ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

煉瓦 @岐阜県岐阜市

2020年03月31日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の宇佐にある人気洋食店「煉瓦」へ。以前には営業開始時間に到着したにも関わらず1巡目に入れず「1時間ほど後になりますが…。」と言われて断念したことがある。この日はちょうど営業開始時間の少し前に近くに居たので車で寄ってみた。もう店前には数台車が停まっている。道を挟んだ斜め向かいの駐車場に車を入れて店が開くのを待った。時間になるとわらわらと車の中や路上から人が出てきて席が埋まっていく。自分はカウンター席に案内された。調理は主人1人で給仕は女性が2人。この後も子供連れで断られたり、席が空いておらず断られる客が続出。すごい人気だなァ。洒落た感じの店なので当然の如く女性客とカップル客ばかり…。オッサンはさっさと食べて席を空けなければ。注文したのは「オムライス&カニクリームコロッケ」を単品で。他の客も注文はオムライス率がかなり高い。

カウンター席から主人の所作がよく見えて楽しめる。客の殺到には慣れっこといった感じで主人の落ち着いた調理が始まった。注文が集中しているようで下ごしらえされたカニクリームコロッケが揚げ鍋に投入され、揚がった後にオムライスの調理が始まる。中のチキンライスはすでに炊飯器の中に出来上がっており、型に入れて皿に盛られる。テフロンのフライパンで玉子の調理開始。こちらのオムライスは日本橋「たいめいけん」で有名な、いわゆる”タンポポ・オムライス”。シミひとつなく綺麗に紡錘形に巻かれたオムレツがライスの上にのせられ、カニクリームコロッケが2個添えられ、周囲にトマトソースが注がれて完成。

一瞬、手順に反してそのまま食べてやろうかとも思ったが、初訪なので大人しくオムレツにナイフを入れ、ハラリと開いた。家で自分で作る時にはこの”タンポポ”タイプのオムライスも作るが、外食する時にはまず選ばない。なので外で食べるのは久しぶりだ。皿に注がれたトマトソースはハーブが効いてしっかりと酸味のあるタイプ。冷凍庫に常備してある畑のバジルを使ったうちのトマトソースと風味がそっくりだったので驚いた。カニクリームコロッケは浅い揚げ加減で細目の衣。とろっとした中身には強くはないがしっかりと蟹の風味。1個はそのまま、もう1個はトマトソースをつけながらいただいた。並ぶことがなければ、次は「ハヤシライス」か「ビーフシチュー」、夜のみの「牛舌シチュー」あたりにしてみようかな。(勘定は¥1,070)

 

きになる洋食屋 煉瓦

岐阜県岐阜市宇佐南1-17-5

 

( 岐阜 ぎふ れんが レンガ 洋食 洋食屋 オムライス ハンバーグ ビーフシチュー 行列 映画タンポポ 伊丹十三 たいめいけん 茂出木 )

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山田餅本店 (2) @名古屋市瑞穂区・桜山

2020年03月30日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区 老舗)

久しぶりに名古屋市博物館向かいの「山田餅本店」へ。相変わらずのべつ幕なしに客が出入りする人気の店。名古屋で餅菓子を語る時にこの店は外せない。店に入ると端の方に搗いたばかりの柔かい餅が。正直餅菓子よりもそちらを買いたくなったが、自宅にはまだ正月用に餅屋で買った餅が冷凍庫に沢山残っているので断念。ショーケースの中から選んだのは「さくら大福」「うぐいす」「草餅」「桜餅」と春の定番商品ばかり3種2個づつ。相変わらずどれだけ雇っているんだか分からないくらい大勢の若い店員の娘さん達に告げて包んでもらう。

家に持ち帰って嫁と分けっこ。「さくら大福」は軟らかい皮にこし餡の大福餅。皮に練り込まれているのは桜の塩漬けかな。プンと香る特有の香りと口に残る独特の風味。旨い。「うぐいす」は綺麗なウグイス色をした粉を纏った皮につぶ餡の入ったもの。手でつまむと崩れてしまいそうになるくらい柔かい。明るい緑色をした皮が目に眩しい「草餅」は春らしく香りもたっぷり。あんこの量もたっぷり。「桜餅」はうるち米の粒感が残ったタイプ。包まれた塩漬けの葉っぱの酸味が効いている。さすがにどれも旨い。この店では季節ごとに沢山の種類の餅菓子が並ぶが、結局久しぶりに寄るといつも定番商品ばかり選んでしまい、全然他のものまで達しない。次こそは変わり種を…。(勘定は¥1,000程)

