ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

親玉本店 @滋賀県長浜市

2018年11月13日 | 滋賀県

大混雑の長浜市・黒壁スクエア近辺を嫁と散策。和菓子を買って帰ろうと寄ったのは創業天保年間という歴史のある「親玉本店」。こちらの店の前の細い路地もマルシェ(市場)開催とあってテントが立ち並び、立ち止まれない程の人出。逃げ込むように店に入った。購入するのはもちろん「親玉饅頭」。紅白で作られた薄皮の饅頭。面白い名前の由来は、味、風味が「饅頭の親玉なり」と評されて名付けられたのだとか。味が変わらないだろうことは承知で紅白それぞれ購入。もうひとつは名前を失念したが栗を使った饅頭。

家に帰ってから抹茶を点てていただく。「親玉饅頭」は餡がうっすらと透けて見える位の薄皮。滑らかな口当たりのこし餡が入っていて甘さはやや控えめ。酒元種だが”らしい”香りがもっとあると思っていたがかなり控えめな感じ。シンプルだが旨い。酒饅頭でもバランスひとつで違うものだ。もうひとつは羽二重餅(求肥)に白餡が詰められた菓子。中にやや硬めに歯応えを残した栗が一粒入っている。軟らかめの皮と硬めの栗のコントラストが楽しい。(勘定失念)

 

 


 

↓ 長浜駅の南にある「長浜鉄道スクエア(旧・長浜駅舎)」(明治15年・1882・建造)。現存する最古の鉄道駅舎だそうで、綺麗に整備され展示公開されている。前回訪問時は時間切れで中を見学出来なかったので入ってみた。中の展示はいまひとつだったが、前庭に並べられた旧北陸本線のトンネルに掲げられていた扁額(石額)の数々が素敵。

 

 

 

 


 

親玉本店

滋賀県長浜市元浜町22-33

 

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橋川酒店 @滋賀県長浜市

2018年11月09日 | 滋賀県

人混みの中、向かいの「魚三」で小鮎の天ぷらを食べていると「橋川酒店」の前で酒造の試飲をやっている。ちょうど”冷やおろし”の季節になったから並んでいるのは冷やおろしの酒ばかり。「どうぞ。」と言われて惹かれたが…、嫁に確認すると”帰りの運転はしません”宣言…。涙を飲んでお断りする。悔しいので酒は買って帰ることにして店の中の棚を物色。自分が日本酒を呑むきっかけにもなった銘柄のひとつ高島市・上原酒造の「不老泉」や、木之本町・冨田酒造(注・音が出ます)の「七本槍」など地元滋賀の酒が揃っていてそそられる。でもせっかくならご当地長浜の酒造がいいナと女将さんに訊くと、表で試飲をやっている「佐藤酒造」が長浜の酒造だと教えてくれた。この酒造なんと創業が2010年、免許所得が翌2011年という新しい酒造。珍しいなァ。そこで購入したのはこちらの筆頭銘柄「湖濱」の特別純米酒。初めてなので”ひやおろし”ではなく普通の4合瓶を買ってみた。

 

さっそく家に帰ってから封を開ける。香り高い酒ではないが、どちらかというと自分の好みはそっちの方なので願ったり叶ったり。しっかりとしたボディでまとまりが良い。クセは強くないので呑み易いが、時間差でしっかりと効いてくる感じ。濃いめの味噌鍋なんかでも負けない旨味がある。次は道中に米原市・醒ヶ井の「ヤマキ醸造」(下に記載)で購入した「ふなずし」と合わせてみる。強い酸味のあるふなずしだとさすがに風味が飛んでしまうだろうと思いきや、逆にふわりと香り、ふなずしの酸味を和らげてくれ、めっぽう旨い。大人しい酒が途端に雄弁になってどちらも引き立ててくれた。若い酒造なので頑張って欲しいなァ。またどこかで見つけたら買おうっと。(勘定は¥1,500程)

橋川酒店

滋賀県長浜市元浜町11-25

 

