ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

天ぷらのワタナべ (2) @岐阜県岐阜市

2020年09月30日 | 岐阜県(岐阜)

車で岐阜市の西野町の通りを流していたら「渡辺天ぷら店」が開いているのが目に入った。そうか、今日は祝日だったか。ならば久しぶりにと引き返し、道路脇に車を停める。台の上に昇って開けにくいガラス窓を引くとお母さんがちょうど揚げている最中だった。下がっている札の中から「コロッケ」、「玉ねぎ」、「海老入りかき揚げ」をお願いする。揚がったものからトレイにのせ、袋に入れて渡してくれた。

以前は近くの公園で食べたが、この日は自宅まで持って帰って晩酌のつまみに。もちろん冷めてしまっていたのでガスコンロのグリルに入れ、”揚げ物あたため機能”を使って温め直した。この機能を使うと惣菜類の温め直しでも焦げたりせず、中までしっかり熱くなってカリッと限りなく揚げ立てに近い状態にまで復活するので重宝している。最近のガスコンロは優秀だね。「コロッケ」は大阪で買った「大黒フルーツソース」をたらしていただいた。中に芋の塊が残っていて旨い。「玉ねぎ」はちょっと厚みがある。持ち帰った時はしなっとしてしまっていたがグリルで復活。醤油をたらしてミルで挽いた山椒を少しだけ振っていただいた。「海老入りかき揚げ」はあらかじめお母さんに「今日は海老入ってないけど…。」と断わりがあったもの(笑)。でも中に入った三つ葉がいい感じ。全てビールの供としていただいた。ちょっと油がお腹に重い…(もう歳だな)。(勘定は¥300)

以前の記事はこちら

 

天ぷらのワタナベ (渡辺天ぷら店)

岐阜県岐阜市西野町6-12

 

( 岐阜 ぎふ 渡辺天ぷら店 ワタナベ ワタナベ天ぷら店 天麩羅 天婦羅 てんぷら 持ち帰り テイクアウト コロッケ ダイコクソース )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Performing This Week...Live At Ronnie Scott's (DVD) / Jeff Beck

2020年09月29日 | DVD

Performing This Week...Live At Ronnie Scott's (DVD) / Jeff Beck (2008)

ジェフ・ベック(Jeff Beck)が2008年にRonnie Scott's Jazz Clubで演ったライヴの映像版。以前にCDは購入しているし、衛星放送を録画したものも持っているのだが、自分はこのライヴが好きなのだろう、ちゃんとした物で観てみたいと改めて購入。小さなクラブでのジェフの正確無比なギター・プレイと繊細なフィンガー・ピッキングを存分に楽しむことが出来る。ベースは当時若干22歳のタル・ウィルケンフェルド(Tal Wilkenfield)。屈託のないニコニコ笑顔で凄いプレイを披露し、それをジェフが心底愛おしく感じている表情が読み取れて、やはりCDよりも何倍も楽しめる。メンバー間のアイコンタクトで演奏が組み立てられていく様が興味深い。

録画していた映像はいつも流し見ばかりしていたので客席にロバート・プラント(Robert Plant)やジミー・ペイジ(Jimmy Page)を始めとして豪華な観客が居たなんて今まで全然気が付かなかった。他にもブライアン・メイ(Brian May)、トニー・アイオミ(Toni Iommi)、ジョン・ボン・ジョヴィ(John Bon Jovi)も居たそうだ。

自分の所有しているCDではオミットされていたゲスト・プレイヤーとの共演もこちらはしっかりと収録。ジェフに最大級の笑顔で迎えられるエリック・クラプトン(Eric Clapton)を始め、 ジョス・ストーン(Joss Stone)、イモージェン・ヒープ( Imogen Heap)の女性陣が華を添える。にしてもこの小さな会場に、ジェフ、エリック、ジミーというかつて日本で”3大ギタリスト”と呼ばれたヤードバーズ(The Yardbirds)出身のあの3人が揃っているっていうのは凄いなァ。小さい会場でのアット・ホームでありながら、ジェフのサインを見逃すまいと緊張感も感じられる演奏で、こういう作品にしては珍しく何度でも繰り返し観られる内容なので、やはりこの作品は映像版をお勧め。ジェフとしては実は初めてのライヴ映像作品だったというのは意外でちょっと驚いた。尚、現在発売されているブルーレイにはBig Town Playboysとのロカビリー演奏も追加収録されているとのこと。

CD版の記事はこちら

amazonにて購入(¥586)

  • Format : DVD-Video, Import
  • DVD : 2009/3/30
  • Label : Eagle Vision
  • ASIN : B001F9Y254
  • Disc : 1
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマキ農園 @岐阜県美濃加茂市

2020年09月28日 | 岐阜県(中濃)

コロナ禍の第2波でまだまだ観光が憚られていた8月末。久しぶりに嫁と息子と八百津方面にドライブに出掛ける。嫁が遠出するのは何か月ぶりだろう。行きがけに寄ったのは果樹園が集まる山之上地区。沢山の果樹園がそれぞれ販売所を開いていて、季節の果物を値打ちに買うことが出来る。嫁は時々こちら方面に出掛けた際に買ってくるが、自分は普段あまりフルーツを口にしないこともあって久しぶりの訪問。山之上に着くと果樹園だらけなのでどこに入ったらいいか迷うが、嫁が以前購入したことがあるというこちら「ヤマキ農園」へ。販売所の隣には洒落たカフェとドライフルーツの店が併設されていた。最近の農園はかっこいい事をするんだねェ。そちらは若いカップル等で盛況。

販売所で梨を物色。もちろんしっかりと梱包された高級品もあるが、バケツや大袋に入った徳用品が目当て。少しキズがあったり不揃いだったりするものがどっさり入って野口英世程度。この日購入した品種は”幸水”。小さい頃は青い”二十世紀”が幅を利かせていた気がするが、自分は昔から皮が褐色のタイプの梨が好き。袋にいくつ入っていたかは数えていないが、パンパンに入ったビニール袋にさらに2つおまけしてもらった。こういう買い方をするフルーツはさすがに傷みも早いので、帰ってからすぐにいただく。瑞々しくしっかりと甘い。皮を剥いたのを食べたり、皮つきのまま食べたり。普段はどちらかというと冷やしたフルーツを食べることが多いが、常温で食べるフルーツもいいものだ。(勘定は¥1,000)

 


 

↓ まだコロナ第2波渦中とあって自然の多い場所を選んだが、みな考える事は同じ。県外からの車でごった返していた八百津町の「五宝の滝」。とても涼しい風景で滝の下まで寄ると気持ちがいいが、遊歩道を歩くと滝の汗が噴き出てくる。

 

 

 


 

ヤマキ農園

岐阜県美濃加茂市山之上町1004-16

 

( 美濃加茂 みのかも 山の上 山ノ上 やまのうえ 農園 果樹園 ヤマキマルシェ 農園カフェ 梨 なし ごほうのたき 八百津 やおつ )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

開進亭 (4) @愛知県犬山市

2020年09月27日 | 愛知県(尾張・老舗)

犬山城下の洋食屋「開進亭」へ。まだまだ暑いが(訪問8月)のんびりとした土曜日の午後。城下のメイン通りにはほどほどに人が出ていたが、1本隔てたこの店のある通りはひっそり。離れた場所にある駐車場に車を停め店へ。あれ?何だか建物の外壁が綺麗になっているような。塗り替えをされたのかな。もしそうならまだまだやる気のある証拠。ちょっと嬉しい。もう時分どきを外れているとあって先客は無し。主人も老齢の女将さんも客席でテレビの野球中継に見入っていらっしゃった。奥の厨房には今まで見かけたことの無かった老齢の男性が。先代主人かな。メニューを眺め「かにクリーム定食」を注文する。

しばらくして運ばれた「かにクリーム定食」は俵型のかにクリームコロッケが2つ。皿には千切りキャベツにトマト、きゅうりが添えてあり、ケチャップ味のスパゲッティーの上にマヨネーズが絞ってある(笑)。これにご飯と味噌汁、たくあんが付いている。かにクリームコロッケの中はトロッというよりはポテッとした感じ。中のホワイトソースには細かく刻んだ人参が入っていた。かにの風味こそ強くないが、口に含むと優しい甘さが広がり、旨い。付け合わせや、丸麩と豆腐の味噌汁を挟みながらご飯を掻き込み、途中でコロッケに卓上のウスターソースをたらしたりなんかして味わった。次は「大海老天丼」とやらをいただいてみようかな。(勘定は¥800)

