ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

吉田屋 @名古屋市東区・市役所

2017年12月31日 | 名古屋(東区・北区 老舗)

今年の年末は正月用の酒をどこで仕入れようかと考えていたが、一度も買ったことのない店にしてみようと、外堀の「名古屋市市政資料館」の横にある「吉田屋」へ。以前に入ったことはあったが、買う気で来たのは初めて。創業は大正6年(1917)とのこと。建物は新しいが風格ある佇まい。多治見に支店もあるそうだ。歴史を感じさせるこの付近は鰻の「鰻木屋」、麺類食堂の「山田屋」と老舗飲食店も並んでいる。店の一番奥に日本酒の棚があるのでざっと眺めてみる。この店の看板酒らしい新潟県糸魚川市・猪又酒造の「月不見の池」ひと揃えをはじめ、地元愛知県の蔵の酒、全国知名度の高い定番の酒も揃っている。冷蔵庫の中にはちょっとお高い火入れしていない生酒などが所狭しと、なかなかの品揃え。1升瓶をチェックしていくと、棚のどの瓶も製造が今年の12月になっているので回転はとても良いのだろう。まずは帰ってすぐ呑む酒(←正月用じゃないのか)、親戚一同で年越しに呑む酒、そして正月に自分だけでゆっくりと呑む酒と、とりあえず3本選んでみた。

  

今年の秋に蔵まで行った岐阜県中津川市・中島醸造の「特別純米・小佐衛門」。今年一番話題になった蔵のひとつ岩手県・赤武酒造の「AKABU・純米酒」。錦三の「華雅」で味わった愛知県愛西市・山忠本家酒造の「義侠・はるか」の3本。もちろんまだ小佐衛門しか味わっていないが、過去に呑んだことのないあとの2本での年越しが楽しみ。これに別の店で買った、最近純米酒になった定番酒、神戸市・菊正宗酒造の「純米樽酒」1本、「サッポロラガー」(赤星)1ケース、定番の「BEEFEATER」のジン、「SMIRNOFF」のウォッカを1本づつ、そして誰かが持ってくるはずのウイスキーを合わせて準備万端(と書いていたら、年末のご挨拶で知人に、蔵開きした岐阜県美濃市・小坂酒造の「初百春・朝しぼりたて・生原酒無ろ過」もいただいてしまった)。でもこれだけ呑んだら確実に記憶を失くして、味わうどころじゃないことになりそうだナ(苦笑)。おっと、でも自分はまだ本日大晦日まで仕事なのだった…。もうひと頑張り。皆様、良いお年を。(勘定は¥8,500/3本程)

吉田屋本店

愛知県名古屋市東区東外堀町17

 

( 名古屋 なごや 市役所 よしだや 吉田屋 酒屋 酒店 ぎきょう こざえもん あかぶ サライ )

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小塩屋 (3) @岐阜県岐阜市

2017年12月30日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

雨の降った平日の昼前、岐阜市菊地町の人気食堂「小塩屋」の開店時間に合わせて訪問。横の駐車場に車を停めて、少しだけ開店時間になるのを待つ。定時になってよしっと車を出て暖簾をくぐると…なぜか先客が4名も(苦笑)。いったいいつから居たんだ…。いつもの店頭のおすすめ表示もなく、店の中にもあまり紙短冊の品書きが下がっていなかったので、珍しく多くない選択肢の中から「カキフライ定食」を注文する。よく見ると奥のテーブルではお母さんが本日のおすすめをホワイトボードに書いている真っ最中。そうか、これからだったか…。ちなみに本日のおすすめの中には「メバルバジルオイル焼き+ヒレカツ」なんてエキセントリックなものも。攻めてるなァ(笑)。いつにも増して電話注文が多いようなのは雨が降っているからかな。ここは厨房も給仕も女性がほとんどなので、相変わらず厨房付近はあーだこーだと大騒ぎだ。

しばらくして運ばれた「カキフライ定食」にはなかなかのサイズのカキフライが5個。それに根菜と菜っ葉の煮物の鉢、味噌汁に漬物が付く。ご飯は”中”でお願いしたが、大きめのご飯茶碗にたっぷり。次は”小”でもいいかも。カキフライに付いているタルタルソースが市販のもののように重くなくイイ感じ。旨い。つけ合わせのキャベツの千切りやトマト、きゅうりにもこのタルタルソースを絡ませる。味噌汁が豚汁のような風味で、これでまたご飯も進んでいく。お腹いっぱいで満足。次々と入ってくる客に席を譲ろうと席を立つが、その時ちょうど隣の女性客のテーブルに運ばれた「カレーライス定食」には、チキンカツも付いて、更に味噌汁か小ラーメンを選択出来るという凄いもの。カキフライも旨かったが、今日の正解はこちらだったか。でも、おばさん、それ本当に全部食べるの?(笑) (勘定は¥850)

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小塩屋

岐阜県岐阜市菊地町1-1

 

( 岐阜 ぎふ おじおや おじお屋 大衆食堂 麺類食堂 ランチ 定食 洋食 中華そば 昼飲み 昼呑み )

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Shapes Of Things : The Best Of The Yardbirds / The Yardbirds

2017年12月30日 | クラシック・ロック

Shapes Of Things : The Best Of The Yardbirds / The Yardbirds (2010)

「Music Club」という英Demon Musicのレーベルから出ているベスト盤2枚組シリーズのヤードバーズ(The Yardbirds)版。このシリーズはどれも過不足無くまとまった選曲と、まあまあのアートワークで気に入っていて、以前にも色々なアーティストを購入している。ヤードバーズといえば、ギタリストが、クラプトン(Eric Clapton)→ ベック(Jeff Beck)→ ベック+ペイジ(Jimmy Page)→ ペイジ と変遷していて、特に最後期はレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の前身ともなっている重要なバンド。ストーンズ(The Rolling Stones)の後釜としてクラブの常連バンドとなり、その後はバンドとしてのヒットもあり人気を博したが、生き残った他のビート・バンドと比べてキース・レルフ(keith Relf)のヴォーカルは残念ながら不安定で弱く、その後の扱いも”3大ギタリストを輩出したバンド”に留まっている(3大ギタリストなんて言うのは日本だけらしいが…)。自分がストーンズやらを聴きだした頃にはオリジナル・アルバム(もちろんレコード)も入手困難になっていて、輸入盤で変なベスト盤3LPボックス「Greatest Hits」(写真下)を購入しただけで終わっていた。

初期のクラプトン期は活きのいいブルーズのカヴァー・バンド。そしてベック期にはポップ調の曲でヒットを飛ばし音楽性が変化、ベック+ペイジ期は時代と共にだんだんとサイケデリック色が加わってくる。ペイジが残ると、バンドはハード、実験色が強くなって自然崩壊気味に。ただやはりキャリアを通してキース・レルフのヴォーカルは印象に残りにくいんだよなァ…。ペイジは終焉を迎えつつあったバンドを次へのステップの実験場としたようで、のちにツェッペリンで演奏された曲や奏法を、ヤードバーズで同じスタイルで演っていたりもする。聴いているとやはりその後期の音に興味が湧く(今更だがちょっと買ってみようかな)。当時は今のように何十年も活動するバンドが出るなんて思いもしない時代だっただろうから、バンドが刻々と変化して短命だったのは仕方がない。1曲だけキース・レルフのソロ曲が入っているのは何故なんだろう。 

オークションにて購入(¥950)

  • CD (2010/8/3)
  • Disc : 2
  • Format: CD, Import
  • Label : Music Club Deluxe
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金華 (2) @愛知県小牧市 (※閉店)

2017年12月30日 | 愛知県(尾張)

禁断の深夜中華。娘を車で送った深夜、このまま帰るのもつまんないなと小牧市の中華料理屋「金華」へ。41号線沿いにあるので遅くまで開いている店だ。さすが国道沿いとあって遅い時間にも関わらず客が入っているし、自分の後にもポツポツと男性1人客が入って来る。ついでになぜか猫も1匹入ってきた(笑)。前回は中華料理なのになぜかここの名物みたくなっている「オムライス」だったけれど、何にしようかとメニューを眺める。常連客と談笑している女性給仕に珍しいメニュー「中華カレー」と「餃子」を注文した。

しばらくして運ばれた「中華カレー」は白い大きな平皿に盛られていた。ご飯の上には豚バラ、人参、玉ねぎ、タケノコが入ったカレーがかけてあり、カレー餡には玉子が溶いてある。人参などの切りはデカいので湯通しか油通ししてあるだろう。食べてみると辛さはほとんどなくマイルド。ずばりカレーライスでもないし、かと言って中華でもない独特の面白い味。盛りは良く食べ応えがある。「餃子」は小さめで薄皮のものが8個。中の餡の肌理も細かい。こちらもパクパクっとあっという間に完食した。次は前回も気になった「カイシ焼きそば」か「チャプスイ麺」にしてみようかな。(勘定は¥900)

以前の記事はこちら

※令和元年12月30日を以って閉店されました

中国料理 金華

愛知県小牧市小木東1-47

 

( 小牧 こまき きんか 中華料理 中国料理 ラーメン 餃子 チャーハン 洋食 オムライス 閉店 廃業  )

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吉田屋 (2) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2017年12月29日 | 岐阜県(岐阜)

久しぶりに岐阜市田神の大衆食堂「吉田屋」へ。日の暮れで、道を挟んだ反対側はコンビニが明るいのだが、この店の店先はやや暗い(写った写真よりも暗いです)。暖簾をくぐって店に入ると、この日は厨房に主人の姿が。先客はおらず。最初からカツ丼を食べようと思って来たので迷わず「カツ丼」を注文。テーブルの上に置かれたやかんのお茶を注いで(セルフ)テレビを見ながら出来上がりを待つ。厨房はいたって静かで調理の様子が全く伝わってこないので心配になるが、耳を澄ますとちゃんと静かな調理の音と揚げ音が聞こえてきた。換気が良くないのか、だんだんと煙ってきたかなと思った頃に出来上がり。

運ばれた「カツ丼」は、大きめに刻んだ玉ねぎが特徴的。オーソドックスなカツ煮タイプかと思いきや、口当たりからするとカツは煮込んでいないかも。脂身のあるカツは3つと大きめにカットされている。つゆの味付けは甘過ぎず塩梅良く旨い。多めのつゆはだんだんご飯に吸い取られ、食べ進むうちにちょうど良い加減になった。少し一味唐辛子を振ったり、添えられたたくあんを挟んだりしていただいた。焼きめし、餃子、にごみうどん、テキライス、ハヤシライスなど、まだまだ食べてみたい品がたくさん。(勘定は¥530)

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吉田屋

岐阜県岐阜市田神12-18

 

( 岐阜 ぎふ よしだや よしだ屋 大衆食堂 麺類食堂 洋食 かつ丼 )

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柳橋きたろう場内 (2)@名古屋市中村区・柳橋

2017年12月29日 | 名古屋(中村区・西区)

昼をまだ食べていないという娘を連れて名古屋駅近くの柳橋市場内にある「柳橋きたろう場内」へ。車だったので店のある「丸中食品センター」の駐車場に入れようと思ったが満車。仕方なく道路の反対側の水産ビルの駐車場へ。この建物も年季が入っているなァ。スロープの幅がギリギリだ。わざと休みの市場の中を通って店へ。娘は初めて来たようだが、こんな中に開いている店があるっていうのにビックリしていた。店に入るとこの日は悪天候とあってか、それとも日曜の昼時はこんなものなのか、まだ先客はおらず、この後も1組の客が来ただけだった。カウンターだけの席に座って「旬の11貫にぎり」を注文。飲物は運転があるのでお茶だけ。

店主によって順次握られ、下駄の上に置かれていく。この日握ってもらったのは、かんぱち、中トロ、漬けマグロ、鯛、鰯、いくら、雲丹、玉子、穴子など(順不同)だったかな。これにあおさの味噌汁の椀が付く。キリッとした酢漬けの生姜を挟みながらどのタネも美味しくいただいた。巻物が無かったので海苔巻(かんぴょう巻)などを追加してもらった。こういう場所で食べるっていうシチュエーションが彼女の満足度を上げたんじゃないかな。(勘定は¥6,300/2人程)

以前の記事はこちら

 

柳橋きたろう場内

愛知県名古屋市中村区名駅4-15-2 マルナカ食品センター1F

 

( 名古屋 なごや 名駅 名古屋駅 きたろう きたろう場内 柳橋すしきたろう場内 柳橋市場 やなぎばし 鮨 鮓 寿司 握り鮨 江戸前 )

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井桁屋 @岐阜県岐阜市

2017年12月28日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市役所前の大衆食堂「井桁屋」。日曜休みのようなのでなかなか訪問が叶わなかったが、平日にちょうど岐阜市役所近辺に居た時があったので寄ってみた。洗濯物の2段干しなんて久々に見た気が(笑)。表のテント屋根(お好み焼・たこ焼の文字が乱雑に消してある)が綺麗だったらもう少し入りやすいと思うんだけれど、なかなか入り辛い雰囲気。暖簾をくぐって中に入るとテーブル席が5つ程。外観同様かなり年季の入った店内。渋い。座敷に置いてあるテレビが店兼用のようだ。老齢の主人と女将の2人。品書きは壁に掛けられた黒地に白文字の木札に。何にしようかと迷ったが、何となく「親子なんば」を注文。この調理は女将が担当した。

今思えば当然かと思うのだが、届いたのは「親子なんばうどん」。丼物のすぐ横に書いてあったので自分はご飯物のつもり(なんば=長ネギ、なので親子丼に長ネギが使ってあるかと…)で頼んでいた。なので最初は「?」となる。なんでご飯物と勘違いしたんだろ…(恥)。それはさておき「親子なんば」。”なんば”とあるので長ネギと、沢山の鶏胸肉、そして玉子でとじてあるうどん。つゆはしっかりと出汁が効いているが、意外にも色薄くすっきりとしたもの。鶏肉がとても柔らかく仕上がっていて、玉子もふわっとしていて旨い。岐阜市ではお馴染みの製麺屋「桔梗屋」の銘の入ったカレンダーと鏡があったので麺はそちらだろうか。次はこれと同様の鶏肉が使ってあるだろう「親子丼」にしてみようかな。(勘定は¥550)

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↓ 長良橋の南詰にある「忠節用水分水樋門(通称:ロボット水門)」(昭和7年・1932・建造)。既に役目は終えているらしいが、角の生えたロボットのような愛敬のある姿で親しまれている。

 

 


 

 

お食事処 井桁屋

岐阜県岐阜市川端町3

 

( 岐阜 ぎふ いげたや いげた屋 麺類食堂 大衆食堂 うどん そば 南蛮 なんばん 丼物一式 麺類一式 近代建築 岐阜県近代化遺産 )

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Tribute To Black Heroes In Music : Don Covay / Various Artists

2017年12月28日 | ソウル・ファンク・R&B

Tribute To Black Heroes In Music : Don Covay / Various Artists (1993)

オークション・サイトを覗いていてふと見つけた日本盤CD。2年前に他界した往年のソウル・レジェンド、ドン・コヴェイ(Don Covay)のトリビュート盤。自分はこの盤の存在を全然知らなかったのだが、参加メンバーのクレジットを見てビックリ。もの凄い面々が参加していた。よく調べてみると海外では「Back To The Streets : Celebrating The Music Of Don Covay」というタイトルで発売されているものと同内容のようだ。その海外版ジャケットはこちら(写真下)。

どっちのジャケットも正直いまひとつ…どころか全く酷い出来だが(笑)、驚いた参加メンバーは、

01 –Ron Wood - Chain Of Fools
02 –Robert Cray - He didn't Know
03 –Bobby Womack - Checkin' Out
04 –Iggy Pop - Sookie Sookie
05 –Peter Wolf - I Stole Some Love
06 –Arlene Smith / Johnny Colla - Letter Full Of Tears
07 –Corey Glover - Three Time Loser
08 –Ben E. King - Victims
09 –Jim Carroll - Long Tall Shorty
10 –Todd Rundgren, Gary U.S. Bonds, Chuck Jackson - Mercy Mercy
11 –Nona Hendryx - We Can't Make It No More
12 –Barrence Whitfield - Pony Time
13 –Billy Squier - See Saw
14 –Mick Taylor / Chuck St. Troy - Somebody's Enjoy My Home
15 –Jimmy Witherspoon - Thunder
16 –Corey Glover, Johnny Kemp, Chuck Jackson, Gary U.S. Bonds, Bobby Womack - Soul Summit (Back To The Streets)

と超豪華。70年代ソウル・ミュージックを演らせると、ブルーズなんかよりもハマってしまうロン・ウッド。ステッペン・ウルフ(Steppen Wolf)のカヴァーでも有名な4「Sookie Sookie」を自分のものにしてしまう溌剌としたイギー、スローな曲でロマンチックな心の叫びを聴かせるピーター・ウルフ。この他にも聴きどころがいっぱい。いくつかの曲(1、4、6、7、10、15)にはエクスペリエンス(The Jimi Hendrix Experience)のノエル・レディング(Noel Redding)も参加している!。どうして国内と海外でこのような変則的な発売になったのか当時の事情は全然分からないし、この盤の情報自体も少ないのだが、どうも国内ではトリビュート盤のシリーズで発売されたうちのひとうのようだ。他にはオーティス・ブラックウェル(Otis Blackwell)と、カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)が確認出来る。それはともかく、活きのいい曲、しっとりとしたバラード、共にドン・コヴェイの曲の良さがしっかりと伝わってきてなかなかイイ。ストーンズ(The Rolling Stones)のカヴァーから知ったドン・コヴェイだけれど、コンピに収録されたものしか所有していないので、彼のベスト・アルバムでも聴いてみたくなってきた。

オークションにて購入(¥288)

・CD (1994/6/22)
・Disc : 1
・Format: CD
・Label : ビクターエンタテインメント

 

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東亭 (2) @岐阜県岐阜市

2017年12月27日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

夕闇迫る岐阜市今町の「東亭」へ。創業は明治中頃で現在4代目という貴重な”百年食堂”だ。煌々と照明が灯って「営業中」の看板も出ていたので2階へ上がっていくものの、ドアは閉まっている。すると「すいません」と気付いた主人が奥から出てきた。もちろん先客はゼロなのになぜかもう調理が進んでいる。どうもすでに出前の電話が入っていて開店前から忙しかったようだ。実際にまた次の電話注文が入っていた。テーブル席に座って寡黙な女将に、決め打ちしていた「中華そば」を注文した。

しばらくして運ばれた「中華そば」は、銘の入った丼ぶりで運ばれた。細かい刻み葱と蒲鉾、チャーシューとメンマがのっている。最初から胡椒が振ってあるのが”らしい”。出汁は煮干し、利尻昆布、ムロ節から引いているとのこと。見た目から優しい味のスープかと思いきや、ビッと塩分強め。メンマにもしっかりと濃い味が付いているので余計にスープが濃く感じる。さすがにこれだと飲み干せない。麺は細麺。カレンダーが岐阜市ではお馴染みの「桔梗屋」だったので、たぶんそこだろう。チャーシューは噛み応えのあるタイプ。スルッと完食。130年前も前という創業当時に中華そばはまだ無かったかもしれないが、昔からこの店に伝わる中華そばがこれと同じで、それを味わうことが出来たのだとしたら感慨深い。(勘定は¥400)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4

 


 

↓ 大工町の「市立岐阜小学校」の南に建つ、洋館もある「旧・青木医院」(建築詳細不明)。下見板張りで上げ下げ窓。軒下の意匠も洒落ている。人気が無く、現在の用途は不明。

 

 

 


 

 

東亭

岐阜県岐阜市今町3-18

 

( 岐阜 ぎふ あずまてい 東亭食堂 お食事処 ラーメン 中華そば 中華ソバ カツ丼 あんかけかつ丼 百年食堂 麺類食堂 大衆食堂 近代建築 都市景観重要建築物 )

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なか川 @名古屋市東区・高岳

2017年12月27日 | 名古屋(東区・北区)

いつ頃からあるのかは知らないのだが、店構えからしてかなり年季が入っていそうな東区高岳の鳥料理「なか川」。ガラス木戸を引いて中に入ると右側が調理場、左側が小上がりになっている。中も年季が入った佇まいで、壁には往年のドラゴンズの選手のサイン色紙が飾ってあった。ここではまだ黒電話も現役のようだ。一朝一夕では作り出せない味のある雰囲気。調理場には3人も居て、給仕女性も2名と、人気があるだろうことを予想させる。この日も自分が座った席の壁向こうの隣の間にグループ客が居るようで、賑やかな声が聞こえていた。

まずは酒をぬる燗でもらう。徳利とガラスのぐい飲みで届けられた酒は「賀茂鶴」。つまみには「みぞれ和え」をお願いした。小鉢の中には軽めに湯通しした鶏肉に大根おろしがのせてある。ふわっとした食感で、シンプルだが最初のつまみには最適。鮮度の良さが感じられる。すぐに酒と「きも桑やき」を追加。「桑やき」は小鉢の中にキャベツの千切りが敷いてあり、その上に。甘辛く味付けがしてあるが、辛味がやや強め。山椒も入っているのかな。肝の舌触りと濃い味付けがよく合っている。途中にはキャベツで口直し。品書きには丼ぶり物や「チキンチャップ」なんてのも。確かにご飯が食べたくなるゾ。(勘定は¥2,000程)

この後の記事はこちら

 


 

↓ 建物好きには有名な白壁の「中産連ビル」(昭和38年・1963・建造)。設計はル・コルビュジエに師事した坂倉準三(※「岐阜市民会館」も彼の設計)。白い窓枠がランダムに配置されたモダニズム建築の傑作。織物を編んだような異なる色に輝くタイル壁もイイ。コレを読んでから観ると楽しいです。

 

 

 


 

 

鳥料理 なか川

愛知県名古屋市東区泉2-22-22

 

( 名古屋 なごや 高岳 泉 なかがわ 鶏料理 桑焼き くわやき 近代建築 名古屋渋ビル研究会 名古屋渋ビル手帖 モダニズム モダニズム建築 中産連ビルディング )

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