ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

岐阜市役所大食堂 @岐阜県岐阜市

2021年08月27日 | 岐阜県(岐阜)

話題の「岐阜市役所大食堂」に初めて入ってみた。5月に開庁した新庁舎の2階にある食堂。役所の食堂でありながら、運営は今をときめく南インド料理の「エリックサウス」で有名な「円相フードサービス」が行うという新機軸。しかも中休み無しで夜まで営業、年中無休という使い易さ。これに当初は酒類提供ありの予定だったというから”役所めし”のイメージを覆す快挙だ。事前にネット上でメニューを見ていたが「自然薯とろろ」「宇和島鯛めし」「細打ちうどん」「南インド風~」「マラバール風~」「ゴア風~」の各カレーという”円相オールスターズ”と呼んでいいようなバラエティに富んだラインナップ。これに岐阜市では外せない「冷やしたぬき」や、名古屋名物でこの地域にも根付いている「あんかけパスタ」が加わるというから楽しみにいていた。仕掛人の稲田俊輔氏が監修しているのかは知らないが、もしそうだとしたら著作やツイッターなどで言及している「ドリア」(⇔氏が注目されるきっかけとなった「サイゼリア」)、「カツカレー」(⇔著書・氏は嫌いだそう・笑)「あんかけパスタ」(⇔惜しくも閉店した「あさの」にも言及)なんかをどう仕上げてきたのか気になるところ。

階段を昇って食堂に到着。大食堂とあったのでかなり広いイメージをしていたがまあまあの広さ。席間が広く取ってあるのは昨今の事情だろう。でもこれだと時分どきはかなり混雑しそう。まず外のメニューを確認すると、食べてみようと思っていた「あんかけパスタ」が無い。”Coming Soon”となっていたはずなので中止になっちゃったかな。「エリックサウス」のカレーは少し前にいただいたばかりだったので、結局気分で「屋台風魯肉飯(ルーロー飯)」にしてみることに。券売機はタッチパネル式。これが少々分かり辛くて自分の希望の「魯肉飯」がどこのあるのか分からない。結局横に立っていた係の人の助けを求めると(恥ずかしい)指でスクロールさせる必要があった。でもこういう券売機の大きな画面を指でスクロールって思い付かない…。これ、みんな戸惑うんじゃないかな。

券売機で購入すると後は番号が呼ばれるのを待つのみ。最初はテラス席に行ってみたが、あまりの暑さに屋内に戻って窓向きのカウンター席に腰を下ろす。呼ばれて取って来た「屋台風魯肉飯」は盆の上のちょっとクラシカルな花柄の皿に盛られていた。ご飯が紡錘形にこんもりと盛り上がっている。細かく刻まれている豚肉は上からかけてあるのではなくカレーのように分かれてかけてある。他には人参のドレッシングのかかったミニサラダと味噌汁(笑)。豚肉は五香粉の風味で煮込んである。でも控えめでマイルドな味わい。軟らかくご飯とマッチしている。硬茹での茹で玉子は少し色付いているが肉と一緒に茹でてあるのかな。付け合わせは人参と青菜の漬物的なもの。自分は日本でしか食べたことが無いので”屋台風”かどうかは分からないが旨い。味噌汁は全然合わないと思うが(笑)。しかしこんなエスニックなメニューが役所の食堂に常在しているというのは面白いし、他のメニューも気になるものばかり。これで酒の販売があれば…。次は何を食べようかな。(勘定は¥650)

この後の記事はこちら (2)(3

 


 

↓ 耐震に問題があるとかでフェンスで囲まれたままの「旧・岐阜県庁舎」(大正13年・1924・建造)。改修したりする気配も見当たらないが何か計画はあるのかな。耐震の問題だと見学ツアーも難しいだろうな。

 

 

↓ 後日、新市役所庁舎の展望フロアーから見た建物の全景

 


 

岐阜市役所大食堂

岐阜県岐阜市司町40-1 岐阜市役所 2F

 

( 岐阜 ぎふ 岐阜市役所 新庁舎 市役所大食堂 ルーロー飯 エスニック 役所メシ 円相グループ イナダシュンスケ あんかけスパゲッティ 近代建築 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする