ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

リスの店 @愛知県岡崎市

2018年06月30日 | 愛知県(三河)

名鉄に乗って愛知県岡崎市へ。岡崎を訪れたのは初めてだと思う。近代建築(明治~昭和戦前辺りの建築※自己基準)を探して街中と郊外を散策。まだ暑いというほどではないが日差しが強く日焼け必至。駅から離れた場所の近代建築をいくつか愛でた後に寄ったのは大衆食堂「リスの店」(笑・なぜこの名前?)。初めての土地でこんなエグい店には入らないよなァ、と自分で自分の行動に呆れながら思い切って暖簾をくぐる。外観と同様に鄙びた店内はかなり雑多。カウンター席やテーブル席の一部も過去の遺物となっていて、使える席はテーブル席が2つと小上がり席2つ。魚の居ない空の水槽や、様々な商売とカンケーない物が沢山置かれている(苦笑)。出てきたのは大柄でスキンヘッドのあんちゃん。うっと身構えるも、とても丁寧な口調の優しい方(笑)。白札の品書きが掲げられていて、基本的にはお好み焼と焼そば、麺類、洋食というラインナップ。まだ他に行ってみたい店がいくつかあったので軽めにと、”リスの店懐かしの味”と書かれた「ねぎ玉」を選んでみた。せっかくなのでビールも。

テレビなのか「ど根性ガエル」の音声を聞きながらキリンラガーの大瓶をコップに注ぐ。調理場では静かに調理が進んでいる。どれほどの歴史がある店なのか知らないが、自分とあんちゃん以外誰も居ないこの初めての空間でビールを呑んでいる不思議。沁みる。意外に時間がかかって「お待たせしました。」と運ばれた「ねぎ玉」は、もちっとした生地のねぎ焼き。ソースを塗ってから半分に折ってある古(いにしえ)の中部地方的薄焼きタイプ。でもこちらのは薄焼きと言うには生地がちょっと厚いか。玉子は目玉でなく潰れていて、生地のせいであまりねぎを強くは感じなかった。勘定をしてもらったが思ったより瓶ビールが高かったナ…。(勘定は¥900)

 


 

 ↓ 朝日町にある「旧・額田郡公会堂」(大正2年・1913・建造)。最近まで「岡崎市郷土館」として利用されていたが現在は閉鎖。この塗装は建築当初の色を再現したのだとか。下記の「物産陳列所」と共に国の重要文化財に指定されているが、保存管理には苦労しているようだ。

 

 

 

 ↓ すぐ裏手にある「旧・額田郡物産陳列所」(大正2年・1913・建造)。上記資料館の収蔵庫として使用されていたがこちらも閉鎖中。以前は公会堂と対面した位置にあったのだとか。

 

 

 ↓「旧・額田郡公会堂倉庫」(建築詳細不明)。公会堂に隣接するこじんまりとした建物。こちらは文化財には指定されてない。

↓ 近くに建っていた洋館を備えた住宅(建築詳細不明)と、綺麗に修繕されている瓦屋根の建物(建築詳細不明)。医院か何かだった建物かな。

 

 


 

リスの店

愛知県岡崎市中町大門通9

 

( 岡崎 おかざき りすの店 大衆食堂 麺類食堂 おこのみやき お好み焼き 焼そば やきそば 丼物 洋食 ランチ 中華そば ラーメン 近代建築 洋館 )

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武蔵野本店 (2) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2018年06月29日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

 

久しぶりに岐阜市神田町の「武蔵野本店」へ。創業は大正3年(1914)というから100年を超えた老舗だ。現在は3代目だとか。店に入るとこの日は見た感じ男性の1人客ばかり。奥の座敷には入ったことがないが、そちらにも何人か小さい卓の前に座っている。一番奥のテーブル席に座り、「ざるそば」を、この日の目当て「特製だるまセット」で注文する。小寒い日だったので酒を1本つけてもらった。なので「だるまセット」のご飯を半分にしてもらう。

