ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

歌行燈 @三重県桑名市

2017年07月31日 | 三重県(老舗)

行き当りばったりで到着した桑名。近代建築をいくつか愛でた後、腹ごしらえをしようと、食事処を探す。普段なら自分の知らない土地は、だいたい下調べしてから訪れるが、今回はバイクで走っていて何となく着いてしまったのでまるで情報が無い。そこで現地でスマホを使って「その手は桑名の焼き蛤(桑名=蛤(ハマグリ)」という短絡的なイメージで検索。いくつか引っ掛かったうちで歴史のありそうなこちら「歌行燈」に決め、店に向かった。店舗隣の駐車場に停めて店に入ると、店員さんに「すでに満員でお呼びするのに50分程かかりそう」とのこと。まだ昼営業が始まったばかりの時間なのに凄いなァ…。大勢のグループ客が入ったばかりのようで、店員さんも”ちょっと無理です”口調だったが「よろしければ名前を」との事だったので一応待ちリストに記名しておいた。近辺をブラブラして他の店を探す。近くの1軒で軽く腹に入れた30分後、店の前を通ると、たまたま店員が外に向かって「〇〇様~」と自分の名を呼んでいた。オイ随分早いナ。どうしようか迷ったが、折角なので返事して中へ。

こちら創業は明治10年(1877)とのこと。建物はなかなか風情があるが、様子からすると新しいみたい。後から調べてみると老舗とはいえ様々な業態で海外にも店を出す大きな会社経営のようだ。案内されて奥のテーブル席に腰かける。大店(おおだな)なので6人掛けのテーブルに1人。申し訳なし。サッと品書きに目を通すものの、種類が多くて分かりづらかったので「蛤うどん」の入った「蛤うどん御膳」というものを注文した(後から調べたらちゃんと単品もあった)。

ほどなくして「蛤うどん御膳」が運ばれた。やや小さめの蛤が3つほどのったうどんと、小さいちらし寿司、天ぷら、茶椀蒸しがセットになっている。うどんのつゆは淡い色ですっきりとした薄味。旨いつゆだが折角なのでもう少し蛤を強く感じたいところ(出汁と蛤は関係ないのかも)。うどんはコシが強め。こちらが昔からこの麺なのかは知らないが、最近のうどんは讃岐の影響かこういうのが多いので逆に印象に残らない。この出汁ならうどんはもう少し柔めの方が合うような気がする。他は「御膳」と名の付く品書きから想像出来る通りの味だった。無難ではあったが、これなら単品で「焼蛤」や「蛤酒蒸し」を頼んだ方が楽しめたかな。(勘定は¥1,814)

 


 

↓ 食事前に訪れた「六華苑(旧・諸戸清六邸)」(大正2年・1913・建造)。素晴らしい庭園と洋館、和館からなる。洋館は明治~大正期の日本で数々の西洋建築を設計したイギリス人建築家ジョサイア・コンドルによるもの。建物は国の重要文化財に指定されている。それにしても昔の名士の財力といったら…。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

歌行燈 (うたあんどん)

三重県桑名市江戸町10番地

 

( 三重 みえ 桑名 くわな 歌行燈本店 うたあんどん本店 UTAANDON 志満や 蛤 はまぐり ハマグリ 饂飩 ウドン 近代建築 洋館 ろっかえん )

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ほっとこ (2) @岐阜県関市 (※閉店)

2017年07月31日 | 岐阜県(中濃)

以前も知人と一緒に訪れた岐阜県関市の居酒屋「ほっとこ」に再訪。メンバーも前回とほとんど同じ。まだうっすらと明るい夕暮れ時から奥の小上がりスペースに集まって呑み始めた。店は盛況で、手前のテーブル席には何組もの若い客が居て賑やか。最初はいつも通りビールで乾杯。前回と同様におまかせだったので、大皿に盛られて次々と酒肴が出てくる。カルパッチョ風サラダ、玉子焼き、唐揚げ、チヂミ、ゴーヤのカレー炒めなどなど。前とは内容が少し変わっているのでうれしい。ふだん”おまかせ”は楽しめないクチだが、喋るのに忙しい時には正直ラクでいい。オッサンだって喋りたいときはあるのだ(笑)。

