしりと質実剛健といった感じ。

 

 

↓ 交差点角に立つ印象的な建物は「滋賀中央信用金庫銀座支店(旧・明治銀行彦根支店)」(大正7年・1918・建造)。教会かしらんと思うような縦長の窓と屋根がお洒落。中を見てみたいナ。登録有形文化財に指定されている。

 

↓ 本町に建つ「俳遊館(旧・彦根信用組合本店)」(大正13年・1924・建造)。現在は俳句にまつわる展示などがされて利用されている。

 

↓ 建物の裏にまわると隣接していた建物の跡だろうか、なんだか面白い壁面が出現。その奥パステルブルーに塗られた部分は下見板張りだ。どうしてこの面だけ?

 

 


 

 

グリルフレーバー (銀座本店)

滋賀県彦根市銀座町4-19

 

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いと半老舗 @滋賀県彦根市

2017年07月23日 | 滋賀県

長浜から彦根に到着し、古い建物が残る銀座町、錦町、河原町、芹町あたりを散策。河原、芹町辺りは道幅も狭く、近代建築と町屋が同居してとても雰囲気ある素晴らしい通りになっている。その通りで見つけた和菓子屋に入ってみた。創業が明治35年(1902)という「いと半老舗」(※明治31年という記述も)。同じ彦根市にある創業文化6年(1809)の「いと重菓舗」の暖簾分けだそう。店に入る前にしっかりとこちらの銘菓を確認。表の幟に「千とせ餅」とあったので、それ目当てに店の中へ。店構えは古いが中は明るくモダンに改装されていた。サドルバッグが付いていない方のバイクで来たので残念ながら箱買いは出来ず、2個入りの包みを購入して持ち帰った。

「千とせ餅」はそれ自体がほのかに甘い四角い形をした羽二重餅。ふわっとした優しい舌触りだが、手でつまめる位の適度な弾力もあり、上品で旨い。いくつでも食べられそうだからこの数で良かったか(笑)。創業当時からの味だそうなので100年前の人達もこの舌触りを楽しんだんだなァ。暖簾元の「いと重菓舗」にも行ってみないと。(勘定は¥120/個)

 


 

↓ 店と同じ通りにある「宇水理髪店」(昭和11年・1936・建造)。この渋い理髪店、なんと現役だ。近年一部改修されたそうだが、素晴らしい佇まい。国の登録有形文化財に指定。

 

↓ 正面のアーチのてっぺんには「バリカン」が! 遊び心も満点で、いつまで眺めていても飽きることがない。営業中で中を見せてもらう訳にはいかないが、顔剃りでもしてもらえば良かったか。後から知った噂によると、ご主人も奥様も見学には慣れっこで、手が空けば中を見せてくれたりもするらしい(要確認)。

 

↓ 通りは車ですれ違うのも大変な狭さ。それ故に町屋と近代建築の連続が贅沢な環境を作り出している。よく残ったものだ。反対の芹町方面はその昔遊郭だったんだとか。

↓ 同じ通りにあるもう1つの近代建築「高崎家住宅主屋(旧・川原町郵便局)」(昭和9年・1934・建造)。こちらも登録有形文化財。タイル壁にライトブルーの窓枠が楽しい。

 

 

↓ 当時のものかどうか分からないが、玄関口の上部には「逓信舎」の文字が。現在の建物名からいくと個人宅として使っているのかな? 昔は自営局舎も多かったからそういう扱いなのかも。

 

 ↓ (たぶん)街並みの雰囲気を守る為に同系統の色で塗装が施されている錦町の通り沿いの商店の建物群。なかなか素敵な試みだ。

 

 


 

 

いと半老舗

滋賀県彦根市河原3-1-20

 

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帆船 @滋賀県彦根市

2017年07月19日 | 滋賀県

長浜から彦根まで足を延ばす。風情ある城下町と、所々に残る近代建築を愛でた後、冷たいものでもと寄ったのは、彦根駅の西側にある喫茶店「帆船」。他にコーヒー・チェーン店でも、ファミレスでも、コンビニでも沢山あるのだが、相変わらずそういう所には足が向かない(笑)。見るからに昭和の喫茶店という風情の店に入ると、シャンデリアがぶら下がっている思った通りの落ち着いた内装。BGMは昭和歌謡。ビニール張りのソファ席に腰かけてメニューを眺め、女将さんに「ミックスジュース」をお願いする。

しばらくして脚付きのグラスで「ミックスジュース」が登場。フワッとしてバナナの味が主体のもの。何も口に入れずに色んな所を周っていたので、甘くて冷たいジュースでほっと一息。飲みながら店を見回すとカウンターの奥には帆船の模型やオブジェが飾ってある。ちゃんと業務用コーヒーミルが置いてあり、コーヒー豆のサンプルが飾ってあるのが頼もしい。コーヒーはしっかり豆で指定出来るようだ。こちらは食事のメニューも結構揃っていて「ひことろ丼」という新興のご当地名物を推しているようだ。そういうものにはあまり興味が湧かないが、壁に写真があった「カツカレー」が旨そうだったなァ。(勘定は¥420)

 


 

↓ 「旧・本町郵便局」(大正13年・1924・建造)。現行の郵便局の隣に残る重厚感ある建物。軒下の意匠や木製玄関扉のデザインがかっこいい。現在は個人住宅だそう。

 

 

↓ 「日本基督教団・彦根教会」(昭和35年・1960・建造)。古い建物ではないが、あのヴォーリズ建築事務所の設計なのだとか。残念ながら玄関扉の上にあった逆読みの看板は外されている。

 

↓ 「彦根地方気象台」(昭和7年・1932・建造)。6年程前に改修工事を受け、タイル壁なども建造当時のように復元したのだそう。アーチ窓が面白い。開いていれば中も見られるようだ。

 

↓ 「瀬戸製茶(旧・第百三十三銀行彦根西支店)」(大正13年・1924・建造)。昭和34年に建物と、銀行を新設する土地を交換したのだとか。

↓ 「須美壽記念禮拝堂(スミス記念堂)」(昭和6年・1931・建造、解体後再築)。英語教師のスミス氏が両親と日米交流を記念して宮大工と建てた和風礼拝堂。面白い。

 

 


 

コーヒー専門店 帆船

滋賀県彦根市京町3-2-18

 

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元祖堅ボーロ本舗 @滋賀県長浜市

2017年07月17日 | 滋賀県

長浜駅の前の通りを挟んで北側は観光客の姿が多く賑わっているが、南側は少し落ち着いて風情がある路地がある。そんな中に銅製の文字看板に緑青(ろくしょう)が吹いて貫禄充分な、ここ「元祖堅ボーロ本舗」。「清水ボーロ本店」とどちらが正式名称なのか知らないが、創業が明治27年(1894)という老舗菓子店。宮内庁と旧陸軍御用達というから歴史と格式がある店だ。店に入ると基本のボーロ以外にも様々な味や梱包のボーロが並んでいた。試食が出来るようになっていたので1個口に含んでみたが、硬いのなんの。ゴリゴリとやっていたら女将さんが「噛まずに舐めて下さい」とひと言。無理に噛んでえらいことになった人も居るんだろうなァ(笑)。復刻されたというレトロな柄の小袋に入った基本の味のボーロがあったので購入した。

↓ ボーロの入っていたレトロな柄の小袋(写真下左)とビニール袋の柄(写真下右)

 

家に持ち帰って口に含んでみる。無添加の手作りで120年続くという味は、ゴツゴツとした硬い粒が生姜砂糖でくるんである。最初は舐めてその風味を楽しみ、しばらくしてからゴリッとやってみた。砕くことが出来るようになるまでには時間がかかる。もちろん砂糖で甘いのだが、ほどほどの生姜の風味、苦味と辛味がじわりとやってくる。戦時には慰問袋に入れて届けられたという歴史を感じさせる堅ボーロ。日露戦争時には「亡露」と呼ばれたんだとか。(勘定は¥324/袋)

 


 

↓ 市街地から離れた場所にある「神田公民館講堂(旧・神田尋常高等小学校講堂)」(昭和10年・1935・建造)。格天井(ごうてんじょう)や、柱に施された意匠が素敵。

 

 


 

元祖堅ボーロ本舗 (清水ボーロ)

滋賀県長浜市朝日町3-16

 

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