以前の記事はこちら (1)(2)(3

この後の記事はこちら (5

 

和・洋レストラン 開進亭

愛知県犬山市犬山西古券267

 

( 犬山 いぬやま 犬山城 かいしんてい 洋食 洋食店 レストラン 定食 オムライス カツ丼 カニクリームコロッケ )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山川醸造株式会社 @岐阜県岐阜市

2020年09月26日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市内でたまり醤油を作っている「山川醸造株式会社」。創業は昭和18年(1943)とこういう業種にしては後発。醸造所に販売所があるのだが、日曜休みなのでなかなか伺う事が出来なかった。もちろんこちらの商品を扱っている販売店に行けば済むことだが、出来れば製造元(本店)で購入したいので…。ある土曜日に店の前を通ると開いていたので車を停める。車を降りた途端に辺りに漂っている香ばしい醤油の香りに包まれた。早速店内へ。こういう店舗でもコロナ対策で色々と大変だ。中にはたまり醤油を始め、たまり醤油を使った様々な商品が並んでいた。アイスクリームにかける醤油があったり、泡状の醤油があったりと商品はとてもユニーク。パッケージもポップでお洒落なものが多く、若い人にも受けそうだ。様々な商品の中から選んだのは「ふりかける醤油・飛騨山椒」の小袋、「gifu BBQ sauce」という焼肉用ソース、そして「おだまり‼」「なりあがり‼」「うらぎり‼」という戦国武将にちなんだ変わった名前が付いた3種類のたまり醤油のお試しセット「ミニ武将たまりセット」(写真下)。

家に帰ってまずは「ふりかける醤油・飛騨山椒」を使ってみる。これは粉状にした乾燥醤油に「飛騨山椒」をブレンドしたもの。「飛騨山椒」は以前ずっと愛用していたが、人気の為か大幅な値上げと減量(実質値上げ)に嫌気がさしたのと、自宅で獲れる山椒粒を乾燥させてミルで挽いて使用するようになったので、とんとご無沙汰。淡泊な味の食材にパラパラと振りかけて使ったが、それぞれの風味はするものの粉である良さはあまり感じられず。もっと大胆にかけた方がいいのかなと、うちの小さな菜園でとれた甘長とうがらしに多めに振りかけてみると、普通に醤油をかけるよりも抑えめになって素材の味がダイレクトに感じられてなかなかいい(だが数日後にキッチンで小袋を紛失・苦笑)。

「ミニ武将たまりセット」はニンニク入りのたまり醤油が”織田信長”で「おだまり!!」、ハバネロの入ったピリ辛たまり醤油が”斎藤道三”で「なりあがり!!」、蜂蜜をブレンドしたはちみつたまり醤油が”明智光秀”で「うらぎり!!」という名前が付いている。たまり醤油といえば、うちの父や義父はこの地方の人らしく刺身には必ず使っていたし、この地方の古い食堂では刺身には必ずたまり醤油が出てきたものだ(最近は違う)。当たり前に出てくるそれがあまり刺身に合っていないような気がしていたので、自分だけはサラッとした普通の醤油を使っていた。だから自宅でも消費に長い時間がかかって風味が落ちるのであまり買わなくなっていた。それぞれのたまり醤油は色も違って、特色あるそれぞれの香りが新鮮。「おだまり‼」はニンニクだから想像通りの使い易さ。「なりあがり‼」はハバネロの効きも良く、嫁が一番気に入ったとのこと。「うらぎり‼」は食べた後にふっと蜂蜜の香りが鼻腔に残りいい感じ。

「gifu BBQ sauce」はまだ封を切っていないので焼肉をするときのお楽しみに。あまり得意でなかったたまり醤油の先入観を覆すような面白い商品の数々。これから出番も増えそうだ。その時には大きなボトルでも買ってみよう。(勘定は¥1,300程)

 