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もち安、魚三 @滋賀県長浜市

2018年11月06日 | 滋賀県

秋晴れの下、嫁と滋賀県長浜市の黒壁スクエア近辺を散歩。この日は”マルシェ”開催とあって狭い路地にもテントの露店が出て大賑わい。すれ違うのも大変な程の人出だ。すごい集客力だなァ。大通寺近くで店先のいい匂いにつられて創業明治19年(1886)という団子の「もち安」へ。店先から「だんご2本下さい。」とお願いした。焼いているのは若い人で、勘定はお婆さん。焼きあがった「ゆうちゃんだんご」は小さな塗りの盆の上に直接置かれて手渡された。店先のベンチに座って嫁と1本づついただく。みたらしだけれど、写真と違っていわゆる茶色でなくて白っぽい色のたれ。食べてみるとふわっとした舌触りで甘い。焼きも上々でとても美味しい。もっと欲しいなァと思うくらいでちょうどいい(本当は熱いお茶でもあるとなお良かったんだけれど…)。(勘定は¥80/本)

 

次は琵琶湖の魚を扱う創業明治38年(1905)の「魚三」。店頭で揚げている「小鮎天ぷら」に引き寄せられた。小鮎が次々と揚げられ小さな紙袋に入れられている。熱々のところをもらった。紙袋には5匹ほどの稚鮎。サクッと軽く揚がっており、めっぽう旨い。特有の苦味もしっかりある。”ワタ”があまり好きではない嫁も「コレ、美味しいね。」と気に入った様子。車の運転があるので叶わないが、これは日本酒だなァ…。はす向かいの酒屋では店頭で試飲実施中。本当はそこへ行くのが正解だろう(笑)。無念(けど結局酒は買って帰った)。(勘定は¥100/袋)

 


 

↓ 人混みの多いエリアの南側は少し落ち着いた雰囲気の町並みがある。そんな朝日町の路地にあった漆喰塗りの大邸宅(建築詳細不明)。玄関先の吊り灯篭が凄い。

 

 


 

 

もち安

滋賀県長浜市元浜町18-21

 

魚三 (魚三北国街道本店)

滋賀県長浜市元浜町12-7

 

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吉野 @滋賀県長浜市

2018年10月30日 | 滋賀県

嫁と滋賀県の長浜までドライブ。若かりし頃は嫁も連れて朝(夜中?)早くから毎週のように琵琶湖でルアー・フィッシングに勤しんだものだが、一緒に訪れるのは本当に久しぶり。長浜に着くと駐車場にもなかなか入れないほどの人出。自分は既に経験していたが、この辺りが閑散としていた時代を知っている嫁は浦島太郎状態。「親子丼」を食べようと思ったが恐ろしい行列に断念し、人混みを掻き分け掻き分け、店を探す。

どんなものを食べたいか嫁の様子を伺いながら選んだのは創業明治9年(1876)というこのあたりでは最も古いうどん屋だという「吉野」。昔は普通の麺類食堂だったらしいが、今は御覧の通り洒落た造りのモダンな店に。店に入ってもかなり混雑していて、何だか不思議なバーカウンターみたいな席に案内された。こちら長浜名物の「のっぺいうどん」の発祥の店と言われている。でも「のっぺいうどん」は前回で懲りたので、食べようと思ったのはもうひとつの長浜名物「鯖そうめん」。店頭にも看板が出ていたので入ったのだが、品書きを見ても見当たらず、こちらでは全然推していない感じ…。バイトらしき若い女性に訊くと”売り切れ”なのだとか。困った。結局選んだのは「とろろそば」と「焼鯖寿司」。嫁は「近江牛うどん」を。何も出されないので給仕の女性にお手拭きを所望すると「何もお出ししていません。」のだとか。紙のお手拭きさえも?。手で寿司を喰う奴はいないのかな。

しばらくして運ばれた「とろろそば」は”冷たいの”をお願いしていた。とろろには黄身が落とされている。蕎麦は細切り。すっきりとしたつゆで、とろろと一緒にズルズルッとすする。うん、悪くない。添えられていた申し訳程度の量の山葵はもう少しあっても良かったかな。あっという間に手繰り終わり「焼鯖寿司」(2切れ)を嫁と分ける。押し寿司には酢飯に胡麻がかませてあり旨い。嫁のうどんのつゆを少し味見させてもらった。牛肉の出汁がしっかりと滲みている(でも嫁によると品書きの写真と全然違って肉の量が少ないとのこと)。何だかしっくりこないのは若干高めの観光地価格というだけではなく、歴史がある店なのに全く風情が感じられないのと、頼んでも紙のお手拭きひとつ出さないという割り切り…。ま、それもひとつの店の在りよう。(勘定は¥3,000程)