以前の記事はこちら

 


 

↓ 結構な雨が降っていたが、「城山八幡宮」近くの「昭和塾堂」(昭和3年・1928・建造)を再訪。以前は愛知学院大学のキャンパスとして利用されていたが2年程前から未使用状態に。雨樋も壊れたままで建物へのダメージが心配される。まさかこのまま放置とか…。

 

 

 

 

 

 


 

山田餅本店

愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通1-18

 

( 名古屋 なごや 桜山 さくらやま 瑞穂通 山田餅 やまだもち やまだもち本店 和菓子 饅頭 まんじゅう 大福 いちご大福 近代建築 )

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Ghost Ⅴ: Together, Ghost VI : Locusts / Nine Inch Nails

2020年03月29日 | オルタナティヴ・ロック

 

Ghost Ⅴ: Together / Nine Inch Nails (2020)

Ghost VI : Locusts / Nine Inch Nails (2020)

新型コロナウイルスの影響で外出禁止令が出たり、自宅隔離が要請されている現況に鑑みて、世界中のアーティストが自身のアーカイブを解禁したり、新曲や映像を発表したりして、少しでも自宅に居る時間を楽しめるようにという風潮が拡がっている。今年、ロックの殿堂「Rock & Roll Hall Of Fame」(※新型コロナウイルスの影響で延期)で表彰される予定だったナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails, NIN)のトレント・レズナー(Trent Reznor)がフリー・ダウンロード(つまり無料)で新作アルバム2作品を発表した。2008年にリリースされたインストゥルメンタル作品「Ghosts I-IV」の続編で、「Ghost Ⅴ: Together」「Ghost VI : Locusts」の2作品。しかもMP3とはいえ48KHzの高音質での提供。さすが。トレントのメッセージには、

”友人たちへ、刻々とニュースが厳しくなっているなか、失望のどん底と稀な希望との間で揺れ動いている自分たちがいると思う。何度も刻々と事態が変わっている。一人でいるほうが好きな反社会的なタイプとして自認しているとしても、繋がりの力と必要性を認める状況となっている”

”聴くにしても考えるにしても創作するにしても音楽はいいことも悪いことも乗り越える手助けをしてくれる。そのことを念頭に、正気を保つ手段として夜を徹して『ゴースツ』のアルバムを完成させることに決めたんだ”(NME Japanより抜粋)

とある。”一人でいるほうが好きな反社会的なタイプ”と自己分析もしっかりしている(笑)。イギリス人のアッティカス・ロス(Atticus Ross)も以前と同様に参加。映画「The Social Network」の頃からのコラボはずっと続いていて、映画やドラマのサントラ作品の発表が続いている。ここのところナイン・インチ・ネイルズはもう完全に2人のユニットと化しているようだ。よほどウマが合うんだろうナ、この2人。

肝心の音楽だが、サウンドはそのまま「Ghosts I-IV」の続編といった感じ。全編インストで陰陰滅滅とした静かな音楽が流れ続ける。もちろん聴きようによっては心安らかになる場面や展開もあるにはあるのだが、彼の奏でるピアノの音はどうしても自分には狂気を連想させるし、”新型コロナウイルス”というテーマがあったのかどうかは知らないが、自分にはまるで破滅に向かう世界へのサウンドトラックといった感じに聴こえる。とてもここに希望を見出すことは出来ない。もちろんこれをロックとは定義付け出来ない。こういった繊細で静寂(そして狂気)を感じさせる音楽は、ある意味トレントの真骨頂とも言えるのでアクセント的には嫌いではないのだが、「Ghosts I-IV」の頃からこんなんばっかになってしまった感もあるので、これ全編(約150分)が好きか嫌いかと問われれば「好きではない」と言ってしまうだろうナ。

フリーダウンロード(¥0) 

ダウンロード・リンクはこちら

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泉屋食堂 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2020年03月29日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