たまりや 山川醸造株式会社

 岐阜県岐阜市長良葵町1-9

 

( 岐阜 ぎふ やまかわじょうぞう 醤油 たまりしょうゆ 溜まり醤油 醸造所 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Best Of ... Live / Iggy Pop

2020年09月25日 | パンク・ニューウェーヴ

Best Of ... Live / Iggy Pop (1996)

今なお現役でステージからダイヴする裸の”淫力魔人”イギー・ポップ(Iggy Pop)のライヴを集めた編集盤。古くは1977年の演奏から、1986年、1988年の演奏がそれぞれ収められている。発売当初からずっと買おうかどうしようか迷ってはや四半世紀(笑)。全て発表済みの音源のはずなのでなかなか触手が伸びなかった。ただし、ライナーノーツを呼んでもどの曲がどのアルバムで発表された物なのかはよく分からないし、しっかり聴き比べをしていないので何とも言えないが、だいたい聴き覚えがあるのでオフィシャルで発表されたアルバム(写真下)から抜粋されているだろう(未確認)。全て持っているだろう音源でもコンピ好きなので時々こういう無駄をやってしまう。

  

RCAから発売された1977年の「TV Eye Live」(ジャケ上左)はかつて長らく廃盤状態で、自分は学生の時に西新宿の中古レコード屋で大枚7,000円をはたいて中古アナログ盤を買った覚えがある(財布に痛かったので値段までしっかり覚えている・笑)。今でこそ”The Godfather of Punk Rock"として評価が定着して活動も継続的に盛んだが、ドラッグやレコード会社とのゴタゴタで満足なディスコグラフィーを揃えることも困難だった時代があった。自分もそんなゴタゴタの中で発表された怪しいレコード会社が発売したアルバムやミニ・アルバムを沢山買ったっけ。久しぶりにレコード棚を探したらざっと調べただけでもこんなに出てきた(笑・写真下)。

  

  

 

ライヴやらスタジオ・ライヴ、未発表音源などもちろん玉石混交で、のちにオフィシャルで再発された「Metallic KO」でさえ音は酷い。最後の「I'm Sick Of You!」だけは内容充実。発売したのはフランスの会社だったりするが、イギーは結局それらの音源を後からオフィシャルと認めて契約したんじゃなかったかな(記憶曖昧)。今回買ったライヴ・コンピ盤を聴くと、シーンへの復活後とあってさすがにまとまっていて、演奏レヴェルも高く聴き易いので、腐った(笑)音源を聴いてきた人間にとっては感慨深い。あえてハード・ロック寄りのこの時代のイギーのライヴを聴きたい人にはお勧め。

中古店にて購入(¥510)

  • Label : MCA
  • ASIN : B000024MXE
  • Disc : 1
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入船 @岐阜県関市(6)

2020年09月24日 | 岐阜県(中濃・老舗)

岐阜県関市のお気に入りの麺類食堂「入船」へ。日曜でもやっているので寄り易く、記事にしていない時も多い。外観からは分からないが、店内に入った途端、土間と座敷で飴色になるまで時を重ねた柱や調度品と、奥に長い調理場、戸で仕切られた板場、竈(かまど)など風情があって何とも言えず贅沢な気分に。先客は1名。冷たい水を持って来てくれた女将さんに「木乃葉丼」をお願いした。「木の葉丼(このはどん)」は関西由来として知られているが、東海地方の古い大衆食堂では「志の田丼」と並んで必ずと言っていいほど品書きにあった丼物。ただし近年減少傾向にあるのは明らかで、少し新しめの食堂ではもう見かけなくなっている。女将さんは相変わらず丼ぶりを湯通しする丁寧な仕事ぶり。調理場の奥から丼ぶりにご飯をついできて、板場で具材やつゆの調理と忙しく歩き回る。