うどん・そば 吉野

滋賀県長浜市元浜町6-16

 

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初雪食堂 @滋賀県近江八幡市

2018年06月28日 | 滋賀県

近代建築の宝庫、滋賀県近江八幡市を歩いて散策。歩き疲れて午後の遅い時間に寄ったのは日牟禮八幡宮からもほど近い「初雪食堂」。創業は昭和20年(1945)だとか。中休みを取らない店は有難い。店に入ると外れた時間ということもあって先客は1人のみ。ご夫婦で切り盛りしていらっしゃる。土間に沢山並ぶテーブルのひとつに腰掛けて品書きを眺める。本当はビールでも、と中に入ったのだがちょっとお腹が減っていて、帰りの電車の乗車時間も短くないので腹ごしらえに変更。好物の「オムライス」にはカッコ書きで”牛肉”と書いてあったのでそれにしてみた。調理は女将さんが担当。テレビを見ながら待っていると紙ナプキンを巻いたスプーンが置かれ「オムライス」が運ばれた。

平皿に盛られた「オムライス」は大きく平たい薄焼き玉子のっけタイプ。なので若干ケチャップライスがはみ出ている。早速スプーンを入れていく。ライスは思ったより味付けが濃くなく、たらされたケチャップをスプーン先に付けてちょうど酸味が良くなる感じで旨い。特筆すべきは牛肉。中にこれでもかとたっぷり入っていて思わず値段を見返してしまったほど。味噌汁が付いているのも嬉しい。一緒に置かれたウスターソースをかけたりもして楽しんだ。(勘定は¥750)

駅前で自転車が借りられなかったり、暑いくらいの日差しだったのに急に嵐になったりと色々大変だったが、楽しい近江八幡の散策だった。まだ見逃した建物や入ってみたい店が沢山あるので暇を見つけて来てみたいナ。

 


 

 ↓「旧・八幡郵便局」(大正10年・1921・建造)。もちろんこれもヴォーリズ建築。1960年まで局舎として使われていたのだとか。現在1階部分は店や案内所が入っていて、裏から2階にも上がって見学出来るようになっている。

    

 

 

 

↓ かつては幼稚園舎として使われていたという「ハイド記念館」(昭和6年・1931・建造)。門構えもいかにもヴォーリズ。登録有形文化財に指定されている。

 

↓ 「ハイド記念館」に隣接する「教育会館」側からは昭和6年(1931)建造の晩年のヴォーリズ夫妻の本宅(「ヴォーリズ記念館)が見えた。

↓「滋賀県立八幡商業高等学校」(昭和13年・1938・建造)。ヴォーリズはここに英語教師として赴任した。北側の路地から歩いていくとドーンと正面に建物が見えるのがいい。こちらも登録有形文化財に指定されている。

 

 


 

 

初雪食堂

滋賀県近江八幡市仲屋町元7

 

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たねや日牟禮乃舍  @滋賀県近江八幡市

2018年06月24日 | 滋賀県

今では「CLUB HARIE(クラブハリエ)」という名前が有名になっている「たねや」。グループ会社として手広くやっているのでここが古い店なのか新しい店なのかも知らなかったが、調べてみると創業は明治5年(1872)にまで遡るのだとか。ヴォーリズ建築を中心に訪ね歩いた近江八幡市で「日牟禮八幡宮」近くまで差し掛かった時に、小休憩で「たねや日牟禮乃舎」に入ってみた。店には人が溢れていて、買って帰る人、中で食べていく人が大勢。「つぶら餅」という小さな焼き饅頭があったので食べてみようと焼き場の前の列に並んでみた。焼き場の中には若い衆が何人も専従でたこ焼きのような丸い饅頭を焼いているのが見える。列といっても会計を待っているだけなのでどんどん回っていてすぐに購入し、それを持って奥のスペースへ。空いている席に腰掛けると店員がお茶を持ってきてくれる。

「つぶら餅」は外はカリッと、中はもちっとした丸い饅頭。皮はもち米、中には粒あんが入っている。作りたてなので熱々なのかなと思ったが、数を焼いていてそれを渡されるので温かい程度だった(熱々で食べてみたいナ)。これのぜんざいやかき氷もあり、自分が腰掛けた席は簡易の席だったが別に食事メニューもあるのだとか。ごくシンプルな饅頭なのでパクッといってお茶を飲み、次の客に席を譲った。(勘定は¥80/個)

 

 


 

↓ 「クラブハリエ日牟禮館(旧・忠田兵蔵邸)」(昭和11年・1936・建造、のち改修)。何と、和菓子屋の「たねや」に洋菓子の製造を勧めたのもヴォーリズなのだとか。

↓ 「シキボウ株式会社(敷島紡績)八幡工場事務所」(明治40年・1907・建造)。とても綺麗に整備されているが建築年代は古い。

 

↓ 「日牟禮八幡宮」の参道沿いに建つ「近江八幡市慰霊殿」(建築詳細不明)。古い建物なのかどうかは分からなかったがどうだろう?

 

 

↓ 多賀町の「旧・吉田邸」(建築詳細不明)。市に寄贈され昨年改修工事が終わったという築100年以上の町屋の建物だが何の案内も無くひっそりとしていた。

↓ 「八幡堀」の風情ある景色。雨の後で水が濁っている。今でこそ綺麗に整備されているが、昭和30年代頃は市民に見向きもされず公害の元凶になっていたのだとか。

 

 


 

 

たねや 日牟禮乃舎

滋賀県近江八幡市宮内町日牟禮ヴィレッジ

 

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カネ吉山本 @滋賀県近江八幡市

2018年06月20日 | 滋賀県

滋賀県近江八幡市を歩いて散策。駅から近代建築の多い八幡堀方面へ行く途中で大きな精肉店兼レストランの「カネ吉山本本店」(創業明治29年・1896)があったので覗いてみた。”近江牛”の幟旗が立つ店の中に入るとずらりと精肉が並んでいる。店員の数も多く、端に作ってある揚げ物部門のカウンターの中にも大勢の店員が。儲かってるなァ。その場で揚げてくれるということなので、「カネ吉コロッケ」と「昔ながらのハムカツ」をひとつづつお願いした。さすが有名店、待っている間にもひっきりなしに客が入ってくる。

揚げたてを袋に入れてもらい店を出る。近くに公園らしき所があるかどうか知らないので、行儀が悪いが歩きながらいただいた。四角形の「ハムカツ」は熱々だけあってまだふわっとした食感。それがどんなハムであろうが旨いに決まっている(笑)。ビールが欲しい…(コンビニがあったけど流石にそれはやりませんでした…)。店名を冠した「コロッケ」はやや小さめの大きさで甘め。衣の食感がザクザクでないのが昔を感じさせる。本当は2階のレストラン「ティファニー」で豪勢にランチといきたかったところだが、歩きなので早めに消化しないといけない予定がある…。次の機会に。(勘定はコロッケ¥70/個、ハムカツ¥91/個)

 


 

↓ 綺麗に塗り直され整備された「アンドリュース記念館(旧・アンドリュース記念近江八幡基督教青年<YMCA>会館)」(昭和10年・1935・建造)。ヴォーリズの設計で国の登録有形文化財に指定されている。

 

↓ 道を挟んだ向かいにある「近江八幡教会牧師館(旧・近江兄弟社地塩寮)」(昭和15年・1940・建造)。会社の独身男性寮だった建物だとか。ヴォーリズ建築事務所の西井一郎氏設計。和風に見えるが中はヴォーリズ建築らしい意匠だそうだ。

 

↓ 雰囲気はあるがこちら「近江八幡教会」(昭和58年・1983・建造 )は焼失した後にヴォーリズ建築事務所によって建てられた新しい建物。

 

↓ 慈恩寺町にある「ヴォーリズ記念館(一柳記念館)(旧・ウィリアム・メレル・ヴォーリズ邸)」(昭和6年・1931・建造)。残念ながら祝日は閉館日…。普通の住宅街にあり、総帥の宅とは思えないほどこじんまりとしている。

 

 

 


 

カネ吉山本 本店

滋賀県近江八幡市鷹飼町558

 

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紙平老舗 @滋賀県近江八幡市

2018年06月16日 | 滋賀県

滋賀県近江八幡市を歩いて散策。本町の路地に店を構える和菓子の「紙平老舗」。屋号の通り前身は安土町で紙屋だったのだとか。天正13年(1585)の八幡開町とともにこちらに移り住んだというのだから凄い歴史だ。こちらで有名な菓子は「でっち羊羹」。江戸時代の後期頃から作られた菓子で、寒天の代わりに小麦粉を使ってあり「丁稚」の子どもでも安価に買えたことから命名されたとか、丁稚が奉公先から里帰りする際にお土産として買ったとかのいわれがあるらしい(※諸説あり)。店に入るとショーケースには上生菓子を始め色々な菓子が並んでいたが、歩いて散策している身には有難い小さい包みの「でっち羊羹」(1本)があったので購入した。

帰ってから包みを開ける。蒸してあるという羊羹は竹の皮に薄く伸ばして包んであり、その皮の縦に筋の入った跡や香りが羊羹に移っている。皿には移さず竹皮をそのまま器にしてカットしていただく。一般的な羊羹とは違いプルプルではなく、ややねっとりとした感じ。甘さ控えめで素朴な味だった。(勘定は¥310)

 


 

↓「白雲館(旧・八幡東学校)」(明治10年・1877・建造)。建造費の大半を八幡商人が賄ったのだとか。現在は観光案内所兼ギャラリーとなっていて、登録有形文化財に指定されている。

 

 

 

 

↓ 「近江八幡市立資料館(郷土資料館)(旧・近江八幡警察署)」(明治49年・1886・建造、昭和28年ヴォーリズ建築事務所により改築)。ゆっくり見る時間が取れず次回に持ち越し。

 

 ↓ すぐ向かいに建つ「旧・伴家住宅」(天保11年・1840・建造)。明治になって学校や役場として使われ、戦後は図書館としても使われたのだとか。

↓ 工事中だった重要文化財の「旧・西川家住宅」の向かいに建つ「西川庄六商店(旧・西川庄六邸)」(天明5年頃・1785・建造)。何しろこんな歴史ある町屋がザクザクある。

↓ 「扇四呉服店(旧・中村四郎兵衛邸)」(建築詳細不明)。上記の伴家(扇屋)に奉公していた主人が一字をもらい開店した現役の呉服店で現在9代目だとか。

 

 


 

 

御菓子司 紙平老舗

滋賀県近江八幡市本町3-37

 

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アーサー @滋賀県近江八幡市

2018年06月12日 | 滋賀県

滋賀県近江八幡市を散策。レンタサイクルを借りられず、歩いての強行軍。途中で昼食に寄ったのは洋食店「アーサー」。番地を頼りにスマホのマップで店を探すが、通りから外れた住宅街の中へ。そこに緑に包まれた看板も見当たらない店があった。外壁には「ASA」とある。「Arthur」じゃなかったのか(笑)。昼は過ぎていたがやっているかも分からないままひっそりとした店の中へ。すると老齢の主人と女将さんがいらっしゃって、不意を突かれたのかビックリした顔をされた(苦笑)。慌てて客席の照明が付き、クラシック音楽が流れ始める。店内はカウンター席が4つ程、テーブル席が7つ程で意外と広く、厨房も広い。座った席は木陰になっていて落ち着いた雰囲気。晴天の中を歩いてきたのでビールを所望。キリンラガーの中瓶とコップ、それにコップに入った枝豆風スナック菓子が付いてきた。メニューを眺める。「エスカルゴ」や「ミートパイ」「鴨」までラインナップされている本格派。デミグラスソースを味わいたかったので「合挽きハンバーグ」を注文した。ソースはキノコか玉ねぎを選べるという事で「キノコ」を。

ゆっくりとビールを味わいながら調理を待つ。ハンバーグはその場で包んでいるようでペッタンペッタンという音が響く。後から来た客はランチのセットは無いか尋ねていたが、そういうものは無く単品のみだそう。潔い。静かに調理が進み、プレートが運ばれた。綺麗な小判型に整えられた「合挽きハンバーグ」にはジャガイモ、カボチャ、スクランブルエッグ、パセリが添えられている。ハンバーグはふわっとした口当たりで軟らかく、デミソースの味わいも濃過ぎず優しい感じ。ソースにキノコ(エノキダケ)の風味が合わさって旨い。これをビールと味わう昼下がりだもの、幸せに決まっている。また機会があるといいナ。(勘定は¥1,500程)

 


 

↓ ヴォーリズ建築のひとつ土田町の「旧・柿本・パーミリー邸」(大正13年・1924・建造 ※1926年説も)。ずっと個人が所有していたらしい。数年前まで改修プロジェクトが進んでいたようだが、現在は2,850万円で売りに出ていた(笑)。※写真4枚目不動産広告記事