日曜祝日が休みのようだし、(たぶん)駐車場も無いのでなのでなかなか伺う事が出来なかった岐阜駅の南、加納にある食堂「泉屋食堂」にやっと行くことが出来た。たまたま仕事で平日の昼に岐阜駅周辺に居たのでこれ幸いと店へ。今まで何度車でこの店の前まで来て引き返したことか。サンプルケースもある渋い外観の店の暖簾をくぐる。店に入ると左手が調理場、奥に向かってテーブル席が7つ程並んでいた。ご高齢の夫婦でやっていらっしゃる。女将さんが元気な声で「いらっしゃいませっ。」と声を掛けて下さった。主人が給仕、女将さんが調理を担当している模様。店内は年季は入っているものの隅々まで掃除され綺麗に整っている。もうこの時点でベタ惚れだ。壁に掛かった黒札に白文字の品書きの他に卓上にも品書きがあった。麺類、中華そば、丼物、洋食とひと通り揃っている。好物の「オムライス」があったのでお願いした。女将さんの手際良い調理が始まる。

しばらくして出来上がった「オムライス」を主人が運んでくれた。平皿に盛られた「オムライス」はキュッと両端が絞られた綺麗な紡錘形。控えめにケチャップがたらされていて赤い福神漬が添えてある。それ以外にも吸物と(某Y社の物によく似た)乳酸飲料が付いていた。早速スプーンを入れていく。中はチキンの入ったケチャップライス。味付けは控えめ。グリーンピースが沢山入っていた。吸物で口を湿らせながら掻き込んでいく。旨い。あっという間に平らげた。まだもう少し食べたいナと思ったが、麺類を追加すると多過ぎかなと、これまた好物の「ワンタン」を追加。ラーメン鉢になみなみとスープが注がれた「ワンタン」の水面にはチャーシュー2枚、赤縁のカマボコ2枚、メンマ、刻みネギが盛られ、コショウが振られていた。やや濃いめの色をしたスープをレンゲですする。ラーメンスープと同じだろうがちょっとコショウが効き過ぎか。ワンタンをすくっていただく。トゥルンとした舌触りのワンタンが沢山。量もしっかりあるので、これだと麺類をいただいているのと変わらないか…(苦笑)。次は丼物を頂いてみたいナ。(勘定は¥1,220)

※令和3年12月末を以って閉店されたそうです

この後の記事はこちらこちら

 

泉屋食堂

岐阜県岐阜市加納桜道1-8

 

( 岐阜 ぎふ 加納 かのう 泉屋 いずみや いずみや食堂 大衆食堂 麺類食堂 うどん ラーメン 洋食 雲呑 わんたんスープ 閉店 廃業 )

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Abeille.S (アベイユ・エス) @岐阜県美濃市 (※閉店)

2020年03月28日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県美濃市の風情ある通り(うだつの上がる町並み)にある洋菓子の店「Abeille.S (アベイユ・エス)」へ。開店当初から何度も利用している女性パティシエ(つまりパティシエール)だけの店。店舗は元・八百屋の店舗をリノヴェーションしてあり、屋外には古い文字看板、店内にも往時の商標看板が残っていて素敵な建物。確か主人の身内の八百屋だったはず。当時は珍しかった桃を丸ごと1個使ったケーキ「ももだま」をよく買った(すぐに人気になって売り切れになることが多くなってしまい、現在は予約販売のみだとか…)。店内でケーキを食べることも出来、ケーキののった皿に一仕事してくれるのも嬉しい。

残念ながら今回訪問した時は新型コロナウイルスの影響で喫茶は停止中。帰宅時間の関係で生ケーキは買って帰られなかったので嫁の好きな焼菓子を物色。「ココナッツマカロン」という商品を購入して持ち帰った。袋に詰められた「ココナッツマカロン」は黒いのと白いの2種。ちょっと前に流行った2枚の生地に挟まれたパリ風マカロンではなく、卵白と砂糖、それにココナッツパウダーだけ使われたシンプルなもの。嫁によるとシンプルだけれどいい具合のものは意外と手間がかかるのだそう。ほう。ゴツゴツとして硬い食感。口に入れると当たり前だがしっかりと甘く、溶けていく。しっかりと濃いめのコーヒーを淹れていただいた。嫁、もう1個いいかな?(勘定は¥1200程)

 

 

※現在は店名を変えて営業されています

 