酒はだんだんとそれぞれが好きな飲物に切り替えている。相変わらず焼酎やカクテルは揃っているが、日本酒の選択肢が無いに等しいので自分にはつらい。出してくれるもの(メニューからいくと「灘の粋」か?)もあるにはあるが…。若い人のやってる最近の居酒屋では逆に珍しいかも。思い余ってカクテルもいくつか頼んでみたが、やっぱり酒肴とは合わないや。最後はこちらの名物「ひきだし鍋」。四角いステンレスの鍋にホルモンや野菜が入っている。前回は塩味だった。今回は別のがこないかなと思ったが、やはり塩味(他に「味噌」と「赤辛」があるようだ)。締めはその鍋に饂飩か中華麺かごはんを足す。寒い時期と違って鍋から直接じゃなく皿で出されたが、煮詰まった汁に麺だもの、間違いない。綺麗に平らげてご馳走様。次はアラカルトで頼んでみたいナ。(勘定は¥3500程)

以前の記事はこちら

 

創作ダイニング ほっとこ

岐阜県関市大門町2-13

 

( 関市 関 せき 大門町 だいもんちょう ほっとこ 居酒屋 ひきだし鍋 引出し鍋 引き出し鍋 鍋料理 ホルモン鍋 無国籍料理 創作料理 )

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野田屋菓子舗 @愛知県一宮市

2017年07月30日 | 愛知県(尾張・老舗)

愛知県一宮市にある和菓子屋「野田屋菓子舗」へ。住宅地にあり、店舗の周囲は細い路地で車がすれ違うことも出来ない程。こちらで有名なのは「いちご大福」。自分もそれ目当てで訪問してみた。分かり易い場所ではないが、次から次へと客が車で乗りつけてくる。人気あるんだなァ。バイクを店横の駐車場に停め、比較的新しい店の中へ。中には沢山の種類の和菓子のみならず、洋菓子も並んでいた。売り切れたりしていないか心配だったが、無事購入。

こちらの「いちご大福」、見かけは普通だが餡が変わっている。白餡にも苺が練り込んであるとかで、餡自体も薄っすらとピンク色。皮も餡も薄く包まれているので苺の酸味と甘味をダイレクトに味わうことが出来、餡のほんのりとした甘さとのバランスも良く、旨い。人気があるのも頷ける。でも一口で食べてしまったら餡がピンク色していること気付かないナ(笑)。是非二口でどうぞ。「赤飯まんじゅう」なる銘菓もあるらしいので次はそれで。(勘定は¥180/個)

この後の記事はこちら (2

 


 

↓ 一宮駅前に建つ看板建物(建築詳細不明)。文房具屋と不動産屋が入っているが、上部に塔(煙突?)が立っていて薄っすら「サカエヤ」と読める。何の為の塔だったんだろう。

 

↓ こちらも駅周辺で見つけた古そうな建物(写真下左・建築詳細不明)。ブリキ板(たぶん)の上に消えかかった商店名の文字が。剥げていて読めない。

 

↓ 「真清田神社」近くにあった建物(写真下左・建築詳細不明)。以前は上にアーケードがあったはず。155号線沿いに建つ可愛らしい「中村呉服店」(写真下右・建築詳細不明)

 

 


 

御菓子司 野田屋菓子舗

愛知県一宮市今伊勢町馬寄字呑光寺4-6

 

( 一宮 いちのみや 野田屋 のだや のだやかしほ 和菓子 苺大福 いちごだいふく イチゴ大福 おんかしつかさ 近代建築 尾張一宮駅 名鉄一宮駅 ますみだ神社 看板建築 )

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八百勇 @三重県桑名市

2017年07月29日 | 三重県(老舗)

ある好天の休日、岐阜市内の長良川堤防沿いを気持ち良くバイクで走っていたら、興が乗って知らぬ間に「木曽三川公園」付近まで。ついでにこのまま走っちゃえと三重県桑名市まで到達。普段と違って全然下調べせずに来たので、急遽スマホで周辺の近代建築と食事処を検索してピックアップ。ある店に辿り着いたのだが、開店直後にも関わらず待ちが出ていて「かなり時間がかかりそう」とのこと。とりあえず名前を告げて周辺をウロウロ。

その時に近くで見つけた渋い店構えのこちら、お好み焼の「八百勇」。もちろん中に入ってみた。予想通り年季が入った土間にテーブル席が並ぶ店内。柱も蝿帳(はいちょう=小さい食器棚)も褐色に枯れていて素晴らしい。創業は100年を超えるのだとか。店主はかなりご高齢のお母さん(御年90位だろうか)。自分はお母さんが立つ鉄板の目の前の席に座ったが、テーブル席に近くの人達らしき中年の集団が着座したばかりのよう。お母さんは多人数の客に加えて予想外の新規客(自分のこと)が入ってきてしまって戸惑っている様子(笑)。「並焼きそば」を注文したが、奥で誰かが調理するのだとばかり思っていたら、調理は全て目の前のお母さん1人で、具材の用意は娘さん(たぶん。といっても当然この方もご高齢)。グループ客がビールのつまみをバラバラに注文するもんだからちっとも調理が進まない。お母さんは泰然自若としてゆっくりとつまみの玉子焼きを焼いている…。ただ、1人で目の前に居る自分を不憫に思ってくれたのか「こっち先にやるね」と焼きそばの調理にかかってくれた。

調理の様子を見ていると振りかけた胡椒が明らかに多かったが(笑)、ゆっくりと調理された焼きそばが平皿にのって差し出された。太縮れ麺でたっぷりめのソースで味付けされている。脇には紅生姜。思った通りかなり胡椒辛い。「玉子入り」にすればちょうど良かったかと思いつつ、素朴な焼きそばをあっという間に平らげた。この日はちょっとタイミングが悪かったが、この年季が入ったいぶし銀の店内で、お母さんにつまみを焼いてもらいながらビールをいただいて、締めに焼きそばかお好み焼き、なんて最高だろうなァ。(勘定は¥350)

※令和2年頃に一度閉店されましたが、現在はご家族が後を継いで再開したようです

 


 

↓ 「諸戸家住宅主屋」(明治20年頃・1887・建造)。主屋の他に広間や座敷、洋館や玉突き場があり、国の重要文化財に指定されている。次は時間をとって敷地内を見学してみないと。

 

↓ 主屋の横に建つ「諸戸(宗)家住宅煉瓦蔵」(明治20年・1887・建造)。以前は5棟あったものが昭和20年の戦災で3棟になったのだとか。修繕の為か敷地の一部が囲われていた。

 

 

↓ 敷地の目の前まで水路が巡らされていて、この屋敷群の向こうに「六華苑(旧・諸戸清六邸)」の大庭園があるのを考えると、当時の有力者の財力、影響力の凄さが分かるというもの。

↓ 水路の反対側にある「蔵前祭車庫」(大正15年・1926・建造)。自治会が所有する倉庫で、国の登録有形文化財に指定されている三重県内初期の鉄筋コンクリート建築。

 

 


 

 

お好み焼 八百勇

三重県桑名市江戸町15

 

( 三重 みえ 桑名 くわな やおゆう お好み焼き やきそば 焼そば 鉄板焼 老舗 近代建築 国登録有形文化財 国重要文化財 諸戸家 諸戸清六 もろと家 六華苑 ろっかえん 閉店 廃業 復活 再開 )

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Live Nassau Coliseum '76 / David Bowie

2017年07月28日 | クラシック・ロック

Live Nassau Coliseum '76 / David Bowie (2017)

デビッド・ボウイ(David Bowie)1976年のライヴ音源。2010年に発売された「Station To Station」のデラックス・エディションに封入されていたものの、現在は入手困難になっていたものがめでたく単独発売とあいなった。ボックスは値段が下がるどころか生産が限定だったとみえ、すぐに発売が終わってしまって高騰し、入手は諦めていたのでこの発売は嬉しい(全然知らなかったが実は当時から3枚組CDも売られていたとか…トホホ)。あの”Ziggy Stardust”のキャラクターを捨て、アメリカの黒人音楽に接近し、自ら「プラスチック・ソウル」と名付けていた時代。この頃の写真を見てもらえば分かるが、色白で病的に痩せているとも思えるボウイは何とも言えない色気があって、容姿は完璧。映画「地球に落ちてきた男」でも確認できるが、まさに「The Thin White Duke」。様々なキャラクターを演じてきた彼だが、この時期が一番カッコイイんじゃないかな(コカイン中毒だったらしいが)。

1974年に発売されたDiamond Dogs Tourの音源「David Live」が当時のネガティヴな情報もあって、個人的に今ひとつ乗り切れないアルバム(特にアナログ盤は)だったのに比べて、このアルバムは演奏クオリティも、全体の内容も素晴らしい。正式発売されなかったのが不思議なくらいだ(もちろん闇のマーケットでは永らく定番だった)。映像も画質の良くないブートで、しかも部分的にしか見たことがなかったので当時のステージの様子は想像するだけだが、きっと男でもシビレるくらいかっこよかっただろうナ、この頃のボウイは(今はネットで簡単に見ることが出来ます)。ブートには収録されていなかった1-6、1-7、2-1、2-2の4曲も発掘され、言うことなし(ただしカットは有り)。音質ももちろん素晴らしい。この頃から盟友カルロス・アロマー(Carlos Alomar)が参加し(いま何やってるんだ?)、音のニュアンスもよりファンキーに変わってきている。アルバム作成に、映画撮影に、ツアーに、と今から考えれば殺人的なスケジュールのようだが、昔のアーティストはそれが当たり前だったんだよなァ。

amazonにて購入(¥1,820)

  • CD (2017/2/10)
  • Disc : 2
  • Format: CD, Import
  • Label : Rhino / Parlophone
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ラスティコ2 @岐阜県岐阜市

2017年07月27日 | 岐阜県(岐阜)

県庁近辺に用事があった際、嫁からついでなら買ってきてと言われていたパン屋「ラスティコ2」へ。福光にある「ラスティコ」の2号店。福光の方は行ったことがあるのだが、もうずっと前の話でキッシュとかパイ生地の洒落たものが多かったな程度にしか覚えていない。道路沿いの広い駐車場の奥に店舗があるのだが、看板らしきものは全く無い。車を停めて全面ガラス貼りの店の前に立つが、どこが入口か全然分からない。端にあるのは勝手口のようだし、唯一あるグレーの板部分の前に立ってみても自動ドアでもない。案内もない。正直この時点で帰りたくなるが、板の一部に手擦り跡があったのでそこに手を掛けてみると横にスライドするドアなのだった…。小さい矢印ひとつ付けるだけで解決する事なのだがデザイン優先なんだろう(怒)。入ってすぐが小売りのガラスケース、右側がイートインのカフェになっている。焼きたてパンが付くモーニングなどの評判が良いそうだが、時間もないので各種パンを購入して帰る。

買って帰ったのは「バゲット」「ブール」「ベーグルプレーン」「クリームチーズとハムのベーグルサンド」「リュスティック・大葉ソーセージ」「焼きチーズ」など。だいたいどのパン屋でもあれば「バゲット」と「ブール」のようなシンプルなパンは買ってしまうかな。嫁と分けながらいただく。こちらのバゲットはクラストはバリバリ、クラムはみっちりと詰まっている感じでなかなか旨い。ベーグルサンドはシンプルなハムとクレソンとクリームチーズの素材の味。味は旨いが、少し硬いベーグルと挟んである具の食感の違いがしっくりこないかな(ベーグルサンドがそういうものだと言われたら一言もないが)。なんにしてもどのパンも、安ワインの定番「CONCHA Y TORO」の「カッシェロ・デル・ディアブロ」あたりをガブガブ呑む時のつまみにはちょうど良かった。(勘定は¥1,700程)

ラスティコ2 

岐阜県岐阜市薮田南4-6-1

 

( 岐阜 ぎふ ラスティコツー rustico rustico2 パン パン屋 ブーランジェリー フランスパン クープ コンチャイトロ チリ チリワイン )

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愛知県庁本庁舎食堂 @名古屋市中区・市役所

2017年07月27日 | 名古屋(中区)

雨模様のある日、愛知県庁(昭和13年・1938・建造)の近辺で用事があったので、ついでにいつも外から眺めているばかりの県庁舎内を見学。隣の「名古屋市役所」(昭和8年・1933・建造)と比較して装飾が少なく、質実剛健といった雰囲気の庁舎内をウロウロと歩き回る。後から造った県庁舎を地味に抑えたのには何か理由があったのかな。

蒸し暑い中を階段で登ったり下りたりを繰り返して喉が渇いたので、何か飲んで休もうと5階にある食堂へ。今の食堂経営がいつから続いているのかは知らないが、公共施設なので建造当初から食堂はあっただろう(同じ場所かどうかは分からない)。まだ昼食には早い時間だったのでショーケースの中のサンプルは空きが目立つ。食べるのは次の機会にして、入口の食券売り場で適当に目に付いた「りんご酢ドリンク」をお願いした。おばちゃんから食券を買って、後ろの調理場カウンターに渡す。

 

ドリンクの入ったグラスがポツンとのせられたプラスチックトレーを持って窓側の席に座ったら、ちょうど隣の名古屋市役所が見えた(写真上右)。重要文化財の中に座って飲み物をいただきながら重要文化財を眺める。なんて贅沢。自分のような近代建築好きにとって至福のシチュエーションだ。酸っぱいドリンクは確か”マンゴーミックス”なんて書いてあったからコレかな。(勘定は¥250)

 


 

↓ 愛知県庁本庁舎(昭和13年・1938・建造)

  

 

↓ 「愛知県議員会館(旧・大喜多寅之助邸)」(大正9年・1920・建造)以前に来た時には門が閉まっていたが、この日は開いていたので洋館をパチリ。議員の宿泊や研修に使われているということだが本当に使っているのかな。公開する機会があるのなら見てみたいものだ。

 

 


 

愛知県庁本庁舎食堂

愛知県名古屋市中区三の丸3-1-2 愛知県庁本庁舎5F

 

( 名古屋 なごや 愛知県 県庁 県庁舎 県庁本庁舎 食堂 喫茶 モーニング ランチ 近代建築 重要文化財 国登録有形文化財 登録有形文化財 帝冠様式 )

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グリルフレーバー @滋賀県彦根市

2017年07月26日 | 滋賀県

滋賀県彦根市の「銀座商店街」にあるレストラン「グリルフレーバー」を訪れた。この商店街の周囲には古い建物が点在し、商店街の店自体も長い歴史がある店が多い。この店は創業が昭和38年(1963)だとか。周囲を散策してこちらに戻ってきたのは午後もかなり遅い時間だったが、店は開いていたので中休みは無しかな。店頭にサンプルが並ぶガラスショーケースがあり、いかにも昭和の洋食屋という雰囲気。店内は年季が入っているがクラシックで落ち着いた雰囲気。壁に沿って造り付けの椅子があり、そこにテーブルが並んでいる。奥にはカウンター席も。ご高齢の女性主人(90歳近いんだとか)、給仕の女性、他の調理人もみなご高齢で、人も年季が入っている。(笑)。テーブル席の壁側のちょっとヘタってしまっているもののビロード張りで高級感ある椅子に腰を下ろしてメニューを眺めた。洋食のみならず、和風の弁当などもあるようだ。好物のオムライスなどもあったのだが、この日の自分のクチはハンバーグだったようで、すんなりと「ハンバーグスパゲッティ」をオーダー。すぐに店名の入った紙ナプキンと、ナイフ、フォークが運ばれた。奥ではコック帽を被った主人らの調理が行われている。

しばらくして運ばれた「ハンバーグスパゲティ」は平皿に盛られていて、ナポリタンスパゲティの上にハンバーグがドンとのっている。スパゲティにはハム、玉ねぎ、マッシュルーム、グリーンピースがたくさん。麺にはもちろんコシは無い(それが昭和だからね)。ハンバーグには上から粉チーズと青海苔が振られていた。肉がしっかり味わえる硬さがあり、ソースはクラシックなデミグラスソースがたっぷり。旨い。下のスパゲティにこのデミソースが混ざったりもして、それがまたイイ。あっという間に完食。次はこの旨いデミソースがかかっているというオムライスか、ビーフシチューを食べてみたいなァ。(勘定は¥800)

この後の記事はこちら (2)(3)(4

 


 

↓ 店と同じ銀座通りに建つ「滋賀銀行彦根支店(旧・第百三十三国立銀行本店)」(大正14年・1925・建造)。大震災直後の建築なのでがっしりと質実剛健といった感じ。

 

 

↓ 交差点角に立つ印象的な建物は「滋賀中央信用金庫銀座支店(旧・明治銀行彦根支店)」(大正7年・1918・建造)。教会かしらんと思うような縦長の窓と屋根がお洒落。中を見てみたいナ。登録有形文化財に指定されている。

 

↓ 本町に建つ「俳遊館(旧・彦根信用組合本店)」(大正13年・1924・建造)。現在は俳句にまつわる展示などがされて利用されている。

 

↓ 建物の裏にまわると隣接していた建物の跡だろうか、なんだか面白い壁面が出現。その奥パステルブルーに塗られた部分は下見板張りだ。どうしてこの面だけ?

 

 


 

 

グリルフレーバー (銀座本店)

滋賀県彦根市銀座町4-19

 

( 滋賀 しが 彦根 ひこね グリルフレーバー パブフレーバー グリル 彦根商工会議所店 洋食 喫茶 スパゲッティー 彦根銀座商店街 近代建築 銀行建築 関東大震災 )

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NOT CURRY (ノットカレー) @岐阜県岐阜市

2017年07月25日 | 岐阜県(岐阜)

一時話題になったスープカレー。以前は近辺にもスープカレーの店が何軒かあったと記憶するが結局行かずじまい。岐阜県庁の近くに人気の店があると聞いて初めて訪問したのは「NOT CURRY(ノットカレー)」。「カレーじゃない」ってか。まだ2年目位の店らしい。店は大通り(R21)から路地に入ったところにあって目立たないが、既に車が何台も停まっている。店に入ると外を向いた窓際のカウンター席に案内された。店内はロフトっぽく広々としていて、シンプルで洒落たカフェのような空間。奥のガラスで仕切られた所に厨房が見える。先客は小さな子供連れの若い夫婦とおばちゃんのグループ。ヒップホップ系の音楽が流れていた。自分はスープカレーを食べるのは初めてなので、メニューの上の方に書いてあった「チキン」を、辛さはおすすめだという「4」(有料)でお願いした。

しっかりと20分程かかってカレーが運ばれる。大きいボウル状の皿に大振りの素揚げしてある野菜(茄子、南瓜、人参など)、その下に骨付きのもも肉が入っている。スープの状態はサラッとしていて乾燥ハーブが浮いているが、意外とオイリー。ひと口啜ってみると…甘い。ほう、こういうものなのか。後からじんわりと辛味がやってくるが大した辛さではない。野菜が甘いので余計にマイルドに感じる。少し色付いたライスをスプーンですくってからスープに浸しいただいた。チキンはスプーンでも崩れるくらいホロホロに煮込まれている。ご飯の量は少なめ。若い人が腹を満たすにはちょっと頼りないかも。種類は多くないが、次は先頭の「ベジタブル」を食べてみようか。(勘定は¥1,150)

NOT CURRY (ノットカレー)

岐阜県岐阜市薮田東2-5-12

 

( 岐阜 ぎふ スープカレー スープカリー NOT CAFE インスタントコーヒー スープ屋さん 京都 垂井 北海道 )

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Are You Hep To The Jive? / Cab Calloway

2017年07月24日 | ポップス・オールディーズ

Are You Hep To The Jive? / Cab Calloway (1994)

1930~40年代に活躍したジャズ・シンガー、キャブ・キャロウェイ(Cab Calloway)。自分が彼を知ったのはもちろん1980年の映画「ブルースブラザーズ」。会場になかなか到着しないジェイクとエルウッドの代わりに急遽ステージに立ち、会場を暖める場面で歌う名曲「Minnie The Moocher」が素晴らしかった。この時でさえもう歳をとっていて、若かりし頃の激しい動きこそないものの、張りのある声とエンターテナーぶりは健在。もちろん映画のサントラも購入して何度も何度も愛聴した。最近ブルース・ブラザーズ(The Blues Brothers)のコンピ盤(ジャケは酷いが内容は最高!)を久しぶりに引っ張り出して聴いていて、この曲を聴いたらもう堪らない。彼のキャリアには様々なレコード会社が関わったとみえ、調べても全然全体像が見えてこないので、比較的新しく大手ソニーから発売され、以前買うのを迷ったこの盤を買ってみた。

 先述のヒット曲でも調べてみると無数に録音があるようで、当時実際にヒットしたのがどの曲(ヴァージョン)だったかを知ることさえ難しいが、ここに収録されているものは1940年代のものばかり。戦前の録音だが音はかなりレストアされていて、今の耳でも充分に楽しめる音質。超早口のスキャットがあったり、崩しまくって歌ったりと変幻自在な彼だが、このCDでの彼はオーケストラをバックにしている曲が多いからか、とてもまとまっていて聴きやすい。往年のMGM作品「トムとジェリー」のバックで流れていたようなオーケストラ・ジャズと言ったら分かり易いか(もちろんハンナ&バーベラの頃の)。自分の音楽成分の何%かは何度も何度も見まくった「トムとジェリー」のサントラで出来ているので聴いていて楽しい。

anazonにて購入(¥568)

  • CD (2008/2/1)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Sbme Special Mkts.
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