ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Zeitgeist / The Smashing Pumpkins

2013年05月31日 | オルタナティヴ・ロック

Sp

Zeitgeist / The Smashing Pumpkins (2007)

スマッシング・パンプキンズ(The Smashing Pumpkins)の復活作。ただオリジナル・メンバーはビリー・コーガン(Billy Corgan)とジミー・チェンバレン(JImmy Chamberlin)のみ。もうすでにこの頃は彼らに興味がなかったので、再結成後の音は今初めて聴きます。一聴してセカンドあたりのハードな面を前面にしたサウンド。彼ららしい音のギターとビリーのヴォーカルがあるとやはり「おおっ」となります。でも持続しない。全体に構成が平坦なのもあるし、曲自体にキラッと光るメロディがない。アルバムを通して聴ける程のクオリティではないのが残念。

自分にとってスマパンの魅力はここで聴かれるようなハードな音と、対象的な静かな、そして繊細なメロディが混在するところ。音楽的にもセールス的にも絶頂期はやはり「Mellon Collie & the Infinite Sadness」だと思う。聴き始めると2枚組の長尺であるにも関わらず止められない程の完成度があった。そこで感じられる音楽的な「ふくよかさ」がこの作品ではほとんど感じられない。個人的に彼らの凄さを感じたのはその「メランコリー~」のすぐ後に出されたEP集「Aeroplane Flies High」。2枚組の大作を出した直後とは信じられない充実度。もう出さずにはいられないといった溢れ出る創作意欲が感じられ、内容も素晴しい。そこでもEP集とはいえ、やはり動と静の対比が印象的だった。ファンだってどうしても過去を振り返ってしまうだろうし、時代を感じさせてしまう事はビリーにも分かっていただろうからスマパンを名乗るのはちょっと厳しかったか(後出し批評でちょっと卑怯だが)。

ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (2007/7/10)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Import
  • Label: Reprise / Wea
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    CMJ New Music (No.8, No.9, No.10) / Various Artists

    2013年05月30日 | 雑誌付録CD

    Cmj_8  Cmj_9  Cmj_10

    CMJ New Music (No.8, No.9, No.10) / Various Artists (1994)

    CMJとはCollege Media Journalの略で、文字通りアメリカの大学向けのメディア評論で、音楽を始め、映画や演劇など様々なものを紹介していた。多分もとは学生が作ったんじゃないかな。80~90年代には結構な影響力を持っていて、REMやThe Cure、The SmithsなどはこのCMJが発表するチャートからメジャーになっていった(少なくともアメリカでは)。過去には月刊誌も発表していて、その付録がこのCD。もちろんアメリカの大学生寄りなので、マニアックというか、名前は浸透していない注目株にも焦点が当てられて編集されていた。

    この面子を見ると自分も名前を知っていたり、聴いた事があるアーティストは少数(太字)だが、当時の雰囲気というか、流行の一端がよく分かる。アメリカの大学って自治というかコミュニティがしっかりと作られていて、その内容もメインストリームとはちょっと違っているのが印象的。今の日本の大学ではどうなんだろう、そういう文化って残っているんだろうか。都心ではどこもスッキリ高層ビル化したりしてしまって、その大学ならではの色が無くなってきているようだけれど。自分が学生だった頃(80年代後半)はまだ微かに残っていた(ハウス、アシッド系音楽がそうかな)と思うが、自分の音楽的好みとは正反対で、バブル経済時代だけあってチャラい文化も強かったんだよな、当時は。今は昔。

    <CMJ New Music March No.8>

    01 Egg Raid On Mojo / Beastie Boys   
    02 Jazz In The Present Tense / Solsonics   
    03 Nowhere / Therapy?
    04 Moth / Failure 
    05 Fade Away / Texas
    06 Tiger Lily / Luna   
    07 Burden Of The Angel/Beast / Bruce Cockburn
    08 A Little Bit Of Bad / NRBQ
    09 Very Best Years / The Grays
    10 Heart Fog / Th' Faith Healers   
    11 Shame / Eat
    12 Moonyean / Loren Mazzacane   
    13 Bronze Cast / Grifters   
    14 .44 Pistol / R.L. Burnside 
    15 Love American Style / Heavy Vegetable   
    16 Doubt / Sone 
    17 Pretty Pictures / Cub   
    18 The Last Mistake / Magic Hour   
    19 Oi Dai / Varttina
    20 Split / Liliput 
    21 Holy Snappers / Beastie Boys