Abeille.S (アベイユ・エス)

岐阜県美濃市相生町2248

 

( 美濃 みの アベイユエス 洋菓子 ケーキ 生ケーキ 焼菓子 喫茶 コーヒー 桃玉 マカロン 近代建築 うだつ 丸栄食料品店 アベイユ・エット・アン リニューアル )

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カトリーヌ @岐阜県岐阜市

2020年03月27日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の長良北町交差点にあるパン屋「カトリーヌ」へ。立派なビルの1階に店舗がある。以前から目にしていたがいつも車だったので通り過ぎていた。昭和な雰囲気がプンプンするが、いつ頃からやっている店だろうか。この日は自転車だったので歩道に停めて中へ。棚には菓子パンを中心に並べられており、トレーとトングを持って自分で取るスタイル。午後も遅い時間とあってか品数は多くなかったが、中から「カレーパン」と、名前に惹かれて「六本木スナック」(笑)というのを取る。他にも「ユーホーパン」〔ママ〕(笑)というのがあったが、女将さんに訊いたら甘いパンだと仰ったので止めておいた。

包んでもらい、家に持ち帰る。「カレーパン」は一般的な物よりはやや小振り。ふっくらと仕上がっていて中には辛くないカレーが入っている。旨い。「六本木スナック」は四角く平べったいパン。表面に砂糖がまぶされていて、感じとしてはメロンパン的。説明書きに”クリームチーズ”と書いてあったが、中に入っているのがクリームチーズかな。どちらにせよ今まで食べたことが無いパンだ。何ゆえ”六本木”なのか…(笑)。濃いめに淹れたコーヒーでいただいた。(勘定は¥200)

 


 

↓ 長良北町の商店街にある雑貨店「澤田彌(さわだや)」(建築詳細不明)。ぱっと見、普通の商店だが、2階部分の庇あたりの意匠を見ると意外と古いかも。何といっても屋号の表記が渋い。

 

↓ 道路沿いに建つずっとシャッターが閉まったままのかなり大きな日本家屋(建築詳細不明)。1階は商店として使われていたのだろう。2階の一部はおたふく窓。向かいの古書店、この日が閉店につき最後の営業日だった…。

 


 

カトリーヌ

岐阜県岐阜市平和通1-21

 

( 岐阜 ぎふ カトリーヌ長良店 パン パン屋 ベーカリー 惣菜パン 菓子パン サンドイッチ 近代建築 看板建築 澤田彌商店 金物店  )

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やまだ @岐阜県多治見市

2020年03月26日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県多治見市の旧西ヶ原遊郭辺りの広小路通り沿いにあるうどん屋「手打うどん・やまだ」へ。店の存在は前から知っていたが入ってみるのは初めて。近くの「とらや」で和菓子を買った後、少し遅めの時間だったが、まだ暖簾が掛かっていたので入ってみた。出来てからそう経っていない店だと思うが、まだ新しい感じでさほど広くない明るい店内。バンダナをした年配の女将さんと手伝いのお孫さん(?)が給仕を、高くなっていてよく見えないが男性が2人調理場に立っているようだ。先客は2組4名。テーブル席に腰掛け卓上の品書きを眺める。この日はいい天気で寒くもなかったので「ころ」をお願いした。

あっという間に「ころ」が登場。速い。丼ぶりの中には刻みネギ、刻み海苔、卵の黄身、練りわさびが入っている。つゆは濃いめに見えるが、いわゆる”東海クラシック”な甘味の強いものとはちょっと違うかんじ。さっそく箸でうどんを手繰り出す。艶のある麺はしっかりとしたコシがあり、旨い。喉越しも良し。途中で黄身を潰したり、わさびを溶いたりしてつゆの風味を変えてみる。あっという間に全部すすり終わった。こちらの品書きには「ころ」とは別に「ぶっかけ」もあるのだが、どう違うのか興味深い(元々この地方で「ぶっかけ」という呼び方は無かったと思う)。現在、東海地方での「ころ」と「ぶっかけ(冷)」の境界線は限りなく曖昧に思える。自分の認識では「ころ」だとうどんは水にさらす程度でつゆが少ないのが普通だが、「ころ」と呼びながらつゆたっぷりの店や、麺をキンキンに冷やす店もあるし、上にのった具材の違いだけの店もあるのでよく分からない。次は検証がてら「ぶっかけ」にしてみようか。(勘定は¥600)

