ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

From The Cradle / Eric Clapton

2024年08月31日 | ブルーズ

From The Cradle / Eric Clapton (1994)

以前に雑誌の付録CD「Key To The Highway - Blues Classics Covered By EC」を購入した時、クラプトン(Eric Clapton)が実際にカヴァーしたのと比べてみようと持っているはずのこのCDを探すも、増殖と混沌を極めている自分ちのCD棚やボックスからどうしても見つけられない。おかしいなと思っている間にネットでCDを買う機会があり、子供のおやつみたいな値段だったので所有していることを承知でついでに買ってしまった。発売は1994年。実際に発売された頃はクラプトンの出す音があまりピンと来ず、聴くには聴いたがお気に入りとはならなかったこのアルバム。アンプラグドの成功の後だったのでちょっとあざとさも感じたのかな。

久しぶりに針を落としてみた(CDだけど)。01「Blues Before Sunrise」はエルモア・ジェイムス(Elmore James)の方に影響を受けているのが明白だが、この力み返った歌い方が嫌だったなァと思いだした。ま、彼にとってはそれまでにあまりない歌い方なので挑戦だったはずだけれど。12「It Hurts Me Too」もエルモア・ジェイムスが元だろうから、あのアクの強い歌い方をカヴァーするとどうしてもああいう歌い方になっちゃうのかな(笑)。それ以外の曲はすんなりと入って来て、発売当時よりもずっと好ましく聴けた。そうして何度も聴き比べしていた頃、ふと別のCDを探していてボックスの隅に探していたCDを発見…(なぜかジャケットが紛失していたが)。

ネット・ショップにて購入(¥281)

  • Label ‏ : ‎ Reprise / Wea
  • ASIN ‏ : ‎ B000002MTU
  • Disc ‏ : ‎ 1
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可也家 @岐阜県岐阜市

2024年08月31日 | 岐阜県(岐阜)

妻と岐阜市の「たか田八祥」で食事をした後、久しぶりに柳ヶ瀬商店街を散歩。彼女はあまり柳ヶ瀬には来ないので隔世の感があった様子。コインパーキングに戻る前にちょっと付き合ってもらったのが、まだ出来て1年程の「可成家(カナリヤ)」。岐阜の有名な幇間(※男性の芸者)の鳳川喜久次氏の店で、昼は茶寮、夜はバーとして営業しているそう。スタイリッシュな意匠で、靴を脱いで上がるとカウンター席がある。カウンターの向こうには着物の若い女性。この方が芸妓なのかは訊かなかったが多分そうじゃないかな。”御しな書”には抹茶(濃茶、お薄)と玉露が載っている。自分は「お薄」、妻は「玉露」をお願いした。

まずは自分に茶菓子が出される。菓子は松屋町の「松花堂」の水ようかん。竹筒に入っていて滑らかな口当たり。茶席の作法でいくとお薄の前に完食しないといけないと妻。ま、茶寮だからその作法は要らないでしょ。妻にもひと口勧めようとしてしまったが「玉露には後から出します。」と店の方。その辺り、ひと言事前に声掛けがあるといいんだけれど。「玉露」(「一保堂」のものだそう)には3つの碗と耐熱ガラス製の透明な急須が用意され、保温ポットから自分で湯を注ぐのだという。だが急須の蓋がしてあるのが(透明なので)分からず、妻はうっかりそのまま注いで湯をこぼしてしまった。エンタテイメントとして客にやらせるのはありだと思うが、熱い湯を使うのでこれは店の方がやるか、蓋は予め外しておいた方がいい。それに急須の容量がこちらには分からないので碗に適量になるよう注ぐのが難しく、折角の1煎目、2煎目、3煎目の味わいの違いも量が均等にならず分かり辛かった様子。実は妻は茶道の師範格だが、提供のされ方に手を焼いている様子だった。

茶を煎れた後の玉露の葉はだし醤油と混ぜていただくことが出来る。自分もつまんだが、口当たり軟らかく茶葉の風味も少し残っていて面白い。ただ折角洒落た佇まいの店なんだから、(無粋なので)だし醤油は市販の紙パック(←しかもうちにあるのと同じもの・笑)のまま使わない方がいいし、出来る限りジプロックなども見せない方がいいと思うけれど。

最後には番茶が供され、加えて菓子は今小町の「奈良屋本店」の「だる満」と「都鳥」、それに「かがり焼鮎」が出された。久しぶりにいただいたが、お茶請けにはぴったり。こうして岐阜市内の名店の菓子を出してくれるのは他所から来た客にはもちろん、地元の人にも嬉しいものだろう。店の成り立ちからすると妻のように茶道に携わる人も客として来るだろうから、色々ちょっと拙い感じが否めないので心配だが、以前別の場所でやっていたようにかき氷もあるし、夜はバーとして営業しているそうだから面白そう。また寄ってみようっと。(勘定は¥2,500)

 

BAR・茶寮 可也家(カナリア)

岐阜県岐阜市杉山町24-4 カナリアビル

 

( 岐阜 ぎふ かなりあ カナリヤ 可也家茶寮 BAR可也家 ほうかん 喜久有 芸者 芸妓 舞妓 舞妓さんちのかき氷 お抹茶 )

コメント (3)
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若鯱家分家 歩々亭 @愛知県小牧市

2024年08月30日 | 愛知県(尾張)

愛知県小牧市にある「若鯱家分家・歩々亭」へ。”若鯱家”といってもチェーン店のそれではなく、黒川の現「鯱乃家(旧・若鯱家)」の分家。その系列は廃業が続き、”若鯱家”という表記が残っている店はもうここくらいになってしまった。自分はずっと前からこの店に入ろうと何度も訪れているが、定休日を知らなかったり、臨休に当たる不運があったりしてなかなか叶わず。今回は車だったのでまず店の前を通ってみると暖簾が掛かっていてひと安心。少し離れた数台分の駐車場も運良く1台空いていたので車を滑り込ませた。暖簾をくぐって中に入るとテーブル席が5つ、小上がり席が3つという店内。座ったテーブル席から厨房は見えなかったが、主人と給仕女性の2人でやっている様子。当然こちらの名物は「カレーうどん」だが、この日も例に洩れず酷暑日だったので「冷やしカレー」を注文。”冷やし”といっても冷たいのは麺だけで、カレーは熱々がかけられるこの系列の定番。品書きでも”温かい物”の括りに記載されている。

さほどかからず「冷やしカレー」が登場。上にかかった熱々のカレーはぽってりとした粘度がある。豚肉、四角い揚げ、カマボコ、ネギが入っている。その下から麺を手繰り出す。うどんは極太といえる太さから、ちょっと平打ちっぽくなったものまで太さがまちまち。強いコシがあるうどんではないがそれがいい。しっかりとカレーと絡んで口に入るが、麺が水で締めてあるのでちょうどいい熱さ加減になっている。これで麺が普通に熱かったらこの日食べ切るのは無理(笑)。カレーはしっかりとした辛さもあるが、過ぎることはなくどんどん啜って行ける。額にじんわり汗をかいて、冷たい水が旨い。結局鉢の中のカレーはほとんど無くなった。次はカレーじゃないうどんも食べてみようっと。(勘定は¥800)

 

 

若鯱家分家 歩々亭

愛知県小牧市中央1-389

 

( 小牧 こまき わかしゃちやぶんけ わかしゃちや ぶぶてい ふふてい カレーうどん 手打うどん 手打ちうどん 味噌煮込み みそにこみ )

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おかき屋辰心 @愛知県知多市

2024年08月29日 | 愛知県(三河)

暑い日が続く7月のある休日、三河まで足を延ばして古い建物が残る愛知県知多市の岡田を訪ねた。散策前に腹ごしらえ。立ち寄ったのは「おかき屋辰心」。店名通り製菓店が営む直売所。そちらは創業昭和21年(1946)だそう。そこに食堂があり、評判のかつ丼がある。かつ丼の亜種を食べ歩いている身としては1度食べてみたかった念願のかつ丼だ。店は古い町並みのある地域の玄関口といってもいい通り沿いにあり、昭和時代によくあった広い駐車場のある”ドライブイン”といった感じ。店に入ると左側に食堂、奥がおみやげ屋になっている。券売機で目当ての「岡田かつ丼」を購入して調理場へ持っていく。調理も給仕も女性ばかり大勢。カウンターに腰掛けて出来上がりを待った。

しばらくして「岡田かつ丼(汁付)」が登場。吸物付き。給仕女性が「たれはかかってますが、足りなかったらこれを。」とボトルに入ったたれを置いてくれた。丼の中はかつの上にゆるい目玉焼きが2つ。かつは細かくカットしてあり丼いっぱいに敷き詰められている。たれはかつにかかっていて煮込んだりはしていない。まずは黄身を潰さないよう慎重にかつを取り出し味わってみる。たれのベースはソースとも醤油ともとれる味わい。どちらかというと醤油よりかな。これだけでももちろん旨いが、満を持して黄身を崩し一緒に口に入れていく。目玉が2つもあるのでマイルドになり過ぎた時には少したれを足したりしてあっという間に平らげた。ただこの吸物は要らないかな。このタイプのかつ丼、元々はかつてこの地域にあった2つの食堂で出していたものを参考に平成21年から出し始めて評判になったそう。その古い食堂にも行ってみたかったなァ。(勘定は¥900)

 


 

↓ 初めて訪れた知多岡田の古い町並み。かつて江戸時代から昭和初期にかけて”知多木綿””知多晒”の産地として栄えた場所。なまこ壁の蔵があったり、古い防火水槽が残っていたり、煉瓦塀が現れたり。古い建物が当たり前のように残っていて現役なのが素敵。散策好きには堪らない地域だ。

 

 

 

 

↓ ゆるい坂道を上っていくと「知多岡田簡易郵便局(旧・岡田郵便受取所)」(明治35年・1902・建造)が見えてきた。昭和41年に閉鎖後、家具屋や八百屋の倉庫になり、平成5年に簡易郵便局として復活。鬼瓦にはもちろん逓信省の「〒」のマーク(写真下4枚目)。現役局舎としては県内最古だそう。国の登録有形文化財に指定されている。

 

 

 

↓ 「竹之内資郎邸」(天明年間頃・1781~1789・建造)。知多木綿の木綿買継問屋の鑑札を受け開業し、現在も当時の長屋門と木綿蔵が残っている。綺麗に手入れされて普通に人が暮らしているのが凄い。

 

↓ 「旧・知多貯蓄銀行岡田支店(岡田なごやかサロン)」(建築詳細不明)。明治34年から大正7年まで18年間という短い営業期間だったそう。ごく普通の一般住宅に見えるが金庫とかは残っているのかな。現在は高齢者の施設として利用されている様子。屋外にある水槽に「YOSUI」とローマ字で書いてあるのが可笑しい(写真下6枚目)。

 

 

 

↓ その向かいに建つ「旧・竹中商店」(建築詳細不明)。江戸初期から米や肥料を扱った商店だったそう。蔵は地下に荷馬車を入れる構造だったそうだが、現場ではよく分からなかった。現在も普通に人が住んでいる。

 

 


 

 

おかき屋 辰心 本店 (竹新製菓株式会社

愛知県知多市岡田登り27

 

( 知多 ちた 知多岡田 ちたおかだ たつしん ドライブイン おかきやたつしん 岡田のかつ丼 かつどん きらく食堂 中野食堂 知多木綿 国登録有形文化財 近代建築 )

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にわ @名古屋市中村区・松原町

2024年08月28日 | 名古屋(中村区・西区)

名駅方面から歩いて中村郡道付近を散策した折り、せっかく歩きなので一杯やろうと立ち寄ったのは「味の店にわ」。店は「ほのか小学校」の横で、以前に訪れた寿司屋「早苗寿司」の隣にある。出自は魚屋だったのだそう。着いたのがちょうど開店時間ぐらいだったのだが、暖簾をくぐると既に先客が食事の最中。手前にテーブル席、奥に小上がり席があり、女将が1人でやっていらっしゃる様子。入口近くのテーブル席に腰を下ろした。調理場手前には鰻を始め、産地と魚を書いたホワイトボードが掲げてある。よく1人でこれだけの魚を仕込めるものだ。外は蒸し暑かったので飲物は冷たいものをと「賀茂鶴本醸造爽快辛口」の瓶を細いグラスでいただく。他にも色々な銘柄を揃えているようだ。酒肴はホワイトボードにあった「ヤリイカさしみ」。

しっかり1パイ分の刺身が届いた。プリッとした口当たりで新鮮そのもの。これをわさび醤油、生姜醤油でチビチビやっていたら、どれだけ酒があっても足りない(笑)。ただ疲れていたのかこの日は珍しく杯を重ねる気がしなかったので、もう1品「カレイ煮付」だけお願いした。「切身と一尾とどちらが?」と訊かれたが、これまた1尾だと終わらないので切身でお願いする。都度調理なのが嬉しい。しばらくして煮汁の香りが漂ってきて半身分の「カレイ煮付」が届いた。煮汁はかなり甘めの味付け。すっきりとした冷たい口当たりの酒によく合う。自分はこういう肴を突く時だけは真剣なので(笑)、これでもかというくらい綺麗にさらえなければ気が済まない。本末転倒だが酒を呑むのも忘れて箸を動かして口に運んだ。後客が頼んだ「鯛かぶと定食」のかぶとがデカい。実は迷ったのだが最初からあれにするという手もあったナ。次はその定食か「うなぎ丼」でがっつりご飯を食べに来るのもいいかも。(勘定は¥2,800程)

 


 

↓ 中島町の枇杷島新道沿いにある「清玉堂宮部商店」(建築詳細不明)。何を商っていたのか分からないが風格ある看板が残る長屋風の建物。1階壁面はトタンが貼られサッシに替わってしまっているが、2階の雨戸や欄干は素の木材のまま。

 

↓ 亀島2丁目の環状線沿いにある「三輪タオル(三輪商店)」(建築詳細不明)。木戸や銅板製の戸袋がある風格ある建物。周りは駐車場になってすっからかんだが、両際に1階まで繋がった袖壁があるので、かつてはびっしり建物が密集していたのだろう。

 

 


 

 

食事処 味の店 にわ

愛知県名古屋市中村区松原町4-58

 

( 名古屋 なごや 松原町 中村郡道 にわ お食事処にわ 鰻 うなぎ 魚料理 和食 定食 居酒屋 近代建築 そで壁 )

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Live At The Hollywood Bowl : August 18, 1967 / Jimi Hendrix Experience

2024年08月27日 | クラシック・ロック

Live At The Hollywood Bowl : August 18, 1967 / Jimi Hendrix Experience (2023)

令和の御代に衝撃的な音源発売!といっても今では洋楽のニュースなんて見かけもしないからアレだが、このジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix Experience)のライヴ盤発売には驚いた。何とアメリカでのデビュー・アルバム発売前のハリウッド・ボウルでのライヴ音源。メジャー活動はたったの3年程だったから残っているありとあらゆる玉石混交の音源が掘り起こされているジミだが、このライヴ音源はブートレグでもオフィシャルでも全く世に出ていなかったもの。まだそんな音源が眠っていたとは!ビックリ。全米デビュー前だからまだ一般には無名のバンドとしてのライヴで、ママス&パパス(The Mamas & the Papas)の前座での登場。観客は17,000人も居たらしいが、ほとんどママス&パパスのファンだったはずだ。

お堅いオープニングMCの後、ジミ、ミッチ・ミッチェル(Mitch Mitchell)、ノエル・レディング(Noel Redding)の3人がステージに登場。いきなり当時発売されたばかりのビートルズ(The Beatles)の「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」のハードロック・ヴァージョンで幕を開ける。そして2ヵ月前のモンタレー・ポップ・フェスでも披露した疾走感満載の「Killing Floor」。残念ながら観客の反応までは聴き取れないが、ラヴ&ピースのメロウな雰囲気でママス&パパスを待っていた観客は唖然としたに違いない(笑)。音も時代を考えたら充分聴けるクオリティー。

当時のステージはまだPAシステムやバンドのバック・アップが確立されていなかった時代。基本的にジミが持っているギターは1本のはずなので曲間に頻繁にチューニングが入る。面白いのはノエル・レディングがMC役をやっていること。後にジミとの関係が悪くなるノエルだが、この時はまだやる気満々でそういうことも任されていたのだろうか。何度聴いても素晴らしいアレンジのディラン(Bob Dylan)の「Like A Rolling Stone」、そしてラストの「Wild Thing」まであっという間。こんなに凄い音源の発表なのに、こちらから探さないとニュースに辿り着けないとは、日本での洋楽の落日もここに極まれり。

ネット・ショップにて購入(¥1,936)

Label ‏ : ‎ Legacy Recordings
ASIN ‏ : ‎ B0CGZDN4MT
Disc ‏ : ‎ 1

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パティスリーニコ @岐阜県岐阜市

2024年08月27日 | 岐阜県(岐阜)

ある暑い日、出先でケーキを調達して帰ることに。以前からブックマークしてあった岐阜市東島の「パティスリー・ニコ」に寄ってみた。店に到着してびっくり、広い芝生の庭のある立派な建物。売場とカフェが右手、左手は工房になっているようだ。奥に作業をしている主人らしき年配の男性の姿が見える。特に事前情報は持っていなかったので、ガラスショーケースから適当に見繕って箱に入れてもらった。この日並んでいたケーキは多くなかったが、選んだのは「いちごのショートケーキ」「ブルーベリーのタルト」「いちごのマル・ル」「コーヒープリン」の4種。外は暑く(訪問7月初旬)車内もすぐ温度が上がってしまうのでしっかり保冷剤を入れてもらう。

帰って妻と久しぶりに帰っていた娘と一緒にいただく。こんな洒落た店なので最近流行りのど派手なケーキかと思いきやどれもシンプル。でも安っぽさは無い。「いちごのショートケーキ」は、スポンジの間に苺のソースが薄く挟んであり、あっさりとした生クリームの口当りも軽く、旨い。シンプルに見えるがこういうのがしっかり旨いって大事。濃いめにコーヒーを淹れて美味しくいただいた。あと他に自分がいただいたのは「コーヒープリン」。他の品もどれも好評だったので何より。あまり過剰にデコラティヴでなく、且つセンスのいい姿のケーキが多いのが好ましい。次は妻や娘を連れて行って選ばせよう。(勘定は¥3,500程)

 


 

↓ 長良川の堤防道路を通った帰り道、なぜか渋滞していて橋毎に車が長く停まるので窓を開けて写真を撮ってみた。「忠節橋」(昭和23年・1948・建造)。姿は架設当初とほとんど変わっていないそう。

↓ 「金華橋」(昭和39年・1964・建造)。翌年に開催された岐阜国体に合わせて架設されたのだとか。今はどうか知らないが、当時はそういう国民的イベントでインフラ整備がぐっと進んだ時代。当時は今と違って赤色だったらしい。

↓ 「長良橋」(昭和29年・1954・建造)。最初に架けられたのは明治7年(1874)。現在の橋は5代目だそう。すぐ上流では鵜飼いが行われるので、開催時間中はライトアップが消されている。

 


 

 

パティスリーニコ

岐阜県岐阜市東島2-13-9

 

( 岐阜 ぎふ ひがしじま ニコ パティスリー 洋菓子 ケーキ 生ケーキ カフェ 喫茶 持ち帰り 近代化遺産 産業遺産 ) 

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太閤閣 @愛知県一宮市

2024年08月26日 | 愛知県(尾張)

愛知県一宮市の中華料理屋「太閤閣」へ。店は大きなアパートの建物の1階に入っている。以前から入ってみようと思って訪れているが駐車場が見当たらない。アパートの駐車場奥へも行ってみたが分からず。この日はたまたま近くに用事があってそちらに車が停められたので歩いて店に行ってみた。店内は手前に回転丸テーブルと小さいテーブル席があり、カウンターは8席ほどの昭和仕様。高齢の主人がテレビの高校野球を見ながら一服していらっしゃった。小さいテーブル席に腰掛け、卓上の品書きと壁に掛けられた黒板の”サービスランチ”の内容を眺める。選んだのはサービスランチの中の「ダンゴ定食」。主人の調理が始まり、揚げ音が聞こえてきた。

しばらくして「ダンゴ定食」が完成。中華揚げダンゴの他にわかめのスープ、白菜の漬物、丼に入ったご飯という内容。ダンゴは中華餡で絡められており、他に人参、玉ねぎ、ピーマンが入っている。甘酢あんだがとろみが強く、酸味はさほど強くない。玉ねぎも使ってありふわっとした口当たりでなかなか旨い。これで予想外に多かったご飯をやっつけていくのだが、ご飯の調子は今ひとつなのが残念。それでも濃い味のおかずをご飯と共に頬張り、副菜を挟んで平らげた。品書きの<御飯類>の中にあった「肉片会飯 - 肉入り飯」っていうのが気になったので次はそれにしてみようかな。(勘定は¥700)

 

 

中華料理 太閤閣

愛知県一宮市中島通1-29-1 中島コーポラス

 

( 一宮 いちのみや たいこうかく 中華料理 中国料理 肉団子 にくだんご 中華肉団子 定食 ランチ )

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たか田八祥 @岐阜県岐阜市

2024年08月25日 | 岐阜県(岐阜)

以前に岐阜市長良の「潜龍」で母の米寿祝いをした際、体調不良で参加できなかった妻に埋め合わせ(?)するために2人でもう一度「潜龍」に予約しようとするも、肉料理はまだキツいかもしれないという妻の申し出を受けて和食に変更することに。旧・市役所跡近くの料亭「たか田八祥」に予約して出掛けた。市内に何軒かある支店以外にも、今をときめく有名料理人を多く輩出している日本料理の名店。創業は昭和64年(1989)と意外と古くない。このジャンルで京都や東京でなく、ここ岐阜に於いて一代で名にし負う店にしたのだから凄い。

