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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

やぶ昇 @愛知県一宮市

2025年04月26日 | 愛知県(尾張)

愛知県一宮市の麺類食堂「やぶ昇」(”ぶ”は変体仮名)へ。創業して54年だそう。地図アプリに導かれて店に到着したが、駅からは遠いし、大通りからは外れているし、周辺の道は住宅街で狭いしで、一見で到達するのは無理。こういう時にスマホは助かる。外看板の変体仮名で書かれた”きそば”の文字が渋い。暖簾をくぐって店に入ると、テーブル席が4つに小上がり席が3つ。給仕は若い男の子。調理場の様子は見えないが、話声から推定すると主人夫婦と息子さんだろうか。壁に掛けられた額入りの品書きや紙短冊を眺める。中華そば、丼物、おでんなんかもある。呑み客への注意書き(呑みだけは禁止)があったのは、居酒屋使いの客に困ったのだろうか。お願いしたのは紙短冊にあった「鴨汁ざるそば」。

しばらくして「鴨汁ざるそば」が運ばれた。碗に熱い鴨汁、せいろには締めたそば。刻みネギとわさびは別皿に。汁には鴨肉が4枚程とねぎ。そばは白っぽい色なので更科だろうか。刻み海苔のかかったそば切りを手繰って汁に浸して啜る。鴨肉の風味が移った汁は甘味があり、そばは喉ごし良く、旨い。鴨肉とねぎをつまみつつスルスルと啜っていく。途中で「そば湯はお飲みになりますか?」と訊いてくれたのでお願いした。とろみや濁りはあまりないそば湯を残った汁に足して綺麗に飲み干した。鴨ざるでこんなに安い値付けも珍しいし、セット物も値打ち。次は何を食べようかな。(勘定は¥950)

 

生そば やぶ昇

愛知県一宮市三条通12-12

 

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Limitless (Classic Rock Magazine) / Deep Purple

2025年04月25日 | 雑誌付録CD

Limitless (Classic Rock Magazine) / Deep Purple (2017)

英音楽誌「Classic Rock」の2017年4月号の付録CDは「Limitless」ど題されたディープ・パープル(Deep Purple)のコンピレーション。オール・タイムのコンピではなく、発売当時の最新アルバム「Infinite」からのシングルやアルバム未収録曲、映像作品からの抜粋曲、そしてこの盤のために用意された2013年の未発表ライヴ音源などで構成されている。収録曲目は以下の通り。

01 Time For Bedlam
02 All I Got Is You
03 All The Time In The World (Radio Mix Version)
04 First Sign Of Madness
05 No One Came (Live In Gaevle)
06 Strange Kind Of Woman (Live In Wacken)
07 Perfect Strangers (Live In Tokyo)
08 Black Night (Live In Milan)

自分はこの時代のディープ・パープルをほとんど聴いたことが無かったのでメンバーを調べてみると、ギターのスティーヴ・モーズ(Steve Morse)と、2012年に亡くなったジョン・ロード(Jon Lord)に替わったキーボードのドン・エイリー(Don Airey)以外はオリジナル・メンバーのイアン・ギラン(Ian Gillan)、ロジャー・グローヴァー(Roger Glover)、イアン・ペイス(Ian Paice)というラインナップで、”第9期”と定義されているそう。キーボードもジョン・ロード(Jon Lord)の演奏スタイルを踏襲しているようで、ディープ・パープルらしさがちゃんとある。何とプロデューサーはかのボブ・エズリン(Bob Ezrin)だ。この人も息が長いなァ。一昨年に来日していたとは知らなかった。名古屋はハードロックに強いと言われていたのに、とうとう”名古屋飛ばし”…。

 

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いろは菓子舗 @名古屋市東区・筒井 (2)

2025年04月25日 | 名古屋(東区・北区 老舗)

ある休日の晴れた日に東区の筒井町商店街へ。町は店も少なくなっているし、商店でなく一般住宅に建て替えられた所も多いが、何とか昔ながらの商店街の風情を残している。昼食の前に立ち寄ったのは和菓子の「いろは本店」。自転車で店の前を通ったら季節の菓子がガラス戸に貼りだしてあったので、ふと買って帰ることに。ガラス木戸を引いて中に入ると、色々な餅菓子が並んでいる。選んだのは「草もち」「桜もち」、それに「いちご大福」の3種類。

家に持ち帰ってお茶を淹れ、妻といただく。自分がいただいた「桜もち」は、塩漬けの葉でくるんであり、中はこしあん。もち米を粗く砕いた道明寺タイプ。葉っぱごと口に入れると独特の風味が口に広がり、後からあんこの甘さがやってくる。塩気と甘さのコントラストがいい感じ。昔はこの味わいが苦手だったけれど(笑)。「いちご大福」は綺麗に薄桃色に色付いた薄い羽二重餅に苺とあんこが貝のように挟まれている。軟らかい口当たりの後にフレッシュな苺の果汁で口がいっぱいに。どちらも旨かった。(勘定は¥1,300)

以前の記事はこちら (1

 


 

↓ 名古屋市内に残る唯一の戦前からの鉄筋コンクリート造校舎の「筒井小学校」(昭和11年・1936・建造)。戦前建築の学校や銀行は自前の焼却炉でボーボー紙類を燃やしていたので大抵煙突がある。

 

 


 

 

いろは菓子舗 (いろは本店)

愛知県名古屋市東区筒井1-15-31

 

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松美 @岐阜県岐阜市

2025年04月24日 | 岐阜県(岐阜)

寂れ具合が時々話題にもなっている岐阜市の西柳ヶ瀬。近辺のコインパーキングはとうとう24時間で¥350にまで下落していた。この日はまだ入ったことの無い大衆割烹の「松美」が、昼に定食を出していると知って訪れてみた。夜ともなると猥雑(だった)場所も昼は歩いている人さえ少ない。店の暖簾をくぐると奥に長いカウンター席があった。先客はおばさま方のグループ。主人夫婦との会話を聴いていると近所で店をやっていらっしゃる方々かな。壁にはいくつかの定食や一品料理の紙短冊が貼られているが、昼は「天ぷら定食」一択なのかな(未確認)。本当は定食の天ぷらで少し酒をやろうと思っていたのだが、”昼は禁酒でお願いします!”との貼紙あり…。残念。

まずは女将さんが小椀の蕎麦を出してくれた。麩入り。椎茸の出汁が効いていて旨い。そして生姜醤油のかかった漬物が3種、しっかりめの量のご飯と、大きな丸い麩と三つ葉が入った味噌汁、たっぷりの鬼おろしが入った天つゆを用意してくれる。天ぷらは揚がり次第出してくれるそう。まずは大きな玉ねぎのかき揚げが出てきた。熱々を天つゆに浸しかぶりつく。旨いなァ。そして茄子、さつま芋、大葉、しめじが出てきた。サービスで小鉢に入った里芋の煮っころがしも。ご飯と一緒に次々と平らげていると、まだこれに海老天が3尾も追加された。凄いなァ。これでこの値段は破格。次は是非、夜に呑みに寄ってみようっと。(勘定は¥1,100)

 

 


 

↓ 西柳ヶ瀬の入口「Star Place Yanagase」。

↓ 崩壊が進んでいた「柳ヶ瀬センター」はとうとう取り壊しが始まったようで、裏手に回ると崩れた建物が撤去されていた。流石にもう営業している店は無いと思うが…(未確認)。

 

 

 


 

 

大衆割烹 松美

岐阜県岐阜市高野町2-6

 

( 岐阜 ぎふ にしやながせ やながせ 柳ヶ瀬商店街 まつよし 居酒屋 御食事処 ランチ 定食 天丼 ドキュメント72時間 )

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岩野屋 @名古屋市中区・鶴舞

2025年04月23日 | 名古屋(中区 老舗)

この地方の絶滅危惧丼「天南丼」。自分が提供を把握し、まだ訪れていない店も残り少なくなってきた(→情報求ム)。この日は平日にたまたま鶴舞方面へ行く用事が出来たので、満を持して土日祝日休みの麺類食堂「岩野屋」へ。創業は昭和13年(1938)だとか(未確認)。ほぼ口開けの時間に店に着いた。店内は間口は狭いが奥に長く、テーブル席が両サイドに4つづつ並んでいる。年配の主人が1人、それに後から若い給仕女性がやってきた。もちろんお願いしたのは「天南丼・玉子入り」。

程なくして「天南丼」が完成。別皿に漬物付き。こちらは海老天の他に、人参のかき揚げ、いんげんのかき揚げ、かぼちゃ、さつま芋の天ぷらがのっている。なんと豪華な。これはもう天丼じゃないか。黄身を潰してしまわないよう注意して箸を入れた。少し甘めの濃いつゆで細く刻んだネギがクタクタに煮こまれており、天ぷらの上からかけてあるのかな(未確認)。ネギとつゆが天ぷらに絡まり、旨い。果たして玉子はどのように?と思ったらとじてあるのではなく軽くつゆで火を通したものが脇にのせてある。海老天も中サイズで身が太く、歯応えもバッチリ。後半は思い切って黄身を潰してまぶし、さらに具材とごはんを一体化。食べ終わるとお腹も満足。平日の昼にこの辺りに来られる時はあまり無いが、次は正体不明の「セパレートかつ丼」なるものを食べてみようかな。(勘定は¥850)

 

 

生そば 岩野屋

愛知県名古屋市中区千代田5-21

 

( 名古屋 なごや 鶴舞 つるまい ちよだ いわのや 麺類食堂 大衆食堂 食堂 てんなんどん てんなん丼 うどん きしめん 味噌煮込みうどん 丼物 )

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