ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

福田屋 @名古屋市千種区・池下 (2)

2024年07月27日 | 名古屋(千種区・守山区)

池下の南、入り組んだ細い路地の中の住宅街にある大衆食堂「福田屋」へ。早い時間から開いている店だが、この日は別の和菓子屋に用事があって、店に着いたのはちょうど昼時。店の前の駐車場はいっぱいでなかなか空かず、仕方なく隣のコインパーキングに車を入れた。店に入ると先客は5組も。日曜とあって家族連れもいるし、こちらは出前もするので立て込んでいるようだ。唯空いた小上がり席のひとつに腰掛け、何にするか迷う。ここはセット物が充実しているが、給仕の女将さんにお願いしたのは「オムライス」(←結局それか)。注文が通った間にも出前の電話が入って来る。外から主人と思しき男性が出前から帰って来た。あれっ?すると厨房で調理をしているのは…。

しばらくして白い楕円の平皿で運ばれた「オムライス」はもちろん薄焼き玉子包みタイプ。こちらのは体高が高く、こんもりと紡錘形に整えられている。かけられたケチャップは多め。紙ナプキン巻のスプーンを解きいただいていく。中はチキンケチャップライスでベジタブルミックスが使われている。味付けは薄めなので上のケチャップをスプーンでちょこんと付けながらいただくと丁度いい塩梅。まだ後客も入って来たのでパクパクっと平らげて席を空けた。次は市バスか歩きで来て一杯やろうかな。(勘定は¥660)

以前の記事はこちら (1

 

食事処 福田屋

愛知県名古屋市千種区丸山町3-47

 

( 名古屋 なごや 池下 いけした ふくだや 麺類食堂 大衆食堂 中華そば ラーメン 定食 朝食 洋食 うどん とん汁 豚汁 )

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Demolition 23. / Demolition 23.

2024年07月26日 | パンク・ニューウェーヴ

Demolition 23. / Demolition 23. (1994)

1993年に元・ハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)のマイケル・モンロー(Mchael Monroe)と、サミ・ヤッファ(Sami Yaffa)が結成したバンド、デモリッション23(Demolition 23.)を今更ながら購入。先の来日公演でも一緒だった2人、余程気があっているんだろう。購入したのは予習も兼ねてその公演の直前だったが、ライヴでもこのアルバムの曲が演奏されていてとても出来が良かった。ニュー・ヨークのかのパワー・ステーションで録音されたアルバムにはギタリストの故・ジェイ・へニング(Jay Hening)とドラムスのジミー・クラーク(Jimmy Clark)が参加。プロデュースはE・ストリート・バンド(E Street Band)でお馴染みのリトル・スティーヴン(Little Steven)。ちょっと意外な選任の気がしたが、80年代半ば頃からマイケルと親交があったのだそう。

ハノイ・ロックスはもちろんパンクに影響を受けていたが、ここでも彼らのフェイヴァリットだったろうジョニー・サンダース(Johnny Thunders)「I Wanna Be Loved」、U.K.サブス(U.K. Subs)「Endangered Species」、デッド・ボーイズ(The Dead Boys)の「Ain't Nothin' To Do」なんかのカヴァーを演っていて彼らの出自も垣間見える。ストレートなカヴァーだがいい感じ。まるで自分達の曲のように違和感がない。出色はやはり01、02なんかのライヴでも披露されたナンバー。マイケルの明るいキャラクターが表に出つつも素晴らしいロックンロールになっている。昨年は再結成して短期ツアーも行った模様。このアルバムは当時日本でもまあまあ売れたらしいので(→故に中古盤が安い)、このバンドでの来日なんてあれば面白いのに。

ネット・ショップにて購入(¥266)

  • Label ‏ : ‎ マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • ASIN ‏ : ‎ B00005MWNA
  • Disc ‏ : ‎ 1
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コーヒースタンド @岐阜県中津川市

2024年07月26日 | 岐阜県(東濃)

バイクで岐阜県中津川市へ行った際、休憩に立ち寄ったのはJR中津川駅構内にある喫茶店「コーヒースタンド」。こちらは以前に立ち喰いそばをいただいた「根の上そば」の隣にある。待合に入ると出汁の香りが漂っていて立ち喰いうどんは盛況な様子。戸を引いて中に入る。店内は黄色い椅子がかっこいいカウンター席とテーブル席が3つほどとこじんまり。ただテレビは点いているが誰も居らず、声をかけても出てくる気配が無い。店内にある色紙とかを眺めていると”梅信亭”なんて書いてあるので、こちらも隣と同じく駅弁などを手掛けていた料亭「梅信亭」から勧められ営業を始めたという創業明治36年の「安田商店」が経営に関わっているようだ。

カウンター席に腰掛けて待っているとしばらくしてホーム側から主人と思しき男性が「すいませーん。」と戻って来た。留守の間に決めておいた「Ice creamセット」の「キャラメルナッツ」をお願いした。コーヒーは濃い色合いと味わいのもの。その場で淹れているのは見えなかったので”鍋コーヒー”かもしれない。アイスクリームは冷蔵庫から取り出した業務用のバニラ風味のアイスクリームにHERSHEYのシロップをかけたもの。少しづつ口に入れながら濃いコーヒーを啜って休憩させてもらった。(勘定は¥500)

 


 