    <CMJ New Music March No.9>

    01 Devil With Green Eyes / Matthew Sweet
    02  Selling The Drama / Live
    03  Chinese Surprise / Latin Playboys
    04 Miles From Nowhere / Smithereens
    05 Whipping Boy / Ben Harper
    06 Gentleman Who Fell / Milla
    07 Kim The Waitress / Material Issue
    08 Nothing / Stabbing Westward
    09 Wired / Sister Machine Gun
    10  Blues Music / G. Love & Special Sauce 
    11  I Was Sleeping / Marcellus Hall 
    12 Silver Vein  / Versus
    13  Lantern Man / Toast
    14  Wicked Ways / The Coctails
    15  Sticky Bun / Fluf
    16  Lullaby / Freakwater 
    17 Skelch / Milkmine
    18 Overground In China / This Kind of Punishment 

    <CMJ New Music March No.10>

    01 Bull In The Heather / Sonic Youth   
    02 Liar / Rollins Band
    03 Righteous / Dag   
    04 Same Changes / Sam Phillips 
    05 Can't Get Out Of Bed / The Charlatans 
    06 Plainsong / Seefeel 
    07 Riddles Are Abound Tonight / Sausage
    08 Please Don't Take My Air Jordans / Reg. E. Gaines 
    09 Hey Baby / Maggie Estep
    10 Yukka Yoot's Riddim / Us3 
    11 Sookie Sookie / Grant Green   
    12 Heartbreak To Hate / Angelfish
    13 Cope / Gigolo Aunts 
    14 How Do You Feel / Watershed
    15 Tooth Fairy Retribution Manifesto / Rodan 
    16 Lab Rat Blues / Nothing Painted Blue 

    オークションにて購入(¥136/枚)

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    Roots Of Reggae Volume One : Ska / Various Artists

    2013年05月29日 | レゲエ・スカ

    Reggae

    Roots Of Reggae Volume One : Ska / Various Artists (1996)

    コンピレーション(編集)アルバムでは定評のあるライノ(Rhino)レーベルが選曲。レゲエ・ミュージックの祖となった「スカ」の歴史を紐解く一枚。偉そうな事を言っておきながら未だに「スカ」と「ロック・ステディ」の区別もうまく説明できませんが。諸説あるも大まかに言うと「スカ」→「ロック・ステディ」→「レゲエ」という流れ。ビートは前者の方がより早い(大まか過ぎるかな)。

    ライノ・レーベルが発売したコンピは、どのジャンルでも比類なき選曲センスの良さとリマスタリングの音の良さで、最も信頼出来るレーベルなので中古などで見つけたら是非お奨めです。出来れば大手ワーナー傘下になる前の物がより遊び心があっていいかな。普段聴いた事がないジャンルでも聴いてみようかなと思った時にはライノ選曲の編集盤を選ぶと俯瞰するにはもってこい。

    旧譜がデジタル・リマスタリングされてCD化されている場合、初期の80年代と90年代、00年代以降では色々な音の流行(傾向)があって、特に90年代頃のリマスタリングはどのメーカーも通称「ドン・シャリ」という高音と低音を派手に持ち上げた物が多く、今聴くと不自然さが目立つ(当時はそれでもイイと思ったんだけどね)。特にオリジナル(アナログ)に親しんだ人にとっては、「こんな音じゃないっ」と違和感を感じる事もしばしば。その後、よりアナログに近いナチュラルな音のバランスを追求するようになっていったが、ライノは前々から素直なリマスタリングなので、古いCD作品を聴いても、さすがに近年のものに比べると音圧こそやや弱いものの、違和感なく楽しめる。特にビル・イングロット(Bill Inglot)氏というリマスタリング・エンジニアが関わっている作品はまず外しがないので参考にしてみるといいと思います(このサイトが詳しい)。

    この作品も大手に吸収される少し前の作品だけれど、的を射た選曲で、スカの歴史、レゲエの歴史うんぬんを抜きにしても楽しいダンス・アルバムです。70年代後半に新解釈でリバイバル流行したスペシャルズ(The Specials)やマッドネス(Madness)等の2トーン・スカのファンの人達には元ネタの曲も入っているのでより楽しめますよ。

    01. Judgement Day - Laurel Aitken 
    02. Lover Boy - Derrick Morgan 
    03. Chubby - Bunny & Skitter 
    04. Madness - Prince Buster All Stars 
    05. African Blood - Prince Buster All Stars 
    06. Ruff And Tuff - Stranger Cole 
    07. We Two Happy People - Stranger & Patsy 
    08. Love Not For Me - Higgs & Wilson 
    09. Sammy Dead - Eric 'Monty' Morris 
    10. I Don't Know - The Blues Busters 
    11. Oil In My Lamp - The Ska Kings 
    12. Jamaica Ska (Dog War) - Prince Buster & The Maytals 
    13. Rude, Rude, Rudee - Prince Buster All Stars 
    14. Alcapone - Prince Buster All Stars 
    15. Bonanza SKa - Carlos Malcolm & His Afro-Jamaican Rhythm 
    16. Love Up And Push Up (Rub Up And Push Up) - Justin Hinds & The Dominos 
    17. Ten Commandments (From: Man To Woman) - Prince Buster All Stars 

    ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (1996/8/20)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Rhino / Wea
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    Lies (12" Maxi-Single) / Thompson Twins

    2013年05月28日 | アナログ・レコード

    Twins

    Lies (12" Maxi-Single Japan) / Thompson Twins (1984)

    これは日本のみの発売だろうか、トンプソン・ツインズ(Thompson Twins)のヒット曲「ライズ(Lies)」の12インチ・シングル盤。同曲のロング・ヴァージョン他全4曲を収録。「Lies」が筆頭だがジャケットは84年に発売されたシングル「You Take Me Up」を流用している。

    トンプソン・ツインズはMTV時代に大ヒットを記録したバンド。あの時期ならではのポップなんだけれど、容姿、曲調を含めて少し不思議な雰囲気が売り。確かヴォーカル担当の2人は兄妹かいとこかなんかの噂があったんじゃなかったか(でも調べてみると2人は後に結婚していたようだからガセか)。自分はここにも収録されている「We Are Detective」のPVが大好きだったな。今見ると他愛もないビデオだが。ロング・ヴァージョンは聴いた事がなかったので嬉しい。このバンドのポップ・センスは結構好きだったが、これら一連のヒットの後はフェード・アウトして解散してしまった。

    意外かもしれないが、ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)のトレント・レズナー(Trent Raznor)はこの表題曲を「Option 30」という前身バンド時にカヴァーしている。彼は(たぶん)初期MTVどっぷり世代のはず。当時流行ったこのトンプソン・ツインズやユーリズミックス(Eurythmics)やアフター・ザ・ファイヤー(After The Fire)などのイギリス産エレクトロ・ポップに大きく影響を受けている。初期にはチラッとそういう面が音に出ていて、NINのファースト・アルバムの驚くほどのポップさも理解できる。

    A-1 Lies (Long Version)
    A-2 Down Tools
    B-1 We Are Detective (Long Version)
    B-2 Still Water

    リサイクル店にて購入(¥100)

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    寿司 日向 @名古屋市中区・錦 (※閉店)

    2013年05月27日 | 名古屋(中区)

    錦3丁目にある商業ビル2階の鮨店。会社経営のお店だがつとに評判が良く、やっと訪問する事が出来た。階段を上がり、一番手前が店舗。店内は広くはないが、すっきりとしていて気持ちがいい。まな板や付け台周りもきれいに片付いていて期待値が上がる。カウンターに埋め込みのタネケースが目につく。埋め込んであるので握り手の手元は全てオープン。いつも思うが鮨屋って、調理する側の一挙手一投足が全て客に見られる上に、素手で掴んだものを客の口に入れる、という本当に特殊な調理過程だなと思う。店の大小に関わらず、こうやって様々な客に対して平常心で握るって本当に大変だろうな。食べる方はその所作を見るのも楽しみで行くのだが。

    初訪なのでまずランチの握りを。まず綺麗に切られた生姜が置かれる。この生姜が口当たりやさしく旨い。これだけでもお酒が飲めるくらい(笑)。事実、評判で生姜のお代わりがとても多く、漬ける量がどんどん増えているとの事。人肌の温度で提供されるご飯は赤酢を使っているという事で独特の色が付いている。色のわりに口当たりはすっきりとしていて好ましい。

    中部地方で食べる鮨飯は砂糖を使っていて総じてやや甘さを感じる事が多いが、自分はすっきりとしたこちらは好み。要はバランスの問題。最近こだわって赤酢を使用するお店も見かけるようになった。まぁ使うだけで握りとして旨くなければ意味はないが。