まずは燗酒が運ばれる。でもまだ手を付けない。しばらくして「ざるそば・特製だるまセット」が届けられた。サンプルとは違ってしっかりと蓋がされており、まさに”だるま”。蓋を開けるとエビフライ、から揚げ、玉子焼き、麻婆豆腐、蒲鉾、お浸し、サラダ、とご飯が詰まった弁当が現れ、その下の段は桶になっており、中にざるそばが入っている。汁物でもOKのこのだるまの入れ物、大垣の「鶴丸」にもあるのだがその昔流行ったことでもあったのだろうか。上のおかずをつまみにしながら酒を呑む。楽しいナ。こんな弁当式だから作り置きかと思いきや、どのおかずもちゃんと出来立てなのが嬉しい。

酒が無くなったところでご飯に移行。半分とお願いしたけれど思いのほか量がある。そして最後はそばに。つゆは猪口で別添え。刻みネギと練りわさびも。ざるにしたのは酒を呑んでいる間に麺がグズグズになるのが嫌だったから。店の日めくりカレンダーに寺町の「大橋生麺合資会社」とあったからそちらの麺だろうか。茹で加減は軟らかく、つゆは甘めの濃いめ。どうというそばではないが構わない。それよりも量が多くて手繰っても手繰っても減らない(汗)。控えめにしたつもりが結局お腹一杯になってしまった(笑)。ご飯の量を普通にしていたら撃沈していたかも…。麺類に400円足すと出来るこの「だるまセット」。この入れ物欲しいんだけれどどこかに売ってないかな…。(勘定は¥1,390)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4

↓ 表のショーケースに飾られた「だるまセット」のサンプル(写真下左)。蓋付きで下の段に麺類が入る。

 

 

武蔵野本店

岐阜県岐阜市神田町3-12-2

※令和4年12月31日を以って閉店されました

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ むさしの むさしの本店 むさしのほんてん 釜飯 釜めし 蕎麦 そば 饂飩 うどん 麺類食堂 大衆食堂 ダルマセット 達磨セット 閉店 廃業 )

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80 / B.B. King & Friends

2018年06月28日 | ブルーズ

80 / B.B. King & Friends (2005)

2005年に発売されたB.B.キング(B.B. King)のアルバム。タイトル通り80歳を記念して作られたアルバムで、フレンズ(ゲスト)が誰であれ右チャンネルから聞こえてくるギターは御大の演奏だそう(ま、あの独特のトーンなので聴けばすぐに分かる)。収録曲と参加したアーティストは以下の通り。収録曲はB.B.のレパートリーに加えて他の人の曲を演っていて、何といってもフレンズの面々が豪華そのもの。

01 Early In The Morning  (Van Morrison)
02 Tired Of Your Jive  (Billy Gibbons)
03 The Thrill Is Gone  (Eric Clapton)
04 Need Your Love So Bad  (Sheryl Crow)
05 Ain't Nobody Home  (Daryl Hall)
06 Hummingbird  (John Mayer)
07 All Over Again  (Mark Knopfler)
08 Drivin' Wheel  (Glenn Frey)
09 There Must Be A Better World Somewhere  (Gloria Estefan)
10 Never Make Your Move Too Soon  (Roger Daltrey)
11 Funny How Time Slips Away  (Bobby Bland)
12 Rock This House  (Elton John)

自分は若い頃からブルーズをよく聴いているものの、シカゴ・ブルーズから入っていて、マディ(Muddy Waters)やハウリン・ウルフ(Howlin' Wolf)、リトル・ウォルター(Little Walter)なんかが中心で、迫力のある汚い声(失礼)や演奏に慣れていたので、正直B.B.のような流麗な声と歌、それに滑らかな”ルシール”のトーンは苦手だった。もちろん聴いたことはあったし、コンピ盤や企画盤では持っているアルバムもあったけれど、オリジナル・アルバムは1枚も持っていないはず。

B.B.が亡くなるのは2015年で、このアルバムの後は1枚のみなので晩年と括っても間違いではないと思うが、びっくりしたのは声の艶が衰えていないこと。この時期にどういう活動をしていたのかはあまりよく知らないが、豪華なゲスト陣に負けない存在感も健在。一緒にスタジオに入ったのか、別で録音してミックスしたのかは分からないが(12のみライヴ)、ヴォーカルの掛け合いも元気いっぱいといった感じだ。フレンズの誰もがB.B.と共演出来る機会が少なくなるだろうことは承知だったろうから気合が入ったんじゃないかな。ギター・スタイルでB.B.から大きな影響を受けただろうクラプトンを始め、世代を超えた各々のB.B.に対する慈愛に満ちたリスペクトが感じられるトリビュートとなっている。

オークションにて購入(¥468)

CD (2005/9/13)

  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Geffen Records
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初雪食堂 @滋賀県近江八幡市

2018年06月28日 | 滋賀県(老舗)

近代建築の宝庫、滋賀県近江八幡市を歩いて散策。歩き疲れて午後の遅い時間に寄ったのは日牟禮八幡宮からもほど近い「初雪食堂」。創業は昭和20年(1945)だとか。中休みを取らない店は有難い。店に入ると外れた時間ということもあって先客は1人のみ。ご夫婦で切り盛りしていらっしゃる。土間に沢山並ぶテーブルのひとつに腰掛けて品書きを眺める。本当はビールでも、と中に入ったのだがちょっとお腹が減っていて、帰りの電車の乗車時間も短くないので腹ごしらえに変更。好物の「オムライス」にはカッコ書きで”牛肉”と書いてあったのでそれにしてみた。調理は女将さんが担当。テレビを見ながら待っていると紙ナプキンを巻いたスプーンが置かれ「オムライス」が運ばれた。

平皿に盛られた「オムライス」は大きく平たい薄焼き玉子のっけタイプ。なので若干ケチャップライスがはみ出ている。早速スプーンを入れていく。ライスは思ったより味付けが濃くなく、たらされたケチャップをスプーン先に付けてちょうど酸味が良くなる感じで旨い。特筆すべきは牛肉。中にこれでもかとたっぷり入っていて思わず値段を見返してしまったほど。味噌汁が付いているのも嬉しい。一緒に置かれたウスターソースをかけたりもして楽しんだ。(勘定は¥750)

駅前で自転車が借りられなかったり、暑いくらいの日差しだったのに急に嵐になったりと色々大変だったが、楽しい近江八幡の散策だった。まだ見逃した建物や入ってみたい店が沢山あるので暇を見つけて来てみたいナ。

 


 

 ↓「旧・八幡郵便局」(大正10年・1921・建造)。もちろんこれもヴォーリズ建築。1960年まで局舎として使われていたのだとか。現在1階部分は店や案内所が入っていて、裏から2階にも上がって見学出来るようになっている。

    

 

 

 

↓ かつては幼稚園舎として使われていたという「ハイド記念館」(昭和6年・1931・建造)。門構えもいかにもヴォーリズ。登録有形文化財に指定されている。

 

↓ 「ハイド記念館」に隣接する「教育会館」側からは昭和6年(1931)建造の晩年のヴォーリズ夫妻の本宅(「ヴォーリズ記念館)が見えた。

↓「滋賀県立八幡商業高等学校」(昭和13年・1938・建造)。ヴォーリズはここに英語教師として赴任した。北側の路地から歩いていくとドーンと正面に建物が見えるのがいい。こちらも登録有形文化財に指定されている。

 

 


 

 

初雪食堂

滋賀県近江八幡市仲屋町元7

 

( 滋賀 しが 近江八幡 おうみはちまん はつゆき食堂 大衆食堂 麺類食堂 老舗 W.M.ヴォーリズ William Merrell Vories ヴォーリズ学園 国登録有形文化財 )

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エリックサウス KITTE名古屋店 @名古屋市中村区・名駅

2018年06月27日 | 名古屋(中村区・西区)

名古屋駅のJPタワーの商業施設「KITTE」。ついこの間出来たばかりと思っていたがもう2年経つんだねェ。自分はあまり大型商業施設に足が向かないので、こちらの飲食街もまだ数件しか利用したことがないが、やっと「エリックサウス」へ。その昔岐阜駅構内にあった「エリックカレー」で食べた頃からから何年経つのだろう。まだ南インドカレーが今ほど注目されておらず、サラッとして後口の良いカレーを当時珍しかった”ミールス”という形で提供する店がとても気に入ったのだが、お膝元なのに業態が変わったりして中途半端な感じになって結局消滅。その後、同グループが八重洲に「エリックサウス」を展開して人気を博し、東海地方に凱旋といった感じだろうか。店はほぼ満員の盛況。中央の大きいテーブルに空きは見えたので店頭で待つ。席は空いているのになかなか呼ばれなかったが、しばらくしてリーダー格の男性に案内され店内へ。最初なので「エリックミールス」にしようと決めていた。選べる2種のカレーは「マラバール風キーマカレー」と「青唐辛子ラムカレー」(※追金)を選択。小さいポップに「紀州南高梅のウールガイ」とあったのでこれも追加してみた。1人客も多いのだが、自分の座った大テーブルは対面でカップルが座っていて、遮るものが何も無く意外と近いので目が合ってちょっと気まずい。

しばらくしてターリ(ステンレス製の盆)にのった賑やかな「エリックミールス」が登場。サンバル、ラッサム、ヨーグルト、ワダ、ウプマ、2種類のライス、パパドなど(もちろん覚えられないので後から調べてます)。まずは以前にこちらの仕掛人が発信していたようにカトリ(ステンレス製の鉢)を外に出して混ぜるスペースを作る。なるほど今まで狭いターリの上で四苦八苦していたけれどこうすれば良かったか。そういえば店頭にミールスの食べ方がやさしく解説して載っていたけれど、あれが自分の席にも置いてあると便利なんだが。ヨーグルトだけはいつもどう使うとより旨くなるのか分からないが、後はテキトーに混ぜたりのせたりして食べていく。選んだラムのカレーはしっかりアニス(八角)が効いて旨い。最初はこれはどう、あれはどう、なんて考えながら食べているが、そのうちゴチャゴチャになって全て忘れてしまう(笑)。「ウールガイ」は塩が強く効いたまさに”梅干し”といった感じ。ライスが進んでしまい、バスマティ・ライスとサンバルをお代わり。ターリにのっている種類が多過ぎてとっ散らかっているように思えるミールスも、サンバルを中心に食べていくとしっくりくる。南インドのスパイスの効いた料理はあっさりと食べられて健康に良さそうだが、結局ライスをお代わりして満腹にしてしまい。体にいいんだか悪いんだか…(苦笑)。(勘定は¥1,580)

この後の記事はこちら

岐阜AG店の記事はこちら

エリックサウス KITTE名古屋店

愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 KITTE名古屋 B1F

 

( 名古屋 なごや 名駅 めいえき キッテ Eric South 南インド 南インドカレー 印度 イナダシュンスケ 円相 円相グループ ニュートンバル マカロニ軒 )

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和蕎庵 @岐阜県関市(2)

2018年06月26日 | 岐阜県(中濃)

酒を呑みたい自分と、蕎麦くらいの軽いものにしたい嫁、それに腹一杯喰いたい豚児との折衷案で岐阜県関市の「和蕎庵」に再訪。店に入ってテーブル席に陣取る。まずは「菊正宗」の樽酒を2合。猪口(ぐい呑み)は選べるのだが、前回と変わらず自分好みの白磁の薄い猪口は無いので無難な陶製の物を選択。キクマサの大きい方の徳利で運ばれる。小皿に味噌玉(蕎麦の実と味噌を練ったもの)が付いてきた。ちょっとの事だけれどこういうのが酒呑みには嬉しい。以前も感じたが、ここの給仕の女性はてきぱきとした客捌きでとても感じがいい。慇懃無礼でない自然体な受け答えなのも素敵。

つまみには「烏賊の天ぷら」と「椎茸の天ぷら」を注文。「烏賊の天ぷら」は4切れ。この日の天ぷらは衣がサクッとはいかずあまり調子が良くない。塩でいただく。「椎茸の天ぷら」はかなり小さめのものが3つ。いくら何でも単品ならもうすこし大きめのものでないと天ぷらでは風味が楽しめない。これも塩で。嫁は蕎麦、息子はカレーうどんだったかを大盛にして食べている。嫁の鴨や息子の切り干し大根などを盗みながらやり過ごして、了。この日蕎麦はいただかなかった。(勘定は¥4,500程)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3

 


 

↓ 関市の本町通りのアーケードが知らないうちに一部撤去されていた。木造3階建ての貴重な雑貨店「タルヤ」(昭和7年頃・1932・建造)の全貌もこれで明らかに。3階の階層が低いのはどうなっているんだろう。ガラス窓には逆読みの「タルヤ雑貨店」の文字が(写真3枚目)。今まで気付かなかったが隣の建物「関市中央第一地域包括支援センター」(建築詳細不明・)も庇付きの3連長窓やスクラッチタイル壁が残る古そうな建物だった。素敵。

 

 

 


 

純手打そば処 京都有喜屋 和蕎庵

岐阜県関市小屋名103-2

 

( 関 せき わきょうあん わきょう庵 うきや そば 蕎麦 ソバ もり せいろ ざる そば切り 鴨せいろ 鴨つけせいろ 三嶋吉晴 黄綬褒章 近代建築  )  

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丸デブ総本店 (3) @岐阜県岐阜市

2018年06月25日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市の柳ヶ瀬周辺をうろつく時にいつも停めている駐車場から歩いていると、日曜なら大行列が出来ている老舗中華そば屋「丸デブ」に天候のせいか誰も並んでいない。久しぶりに入ろうかと入り口に立つと、自動ドアが故障したようで主人が四苦八苦やっていらっしゃった。主人は最近目を悪くしたらしく、ちょうど頃合いだからと厨房内は跡継ぎに任せるようになったのだとか。いつもより空いているとはいっても人気のこちら、もちろん相席。自分が座るとすぐに後客が入ってき、結局満席になった。「わんたん」を注文。

お盆の上につゆをこぼしつつ(←標準です)、やや小振りの丼ぶりにぎりぎりまでつゆが注がれた「わんたん」が登場。この日は以前感じたことのある動物系の匂いもあまりなく、特有の和風中華の出汁も”和”の方に振れている感じ。添えられたレンゲは金物なのでつゆをすくっても熱い熱い。中にたっぷり入ったわんたんの具はごく僅か。最初は白いが時間と共にすぐにつゆの色に染まっていく。トゥルントゥルンの皮をずるずるとすすっていく。最初数を数えてみようかなと思ったが、崩れてすぐに1個がどれか判別出来ないようなるので諦めた。中にはえらく長いものもあるので下手にすすると熱くて大変なことに。わんたん以外には葱と脂身の無いチャーシューが3つのみ。カマボコが無かったのは忘れたのかしらん。久しぶりに食べた「わんたん」、お腹もいっぱいになったのでつゆまでは飲み干さずにおいた。(勘定は¥400)

以前の記事はこちらこちら

 

丸デブ総本店

岐阜県岐阜市日ノ出町3-1

 

( 岐阜 ぎふ 丸デブ 丸デブ總本店 まるでぶ まるでぶそうほんてん ラーメン ワンタン 中華そば 老舗 創業100年 100年食堂 )

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メタル・ブルー・アメリカ / ケン・イシイ

2018年06月24日 | テクノ・デジタル・ダンス

Metal Blue America / Ken Ishii (1997)

1995年の名盤「Jelly Tones」に続く個人名義アルバム「Metal Blue America」。前作とそれ以降に発表されたシングルやEPなどがとてもカッコ良かったので期待して聴いてみた(といっても20年以上遅れているが・笑)。まず冒頭のヴォイス入りのヒップホップ風の曲に驚く。まるでプロディジー(Prodigy)を聴いているような…。どちらかというとアッパーでホットな曲が続き、前作のように映画のサントラを聴いているような雰囲気は感じられず、全体的にダンス・フロアー向けという感じがする。

当時の評判はもちろん知る由もないが、前作やそれ以前の彼の作品にあったような一種のクールさが好きだった人にとっては厄介な作品だったんじゃないだろうか。自分もいくつか惹かれる箇所もあるものの、正直あまりピンとこない。彼らしさというか、”ならでは”というものがあまり見つからない。ネット上に本人による各曲コメントがあったが、こういう音楽でも意外と既存の音楽スタイル(ファンク、ヒップホップ、スペースロック、ドラムンベース)をイメージしているもんなんだなァ。

  • CD (1997/12/27)
  • Disc : 1
  • Label : ソニー・ミュージックレコーズ

オークションにて購入(¥87)

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たねや日牟禮乃舍  @滋賀県近江八幡市

2018年06月24日 | 滋賀県(老舗)

今では「CLUB HARIE(クラブハリエ)」という名前が有名になっている「たねや」。グループ会社として手広くやっているのでここが古い店なのか新しい店なのかも知らなかったが、調べてみると創業は明治5年(1872)にまで遡るのだとか。ヴォーリズ建築を中心に訪ね歩いた近江八幡市で「日牟禮八幡宮」近くまで差し掛かった時に、小休憩で「たねや日牟禮乃舎」に入ってみた。店には人が溢れていて、買って帰る人、中で食べていく人が大勢。「つぶら餅」という小さな焼き饅頭があったので食べてみようと焼き場の前の列に並んでみた。焼き場の中には若い衆が何人も専従でたこ焼きのような丸い饅頭を焼いているのが見える。列といっても会計を待っているだけなのでどんどん回っていてすぐに購入し、それを持って奥のスペースへ。空いている席に腰掛けると店員がお茶を持ってきてくれる。

「つぶら餅」は外はカリッと、中はもちっとした丸い饅頭。皮はもち米、中には粒あんが入っている。作りたてなので熱々なのかなと思ったが、数を焼いていてそれを渡されるので温かい程度だった(熱々で食べてみたいナ)。これのぜんざいやかき氷もあり、自分が腰掛けた席は簡易の席だったが別に食事メニューもあるのだとか。ごくシンプルな饅頭なのでパクッといってお茶を飲み、次の客に席を譲った。(勘定は¥80/個)

 

 


 

↓ 「クラブハリエ日牟禮館(旧・忠田兵蔵邸)」(昭和11年・1936・建造、のち改修)。何と、和菓子屋の「たねや」に洋菓子の製造を勧めたのもヴォーリズなのだとか。

↓ 「シキボウ株式会社(敷島紡績)八幡工場事務所」(明治40年・1907・建造)。とても綺麗に整備されているが建築年代は古い。

 

↓ 「日牟禮八幡宮」の参道沿いに建つ「近江八幡市慰霊殿」(建築詳細不明)。古い建物なのかどうかは分からなかったがどうだろう?

 

 

↓ 多賀町の「旧・吉田邸」(建築詳細不明)。市に寄贈され昨年改修工事が終わったという築100年以上の町屋の建物だが何の案内も無くひっそりとしていた。

↓ 「八幡堀」の風情ある景色。雨の後で水が濁っている。今でこそ綺麗に整備されているが、昭和30年代頃は市民に見向きもされず公害の元凶になっていたのだとか。

 

 


 

 

たねや 日牟禮乃舎

滋賀県近江八幡市宮内町日牟禮ヴィレッジ

 

( 滋賀 しが 近江八幡 おうみはちまん 種家 たねや ひむれはちまんぐう 日牟禮八幡宮 バウムクーヘン ハリエ 近代建築 ヴォーリズ ヴォーリズ建築  )

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長崎屋 (2) @岐阜県本巣郡北方町

2018年06月23日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

季節の「みょうがぼち」を買いに北方町の和菓子屋「とよだや」へ行くも発売はまだ(※訪問5月後半。でもすぐ後に発売され始めたらしい…)ということで、久々に創業100年を超える和洋菓子の「長崎屋」へ。ずらっとケースに並んだ菓子を眺めるも、車ではないので普通の生菓子は買って帰れない。そこで「レモンケーキ」と、前に訪問した時から気になっていた「チョコボール」の丸い化粧箱入りの小さいものがあったので購入した。

気温はさほど上がっていない日だったが、バイクを飛ばして家に持ち帰る。「レモンケーキ」はパウンドケーキをカットして個別包装したもの。しっとりとした生地とほのかなレモン風味。そしてお目当ての「チョコボール」。化粧箱には3つ入っていてコロンと可愛らしいボール型。外側がチョコレートでコーティングしてあり中はパウンドケーキ。少しお酒が効いているようで意外にも大人の味。コーヒーに抜群に合うがなんせひと口サイズ、3人で分けたので1個では全然足りない。結局次は車で行かなきゃということになった。(勘定はレモンケーキ¥170/個、チョコボール¥500/箱)

以前の記事はこちら

 


 

 ↓ 北方町商店街の近代建築「啓文社記念館(旧・啓文社)」(大正15年・1926・建造)に再訪。北方はあの高田渡の生誕地だそうで、この建物でも時々音楽ライヴイベントが行われているようだ。

 

 

 


 

日本菓子・西洋菓子 長崎屋

岐阜県本巣郡北方町北方1507

 

( 北方 きたがた 本巣 もとす 長崎屋 ながさきや 和菓子 洋菓子 ケーキ パン 老舗 近代建築 北方商店街 高田渡 ワタルカフェ )

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