 


 

↓ タイル壁が素晴らしいと聞いていた美坂町の「多治見市陶磁器意匠研究所」(昭和42年・1967・建造)。噂に違わぬ素晴らしいタイルとデザインの建物。1枚1枚色合いの違うタイルが合わさって何とも言えない質感に。近寄って観ても、離れて観ても綺麗。

 

 

↓ 通りかかって慌てて引き返した街道沿いに建つスクラッチタイル張りの建物(建築詳細不明)。日本家屋に隣接した事務所と思われるが、玄関周りの意匠も素敵。

 

 

 


 

手打うどん やまだ

岐阜県多治見市広小路2-45

 

( 多治見 たじみ 山田 手打うどんやまだ 手打ちうどん ころ 香露 ころうどん ぶっかけうどん 近代建築 タイル壁 )

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Death Disco / Various Artists

2020年03月25日 | パンク・ニューウェーヴ

Death Disco / Various Artists (2004)

EMIから発売されたポスト・パンクのバンドのコンピレーション盤。もちろんタイトルはジョン・ライドン(John Lydon)率いるPIL(パブリック・イメージ・リミテッド)の曲名から。ロンドン・パンクを通過した数々のバンドの重要曲を収録している。収録曲は以下の通り。

01 Public Image Ltd - Death Disco   
02 The Steel Leg Vs The Electric Dread - Haile Unlikely (By The Electric Dread)   
03 Gang Of Four - I Love A Man In Uniform   
04 Delta 5 - Journey   
05 The Normal - Warm Leatherette   
06 Throbbing Gristle - United   
07 Brian Eno / David Byrne - The Jezebel Spirit   
08 Cabaret Voltaire - Yashar (John Robie Remix)
09 Rip Rig & Panic - Bob Hope Takes Risks   
10 The Higsons - Put The Punk Back Into Funk   
11 The Lounge Lizards - Do The Wrong Thing   
12 XTC - Meccanik Dancing (Oh We Go!)   
13 Buzzcocks - Why Can't I Touch It?   
14 Simple Minds - Theme For Great Cities   
15 Human League - Hard Times   
16 Heaven 17 - (We Don't Need This) Fascist Groove Thing   
17 Arto Lindsay / Ambitious Lovers - Let's Be Adult 

どのバンドもポスト・パンクを語るには欠かせない重要バンドばかりだが、副題は「Songs From Under the Dance Floor 1978–1984 」としてあり、どちらかというとリズムがハッキリとしたビートの効いた曲が多い。これらの曲がディスコで頻繁にかかったとはちょっと考えにくいが、時代が時代だけにそういうこともあったのかもしれない。ファンク的なリズムの影響も顕著で、スラップ・ベースやボトムを強調した曲も多い。その意味で先陣を切ったPILの存在はやはり大きいナ。時代が時代なので全体としてはキーボード、シンセサイザー主体の曲が目に付くが、エッジの効いたギターもあるし、さすがこの面子だけあって一筋縄ではいかないクセの強さもあって楽しい。この中からも80年代半ばにはポップ路線に舵をきってインターナショナルなヒットを飛ばすバンド(01、11、12、13、14、15、16など)が出てくる。自分はジム・カー(Jim Kerr)率いるシンプル・マインズ(Simple Minds)はヒットしてからしか知らなかったのだが、初期はかなりアバンギャルドな音楽性があったことを最近知った。

オークションにて購入(¥564)

  • CD (2004/5/25)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : EMI Import
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だいわ @名古屋市昭和区・川名

2020年03月25日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

せっかくの休日だが雨が降り、昼食を摂る店を求めて車で出掛けることに。結構な降りになってきたので駐車場があるか、もしくは近くにコインパーキングがある店が優先となる。訪れたのは川原通に近い住宅街の中にある食事処「だいわ」。店の斜め向かいにある駐車場に車を停めて暖簾をくぐる。中はテーブル席が3つ、小上がり席が3つ程。年配のご夫婦でやっていらっしゃるようだ。テーブル席に腰掛け、壁に貼られた品書きに目をやる。配膳カウンターの上や壁に品書きが散っているのでちょっと分かりにくい。さらに店内が暗いのと雨で外も暗いので、最近めっきり弱くなった自分の視力ではぼやけてよく分からない。仕方なしに先客の居るテーブル席の方まで立ちあがって行き、何があるかと思案。迷いに迷って結局、ホワイトボードに書かれていた「本日のランチ・カニクリームコロッケ定食」に決定。ざっくばらんで若々しい女将さんに告げた。