    握りは小さめ。タネそれぞれの調子も良く、締め、茹でなどの仕事もしっかり。まだ若く、明るい雰囲気の主人によるとランチでも特に何を出すか決めていないそうで、この日も裏方の下拵えで茹であがったばかりのタネを「召し上がりますか?」と入れてくれたりと臨機応変。なかなか懐が深そうで客あしらいも上手い。玉子焼きが独特で、見た目は江戸前の玉子焼きなのだが口に入れるとしっとりとしていて甘めの出汁が口に広がる。こういう食感の玉子はあまり経験なく面白い。最後に出たべったら漬けも品のある味で丁度いい。こういう添えてあるような品もしっかり旨いのはうれしい。

    店の雰囲気、主人の所作、接客、そしてもちろん肝心の握り、と全てレベルが高く、満足感の高いランチだった。この値段で味わえるのは素晴しい。東京では時々あるが、会社経営でもこういう個人店のような雰囲気を作り出す事は出来るんですね。海外展開もしている会社で異動があるみたいなので、ここでしっかりと根付くかどうかは分からないが、今後がとても楽しみ。ぜひ近いうちに夜に。(勘定は¥2,500)

    寿司日向 (ひなた)

    名古屋市中区錦3-19-30 第三錦ビル 2F

    (寿司 日向 寿司日向 すしひなた)

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    Agent Double O Soul / The Untouchables

    2013年05月25日 | レゲエ・スカ

    Untouchables

    Agent Double O Soul / The Untouchables (1988)

    LAのスカ、R&Bバンド、アンタッチャブルズ(The Untouchables)の3枚目のアルバム(になるのかな?)。アンタッチャブルズといえば「Free Yourself」がヒットした一発屋の印象が強い。ナショナル・チャートには地元アメリカではなくイギリスでのみ上がったみたい。自分もアメリカのバンドがスカ?という物珍しさでアルバム「Wild Child」を聴いた覚えがある。2トーン・スカの雄、スペシャルズ(The Specials)みたいに黒人と白人の混成バンドだったと思うがどうだったかな…。

    このアルバムは派手で印象的なジャケットだけ覚えていたが、久しぶりに見かけたので購入。全体的に前作を踏襲した音作り。タイトルの「Agent Double O Soul」はエドウィン・スター(Edwin Starr)のモータウン・ヒット。聴いた事がなかったので聴き比べしてみたが、原曲と比べて、ソウルフルな曲調は残しつつ、80年代らしくラップを採り入れた音作りで軽快なポップ・ファンクに仕上がっている。悪くない。というかこういう音で育ってきたのでやっぱりしっくりくるんだな。

    80年代の音楽に関しては、シンセ音(あるいはDX-7音といってもいいか)が席巻したために今聴くとチープ感が拭えず、酷評されることが多い。確かに音的にはそうなんだけど、まだこの頃の曲は「メロディ」主体だったので印象に残る曲が多かった。それが90年代も中盤になるとラップやリズム主体の曲ばかりになってどんどん「メロディ」が消えていく。そうなるとその時はかっこいいと思っても後までなかなか心に残らない事が多くなった。90年代だってたくさん音楽は聴いていたが個人的には今でも80年代の曲の方が圧倒的に印象に残っている。80年代はMTV時代でもあったからPVの助けがあったことも間違いないが。

    ブックオフにて購入(¥250)

  • CD
  • Disc: 1
  • Label: Import
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    Bring On The Night (TSP-CD-065) / The Police

    2013年05月24日 | パンク・ニューウェーヴ

    Police

    Bring On The Night (TSP-CD-065)  / The Police

    ポリス(The Police)のブートレグ(海賊盤)。すでに存在していないが有名な「The Swingin' Pig」レーベルから出されたもので、音質は上級。もちろんサウンドボード音源で1980年のパリ公演を収録している。このレーベルはその道に詳しい人には有名で、過去(80年代後半~90年代中頃)に数々のアーティストの優良音源を製作、発表した。細かい事を指摘しなければ一時はこのレーベルであればまず大外しはなく、ブート初心者にはとても重宝した。自分も色々買ったなぁ。

    たまにこうしたブートレグが一般的な中古屋さんに刺さっている事がある。自分が過去に経験した一番のビックリは中部のある県の地方のブックオフに棚5段ぶち抜きでストーンズ(The Rolling Stones)の海賊盤が放出された事。たまたまその店に入って異常な光景にちびりそうになった(マジで)。だってブックオフだもん。しかもこのTSPレーベルはもちろんVGPやCrystal Cat、IMP、Yellow Dogなど当時ストーンズ音源で有名なレーベルがごっそり。現在のようにネット上に音源が無数に転がっている時代ではなく、ブート1タイトルが3,000~10,000円近くもした頃で、有名タイトルだとそれ以上の事も当たり前だった頃。それが1枚500円から1980円でどっさり! もちろん一般の方々にはその価値はあまりよく分からないだろうからすぐに棚から消えるとは思えなかったがマニアはどこにいるか分からない。とりあえず有り金でマストを何枚か購入。店を出たその足で銀行に走って大急ぎでお金を下ろしてきた(笑)。ただ自分が欲しいタイトルを合わせると合計で軽く5万円を超えていたし、まだ自由になるお金の少なかった頃だったので、泣く泣く絞って3万円分位購入しただろうか。なつかしい思い出だ。そんな事もあって今でもブートを中古店で見つけるとワクワクする。このポリスを見つけた時は「お、懐かしいな」と即購入。

    話が横に逸れたが、このポリスのパリ公演は3枚目のアルバムが出た頃になるのかな。一番勢いがあって、飛ぶ鳥を落とす勢いでワールド・ツアーに出ていたんじゃなかったか。日本にも来て、地下鉄など様々な場所で映像を撮影したのがPVやビデオ作品に残っている。もともと演奏力のある彼らだが、3ピース・バンドとは思えない奥行きのある演奏でかっこいい。こうして久々に聴くとオリジナル・アルバムを聴き返したくなる。そういえば再結成のCDって持っていたっけか?

    ブックオフにて購入(¥450)

    (The Swingin' Pig : TSP-CD-065)
    Beziers, Paris, France
    August 22nd, 1980

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    Alive! / Kiss

    2013年05月23日 | ハードロック

    Kiss

    Alive! / Kiss (1975)

    もう今となっては加える言葉もないくらい評価の高いキッス(Kiss)全盛期のライヴ2枚組。飛ぶ鳥を落とす勢いとはまさにこの事で、全キャリアを通じてもこれが最高傑作という人も数多い。

    思えば自分とキッスの出会いは少し不幸だったのかもしれない。自分が洋楽を聴き始めたのは70年代中~後半頃。キッスの存在を最初に知ったのは週刊チャンピオンに連載されていた「マカロニほうれん荘」だったかな(笑)。それに8つ離れた姉がハードロックをかじっていて、ディープ・パープル(Deep Purple)、エアロスミス(Aerosmith)、クイーン(Queen)、なんかを聴いていたので当然キッスも聴くことになる。ただド派手な衣装とメイクを知っていたのに初めて聴いたのは「Hard Luck Woman」。もちろん当時のことだから映像はなく音だけ。「これじゃ、まるでロッド・スチュワート(Rod Stewart)…」とそのギャップに落胆することになり、その後聴くきっかけを失う(この曲のいきさつについては後で知る事となる)。伝説の「NHKヤング・ミュージック・ショー」は見たのかな、見てないのかな、しっかりした記憶がない。

    その後に聴いたのは全盛期を過ぎたMTV時代。PVと共にかっこいいっと思った曲がメイク無し時期の「Heaven's On Fire」。だけれどこの曲は(たしか)ポール(Paul Stanley)のソロに近い作品だったらしく、ファンの中でも思ったほど評判が上がらない、とキッスの「いい時」をずっと逃し続けていた。他のハードロック・グループはかなり掘り下げて聴いてきたのにキッスだけは上っ面をなぞってきただけ。

    いやぁ、確かにいいよ。かっこいい。こうしてあらためて腰を落ち着けて聴くと演奏は意外にシンプル。勢いがあり、数々のステージ・ギミックが頭に浮かぶようで素晴しいライヴ・アルバムだと思う。バンドの活きの良さが充分に伝わってくる。ここに欠けているのは自分の「思い入れ」だけ。最初にこのアルバムを聴いていれば…。

    ブックオフにて購入(¥450)

  • CD (1990/10/25)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Polygram Records
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    Special Beat Service / The Beat

    2013年05月22日 | レゲエ・スカ

    Beat

    Special Beat Service / The Beat (1982)