出来上がった「木乃葉丼」はたくあんと熱いお茶と共に運ばれた。”木の葉丼”の仕様は店によってまちまちだが、こちらの具材は椎茸、青ネギ、刻んだ赤縁のかまぼこ、麩、鶏もも肉、刻み海苔といったかんじ。鶏肉を使っている店は時々見かけるが入っていない店の方が多い。つゆの味加減が最高に旨い。じわっと染み出る戻した椎茸の旨味、つゆをたっぷり吸った麩。それらを合わせてご飯もつゆを吸ってくれる。これはイイなァ。しみじみと旨い。椎茸の量は多くないが、大満足の1杯だ。次もこれを頼みそうだが夏季のみの「冷し中華」の紙短冊を見付けた。まだ間に合うかな。(勘定は¥600)

以前の記事はこちら (1)(2)(3)(4)(5

この後の記事はこちら (7)(8)(9)(10

 

入船

岐阜県関市大平町2-6

 

( 関 せき たいへいちょう 太平町 いりふね 麺類食堂 大衆食堂 木の葉丼 このは丼 このはどん 木ノ葉丼 カツ丼 かつ丼  )

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チロル @岐阜県郡上市

2020年09月23日 | 岐阜県(中濃)

郡上八幡での昼食は、ある食堂に向かったのだが、自分が思っていた雰囲気と違っていたので入るのを止め、人の多い新町の通りを歩く。以前と比べればまだ人出は多くないが、それでもお洒落なカフェなどには結構客が入っている様子。最初は昼食後にコーヒーをいただこうと思っていたここ喫茶「チロル」だが、表に”飛騨牛を使った自家製カレーライス”と書いてあるポップが目に入り、ここで昼をと中に入ってみた。昭和44年(1969)に創業したというこちら、入口横には焙煎機があり、郡上の銘水を使った自家焙煎珈琲がいただけるとのこと。表の道路脇下を走る普通の用水に立派な錦鯉が泳いでいるのがさすが銘水の町、郡上八幡クオリティ(写真下1枚目)。店内は奥に長く、シェードランプとダウンライトで落ち着いたバーのような雰囲気。途中に階下に向かう階段があったように見えたが地下室でもあるのだろうか。一番奥のカウンター前の小さなテーブル席に着席。ご高齢の主人とアルバイトの女の子の2人でやっていらっしゃった。メニューには「飛騨牛のオムカレー」というのがあったのでそれをお願いする。

テーブルにまず小鉢のミニサラダが用意された。野菜の種類が多く和風のドレッシングがかかっている。それをつまんでいると楕円型の深皿に盛られた「オムカレー」が登場。オムライスの半分ぐらいにカレーがかかっており、脇に赤い福神漬が添えてある。さっそくスプーンを入れていく。玉子は薄焼きのタイプだがしっかりと底まで巻かれていた。まずはオムライスの部分だけ食べてみたのだが、中のライスは薄っすらとカレーの味付けがしてある。なかなか凝っているナ。飛騨牛の部位はすじ肉が中心かな。他の具材はカレーに溶け込んでいて、しっかりとしたコクがあって旨い。大きさはさほどでもないのでパクパクとあっという間に平らげた。コーヒーもここで飲んじゃおうかと思ったが、それは次の機会に譲ってまた別の店へ行くことにし、勘定してもらった。(勘定は¥1,100)

この後の記事はこちら

 

 


 

↓ 同じ新町の通りにある「小川屋洋品店」(建築詳細不明)を再訪。上を見上げた時に、あまり目立たないがさりげない装飾が見つかるとこの上なく嬉しい。

 

 

↓ 狭い路地を奥に入った渋い建物(建築詳細不明)。”國定教科書取次販賣所”と書かれた看板が残っている所をみると元・本屋か何かだったろうか。ちゃんと古さを残したまま綺麗に整備されているようで素晴らしい。

 

 

↓ 同じ路地にある理容店(建築詳細不明)。角の丸いステン枠窓があるが2階は欄干があるいたって和風の造り。”パーマ屋”と呼ぶ方がしっくりくる(それとも”髪結い”か)。

 

 


 

 

珈琲館 チロル

岐阜県郡上市八幡町新町965

 

( 郡上 ぐじょう 郡上八幡 ぐじょうはちまん コーヒー 喫茶 純喫茶 自家焙煎コーヒー オムライス 近代建築 国定教科書取次販売所 看板建築 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東亭 (3) @岐阜県岐阜市