テレビのニュースを眺めながら出来上がりを待つ。年配の先客はみな常連のようでお酒を召し上がっている方も。つまみも結構あるようだ。しばらくして出来上がった「カニクリームコロッケ定食」はコロッケが2つ、豆と野菜の煮物の小鉢、なめこの味噌汁、ご飯、コロッケには千切りキャベツ、トマト、パセリ、マヨネーズで和えたスパゲッティーが添えられている。早速カニクリームコロッケに箸を入れる。中がとろとろ。ちょっと衣の風味が苦手なタイプだったが卓上のソースをかけていただいた。ごはんはお願いして控えめに盛ってもらったので、あっという間に全て綺麗に平らげた。席を立って勘定してもらおうとすると、女将さんが「コーヒーもあるのよ。」と仰ったが、この後にどこかの喫茶店にでも行こうと思っていたので遠慮した(20円程引いてくれたようだ)。次は「カツカレー」か「チャーハン」にしてみようかな。(勘定は¥680)

 

お食事処 だいわ

愛知県名古屋市昭和区伊勝町1-85

 

( 名古屋 なごや だいわ 大和 御食事処 食堂 大衆食堂 定食 ランチ 洋食 酒場 昼呑み 昼飲み ) 

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ソルジェンテ @岐阜県岐阜市

2020年03月24日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の北の外れ、ごみを焼却処理する際の余熱をエネルギーとした健康設備「プラザ掛洞」(なぜかコミックの蔵書量が凄い)の綺麗な浴場とサウナでたっぷりと汗を流した後に、空腹を満たすべく寄ってみたのは折立にあるピッツェリア「ソルジェンテ」。少し遅めの時間に店に着いたが店内はまだまだ盛況。カウンター席は空いていたのですぐに案内された。窓側には立派なピッツァ釜があり、薪からメラメラと炎が上がっている。以前ならそれだけで話題になったろう専用窯も、もう最近の店では標準装備だ。メニューを見せてもらう。ランチと称してピッツァに前菜と飲物、デザートが付くセットがあるようだ。色々旨そうなピッツァがあり、レンコンを使ったものなんかも良さそう。まだ初訪なので通常ならメニュー先頭のピッツァ(ここではマルゲリータ)を選ぶが、水牛のモッツァレラを使った「モッツァレラ・ブッファラ」があったのでそれにしてみた。

まずはジンジャーエールが運ばれてきた。ピリッとした味で確かに辛口。前菜は青海苔を練り込んだフリット、薄切りのサラミ、それにグリーンサラダ。フリットは外がカリッと、中はもちっとして旨い。サラダにはバルサミコ酢を使ったドレッシングがかかっていた。これに温かいパンも付く。ワイン無しなのがツラい…。そしてメインの「モッツァレラ・ブッファラ」。端が盛り上がったふかふかのナポリ・タイプの生地。しっかりと焼き目が付いている。熱いところをナイフとフォークでカットし口に放り込む。トマトの酸味、フレッシュバジルの香り、まろやかなチーズのバランスが抜群。旨い。生地は裏側の焼き加減も含めてちょうどいい。矢継ぎ早に口に入れていき、あっという間に1枚無くなってしまった。もう1枚でも軽くいけそう。最後に出たりんご味のジェラートはちょっと硬めでソルベっていう感じ。こちらはピッツァ以外の品もあるようなので、夜に呑み+ピッツァに入ってみたいナ。(勘定は¥1,400)

この後の記事はこちら (2

※現在「プラザ掛洞」は新型コロナウイルスの影響で営業を停止しているようです

Pizzeria sorgente(ピッツエリア ソルジェンテ)

岐阜県岐阜市折立314-1

 

( 岐阜 ぎふ 折立 おりたて ピザ ナポリピッツァ pizza イタリアン イタリア料理 ミシュランプレート 銭湯 公衆浴場 保養施設 掛洞プラント かけぼら  )

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