    昨年発売されたザ・ビート(The Beat)の3作目のデラックス・ヴァージョン。オリジナル・アルバムにボーナス・トラックを加え、更に2枚目にはライヴを含む様々なヴァージョンを、DVDには当時のPVやTV番組出演時の映像を収録している。

    ザ・ビートはイギリス出身だけれど、アメリカにも同名バンドが居たかなんかで「イングリッシュ・ビート(The English Beat)」と名乗ったりしたのでちょっと分かりにくいが、70年代末の2トーン・スカのムーブメントにスペシャルズ(The Specials)やマッドネス(The Madness)と並んで人気のあったバンドだ。メンバーは後にジェネラル・パブリック(General Public)やファイン・ヤング・カニバルズ(Fine Young Cannibals)に分かれていく。

    自分が彼らを最初に知ったのは当時毎週食い入るように見ていた小林克也出演の「ベスト・ヒットUSA」でこのアルバムに収録された曲「I Confess」が放送されたのを見てから。それでバンド名のいきさつかなんかの説明があり、あっ、ポリス(The Police)のスティング(Sting)が「Don't Stand So Close To Me(高校教師)」のPVで着ていたのはこのバンドのTシャツだ、と認識した次第。

    彼らのアルバムはどれも出来がいいが、あとから聴いたファーストセカンドと比べると少し落ちついてよりポップな印象を受ける。どの曲も彼ららしく軽快で、ヴォーカルのデイヴ・ウェイクリング(Dave Wakeling)とトースティング(ラップのようにリズムに合わせてのしゃべり)のランキン・ロジャー(Ranking Roger)の掛け合いがより洗練された感じを受ける。ボーナス・トラックはシングルB面曲や12インチ盤に収録されたヴァージョンにライヴ音源も足している充実した内容。一部を除き当時のものばかりで、この再発にあたって新しく作ったミックスなんかを追加していないのがいい。DVDの映像は懐かしいPVや口パクもありのスタジオ・ライヴなど。少しメニューが使いづらい(曲の連続再生が出来ない)のが難点。

    ザ・ビートの再発に関してはこのEdselレーベルとは別にアメリカではShout! Factoryレーベルがコンプリートと称してボックスを出している。

    amazonにて購入(¥948)

  • CD (2012/7/3)
  • Disc: 3
  • Format: CD, CD+DVD, Import
  • Label: Edsel Records UK
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    Carnival (12" EP Vinyl ) / Duran Duran

    2013年05月21日 | アナログ・レコード

    Carnival

    Carnival (12" Vinyl ) / Duran Duran (1982)

    1982年というとデュラン・デュラン(Duran Duran)が最も乗りに乗っていた時期じゃないかな。出す曲出す曲全部ヒットしていたし、PVは豊富なアイデアと資金でクオリティは他を一歩も二歩もリードしていた。まさにMTVの申し子といった感じ。早くから様々なヴァージョンの可能性を追求し、PVでさえも放送禁止ヴァージョンを作ったりとかなりマニアックだった。

    ただ学生とはいえ、男がデュラン・デュランを好きというのは正直あまり人に言えない事だった。当時は完全に女子のアイドル。家ではPVとか見まくっていたし、親戚の女の子が持っていたVHSのクリップ集(当時は高かったはず)なんかも貸してもらっていたが、外では「そんな女子供の好きそうな女々しいバンドなんて…ちゃんと演奏してんのか?」という風を装っていました(笑)。

    今こうしてヴァージョンを聴いてみたり、PVを見直してみると…本当に良く出来てる。そういったプロモーションのアイデアに本人達がどこまで関わっていたのか分からないけど(←まだ疑ってる?)。ヴォーカルのサイモン(Simon Le Bon)なんて本当はそんなにかっこよくないのにかっこよく 見えるもん。彼らが今でも活動を続けているのは立派。たぶん未だに世界中に熱狂的なファンがいるんだろう。

    この日本盤EP「カーニバル」は5曲入りで、彼らの大ヒット曲の別ヴァージョンが聴ける。昔は買う勇気がなかったので今買いました(笑)。

    1. Rio (Part II) (Full 7" mix)
    2. Hold Back The Rain (Re-mix) (Carnival Remix)
    3. My Own Way (Night Version)
    4. Hungry Like The Wolf ((Night Version)
    5. New Religion (Carnival Remix)

    リサイクル店で購入(¥100)

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