ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

早田飯店 正木店 @岐阜県岐阜市

2024年04月18日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市で人気の中華料理店、早田栄町にある「早田飯店」。この日訪れたのは下土居にある「正木店」。こちらがいつ創業したのかは知らないが建物はまだ新しい感じに見える。店の前に沢山の車が停まっていたのでもしやと思ったが、店内は満席…。この辺りで他に行くあては無かったのでシートに名前を記入して待つことに。調理は主人1人らしく、なかなかに時間がかかる様子。しばらくしてやっと呼ばれて店内へ。店内はカウンター席が8つと小上がり席が3つと建物に比してこじんまり。なるほど入れない訳だ。年配の夫婦が調理場に、アルバイトの若い子が給仕を担当している。こちらの名物のひとつ「チャーシュー飯」が食べたかったので、それに「あげ餃子」「スープ」が付いた「Bセット」をお願いした。

しばらくして「Bセット」が完成。「チャーシュー飯」はご飯の上にスライスしたチャーシューがのり、甘辛いタレで仕上げてある。思っていた程チャーシューは大きくないが、レンゲを入れるとホロホロに崩れるくらい軟らかく、刻みネギとご飯を一緒に口に入れると、想像した通りの味わいで間違いようのない旨さ。「あげ餃子」は薄皮のものが5つ。餡は野菜が多いタイプ。揚げであっても軽い口当たりでいい感じ。これはビールといただいてみたいナ。パクパクッと食べ終わったが、今度はちゃんと”炒(チャー)”した料理を頼んでみよう。まだ外に後客が待っているので早く席を空けないと。(勘定は¥850)

 

早田飯店 (正木店)

岐阜県岐阜市下土居2-23-15

 

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コメント (2)
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なか川 大松店 @名古屋市東区・出来町 (2)

2024年04月17日 | 名古屋(東区・北区)

バス移動していたある日曜の昼、出来町通のバス停で降りて歩いて向かったのは鳥料理の「なか川」。暖簾をくぐって中に入ると小上がり席の方も沢山客が座っていて盛況。テーブル席がひとつ空いていたので座らせてもらった。給仕の女性は女将と娘さんで、厨房は主人と息子かな。この日は空気は冷たいが日差しが強くいい天気。乾燥していて喉が渇いていたので、まずは「瓶ビール・大・キリン」と「口取(とり皮のピリ辛煮」を給仕女性にお願いした。

ビールは一番搾り。コップに注いでグイッとやり、すぐに出てきた「口取」の鶏皮を口に放り込んだ。脂たっぷりで最初は全然辛くないと思ったが、喉を通ると「からっ!」。溜った脂自体に強い辛さがあって、とても「ピリ辛」なんてものではない。自分は辛いものに強い方だが、それでもこの喉に直接くる辛さはなかなかタフ。追加の一品料理は「チキンチャップ」をお願いした。鉢に盛られて出てきた「チキンチャップ」は千切りキャベツが下に敷かれており、ソース+少量のケチャップといった感じのたれが下に溜まるくらいたっぷりと絡めてある。部位はしっかりと分からなかったが口当たりは軟らかく旨い。ビールにピッタリ。でもいくらなんでもたれがちょっと多いか。ご飯が欲しくなる。先程の口取の辛さがなかなか口(正確には喉)から消えず難儀した。次は「手羽先からあげ」にしてみようかな。(勘定は¥1,700)

以前の記事はこちら (1

 

鳥料理 お食事処 なか川 大松店

愛知県名古屋市東区出来町1-10-15

 

( 名古屋 なごや なかがわ なかがわおおまつてん 鳥料理 鶏料理 チキンチャップ 皮辛煮 磯あげ 磯揚げ くわ焼き みぞれ )

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十八世中村勘三郎十三回忌追善・春暁歌舞伎特別公演2024「若鶴彩競廓景色」「舞鶴五條橋」@岐阜県中津川市・かしも明治座

2024年04月16日 | 歌舞伎・文楽

十八世中村勘三郎十三回忌追善・春暁歌舞伎特別公演2024「若鶴彩競廓景色」「舞鶴五條橋」(4月14日・かしも明治座)

↓ まだ巡業中の公演につき、諸々を知りたくない方はご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

↓ 本当に大丈夫ですか?

 

 

 

 

 

 

 

 


 

久しぶりに妻と一緒に歌舞伎観劇。今回は中村屋独自の巡業公演「春暁歌舞伎特別公演2024」。楽しみだったのは岐阜県内の地歌舞伎で使われている芝居小屋を廻ること。全15公演のうち、芝居小屋で行われるのは熊本県の「八千代座」を始めとする7公演。そのうち4つが岐阜県東濃地方の小屋(※過去記事「五毛座」「東座」「かしも明治座」「相生座」)というのだから、この地方の地歌舞伎の伝統がよく分かる。見学に訪れたことがあるが、どこも本当に山の中にある素朴な小屋だ。何とか休日に合わせて「かしも明治座」(旧・加子母村)のチケットを取ることが出来たので妻と出掛けた。当地では幟が立ち、村の方たち総出で案内をしてくれている。

 

 

離れた臨時駐車場に車を停めて会場まで、春のうららかな山間の長閑な景色を眺めながら田んぼ道を歩く。まだ桜が少し残っていた。会場の「かしも明治座」は明治27年(1894)の建造。大工仕事も含めて全て村の人々の手造りだったそう。会場には出店で弁当や饅頭、五平餅や団子が売られていて賑やか。自分達は2階の席だったので、急な階段を昇ってゴザの敷いてある席に腰を下ろした。「娘引き幕」(※建造時に村の娘達が寄贈した屋号と名前の入った引き幕・写真下左)や、「本花道」「仮花道」(写真下右)がある狭い舞台は雰囲気抜群だ。会場内はもちろん地元の方が多いので、みんな知り合いみたいな和やかな雰囲気。

 

季節なのか場内にカメムシがブンブン飛び回っているが(笑)、定刻より遅れて最初のトークコーナーが始まった。出てきたのはスーツ姿の七之助と鶴松。「ん?」。そう、実は大トラブル発生。勘九郎が急な体調不良により舞台に立てないというのだ。なのでトークコーナーは鶴松が代役。もちろん「舞鶴五條橋」の五條橋の場面は上演出来ないとのこと。ここまで来てそりゃないよ…(涙)。急遽プログラムが変更され「舞鶴五條橋」は常陸御膳(七之助)と牛若丸(鶴松)の場面だけ演ることになった。いつも天然な鶴松をイジりつつトークコーナーは終了。

次は紀伊国屋の國久と中村屋一門が踊る「若鶴彩競廓景色」。歌舞伎お得意の吉原を題材にした芸者と鳶頭の粋な踊り。芸者を演じる國久は年配だが、こうして踊るとその所作の美しさがあるので年齢のことなんかすぐ頭から消えてしまう。こういうのが歌舞伎の舞台の不思議なところ。華やかでかっこいい舞踊だった。

次は本来「舞鶴五條橋」の場面転換で演じられるはずだったという山左衛門といてう(いちょう)の面白可笑しい踊りの一幕。長唄囃子連中をバックに酔払いと臆病者の掛け合いで笑わせる。いてうはご当地東濃地方(恵那)の出身。父母も地歌舞伎に関わっていた方だったそうだ。こうしてこの地方の芝居小屋を中村屋の一員として廻れるのは感慨深いだろうなァ。

そして「舞鶴五條橋」の母子の場面。ポスターの写真が髪を結った御前の姿だったので年増の設定かと思っていたら、髪を下ろした姿で艶やかな赤い着物。毎度のことだが、まあ美しいこと。妻は七之助を生で観るのは初めてだったらしいが、化粧をしたその顔立ちの美しさと体躯のバランス、そして口跡を含む存在感に圧倒されたそう。しかも小屋だけあって近い。舞台が終わっても兄の代わりに何度も「申し訳ない」と頭を下げる七之助(この小屋の名誉館長でもある)。さすがにこの日は突然で無理だったが、この後の公演は七之助が常陸御膳と弁慶の二役をやることになったそう。うわァ、女形と立役の両方を演じる七之助、それは見てみたいっ…。しかし公演はもう明日だが、ぶっつけ本番でよく出来るものだ。

 

以前に「かしも明治座」を訪問見学した時の記事はこちら

 


春暁歌舞伎特別公演2024

一、トークコーナー

中村 勘九郎
中村 七之助
中村 鶴松
吉崎典子アナウンサー

二、若鶴彩競廓景色(わかづるいろどりきそうさとげしき)

長唄囃子連中

鳶頭   中村 仲助
鳶頭   中村 仲侍
芸者   中村 仲之助
芸者   澤村 國久

三、舞鶴五條橋(ぶかくごじょうばし)

長唄囃子連中
藤間  勘祖  振付
十四世  杵屋六左衛門  作曲

武蔵坊弁慶   中村 勘九郎(休演)
牛若丸          中村 鶴松
室町次郎      中村 いてう
堀川太郎      中村 山左衛門
常盤御前      中村 七之助

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シェ・シバタ @岐阜県多治見市 (2)

2024年04月16日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県多治見市に行った際、久しぶりにケーキでも買って帰ろうと立ち寄ったのは「シェ・シバタ多治見」。主人はテレビ等のメディアにも露出が多く、今では海外にも進出している有名店。創業は平成7年(1995)。特に店の様子が変わったことは無かったが相変わらず訪問する客は多く、店に入るとカフェの方も盛況。何かお土産屋っぽい箱の菓子もならんでいたりして手広くやっている感じ。もちろんあの主人は居ないだろうが、1組の客に対して1人スタッフを付けているのが凄い。女性ばかりだが何人居るんだろう。焼菓子の方からいくつか選んだ後にガラス・ショーケースの中のケーキを吟味。以前と同様”映える”デコラティヴなケーキが多く味の想像はなかなかつかないので、この多治見店限定だという「ミランダ」「カジノ」というケーキを購入した。