2020年09月22日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市今町の百年食堂「東亭」へ。駐車場が店前の空き地から少し南に離れた場所に変わっていた。階段を昇って店内へ。外はうだるような暑さ(訪問8月)。店の中に入ると先客が1名。ご高齢の女将さんがやかんのお茶を注いでくれた。申し訳程度ではあるが一応テーブル席には透明な仕切りが付けられている。厨房側の壁に掛かった品書きの札を眺める。以前は確かあったはずの「オムライス」の札が無くなっていた。その札の並びにない「冷し中華」や「冷しタンタンメン」なる夏季限定の品が別に貼り出してあったので「冷し中華」をお願いした。今まで見かけたことがなかった若い女性の手伝いが居たが、ご家族だろうか。

しばらくして出来上がった「冷し中華」はやや深めの平皿に盛られている。具材はハム、きゅうり、わかめ、錦糸玉子、そして刻み海苔に紅生姜といったところ。女将さんがドンとマヨネーズのチューブを1本そのまま置いていった(→中部地方ではよくある光景です・笑)。具の下から麺を引きずり出す。細縮れ麺に絡まるたれはオーソドックスな胡麻油風味があるタイプ。卓上のチューブ辛子を使いながら手繰っていく。暑い時にすする酸味の効いた冷たいつゆは旨いなァ。次は「たぬき丼」でも食べてみようかな。(勘定は¥630)

以前の記事はこちら (1)(2

この後の記事はこちら (4

 

東亭

岐阜県岐阜市今町3-18

 

( 岐阜 ぎふ あずまてい 東亭食堂 お食事処 冷やし中華 ひやしちゅうか ラーメン 中華そば 中華ソバ  百年食堂 麺類食堂 大衆食堂 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Step Right Up! (MOJO Magazine) / Various Artists

2020年09月21日 | 雑誌付録CD

Step Right Up! (MOJO Magazine) / Various Artists (2010)

このブログではお馴染みの英音楽誌「MOJO」の付録CD。2010年5月号はダミ声の酔いどれ詩人、トム・ウエイツ(Tom Waits)選曲によるコンピレーション。副題は”A Musical Journey Compiled And Sequenced Exclusively For Mojo By Tom Waits”。彼の音楽趣味は彼の発表しているアルバム等からでも明らかで、時にはラグタイムまで遡り、オールドタイムのジャズやブルーズを基調としているので、このコンピでもそういったアーティストがランダムにまとめられている。収録曲は以下の通り。

01. Sixteen Tons - Tennessee Ernie Ford
02. John the Revelator - Son House
03. Ramblin' Man - Hank Williams
04. Just Walkin' in the Rain - Prisonaires
05. Drown in My Own Tears - Ray Charles
06. Honey in the Rock - Blind Mamie Forehand
07. Let's Go, Let's Go, Let's Go - Hank Ballard and the Midnighters
08. No More Auction Block - Paul Robeson
09. Dorothy Mae - Howlin' Wolf
10. Sylvie - Harry Belafonte
11. I Was Young When I Left Home - Bob Dylan
12. Jesus Blood Never Failed Me Yet (single version with Tom Waits) - Gavin Bryars
13. Ball 'n' Chain - Big Mama Thornton
14. Ich Bin Von Kopf Bis Fur Auf Liebe Eingestelt (Falling in Love Again) - William Burroughs
15. When You Wish Upon a Star - Cliff Edwards

自分はトム・ウエイツのアルバムを数枚しか持っていないので、これらの曲を彼がカヴァーしたかどうかまでは知らないが、どの曲もそのままトム・ウエイツのヴォーカルに置き換えられる曲ばかり。つまりそれ程に彼に影響を与えた曲群と言えるのだろう。異色なのは12。これはイギリスの作曲家のGavin Bryarsが映画の制作中に路上生活者が歌を歌っているところに遭遇し、録音されたその歌をテープループさせたものに伴奏を付け加えたものだそう。曲は1971年の発表らしいのでトムのヴォーカルが加えられているのは後からのオーヴァーダブだろうが、即興とは思えない街頭録音の歌にしっかりと音楽が彩りを加えていて、何か神々しい雰囲気で不思議な魅力がある。

オークションにて購入(¥450)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする