ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

浅野屋 @愛知県清須市

2021年08月02日 | 愛知県(尾張・老舗)

以前から寄ってみたかった愛知県清須市の食堂「浅野屋」へ。店先に自転車を停めて暖簾をくぐる。中は土間にテーブルが4つのみだが、壁際にベンチ席も造り付けてある。壁に一面の鏡があるのは間口の狭い食堂の定番。店内を広く見せる工夫だろう。ご高齢の主人が1人でやっていらっしゃるのかな。品書きは壁の黒い板に白文字で書いてあり、”味自慢の店・浅のや”の記述も。奥には「7のつく日・定休日」と掲示してあった。麺類、丼物はひと通り揃っているが洋食は無いようだ。迷った挙句、選んだのは「たぬき丼」。だいたいどんな物かの予想はついたが、この地方ではあまり見ない品だ。

先客の品に続いて運ばれた「たぬき丼」は、揚げ玉が長ネギと一緒に煮込まれ玉子でとじてある。たっぷりのしば漬け付き。揚げ玉はしっかりと煮込まれているのでクタクタになっている。最初はちょっと甘めかなと思ったが、ご飯と合わさるとちょうどいい感じ。揚げ玉のコクが出ていて旨い。具材はシンプルだけれど、ガツガツご飯がいけてしまう。あっという間に食べ終わった。次も丼物を頼んでみよう。(勘定は¥500)

 

浅野屋

愛知県清須市清洲509

 

( 清須 きよす あさの屋 あさのや 麺類食堂 大衆食堂 食堂 うどん そば 丼物 ハイカラ丼 )

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Fresh / Sly and The Family Stone

2021年08月01日 | ソウル・ファンク・R&B

Fresh / Sly and The Family Stone (1973)

スライ&ザ・ファミリー・ストーン(Sly and The Family Stone)1973年発売の6枚目のオリジナル・アルバム。60年代末のアメリカのミュージック・シーンを駆け抜けた奇才スライ・ストーンも以前のような爆発的な勢いを感じさせず、一部では”翳り”などと評されたよう。自分はこのアルバムの曲を全く初めて聴くわけではないが(コンピ盤とかで聴いている)、この頃のスライの独特な暗さがあまりピンと来なくて、しっかりとアルバムを購入して聴くのは初めて。

スライのヴォーカルは地声なのかエフェクトがかかっているのか知らないが、変幻自在という感じ。ある時は太く、ある時はふざけているかのように軽く。しかし何といってもドラム・マシーンの一部使用が特別な雰囲気を作り出しており、曲中で”Dance To The Music!"と過去のヒット曲と同じフレーズを繰り返しているものの、とても踊れそうにない不思議なリズムが随所に。ラリー・グラハム(Larry Graham)らのメンバーが抜け、リズム隊は一新されているが、ベースのラスティー・アレン(Rustee Allen)は、ラリーのチョッパー・ベースにも負けない複雑なフレーズで特色を出している。これはファンクというよりも(スティーヴィー・ワンダー<Stevie Wonder>などを称した”ニュー・ソウル”と呼ばれる範疇なんじゃないか。このモコモコとしたベース・ラインがだんだん癖になるんだよなァ。知らず知らずのうちに耳がベース・ラインばかり追いかけていることも。のちにレッチリ(Red Hot Chili Peppers)がカヴァーした「If You Want Me To Stay」もそのひとつ。きっとこのアルバムは”早過ぎた”んだろう。

オークションにて購入(¥400)

  • Label‏ : ‎ EPIC
  • ASIN ‏ : ‎ B0013384K6
  • Disc ‏ : ‎ 1
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