 

 ※

↓ そのすぐ近くにある、これもヴォーリズ建築「旧・浪川邸」(大正12年・1923・建造」。フェンスは新しいが、建物はそのまま。傷みの激しい部分も見えるが交通量の多い県道脇でよく保っているものだ。

 

↓ 池田町にある「吉田悦蔵邸」(大正2年・1913・建造・写真下左)と、「ウォーターハウス記念館(旧ウォーターハウス邸)」(大正2年・1913・建造・写真下右)。「ウォーターハウス記念館」は公開されていて(なぜか屋内写真撮影は禁止)、中に入ると何だかそぐわない寝具が置いてあったりしたので尋ねると、現在も研修の宿泊などで使うことがあるのだとか。

 

 

↓ 「旧・近江兄弟社ダブルハウス」(大正10年・1921・建造)。建物を取り囲む煉瓦塀や、特徴ある門扉、門柱などを見ることが出来る二世帯住宅。現在も一般住宅として使用されているようだが、どういう人が住んでいるんだろう。この地区には他にもW.M.ヴォーリズの設計した住宅が残っているが、徒歩での移動時間の関係上、全部は観られず(涙)。

 

 

 


 

 

レストラン アーサー

滋賀県近江八幡市中村町12-6

 

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かね安 @滋賀県近江八幡市

2018年06月07日 | 滋賀県

自分にとっては全然ゴールデンじゃないゴールデン・ウィーク中、1日空きそうな日があったので思い切って遠出して近代建築の宝庫、滋賀県の近江八幡へ。JR岐阜駅から東海道線で米原まで行き、琵琶湖線に乗り換えて近江八幡駅に到着するも、ICカードがJR東海とJR西日本のいわゆる”またぎ利用”で自動改札で止められ、いきなり現金支払いを要求されてしまう(別に現金持ってるからいいけれど何だか…)。加えてあてにしていた駅前のレンタサイクルが全部貸し出し中で、すべての予定を徒歩でこなさなければいけない予定外のアクシデントが続く。

さて滋賀といえば”近江牛”。色々な店があるが、ひとりだと入りづらい大店は避け、自分が気になったのは駅からも遠くない「かね安」。創業は昭和22年(1947)だとか。店に着くと精肉店が見えたので入ろうと思うがどうも飲食出来る様子ではない。ぐるっと周ると何とも鄙びた佇まいのお食事処と書かれた入り口があった。一応サンプル棚もあるのだが、ボロいテント屋根と小汚い暖簾(失礼)が掛かっていて…。店に入るとカウンターと小上がり席が2つのこじんまりとしたスペース。雑然とした店内には先客が2組4名。カウンターに座り、黒板に書かれた品書きを眺める。さすが近江牛、店の体とは裏腹に上は1万円以上の時価から、下でも軽く野口越えという値段。ちょうど小上がりで「すき焼」を食べていらっしゃった方が居たのだが、女将さんは盛んに「東京なら数万円だよ」とか「いいのを食べないとダメ」と力説して肉質には自信がある様子。

まだ他にも予定があるということで日和って”近江牛雌牛使用”という「焼肉丼」を注文した。さほど待つことなく出された「焼肉丼」は、焼かれた沢山の細切れ肉がご飯の上にのっている。上から刻み海苔。付け合わせはひじきとたくあん。肉の味付けはかなりあっさり控えめ。なので質の良い肉の脂の甘さがしっかりと味わえる。丼ぶりは大きくないのでご飯の量は少なめで肉の脂が下に溜まるほど。肉質の良さがよく分かる味付けだろうことは分かるが、正直バランスは悪く、すき焼きの味付けの偉大さを再確認(笑)。もちろん肉自体は旨いのだが値段と丼ぶりの完成度を考えるとやや中途半端。思い切って奮発してすき焼きか何かを食べたほうが良かっただろうナ。(勘定は¥1,200)

 


 

↓ 「近江金田教会」(昭和25年・1950・建造)。国登録有形文化財。教会を設立したメンタームで有名な「近江兄弟社」の岡林牧師はあの”岡林信康”の父なのだとか。

  

 

 


 

 

近江かね安

 滋賀県近江八幡市鷹飼町747-1

 

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