↓ バイクで城山大橋を通った際、橋の上から以前に訪問した「苗木城跡」を望む。年々高所恐怖症が酷くなる自分は、この大きな橋にバイクを寄せているだけで動悸が激しくなり、足がすくんでしまう…。

 

 


 

 

コーヒースタンド

岐阜県中津川市太田町2-1 JR中津川駅構内

 

( 中津川 なかつがわ 中津川駅 喫茶 コーヒー 珈琲 喫茶店 純喫茶 アイスクリーム 立喰そば 立ち食いそば ねのうえそば 梅信亭弁当部 ばいしんてい 駅弁 苗木城址 )

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五月 @岐阜県岐阜市

2024年07月25日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市庵町にある食事処「五月」へ。店は以前に訪れた中華料理の「左門」と同じ並びのテナントに入っている。近くに大きな斎場があるが、通り抜けられるような場所でもない為、なかなか分かり辛い場所かも。こちら土日休みの店なのでなかなか機会が無く、ある平日の昼間に時間が空いたので寄ってみた。店前の駐車場に車を停めて暖簾をくぐる。店内はカウンター席と小上がり席が4つ程。居酒屋風情で、座ったカウンター席には焼酎の瓶や黒烏龍茶のペットボトルが並んでいる。年配の女性主人が1人でやっていらっしゃる様子。ランチは6種類あって表の黒板と店内の壁に貼り出してあった。その中から選んだのは「豚生姜焼」。

先客に続いて「豚生姜焼」が運ばれた。盆にのっているのは鉄板の生姜焼きと、小皿の味噌奴、大根の煮物、大きなたくあん、味噌汁、そして茶碗にこんもりと盛られたご飯。鉄板で熱々の生姜焼きはしっかり濃いめの味付け。味わいからするとにんにくも使ってあるかな。ご飯の進む味付けで旨い。大きめの豚肉と玉ねぎで量もしっかり。これでこの物価高の令和時代にワンコインとは恐れ入る。ご飯の調子だけは今ひとつだったが、全部綺麗に平らげて勘定してもらった。次は夜の居酒屋営業時間に立ち寄ってみたいなァ。(勘定は¥500)

 

お食事処 五月

岐阜県岐阜市庵町23

 

( 岐阜 ぎふ さつき ランチ 定食 居酒屋 酒場 しょうが焼き 豚しょうが焼き ワンコインランチ )

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二ツ玉 @名古屋市西区・円頓寺 (2)

2024年07月24日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

久しぶりに円頓寺本町商店街の麺類食堂「二ツ玉」へ。この日は亀島のある食堂に振られ、こちらまで歩いて辿り着いた。そのせいで昼には少し遅い時間に店に着いたが、”厚生省認可”と書かれた暖簾をくぐると店内はテーブル席も小上がり席も満席の盛況ぶり。ちょうど小上がり席が空いたが、座るなり女将さんが「カツ丼売り切れてますがいいですか?」と。この日の目当ては別だったので「ハイ」とそのまま座らせてもらう。外は暑かったが、しっかりと冷房が効いている中「みそにこみ」を食べている人が多い。外から来たばかりの自分は「冷麦」と迷ったが、結局来る前から決め打ちしていた「天南丼」をお願いした。この地方特有の絶滅危惧丼です。

しばらくして味噌汁とたくあんと共に運ばれた「天南丼」は、ご飯の上の片側に海老天、もう片側に細く切った長ネギが配置されている。煮込まれたつゆは多めでご飯の下に溜まるくらい。海老天はかなりの厚化粧で、小さめの海老が倍の大きさに変身(笑)。ネギは少しシャキッとした食感が残るくらいに煮込まれている。海老天の衣がしっかりとつゆを吸って旨い。思ったよりご飯の量が多かったので食べ切れるか不安になったが、ちょっと変わった風味の赤出汁を挟みながら結局綺麗に平らげた。常連客と主人夫婦の話をそれとなしに聞いていると、跡継ぎは居ないらしいので当代で店は終わりだろうとのこと。こちらのそばは手打ちらしいので次は食べてみたいナ。(勘定は¥830)

以前の記事はこちら (1

 

 


 

↓ 店に向かう途中の「株式会社ノリタケカンパニーリミテド 事務本館(旧・日本陶器事務所)」(昭和12年・1937・建造)。鈴木禎次設計。戦前に建てられたこういう大きな建物の中はどんな装飾がされているのか1度見てみたいな。

 

↓ 西円頓寺商店街にある長屋「名駅2丁目長屋」(明治~大正年間・建造)。店が入れ替わりながらリノベを繰り返してしぶとく残っている8軒長屋。現在は法人所有らしい。こういうテナントは2階も借りるのかな?。名古屋市の登録地域建造物資産に指定されている。

 

 

↓ これも同じ通りにある「旧・山英商店」(昭和7年・1932・建造)。かつては味噌・たまりの製造販売で創業したのだそう。こちらも名古屋市の登録地域建造物資産に指定されている。

 

 


 

 

めん処 二ツ玉

愛知県名古屋市西区那古野 2-13-20

 

( 名古屋 なごや 円頓寺商店街 円頓寺本町商店街 ふたつたま 大衆食堂 食堂 てんなんどん 天なん丼 うどん 蕎麦 きしめん 志の田丼 しのだ丼 木の葉丼 このは丼 近代建築 )

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