案内された部屋は入ってすぐの小さな間(写真下)。床があったり、畳に炉が切ってあるので茶室としても利用されている部屋なのだろう。全く音の無い小さな部屋で妻と向かい合うのは気恥ずかしいが(笑)、特別感もあって気分が上がり料理が出てくるのが待ち遠しい。

 

料理は予約時にお願いしてあるので、お運びの着物姿の若い女性に酒をお願いした。「直心八祥」というオリジナルな銘柄の冷蔵酒(日本泉酒造の酒だとか)。片口と猪口で供された。運ばれた料理はそれぞれ説明があったと思うが品書きは無いし創作された料理ばかりなので覚えられない(こちとら酒をいただいているし…)。結局、呑まない妻の記憶を借りた料理と素材はだいたい以下の通り(→朧げな記憶を元にしています)。

・先付:若うど、雲丹、トマト 冷製(酢のジュレ)
・前菜:鰻、牛蒡(玉葱ソース)
・向付:鮪、烏賊、平目、海老(泡醤油)
・吸物:鱸、胡麻豆腐、海ぶどう、小豆
・御凌:ヤングコーン飯蒸し、ズッキーニ、唐墨
・煮物椀:翡翠茄子、赤パプリカ、万願寺唐辛子
・強肴:鱚大葉揚げ、じゃがいものハリハリ、赤飯
・御飯:生海苔茶漬け、漬物
・水菓子:季節の果物、あんことクリームチーズ

とこんなところ。どの料理も目に美しく、季節の素材の味を活かしつつもクラシックな日本料理のアプローチとはちょっと違ったりして、どれも美味しく楽しくいただいた。妻もとても喜んでいて何より。酒はこの他に三千盛を燗してもらったりした。予約時に「何かの記念日ですか?」と訊かれ、強いて言えばと「まぁ、妻の誕生日かな…」とテキトーに答えたので、途中で赤飯が用意されていたり、最後に洋風な菓子が出てきたりの気遣いも。お運びのお嬢さんが「(誕生日の)歌を歌いましょうか?」とまで言ってくれたが、それはさすがに遠慮した(笑)。訪問は6月末だったので、これより後になると鮎とかが出されるのだろう。また季節を変えて寄ってみようっと。(勘定は¥30,000程)

 

 

日本料理 たか田八祥

岐阜県岐阜市杉山町17-2 (八祥ビル)

 

( 岐阜 ぎふ たかだはっしょう 料亭 日本料理 和食 高田晴之 会席 会席料理 ミシュラン 辻調理師専門学校 西麻布大竹 晴山 みずき 高田祥生 )

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ふたば @名古屋市西区・押切

2024年08月24日 | 名古屋(中村区・西区)

全然雨の降らない7月末の酷暑のある日、営業開始前には行列が出来ていたりする西区押切の蕎麦屋「ふたば」の前を通ると並びが無い。さすがにこの暑さではだれも並ぶ気も起らないか。ハンドルを切って裏手の駐車場を除くとそちらも空いていたので蕎麦を手繰っていくことに。店内はテーブル席が4つと小上がり席が2つ。店内は自分が思っていたよりも年季が入っている感じ。あまりの暑さにエアコンの効きが悪いのか扇風機も回っている。高齢の給仕女性に「十割せいろ」を1枚お願いした。調理を待っている間にはもう満席の盛況。タイミングが良かったな。

しばらくして「十割せいろ」が登場。皿の上に笊が敷かれ、その上に蕎麦切りがこんもりと盛られている。十割にしては値付けが随分と安いし、注文の時「1枚でいいですか?」と給仕女性に訊かれたので量はかなり少ないだろうと思っていたがさほどでもない。先につゆを啜るとほどほどの辛汁。刻みネギと山葵は小皿に盛られている。黒っぽい麺肌の蕎麦を箸でつかむが麺線が短め。粗い口当たりの蕎麦はつゆとはよく合って旨いのだが短いので啜り甲斐が無く、つい口に入れてモグモグと咀嚼することになってしまう。それだけちょっと物足りない。次は二八にしようっと。さらっとした蕎麦湯を足してつゆを飲み干し、勘定してもらった。(勘定は¥750)

 

手打蕎麦 ふたば

愛知県名古屋市西区押切1-3-1 プロダクトビル 1F

 

( 名古屋 なごや 押切 おしきり ふたば 蕎麦ふたば そば 手打ちそば 手打ち蕎麦 そば切り そばきり 蒸籠 せいろ にはちせいろ 趣味蕎麦 )

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