家に持ち帰って妻と分けっこ。妻が「ミランダ」を、自分が「カジノ」をいただくことに。「カジノ」は”マカオのカジノでインスピレーションを受けたサイコロ型のスイーツ”だとのこと(笑)。天板は厚く硬いキャラメリゼした飴の板。下はパン生地のような食感で、中にライトなカスタード・クリームとフランボワーズが仕込まれている。上が硬いので食べ辛いが、苦味しっかりの中にクリームが合わさって旨い。妻のはイチゴのクリームを使ったチーズ・タルトだったらしい。焼菓子はこちらのスペシャリテというアーモンドの風味の「ヴィジタンティーヌ」と、妻の好物「ガレットブルドンヌ」を2つづつ。どちらも美味しくいただいた。(勘定は¥2,400程)

以前の記事はこちら (1

 

シェ・シバタ 多治見(Chez Shibata)

岐阜県多治見市太平町5-10-3

 

( 多治見 たじみ シェシバタ シェシバタ多治見 パティスリー スイーツ 生ケーキ 焼菓子 洋菓子 持ち帰り カフェ テイクアウト )

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中津軒 @三重県津市

2024年04月15日 | 三重県

東海地方の100年を越すような歴史ある洋食店にしか残っていない不思議なメニュー「ミヤビヤ(ミヤベヤ)」。メディアでは現在残っているのは3軒(愛知・享楽亭、岐阜・あじろ亭、三重・中津軒)とするところが多いが、実際は他にまだあって、自分は岡崎の「安兵衛」、津島の「三すじ」でも食べている。ただ、もう閉店してしまった店も(名古屋「勝利亭」、瑞浪「満月」)。

今回は提供が確認出来ている店の中で、唯一まだ訪れていなかった三重県津市の「中津軒」へ。創業は明治44年(1911)で現在4代目とのこと。今回の津訪問はもちろんこの店が目当てだった。雨降る中、傘をさして店へ向かい、開店と同時に店に入った。同時に入った客は3組程。店内は天井高く、やや暗い照明のクラシックな内装で、建造年は分からないが床の具合からしても結構古いんじゃないかな(※戦後の建築だそうです)。ブラウン管テレビが置かれた店内はテーブル席がいくつもあるが、使っていないテーブルもある様子。厨房は全く見えなかったが、手洗いを借りた際に奥に入ったら遠い廊下の先にあった。途中に貴賓室と思われる部屋もあって気分が上がる。給仕を担当する女性は3人だったが、年齢的にいってご家族3代の女性かも。

メニューを眺める。古い洋食店のメニューほど興味深いものは無い。名前だけではどんなものか分からない品もあり、これを読んで色々想像するだけでお酒が呑めそう(笑)。悩んで悩んで選んだのは、まずもちろん”特別料理”と書かれた「メアベア」(※こちらの店でのミヤビヤの呼称)。そして「コキール」、ドリンクから「ポートラップ」。本当はもっと沢山選びたいのだが、それぞれの量が分からないし、この後も予定があったので控えめにしておいた。銘入りの紙ナプキンの上にカトラリーが用意される。厨房が遠いので、出来上がると奥から「ジリリーンッ」とベルが鳴って知らせが入る様子。

先に金属持ち手付きのグラスで「ポートラップ」が供された。少しハーブの香るホットワイン。中に沈んでいるのはクローブかな。アルコール度数はかなり低い(と思う)。あっさりとした味わいでなのでどの洋食にも合いそう。イイな、コレ。家でも試してみよう。

一度に数組入店したので出来上がりには時間がかかる。結局40分程経って「メアベア」が登場。グラタン皿でオーブン調理されていて熱々。中はチキン、大振りにカットした玉ねぎ、それにデミグラスソースの具材かもしれないがビーフも同居しているのが珍しい(←確認出来なかったが豚肉も入っているのだとか)。上には目玉焼が落とされている。デミソースにはしっかりとしたコクと独特の苦味があり、旨い。この料理はどの店も量は多くないが、こちらはほどほど。「ポートラップ」を啜りながら食べ進んだ。

遅れて「コキール」が登場。こちらは貝の形をした銀食器での提供。細かく刻んだチキン、海老、白身魚、玉ねぎが入っていてホワイト・ソースに合わせてある。こちらは控えめの量で、味付けも優しい。どちらも旨かった。まだまだ食べたい品が盛り沢山。やっぱりこの店だけで終わってしまおうかと悩んだが、グッと我慢して勘定してもらった。次は「オードウヴル」-「コンソメ」-「オムレツ(ビヤンド)」-「チキン・ア・ラ・キング」-「アスパラガス」-「エスカラップ」なんていうコースを組んでみたいなァ。(勘定は¥2,700)

 

 

レストラン 中津軒

三重県津市中央5−5

 

( 三重 みえ 津 つ なかつけん レストラン Restaurant & Coffee 洋食 絶滅危惧 マイアベーア Meyarbeyar 中津軒ホテル 上野精養軒 )

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